最新更新日:2024/04/26 | |
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2年生の書写の時間に
今年度から新しくなった学習指導要領の国語科「書写」の改訂では,「点画の書き方」について明記されています。「点画の書き方」とは,点画の始筆から送筆,終筆(とめ,はね,はらい)までの筆記用具の運び方を言います。これまでの書写学習では,字形指導を中心に行われてきましたが,今回の改定では,「運筆(文字を書く過程)」の指導についても重視されるようになりました。その運筆指導に適した用具として,「水書用筆」が取り上げられています。水書用筆を使った練習をすることで,「はらい」「おれ」「まがり」等の方向の違いを理解し,「はらい」「おれ」「まがり」等の書き方を習得できるようにします。
子どもたちの教科書では,「先がやわらかいひっ記具でも書いてみよう」(水書用筆)と呼びかけています。 2年生の子どもたちが,今日初めて水書用筆を使って学習を行いました。鉛筆とは違う,筆の運びに戸惑いながらも,繰り返し練習をしていました。 水書用筆のメリットとして,以下の点が挙げられています。 (1)墨ではなく水を使うため,扱いが簡単 (2)弾力のある筆記用具を使うことで,筆圧の変化を体 感し,「はらい」や「はね」などの“力を抜く感じ” が理解しやすくなる (3)水書で繰り返し運筆することによって,普段の硬筆 (鉛筆)でも筆圧の調整ができるようになる (4)児童の書くことへの興味・関心が高まり,集中力が つく 書写の学習の中で,何回か使うことで,硬筆での運筆能力の向上をめざしたいと思います。 |
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