最新更新日:2024/04/23 | |
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平成30年度 卒業証書授与式 学校長式辞
3月20日(水)平成30年度京都市立高倉小学校第24回卒業証書授与式を挙行いたしました。
116名の児童が立派に巣立っていきました。ご臨席賜りました、ご来賓の皆様。保護者の皆様ありがとうございました。式辞を載せておきます。心をこめて門出の言葉としました。 式辞 長い間つぼみを膨らませて,子どもたちを見守ってきた校庭や御射山公園の桜が開花を今か今かと待ちわびています。新しくすべての命が輝く春を迎えました。 本日このよき日に七学区の自治連合会会長様,PTA会長様をはじめ,多数のご来賓の方々のご臨席を賜り,第二十四回卒業証書授与式を挙行できますことを心より厚く御礼申し上げます。 卒業生のみなさん,ご卒業おめでとうございます。先ほど卒業生のみなさんには,十一月に自分たちで作った手漉き和紙の卒業証書をお渡ししました。一人一人の顔を見ながらいろいろなことが思い出されました。卒業生のみなさんも同様に今,いろいろな思い出がかけめぐっていることと思います。この高倉小学校に入学してから今日の卒業まで,さまざまな行事や毎日の教室での出来事,どんな場面を切り取っても,貴重な時間を仲間とともに過ごしたことを思い出し,大切にしまっておこう思っていることでしょう。 また六年生になってからは,この高倉校舎を離れて御池創生館で主に学び,中学生の様子を間近に見ながら新しい一歩を踏み出し,成長を遂げている姿を見せてくれました。それでも六年生が高倉校舎に帰ってきてくれるときは,うれしい気持ちになりました。今日,巣立っていくあなた方の心に届くお話をしたいと思います。 皆さんもご存知のように,年度が変われば,平成から新しい元号に変わります。あなたがたは,日付でいうと平成最後の本校の卒業生ということになります。開校以来,今年で2000名の卒業生が巣立っていくことになりました。皆さんがこの世に生を受けて今日まで過ごしてきた時代も含め,平成の30年間,我が国は平和を希求する強い意志に支えられ,近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持つことができました。このことは,当たり前のようですが,とてつもなく,人々の強い意志と努力がなければ平和な日々が保障されるわけではないということを心にとめておいてほしいと思っています。 戦争はもとより,人を言葉や暴力で傷つけるようなことがあってはならないのです。これから社会を担い,支えて切り拓いていくあなた方には,強い意志で,誰一人取り残すことなく,安心して日々の生活が送れる社会を自分たちの手で築いてほしいと思っています。 また戦争を経験せぬ時代とはいえ決して平たんな時代ではなく,多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました。世界は気候変動の周期に入り,わが国も多くの自然災害に襲われたり,少子高齢化による人口構造の変化から過去に経験のない社会現象にも直面することになっています。島国として比較的恵まれた形で独自の文化を育ててきたわが国も,今はグローバル化する世界の中で,さらに外に向かって開かれ,その中で英知を持って自らの立場を確立し,誠意を持って他国との関係を構築していくことが求められているのではないでしょうか。あなた方には,自分の今いる場所に留まることなく,目を見開き,自分とは違った異文化をも受け入れる広い心と見識を身に付けてほしいと願っています。 これからの時代を切り拓く立場にあるあなた方への期待は大きく,あなた方の責任は大変重いことを肝に銘じ,これからも学業に励み,己のことのみならず,自分は人のために,社会のためになに何ができるのか考えられる人になってほしいと願っています。そのために,自分の弱みや課題から目をそらさず,あるがままの自分を認め,自分のよさや強味を大いに発揮し,人と手を携え合うことに誇りと喜びを見い出してほしいと思っています。 どの人にも必ずいいところがあります。そして,一生懸命生きていれば,どの道を通っても必ず報われるようになっています。無駄な時間や無駄な命などひとつとてありません。 お父さんやお母さんから頂いた大切な命を,自分のかけがえのない夢を実現するために是非とも大切に使ってください。一人一人が一生懸命生きることが必ず,社会をよりよくすることにつながるはずです。 希望と勇気を胸に,夢の実現に向けて一歩ずつ近づくために,花を咲かせ自分を輝かせる日々を友と一緒に送ってほしいと思います。 保護者の皆様に一言お祝い申し上げます。お子様のご卒業誠におめでとうございます。入学から卒業までの長いようで短い六年間,小学校の課程においてお子様は著しい成長を遂げられました。六年間,高倉校の教育に対していつも温かいご理解とお力添えを賜りましたことに心より感謝申し上げます。どんな時も,子どもたちに寄り添い,学校と家庭が手を携えて,目の前の子どもにとってどうすることが一番よいのかを一緒に考え応援してくださったことに心から御礼を申し上げたいと思います。私たち教職員は巣立ちゆく百十七名の子どもたちをいつまでも見守り応援し続けます。お子たちの一層の活躍と幸せを心より祈念いたしております。 最後になりましたが,本日ご来賓の皆様方には,ご多用の中ご臨席賜り,百十六名の門出を祝福していただき,本当にありがとうございました。今後もこの高倉校区の子どもたちの姿を温かく見守っていただきますよう,心からお願い申し上げます。 There is a role that will create the future Please to study hard. For the happiness of all people. To create a peaceful and safe and prosperous society Everyone should be happy always if so Don’t forget smile forevaer . Good Luck! あなたがたには,未来を切り開いていく役割があります。すべての人々にとって安心で安全で豊かな社会であるために。すべての人々が幸せであるために。一生懸命努力し,勉強してください。 そうすれば必ずみんなが幸せになれるはずです。 これからも笑顔を忘れずに,未来に羽ばたいてください。ここはいつまでもあなたがたのふるさとです。そして,一人一人の学びの原点です。 高倉の卒業生であることに誇りを持って,日本のみならず世界にはばたく人となって活躍してください。 以上をもちまして,式辞といたします。 平成三十一年三月二十日 京都市立高倉小学校 校長 岸田 蘭子 |
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