サイエンスクラブは7月26日(土)〜7月28日(月)の期間、「第49回全国高等学校総合文化祭香川大会」自然科学部門に京都府代表として口頭発表物理分野・ポスター発表化学分野に出場しました。
第1日目に口頭発表物理分野では、10分間の研究発表として、ポテンショスタットと周波数アナライザの機能を持たせた計測装置開発と光デバイスによる検証結果と考察について論理的に説明を行いました。その後、4分間の質疑ではコストパフォーマンスに関する点や電気化学インピーダンス測定の考察について鋭い質問があり、発表生徒は研究成果とデータを駆使しながら誠実に回答を行いました。
ポスター発表化学分野では、第1日目は4分間の研究発表として、微生物燃料電池における糖の添加量と短絡電流値の関係性について実験データを用いて考察とともに簡潔に説明を行いました。その後、4分間の質疑では実験回数やデータ考察について質問があり、1つずつ丁寧に回答を行いました。第2日目も1分間の研究発表、3分間の質疑があり、鋭い質問に対してポスターを用いて簡潔に回答をしました。
審査結果は口頭発表物理分野のテーマが文化庁長官賞・優秀賞(2位相当)となり、本研究内容が全国の場で高く評価されました。回路設計とプログラミングを駆使して低コストで安定したデータ測定が可能であることや正確な電圧・電流制御と電気化学インピーダンス測定について社会実装レベルで実現できたことが評価に繋がりました。
多くの方々からご支援やご声援をいただけましたことに感謝申し上げます。また、本研究活動は(公財)村田学術振興・教育財団及び(公財)中谷財団の助成を受けて行われました。
★口頭発表物理分野「電気化学測定をもっと安くもっと早く簡単に! 〜インピーダンスの高速測定とその解析〜」(文化庁長官賞・優秀賞)
・フロンティア理数科3年 吉岡英究
・プロジェクト工学科3年 澤寿樹
★ポスター発表化学分野「砂糖を食べて電気を生み出す夢の技術を現実に 〜微生物燃料電池における糖の添加量が短絡電流値に与える影響〜」
・フロンティア理数科3年 田中結人、馬谷音々