![]() |
最新更新日:2025/12/08 |
|
本日: 昨日:334 総数:2190616 |
消防団防災ハイスクール事業を行いました
12月5日、後期中間考査の最終日の午後に、北消防署のご協力の下、防災意識を高める取組を中庭で行いました。
起震車(地震体験車)による震度7の揺れや想定されている南海トラフ地震の揺れの体験、消火器での放水、AEDの説明と体験を行いました。 参加した生徒たちは、真剣に取り組み、校内にある消火器やAEDの設置場所を確認するなど、いざという場合に備える時間となりました。 北消防署のみなさま、貴重な機会をありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() Global Citizenship1「修学旅行事前学習その3」〜班で行程をデザインし、学びの旅を「自分たちの手で創る」段階へ!〜![]() ![]() 来年3月に実施される海外研修「紫春探訪」に向けて、1年生の事前学習がスタートしています。3回目の事前学習では、これまで積み重ねてきた探究をもとに、修学旅行委員が中心となって、現地での活動計画づくりをサポートする授業が行われました。 普通科のマレーシア研修では、「B&S」と呼ばれる街歩きプログラムの行程づくりに取り組みました。委員が候補地の特徴や安全面、移動のポイントを説明し、各班がこれまでの事前学習で育てた「好奇心の種」をもとに、どこへ行き、何を観察し、どのような順番で巡るのかを話し合いました。 探究テーマを実際の行程に落とし込むことで、「自分の問いを現地でどう確かめるか」という学びと旅の結びつきがより鮮明になりました。 アカデミア科では、ホームステイをより深く楽しむための準備に焦点が当てられました。先輩の体験談や注意点を委員が紹介し、生活習慣・文化・家庭でのコミュニケーションなど、現地で直面するリアルな場面を想像しながら、どのように交流を深めるかを検討しました。 休日の過ごし方や英語でのコミュニケーションプランについても話し合いが行われ、ただの旅行ではなく、「学びを持ち帰る滞在」にする意識が育まれていきました。 委員が中心となってクラスをまとめ、班の疑問に応えながら授業を進める姿は、とても頼もしいものでした。生徒自身の手で旅を設計していくプロセスそのものが、GC1の目指す「主体的に学ぶ姿勢」の育成そのものであり、研修本番への大きな弾みとなりました。 Global Citizenship1「修学旅行事前学習その2」〜自分たちで立てた問いを発表し、「好奇心の種」へとつなげる深い探究に挑戦です!〜![]() ![]() 来年3月に実施される海外研修「紫春探訪」に向けて、1年生の事前学習がスタートしています。2回目の事前学習では、修学旅行委員が司会進行を担い、生徒たちが前回の学習でつくった「自分たちの問い」をスライドにまとめて発表する時間を中心に授業が構成されました。 生徒たちはグループごとに、なぜその問いを選んだのか、どのように仮説を立てたのかを説明し、クラス全体で共有しました。委員は各発表に対して補足説明を行いながら、「問いの焦点の絞り方」「根拠の示し方」「現地での検証方法」など、探究的な学びに必要な視点を自然に伝えていきました。 教員が説明するのではなく、同級生である委員が解説することによって、クラスの雰囲気はより協働的になり、生徒同士が学びを深め合う姿が随所に見られました。 後半には「自己変容シート」を用いて、研修の目標を設定し、達成のための準備を言語化する時間を取りました。続いて、一人ひとりが「好奇心の種」と呼ばれる、小さな探究テーマをつくり上げました。 これは、研修中に自分の力で検証する問いであり、仮説と、現地でどのように確かめるのかという行動計画まで立てます。修学旅行委員は、種の考え方を具体例を交えながら丁寧に解説し、全員が自分なりの問いを持って旅に出られるようサポートしました。 探究の中心に生徒自身が立つことで、現地での学びへの期待は確実に高まり、それぞれが主体的な旅の準備を進めていく様子が見られました。 Global Citizenship1「修学旅行事前学習その1」〜修学旅行委員が中心となり、訪問国の理解を深める探究的学習が始まりました!〜![]() ![]() 来年3月に実施される海外研修「紫春探訪」に向けて、1年生の事前学習がスタートしました。今回の授業では、修学旅行委員が主体となり、マレーシア(普通科)とオーストラリア(アカデミア科)の特徴を紹介しながら、訪問国への理解を深める学習を進行しました。 授業の冒頭では、委員が研修全体の目的を説明し、今回の事前学習が「自ら問いを立て、現地で学びをつくる力を育てる時間」であることを全体に共有しました。その後、委員がスライドを使って八つのテーマを提示し、各国の社会・文化・経済を象徴する問いを投げかけました。 普通科のマレーシアでは多民族共生や錫産業、言語政策、植民地の歴史などを扱い、アカデミア科のオーストラリアでは人口構造、産業、住宅文化、環境・生活習慣の違いなど、多様な視点から国を理解する問いが示されました。 生徒たちは委員の進行のもと、グループで仮説を立て、考えた内容を発表しました。委員は発表を受けてそれぞれのテーマの背景を丁寧に解説し、生徒の仮説がどのように歴史や社会の文脈とつながるのかをわかりやすく伝えました。教員ではなく、生徒が主体となって問いを立て、説明し、クラスを導いていく姿勢は非常に印象的で、委員の豊かな準備と責任感がうかがえる時間となりました。 1回目の事前学習は、訪問国を「知る」学びの第一歩であり、生徒主体で学びをつくるGC1らしいスタートとなりました♪ 探究EXPO2025発表者に清水農園・清水様よりお米の贈呈![]() ![]() 11月28日(水)の放課後、12月開催の「探究EXPO2025」で紫野高校の代表としてプレゼンテーションを行うことが決まった3名の生徒に向けて、特別な贈呈式が行われました。 贈呈者は、本校の学校運営協議会の理事であり、探究成果発表会であるGCフェスタでもあたたかく力強い講評をくださった 清水農園代表・清水大介様。この日は、清水様が丹精込めて育てられたお米を、生徒一人ひとりに手渡ししてくださいました。贈呈式では、生徒たちが改めて自らの探究内容を清水様の前で発表しました。 清水様は、生徒の探究の視点や問題意識、そして試行錯誤のプロセスに深く耳を傾けながら、 「探究する姿勢は、農業にも研究にも共通する大切な力」 「自分の問いを持ち続けることで、将来の道は自然と形づくられていく」 といったメッセージを丁寧に語ってくださいました。 野菜づくり・米づくりにおける清水様の探究心と、生徒たちがテーマに向き合う姿勢が重なり、場には温かな一体感が広がっていました。生徒たちは、手渡されたお米の袋を見つめながら、 「実際の重さ以上に、清水さんの想いがつまっていて腕にぐっときます」 と、少し照れながらも嬉しそうに話していました。発表者としての重みだけでなく、「探究を応援してくれる大人がいる」ことの喜びと、次への励みがその表情から伝わってきました。 京都市・京都府の高校生が一堂に会する「探究EXPO2025」。紫野高校の代表として発表する3名には、清水様からいただいた励ましを胸に、ぜひ自信をもって挑んでほしいと思います。清水様、この度は心温まる贈呈式と生徒への励ましを、本当にありがとうございました。 Global Citizenship 2〜「論文作成[第3回:文献調査orアプリ修正or執筆]考えた解決案で、本当に自由が実現できる?」〜![]() ![]() 今回は、紫野高校2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2(GC2)」の授業の様子をお伝えします。生徒たちはこれまで積み重ねてきた探究の成果をもとに、それらを論文という形にまとめる段階へと進んでいます。 前回の授業では、仮説の正しさを確かめ、より良い形へと再構築するために参考文献を検索し、その内容を整理するメモシートづくりに取り組みました。今週からは「文献調査」「開発中のアプリの修正」「論文の執筆」という三つの方向に分かれ、各自が必要な探究活動を進めていきます。 授業の冒頭には、これまで4か月にわたってアプリ開発を支えてくださった株式会社IRODORIの武居さんから挨拶をいただきました。武居さんをはじめとするIRODORIのスタッフの皆さんは、生徒一人ひとりのアプリ開発に寄り添い、試行錯誤を共にしてくださった心強い伴走者です。 今回はその最終回ということもあり、生徒たちがどのように成長してきたか、そしてこの経験が将来どのような力につながっていくのか、温かい言葉をかけてくださいました。また、12月から始まるアプリ開発の大会「Japan Wagamama Awards」についても紹介があり、本校からはすでに15名がエントリーしています。3月の全国大会、さらに6月のボストンでの世界大会を見据え、生徒たちの挑戦はすでに始まっています。この経験が新たな一歩につながることを心から期待しています。 授業の後半では、参考文献の整理を終えた生徒たちがいよいよ論文執筆に入りました。「アプリ開発に取り組んだ背景や問題意識」「研究の目的や問い」「開発アプローチと設計の工夫」「結果の分析と社会的意義」「結論と今後の展望」「探究を通じた自己の変容や学び」など、自分の歩んできたプロセスを一つひとつ言葉にしていきます。論文を書くことは、単に成果をまとめる作業ではなく、自分の興味関心がどこにあり、社会とどのようにつながっているのかを見つめる大切な機会でもあります。 ここからさらに探究が深まり、生徒たちの言葉がどのように紡がれていくのか、とても楽しみです。 1年生普通科 修学旅行の事前研修
11/26(水)のホームルームで、1年生普通科の生徒を対象にオンライン研修が実施されました。研修を実施してくださったのは、普通科の生徒が修学旅行で訪問するマレーシアで、JICA海外協力隊の隊員として活動されている三井健司氏です。三井氏はマレーシアの高齢者施設で理学療法士として活躍されています。異文化を理解するために、「人の数だけ当たり前がある」というメッセージを送ってくださいました。違う環境で生きてきた人と「当たり前」が違うのは当然のことです。その違いを認め、むしろ楽しむことが大切だと教えていただきました。これは日本で生活する上でも意識しなければならないことです。ローカルな場で実践できてこそ、グローバルなレベルで互いの違いを認め合うことができます。これから体験することになる非日常が日常の延長線上にあることを心にとめて、友人や家族を大切にしてほしいと思います。
司会進行は紫春探訪委員(紫野高校の修学旅行の呼称)の委員長1組小玉さん、副委員長3組渡辺さんが務めました。質疑応答の時間には多くの生徒が質問をしました。自分たちの旅行を自分たちの手で作っていこうとする自覚が芽生えてきています。これからも続く事前学習を通して、大きな一歩を踏み出すための準備を着々と進めていきます。 ![]() 「第30回 紫野高校杯 英語スピーチコンテスト」開催![]() ![]() 11月20日(木)、「第30回 紫野高校杯 英語スピーチコンテスト」を開催しました! 今年は記念すべき30回目の節目にあたり、1・2年生の予選参加者約560名から選ばれた12名が本選の舞台に立ちました。また特別発表としてドイツからの留学生Anton Reinhardtさんもスピーチを披露してくれました。紫野高校では「自分の言葉で、自分の思いを世界に届ける力」を育むことを大切にしていますが、まさにそれが形となる時間となりました。 本選に出場した生徒たちは、多くの観客の前で緊張を抱えながらも、これまで積み重ねてきた練習の成果を堂々と発揮し、一人ひとりが「自分の経験」「社会への思い」「未来への願い」を英語で表現しました。内容は、日常の小さな気づきから社会問題まで多岐にわたり、紫野高校が大切にしている「対話を通して多様性を理解する姿勢」が随所に見られる素晴らしいスピーチばかりでした。 ESS部の生徒たちも、司会進行をすべて英語で務め、温かく明るい雰囲気をつくりながら大会全体を支えてくれました。ユネスコスクールとして「言語による相互理解」を重視する本校の学びが、こうした生徒主体の運営にも表れています。 発表直前は強い緊張で表情をこわばらせていた生徒たちも、本番を終えると一様に晴れやかな顔に変わり、「やりきった!」という達成感と、自分の言葉が誰かに届いた喜びを感じているようでした。舞台裏では、友人同士が励まし合い、先生方が最後まで温かく背中を押している姿も見られ、紫野高校らしい「ともに挑戦する文化」が静かに息づいていました。 また、生徒たちの挑戦を支えてくださった先生方、ご家庭で練習を見守り励ましてくださった保護者の皆さまにも、心より感謝申し上げます。 今回の経験を通して、生徒たちは英語力だけでなく「自分の思いを言語化する力」「人前で表現する勇気」「他者のスピーチを受け止める姿勢」など、大きな成長を遂げました。紫野高校はこれからも、生徒一人ひとりが自らの言葉で未来を切り拓く「Global Citizen」として羽ばたくことを応援していきます。 今後の生徒たちのさらなる活躍に、どうぞご期待ください! 女子バスケットボール部 U18京都リーグ2025 結果報告
11月8日(土),15日(土),16日(日)にU18京都リーグ2025の1stステージが行なわれました。
昨年度の結果から、今年度は1部リーグでの試合となりました。結果は以下の通りです。 11月8日(土) 67−41 vs桂 15日(土) 51−83 vs鳥羽 16日(日) 53−69 vs京都西山 この結果をもとに3月には2ndステージが行われます。 10月に3年生が引退してから新チームでは初めての試合で、今の自分たちの力を実感することができたと思います。1月の新人戦でさらに成長した試合ができるよう日々頑張っていきます。 今後とも、女子バスケットボール部の応援をよろしくお願いいたします。 Global Citizenship2 〜「論文作成[第2回:文献検索]考えた解決案で、本当に自由が実現できる?」〜![]() ![]() ![]() 今回は、紫野高校2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2(GC2)」の授業の様子をお伝えします。生徒たちは、これまでの探究成果を踏まえ、それらを論文としてまとめていく段階に入りました。 前回の授業では、10月21日に開催されたGCフェスタ(探究成果発表会)での自分の発表を振り返り、そこで得た気づきや学びをどのように言語化していくのかについて、「論文とはどのような文章なのか」を全員で確かめました。 今回の授業では、仮説の正しさを確かめ、よりよい形へと再構築していくために、参考文献を検索し、その内容をまとめるメモシートの作成に取り組みました。生徒たちが扱っているテーマは実に多様です。 「美味しいものいっぱい食べたい!簡単に栄養管理を!」 「親との信頼関係を取り戻したい!〜コミュニケーションの上達を図るアプリ〜」 「Traffic Revolution〜信号の待ち時間をも有意義に〜」 「点数アップ!〜キャラを育てて勉強のモチベーションに〜」 「「一人も取り残さない集団へ」〜登校できるようになるアプリの提案〜」 「オーバーツーリズム解消へ観光アプリと案内活動〜」 など、それぞれの生活や身近な「不自由さ」から生まれた独自の探究が進んでいます。 文献検索では、GoogleスカラーやCiNiiなどを使いながら、どの文献が自身の仮説を支える根拠になり得るのかを探していきます。 「どう検索したらいいのだろう」「論文が全然出てこない」という声に対し、大学生ティーチングアシスタントや担当教員が「キーワードを組み合わせてみよう」「この単語も加えると見つかりやすいよ」とアドバイスし、それを受けて「あっ、出てきた!ありがとうございます!」と顔を明るくする姿も見られました。 コツをつかんだ生徒たちが、周りの友達にやり方を教える場面も多く、真剣な空気の中にも自然な助け合いが生まれていました。 一方で、「これは参考文献として根拠が弱いかもしれないね」「こんな視点の研究も調べてみると良いかもしれないよ」といった、大学生や教員との密な対話も交わされていました。参考文献を探すという行為は、先人が積み重ねてきた知の土台に立つことを意味し、遠くを見通すための大切なステップです。苦戦している生徒もいましたが、この壁を越えることで探究の視野は大きく広がっていきます。 論文作成はまだ始まったばかりですが、ここから生徒たちがどのように思考を深め、自分の言葉として表現していくのか、とても楽しみです。頑張れ、2年生! |
|
|||||||||