京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標「ともに学び ともに育つ」3つのキーワード     「あいさつ、おもいやり、えがお」

お互いではなく自分から

うるさいほど聞こえていた蝉の鳴き声が次第に聞かれなくなり,少しずつ秋の涼しさを感じさせる今日この頃。学校も子どもたちの元気な声が聞かれ,活気に溢れかえってきました。学校が始まってすぐの一週間は,子どもたちも気が張っているのか,早めに登校してきましたが,少しずつ登校時刻が遅くなりつつある子どもたちもちらほらと見かけます。夏の疲れも出てくるころではないでしょうか。秋とはいえ,まだまだ残暑が厳しい日が続きます。体調管理を子どもたちだけでなく,我々大人もしっかりとしておく必要があるのではないでしょうか。
今年も10月1日に運動会を予定しております。それに向けて子どもたちは汗をいっぱいかきながら練習に励み始めました。夏休み明けに,短縮で午前中授業だった昔と違って,夏休みの間に崩れた生活のリズムを,徐々に学校生活に慣れるような短縮の授業がないので,より一層疲れが溜まりやすくなると思います。どうか,体調管理のためにも,睡眠時間をしっかりと確保するようお願いいたします。
さて,テレビや新聞を見ると多くの悲惨な事件が常に報道されています。いじめについても後を絶たない状況です。学校や家庭・地域でも絶えず子どもたちを見守っています。また,「相手の気持ちを考える」「思いやりをもって」等々。子どもも大人も,「人を大切にする」「人権を大切にする」ことについては,よくよく知っています。言葉としても知っています。また,頭でも理解しています。ところがいつまでたっても,悲しいことになかなかなくならない現実があり,ショックを感じることが度々あります。「思いやり」をもつことはとても大切なことではありますが,それよりも「譲り合う気持ち」が大事なのではないでしょうか。自分のことを優先にしたり,我を通したり,我先にしたり,自分の主張を押し通したりすれば,必ずそこには諍いが生じます。相手に譲ると損をした気になるかもしれませんが,本当にそうなのでしょうか。些細な気持ちのぶつかり合いが譲り合わないことから,社会の中では大きな問題になっていることはないでしょうか。
大人の社会の中で子どもたちは生活をしています。知らず知らずに子どもたちもその影響を受けています。「相手の立場に立つ。思いやりの心をもつ。」ことも大切ですが,是非「お互いがではなく,自分が譲ろう」とする,そんなことができる心の広さを子どもたちに育んでいけるようこれからも頑張っていこうと思っています。


ゆっくりじっくり丁寧に

ゆっくりじっくり丁寧に
じめじめとした天気に気持ちまで暗くなってしまう今日この頃。でも,そうなるところをぐっと気持ちを入れ替えさせてくれるのが,子どもたちの元気な挨拶です。また,相手の方を見て素敵な挨拶をしてくれる子どもたちが増えてきたのを嬉しく感じ,子どもたちの登校を見守っています。きっと,地域で見守り活動をしてくださっている方々やPTAや保護者の方も私と同じで,子どもたちの元気な声が聞けるのを楽しみにしていただいていると思います。これからも梅雨空に負けずに爽やかな「おはよう」の元気な挨拶を聞かせて欲しいものです。
さて,6月1日(水)に,5年生がスチューデントシティに行ってきました。ここでは,キャリア教育を通して社会の仕組みや働くことの疑似体験を行いました。その施設には本当のお店の従業員の方が接待の仕方や挨拶,販売の仕方から売り上げから税金の納入の仕方までをブースごとに分かれて教えていただきました。 
この体験の中で子どもたちが何度も何度も教えられ,やり直し練習したのが,挨拶の仕方や対応の仕方でした。「相手の顔を見る」「大きな声で」「会釈をする」「お礼を言う」「笑顔で」・・・・。中には,「ちゃんと立って」「私語はしない」「仕事だからけじめをもって」と,厳しく指導を受けながら頑張っていました。
最初の頃は,恥ずかしそうに声も小さく背筋も曲がっていた子らも,時間が経ち繰り返し指導される中,面持も凛とした態度で接待ができるように変わってきたところで,スチューデントシティは終了となりました。
今の社会は個性や権利,主体性が重要と考える社会となってきました。そうであればあるほど,集団との関わりをまず教えることが,いかに大切なことであるのかをスチューデントシティで実感させられました。また,繰り返し,繰り返し教えたり,させたりすることが大切であることも。できないこと,やれないことを個性や自由という言葉に置き換えることなく,大人が根負けしないように。ゆっくりじっくり丁寧に,そして,愛情をもって育てていくことが大切だと思いました。
後,3週間もすると,子どもたちが楽しみにしている夏休みです。毎年毎年やってくる夏休み。でも同じことの繰り返しのような夏休みでも,本当は毎年違うものなのです。どうか大切な子どもたちの「律する心」を育むためにも規則正しい生活や礼儀作法,集団の中で生きるために必要なものを家庭の中でしっかりと見つめて欲しいと思います。

忙しい言葉に負けないように。

 校門を入ると紫陽花の花が少しずつ大きくなり色づこうとしています。爽やかな春から初夏への移り変わりを感じさせられます。毎年毎年訪れる四季ですが,目を凝らしたり違う目線で辺りを眺めたりすると,この歳になっても新しい発見があるものだと自然のすごさに感心させられます。子どもの時には,もっともっといろんな不思議がいっぱいあったはずなのに,子育て,仕事,家事と慌ただしさの中にいると忙しいという言葉で,自然をめでる余裕やゆっくりできないとついつい言ってしまいがちですが,本当にそうでしょうか。スマホやゲーム,テレビを見る時間をちょっと割いて,ほっとする時間をもつことが大切ではないでしょうか。慌ただしく時間に追われている人ほど,1分でも2分でも心を取り戻すことを無意識にできるようにしておくことが大切だと思います。それは,大人だけでなく子どもたちも同じだと思います。心の隙間をそっと埋めてくれるものを見つけていくことも,これからの人生では大切なことだと思っています。特に,近年の事件や事故を聞くたびに、衝動的に行動するのではなく,立ち止まる心の余裕があればと思います。
これから夏に向かって生命の広がりを目にすることが増えるこの時期に,たくさんの素晴らしさを親子で見つけてほしいと思います。また,子どもたちが見つけてくる,たわいもないものにも感動してください。子どもたちが見つけてくるその目を大切に育むのも大人の役目ではないでしょうか。できれば我々大人も感動したことを言葉にして,子どもたちに伝えていくことが大事だと思います。
親子だから家族だから夫婦だから,言葉に出さなくてもわかっているだろうと思っていることは多々あると思います。でも,わかっているだろうと思っているのは自分だけかもしれません。是非是非,ちょっとしたことでも言葉を伝えあうことをしてください。それは子どもだから小さいからではなく,大人でも何歳になっても言葉で伝えることが大切です。それもラインやメール等の書き言葉ではなく,自分の口から発する言葉(心のこもった言葉)を伝えることが相手の心に届いていくのだと思います。つまらないこともちょっとしたこともいっぱい語り合えるように,忙しいという言葉に負けないように。


あたりまえのこと

少し前には,校門の桜の木も満開でしたが,今は新緑の葉が繁り始め,季節はこれから初夏に向かっていきます。入学式では,すごく緊張していた1年生も少しずつ学校やクラスに慣れ始めているようです。同じように,クラス替えや担任の先生が変わった子どもたちもようやく学校生活にも慣れてきました。特に,1年生の子どもたちは緊張の連続で,かなり疲れていると思います。また,今まで通っていた2年生以上の子どもたちや教職員・保護者の皆様も,慣れているとはいえ,特に気を張っている時期ではないかと思います。連休明けから子どもたちが元気に登校できますように,ゴールデンウィークでゆっくり疲れを癒やしていただけたらと思います。
 さて,陽気で爽やかな時期,またとっても過ごしやすい時期でもあるのですが,ついつい陽気のために気持ちが緩んでしまいがちになってしまいます。交通事故やけがの無いように子どもたちはもちろんのこと,我々大人も気をつけるようにお願いいたします。昨年もこの時期に,痛ましい事故が続けて起こりました。交通事故やため池での事故。どこで起こっても不思議ではないぐらい,車の往来があります。自転車に乗るマナー,歩くときに気を付けることなど,起こってからでは取り返しがつきません。また,賀茂川や貴船神社にある池やその他にも東後藤町付近にあるため池等,危険な所はいっぱいあります。「自分は大丈夫,そんなことは起こらない」と子どもたちは過信しています。不意に起こった時ほど,我々大人でも動揺してしまうものです。学校でも子どもたちには何度も話をしていますが,ご家庭でもしっかりとお話しいただき危険な所には近づかない,そういったところには大人の人と一緒に行く等,普段から注意をしていただきますようよろしくお願いいたします。
 5月3日は憲法記念日です。今から69年前の5月3日に日本国憲法が施行されました。この憲法の基本理念の一つに「基本的人権の尊重」があります。これは,人間が人間らしく生きるために,誰もが生まれながらにしてもっている権利で,誰にも侵すことのできない永久の権利として保障されているものです。だから,みんなが楽しく生活できているのです。でも,その大切な権利が十分守られているでしょうか。ちょっとしたことで友達に意地悪をしたり,意地悪なことを言ったりケンカをして友達を傷つけたりしていないでしょうか。また,他の人が意地悪をしているのを知らないふりをしていないでしょうか。「人権」は誰かが守ってくれるものではなく,一人一人がみんなで守っていくものです。そんな子どもたちとなるよう,我々大人の姿勢や態度,そして行動がとても大切だと思います。
 九州の熊本地方では今も地震が起こり,被害が拡大しています。毎日被害状況をニュースで聞くたびに,哀悼の意を深く感じます。ニュースの中で,「足を伸ばして寝たい」「普段のように水道から水が出たら」「普段の生活が・・」何気なく当たり前のように過ごしている生活がいかに大切なことであるのか。そして,当たり前のことを当たり前にすることがいかに大切であるのか。その生活ができることの喜びと感謝する気持ちを改めて考えさせられます。

4月  年度初めに学校長より

春爛漫 新年度の始まりです
 桜の花が満開になる頃は,柊野小学校を支えてくれていた教職員とのお別れと新しい息吹を柊野に運んでくれる教職員との出会いがあります。また,4月8日には,着任式・始業式・入学式が行われ,85名のぴかぴかの一年生を迎えることができ,いよいよ平成28年度が出発しました。
 月日は巡りまた春が来て,毎年学年は一つ進級をします。学級の中で学んだり,遊んだり,みんなと行事やかかり活動の仕事をしたりする中で,子どもたちは人との関わり方を学んだりその築き方を学んだりしていきます。なかなか思う通りうまくいかないこともありますが,いろいろな出会いや関わりを通して子どもたちは成長していきます。そんな素敵な過程に寄り添えることを私たちは嬉しく感じていると共に,大切な一人一人の子たちを預かる立場であることをしっかりと踏まえて,今年,新しく着任された8名の教職員と共に,「子どもたちが,明日の登校を待ちわびる学校」となるよう,教職員が一丸となって,『すべての柊野小学校の子どもたちのために』を合言葉に,邁進していきたいと考えております。どうか保護者の皆様・地域の皆様方の変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。

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