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最新更新日:2025/12/02 |
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【25期生】特別時間割での学び![]() ![]() 5,6時間目の理系英語講座は、人間の文化の特殊性についての長文読解でした。これまでのパターンに頼り、ある程度で構造分析をすると、誤読の原因になることがあります。常に文法的に構造が正しく成り立つかを確認できる確かな知識があるかどうかが、読解を左右することに気づかされる問題文が扱われていました。生徒は、悔しそうにしながらも、各々メモを取っていました。 ただし、具体例から明確に理解できる内容があったはずなのに、下線部に必ず数個は含まれる未知語の見た目から、既知語の知識を使って何となくこういう意味でないかとはめてしまうことがあります。このような思考停止の訳を作ってしまう危険性についても伝えられていました。語彙が高度で、概念的な内容を扱うため、抽象性が増す英文を読解する際、自分の知識、知っている型と、文脈が反発することがあります。そんなとき、知識だけに依拠して自分でも意味の分からない訳を作るのではなく、自分の文脈理解を信じよう。というメッセージでした。 各々単語帳を開いたり、メモを取ったり、友人と答えを見比べたりする生徒の中で、配布資料に、「文脈理解を信じる!!」と書いている生徒もいました。 同じ時間、文系数学講座では、座標軸上のある点を通り、ある方程式内に収まる円の半径の最大値を求める問題に取り組んでいました。教員がホワイトボードに書いたグラフから、大体どういうときに最大になりそう?と尋ねると、手を伸ばしながら口々に友人と話合いが始まります。まず正確に図示をすることや、感覚的に解答の方向性を探る必要性が確認できたのかと思います。 どの場面にも共通しているのは、自分の力で問いに向き合う生徒たちの真剣さ。できない、悔しいは止まっていない証拠。頑張れ25期生! 後期中間テスト![]() ![]() 明日からは、1年生のテストも開始です。そのため、今日の放課後は、カフェテリア、教室、図書館2階のラーニングコモンズと様々なところで、学びあう生徒たちの様子が見られました。1年生の初日の科目は、地理と数学です。自習時間には、数学を選択して勉強に精を出す生徒がほとんどのため、みんな数学で大変だろうと思っていると、3割程度は地理の教科書やプリントを見直している生徒がいます。聞いてみると、今回の1年生の地理は範囲が85ページ分もあるそうです。「考え方や見方が大切なので、語句をとにかく覚えるとかではないと思うし、きちんとプリントにメモをしてるけど、そんなに見返す時間を取れていなかったので、数学より優先しています」とのことでした。 一方で、やはり集中して数学の問題演習をしている生徒もたくさんいます。分かりますか、と言われて覗くと、「剰余の定理」の文字。「整式 P(x) を1次式 (x−a) で割ったときの余りはP(a)」を用いて、例題をもとに応用問題に取り組んでいました。解答解説の一文に納得がいかず話し合う中で、しばらくすると、「あ!そっか!」と嬉しそうな笑顔が見られました。 さらに、ラーニングコモンズの端の方では、3学年主任の英語教員が、和文英訳のマンツーマン添削中です。1,2年生はテスト期間ですが、3年生は特別時間割で日々演習を積んでいきます。 学校全体が、テストや演習を通して、今までの学習を振り返り、自分の理解を確かなものにしています。体調にも留意し、ベストを尽くせるよう頑張りましょう! 【25期生】3年生を励ます会![]() ![]() ![]() カフェテリアの扉には、保護者の方々からの手書きの応援メッセージが並び、生徒たちは、「ありがたいです」と言いながら読んだり、写真を撮ったり、二次元コードを読み取って保護者さん選定の動画を見たりしていました。 25期生は「穂(みのり)」。白河総合支援学校の情報印刷班のみなさまに作成していただいたシールには、様々なメッセージが込められています。その一つ、トンボと稲穂のデザインは、2つのモチーフの共生関係から両校の友情と、「勝虫」と呼ばれるトンボから受験の勝利を祈るもの。パンを食べながら、シールに添付されたメッセージを読んで、「本当にうれしいですし、励まされます」と話してくれました。 今日は、お昼ごろから、PTA役員のみなさんが集まってくださり、のぼりを立てたり、メッセージを用意したり、飲み物を用意したり、ご準備いただきました。エプロン姿で、パンや「穂」学年特製のクリアファイルを、「頑張れ!」「ファイト!」「どうぞ!」と明るい声と笑顔で生徒に渡すPTAのみなさまに、生徒たちもみな、「ありがとうございます!」と元気に応えていました。 週が明けると、12月になります。日々寒く、全国的に風邪も流行っていますが、堀川高校生を応援していただくみなさまの気持ちに、本当に心が温まる時間になりました。PTA役員のみなさま、メッセージをお寄せくださった保護者のみなさま、そして白河総合支援学校の生徒、教職員のみなさま、本当にありがとうございました。 【26期生】高校生ビジネスプラングランプリ ファイナリストに選出!
日本政策金融公庫が主催する、第13回「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会に進出するファイナリストに本校2年3組の佐々木 悠吏さんが選出されました。今年度の同審査会への応募は、過去最多の5,640件で、このうちファイナリストに選出されるのは10件と非常に狭き門でしたが、本人の努力の成果が実りました。
(HPはこちら!https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/final_present...) 佐々木さんは、発達障害から定型発達の間にいる“グラデーション”の方の日常の中でのトラブルを減らし、幸せにし、笑顔あふれる社会を形成するという目的を達成すべく、「発達障害グラデーションの方々を幸せに!ハーモニートレーニング」というプランを今回作成しました。豪州への留学や、医療機関へのインタビュー等を経て、発達障害グラデーションの方々を支援するサービスの内容の開発を行いました。 佐々木さんは、2026年1月11日(日)に東京大学本郷キャンパスで開催される最終審査会にてプレゼンテーションを行います。 ![]() ![]() 25期生(3年生)特別時間割がスタートしました![]() リスニング講座では30分間の聴き取りに取り組んだのち、全員が解答を自身の端末でオンラインフォームに入力し、その結果に基づいて解説がされていました。正答率が50%程度だった問題は異なる主語の選択肢を選んでしまっており、ディクテーション(聞いた音声をそのまま書き取る学習方法)に集中的に取り組み、正確な聴き取り力を高めるようアドバイスがありました。 6時間目まで、クラスを越えた集団で学習に取り組んだ後も、自習室やカフェテリア、自身のホームルーム教室に残って、勉強を続ける生徒が多いですが、数人は、職員室を訪ね、教科担当に質問をしたり、添削を求めたりしています。また、各大学の総合型選抜、学校推薦型選抜に向けた指導も、本格化しており、職員室内の指導用の机がにぎわっています。 25期生(3年生)の特別時間割が始まります![]() ![]() ![]() 3年生は先週金曜日に、卒業考査を終え、昨日今日は共通テスト模擬試験でした。教室の時計も撤去し、それぞれが腕時計などを用意して、本番さながらの2日間の模擬試験を終え、自己採点をしたあとの生徒は、お互いに「化学あと5点ほしかった」「情報しぶい」など口にしながら、一喜一憂せず、目標点との距離を測っていました。 廊下をふと見ると、今終わったばかりの模擬試験の全ての問題について、地理歴史科の教員からのコメントが掲示されています。「できてほしい!!…自信を持って正解してほしい問題」「高得点狙い…高得点を取りたい人は合わせたい問題」などの各設問の難易度解説だけでなく、「予備知識は不要。丁寧に図を読み取ろう。」や、「……の正誤判別が難しいので、……を積極法で選択したい」、また、「○○っちの感想」と題して、「○○の背景はドロドロしてるよねぇ。……とされているけど実は……説が高いんだよねぇ。」など、各設問の答えを導き出す上で必要だった知識や考え方が、それぞれの教員の思いや科目への愛も込めて丁寧に解説されていました。さらにその近くには、地理の卒業考査の各設問の正答率と解説が綺麗に整理された掲示物も。「理系も含めて、地歴の季節がやってきました。残り2ヶ月弱後悔しない取組を、全員で進めていきましょう。」と、力強い言葉が記されています。 明日から、25期生は特別時間割に入り、特に「誰と」「どのように」「何を」「なぜ」学ぶかを、自ら選択し続ける日々が始まります。廊下に置かれた大学別講座の教材の予習に図書室で取り組む生徒。「(模擬試験)疲れた〜。いよいよ明日からやけど、どの先生も特別時間割めっちゃ楽しいって言ってはります。」と話してくれる生徒。地理歴史科の教員からのメッセージを一人静かに読む生徒。25期生一人ひとりが、自らの学びをデザインしながら、堀川高校での「日常」を大切に過ごす日々にしていきましょう。 3枚目の写真:25期生人間探究科世界史講座最後の通常授業の様子。ホワイトボードには大きく「世界史は大丈夫!」と書かれています(生徒の衣装や手に持っている物はすべて担当教員の私物) 【自然科学部】第45回近畿高等学校総合文化祭に参加しました!
第45回近畿高等学校総合文化祭鳥取大会自然科学部門が11月22日(土)〜11月23日(日)に鳥取県米子市で開催されました。
本校自然科学部は京都府代表として、生物、ポスター部門でそれぞれ発表を行い、議論を通して探究活動の研鑽と他校との交流を行いました。1ヶ月前に京都総合文化祭で発表を行いましたが、さらに探究活動を深め、以前よりも手ごたえのある発表ができました。近畿大会への参加を通じて、生徒たちはより高い壁に挑戦し、貴重な経験を積むことができました。また、今回の発表にあたっては、多くの方々からご支援をいただきました、心より感謝申し上げます。 今後も、さらなる高みを目指して、さまざまな分野への挑戦を続けていきます。 〇発表 生物部門 2年 森田 涼生 「クロマツの落葉からのテルペン類の抽出と天然の除草剤の作成」 (奨励賞) ポスター部門 2年 月岡 怜也 「酸化チタンを用いた二酸化酸素の分解実験」 (奨励賞) ![]() 【27期生宿泊研修】金沢・能登方面研修、3日目の様子です。
3日目。2泊3日の事前学習もいよいよ最終日となりました。本日は金沢大学人間社会研究地域創造学系の青木賢斗(あおきたつと)准教授より、能登半島地震のメカニズムおよび、能登という地理的条件が復旧に向けて与える影響など、学術的見地からご講演をいただきました。
地震のメカニズムについては、日本列島の地形形成史という大きなスケールからその要因を解説していただきました。能登半島では輪島市で最大4mほどの隆起が起こりましたが、これは能登半島を挟むように断層が位置しており、こんにゃくゼリーのカップを両側からつまむような力が加わったなど、生徒にとってイメージしやすく説明していただきました。 また、地震と聞くと地震=災害=悪と捉えられがちではあるけれども、実は過去に起きた地震によって生じた地殻変動が、人々の暮らしにも活かされているというお話も伺いました。能登で有名な揚浜式の塩田は、地震によって地面が隆起して形成された海岸段丘の段丘面を活用していたり、能登の伝統産業である七輪で使用される珪藻土も、この隆起によって海底面に堆積した地層が陸上で採掘することができたために産業として成立していたり、地滑りによって生じた緩斜面を水田として利用していたり…時間的スケールを変えることで地震という自然現象が、人間にとって災害にも恩恵にもなるという、自然と人間の相互依存関係というものをわかりやすく説明してくださりました。 しかし、緩斜面が形成され、水田に利用されることにより能登半島の各地で定住が進み、小規模な集落が成立したことで、災害復旧時にそういった集落の支援が困難となる要因になってしまっているということもあるそうで、地震の恩恵により得られた人々の生活が、自身の被害を拡大させることもあるのだと、私自身も感心させられました。 青木先生によれば、石川県は大きな地震の被害が過去にあまり多くないことから、あまり地震に対する防災意識というのは高いとは言えないと仰っていました。京都に住む私たちも同じではないでしょうか。地震の被害が直撃することがあまり多くない京都に暮らす私たちも、その危険性は分かっていても、いざ起きた時にどう行動するか、そこまでシュミレーションしている人は少ないように思います。「備えあれば憂いなし」と言いますが、まずは自分たちの住んでいる地域にどのような地形的特徴があり、どのような災害リスクが把握すること、そしていざ発災したときの行動指針を考えておくこと、「備えあって、憂う」姿勢が大切なのだと再認識させられました。 この2泊3日、多角的な観点から「能登半島地震」について学びを深めることができました。大事なのは、これを客観的事象として捉えるのではなく、同じ日本に暮らしている人間として、当事者意識を持つことだと思います。災害の被害を少しでも小さくするために、私たちの暮らしている地域がどのような地形で、どのようなリスクが存在するのか、そして発災した時にどのような行動を取るべきなのかシュミレーションしておくことが必要だと痛感しました。 ![]() ![]() 【11月学校説明会】
11月15日(土)には、大変多くの中学生・保護者のみなさまにご来場いただき、ありがとうございました。
この日に堀川高校に来校することのできなかったみなさまに向けて、学校説明会当日に、午後の中学2年生対象に行われた全体会の録画を配信します。よろしければご覧ください。 また、中学3年生対象に行った学習アドバイスの各教科の動画は、当日お渡しした二次元コードからご覧いただけます。5教科に加え、当日の校長挨拶もアップロードしましたので、ご確認ください。 1年生普通救命講習(中京消防署協力)![]() ![]() 生徒たちは初めて触れる器具や動作に緊張しつつも、真剣な姿勢で取り組み、いざという時に「行動できる人」になるための大切な技能を身につけました。今回の講習を通して、生徒たちが自分や周囲の命を守る意識を高め、日常生活にも活かしてくれることを期待しています。 ご指導いただいた中京消防署の皆さま、本当にありがとうございました。 |
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