京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/12/10
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公立で唯一の音楽家単独校校です。 令和8年度入学者選抜の課題曲等を公表しています。

78期生 ヨーロッパ研修旅行最終日(その1)

11月17日(月)16時19分、78期生を乗せたカタール航空機が、関西空港に到着しました。

その後、入国手続等を済ませ、17時過ぎに解散しました。

生徒たちは疲れた表情を見せていましたか、2日間の代休でゆっくりして、また色々と話を聞かせてもらえればとおもっています。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 6日目(その3)

78期ヨーロッパ研修旅行の6日目、16日の様子の報告が入りました。

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11月16日
天気: 曇り
気温: ウィーン 最高12度 最低7度

◆ウィーン市内見学

今日の朝も曇っていて、滞在中はずっとこんな感じでした。バスに乗り込んで、ベルヴェデーレ宮殿に向かいながら、初日に訪れたシェーンブルン宮殿の時のように真っ白な霧だったらどうしようと話していました。

到着する頃にはこの旅で初めて太陽が少し顔を出そうとしていて、周りもいつもより明るく感じることができました。

ベルヴェデーレ宮殿はバロック建築の代表する建物で、中は美術品が展示されていました。

クリムトの代表作「接吻」「ユディット」など、色んな画家の作品を鑑賞しました。ガイドさんの作品の特徴や背景などの説明を聞きながら見ると、深く作品を捉えることができ、とても勉強になりました。

庭園に出て散策したり、昨日班別研修を行ったウィーン中心部が遠くに見えていて、写真におさめたりしていました。お庭を歩いている人たちもいました。

その後は、少し移動をしてウィーン中央墓地へ。

ウィーン中央墓地には自分たちが普段演奏している作曲家が埋葬されている場所です。
ウィーンで活躍した、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、シュトラウス親子などのお墓を見学しました。みんな思い入れのある作曲家の眠る場所に行き、感慨深い様子でした。

ここで、2日間ウィーン滞在を共にした、昨年度に約半年間78期生と一緒に勉強をしていた生徒とお別れ。一緒に過ごすことができて嬉しかったです。また、夏には日本で行く予定なので、また会いましょうとスピーチをしてくれました。
来年の夏にはお互いが成長した姿を見せられるように頑張りましょう。

その後、ウィーン国際空港へ。

ヨーロッパでの生活に名残惜しい人がたくさんいて、またぜひ来たいとか住んでみたいという声もたくさんあがっていました。

写真や映像で見たことはあっても、実際その場所の空気を感じて色々なものを見学することで、これまでとはもの捉え方が変わったのではないでしょうか。また、演奏だけでなく、団体行動の大切さ等多くのことをこの1週間で学んだことと思います。今後の学校生活でも大いに生かして欲しいと思います。

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78期生 ヨーロッパ研修旅行 6日目(その2)

11月17日(月)朝5:00過ぎ(現地時間16日23:00過ぎ)に、付添団より、無事ドーハ空港に到着したとの連絡が入りました。

現在、飛行機を乗替え、関西空港に向かっているころだと思われます。

最後のフライトも長時間ですが、無事に到着してくれることを願っています。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 6日目(その1)

11月16日17:00前(現地時間 9:00前)、付添団よりホテルを出発し、これからベルヴェデーレ宮殿に向かうとの連絡が入りました。

今日は午前中にベルヴェーデーレ宮殿、ウィーン中央墓地を訪問した後は、空港に向かい、いよいよ帰国です。

ヨーロッパでの学びを胸に、何よりもこのままみんな元気で帰国してくれることを願っています。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 5日目(その3)

78期ヨーロッパ研修旅行の5日目、15日の様子の報告が入りました。

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11月15日

天気: 曇り
気温: ブルノ 最高9度 最低6度
   ウィーン 最高9度 最低8度

◆ウィーンへ

今日は今回の日程の中で一番早く朝集合して、3日間過ごしたブルノをあとにし、再びウィーンへ。

チェコとオーストリアの国境付近のスーパーに立ち寄り、お土産を沢山買いました。家族や普段お世話になっている方々、先輩、後輩たちにも楽しそうに選んで買い物をしていました。日本に帰国して今回の旅行でのお話もいっぱい届けて欲しいと思います。

買い物の後は、再びバスにのりウィーンへ。その道中にバスの中で、今日のカールス教会でのコンサートでの打ち合わせと、演奏する曲の練習をしました。バスの中がまるでホールのようでした。

◆ウィーン市内 班別研修

ウィーンに到着して、まずはオペラ座の前で集合写真。そこからは、班ごとに立てた計画をもとに班別研修へ。

ここから、78期と一緒に約半年間勉強を共にしていた生徒と合流。卒業試験の忙しい日程をぬってドイツからみんなに会いに来てくれました。

各班が立てた計画をもとに、週末で賑わっている街の中へと出かけて行きました。

ウィーンを代表する教会、シュテファン寺院をはじめ、王宮の中の国立図書館、3年生が文化祭のミュージカルで取り上げたエリザベートの関連するものを展示したシシィ博物館、モーツァルトがウィーンで住んでいた現存する唯一の建物のモーツァルトハウス、200年以上にわたって楽譜貸し出し業や出版でも歴史のある老舗楽譜店ドブリンガー、ザッハトルテで有名なホテルザッハーなど、色んな場所を回って、ウィーンの歴史・文化・伝統的な食べ物などに触れました。約3時間の散策の後、全班時間通りに集合して、夕方に行われるコンサートの会場へ。

◆カールス教会でのコンサート

カールス教会はバロック建築を代表する建物で、神聖ローマ帝国皇帝のカール6世が当時流行をしていたペスト撲滅を願い、建てた歴史ある教会です。

声楽のアンサンブル、ヴァイオリン二重奏、オーボエと弦楽器の三重奏、そしてクラス全員での合唱。ブルノでは演奏していない楽曲あったのですが、車内での練習も成果もあって、たくさんのお客さんに喜んでいただきました。

ホールでの演奏の音の響きとの違いを実感し、天から降り注ぐような音は教会の雰囲気と重なって、とても素敵な空間となっていました。曲の終わりの残響は、まるで自分たちの音が天空に舞い上がるような豊かな響きをしていました。時間をかけて準備をしてきた成果が発揮され、また研修旅行のしめくくりとして、とてもいいコンサートになりました。

◆クリスマスマーケット

コンサートが終了してから、市庁舎前のクリスマスマーケットへ。クリスマスツリーと市庁舎の点灯式を見ることができました。

たくさんの人がこの場所を訪れて、クリスマスの準備のための物や、冬を過ごすために欠かせない手袋や帽子を買ったり、この季節を代表する食べ物や飲み物を楽しんでいました。

夕食の時間は、この旅行期間中に誕生日を迎えた人のお祝いをしました。ケーキやお土産のプレゼントを渡してみんなでhappy birthdayを歌いました。1年生の時から誕生日をお祝いしているけど、ヨーロッパでお祝いできるなんて何だか特別な気分でした。おめでとう!!

明日はもう少し、ウィーン市内を見学して帰国します。もうすぐ日本へ帰国すると思うと寂しいし、まだ帰りたくないという声もたくさんきこえてきます。あと1日しっかりとヨーロッパを満喫したいと思います。

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78期生 ヨーロッパ研修旅行 5日目(その2)

11月16日(日)午前(現地時間15日(土)夜)、付添団より研修旅行5日目の活動を終えたとの連絡が入りました。

ウィーン到着後の班別研修では、それぞれの計画に沿って施設を見学したり、街並みを楽しんだりしていたとの報告をうけました。また、カールス教会でのコンサート、クリスマス市訪問も終えホテルに着いたとのことです。

また、詳細な報告が入ればこのホームページにアップします。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 5日目(その1)

11月15日(土)16:00頃(現地時間8:00頃)、付き添い団より、ブルノを出発し、ウィーンに向かうとの連絡が入りました。


今日も、移動した後に班別研修、そしてカールス教会でのミニコンサートと盛りだくさんのプログラムですが、元気に有意義な一日として過ごして欲しいと思っています。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 4日目(その2)

78期ヨーロッパ研修旅行の4日目、14日の様子の報告が入りました。

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11月14日(金)
天気: 曇り 気温: 最高8度C 最低4度C
今日もヨーロッパの冬特有の曇り空。小雨が降って肌寒く感じるお天気でした。

◆ヤナーチェク音楽院でのレッスン

昨日、受講していない生徒は今日の午前中にレッスンがありました。
音の出し方について、どの専攻の先生方も大切にされていて、特に最初の音からフレーズの中心になっている音や目標になっている音を意識する。そうすることでより自然で流れを持った表現に。そのようなアドバイスに応えながら今までより自然で、なおかつ深い音や表現を学んでいました。

◆ヤナーチェク音楽院でのコンサート

今日の夜は、レッスンでお世話になったヤナーチェク音楽院のホールでコンサートを開催しました。
2年生になって重唱奏の授業で取り組んできた成果を発表しました。ピアノのアンサンブルやヴァイオリンのデュオ、管楽器とピアノの室内楽曲、声楽アンサンブルなど様々な編成の楽曲を演奏しました。
 後半はクラス全員での合唱。日本語、英語、ラテン語、チェコ語が含まれた曲をプログラムに織り交ぜて、リハーサルでは時間ギリギリまで細かい打ち合わせをして、演奏会にのぞみました。

 ブルノ在住の方をはじめ、ヤナーチェク音楽院の先生方や関係者の皆さん、小さなお子さまから、ご年配の方まで幅の広い年齢層の方々にお越しいただき、温かい拍手や声援をいただきました。

 1年生の頃から色々なステージに立ち、学校生活も含めて深めていったチームワークを発揮することができ、とても感動的なステージとなりました。

 コンサート終了後は、会場の外の階段でお見送り。その場所でもアカペラで歌い、お客さまに大きな拍手と温かいお声かけをいただきました。お花をプレゼントしていただいた方もいらっしゃいました。

 2日間、お世話になったヤナーチェク音楽院のスタッフの皆さん、楽器の設置や優しいサポートをくださった学生の皆さん、本当にありがとうございました。

 今回のコンサートで得たものをこれからの音楽活動にぜひ活かして、更なる高い目標に向かって成長していって欲しいと思います。夜遅くまでお疲れさまでした。

 明日は、ブルノから再びウィーンに戻り、各班で立てた計画に沿いながら、班別研修を行います。
 また、夕方にはカールス教会でコンサートを開催いたします。ホールとは違った響きを持つ場所での演奏を楽しんでいい時間を過ごしたいと思います。
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78期生 ヨーロッパ研修旅行 4日目(その2)

11月15日(土)7:00頃(現地時間14日(金)23:00頃)、付添団より、研修旅行4日目の活動を無事に終えたとの連絡が入りました。

この日は、夜に本校生徒がヤナーチェク音楽院でコンサートを行いましたが、今年もたくさんのお客様がお越しくださったそうです。

また、終演後は「ふるさと」の合唱でお見送りし、生徒たちもみんなとてもいい表情をしていたとのことです。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団メンバーによるマスタークラス

 11月12日(水)、現在来日中のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のトランペット奏者のベルト・ランゲンカンプ氏とフルート奏者のエミリー・バイノン氏両名のマスタークラスのレッスンが、本校生徒を対象に行われました。

 今回は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が京都で演奏会をされるのにあわせて、公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団(京都コンサートホール)の主催で、京都コンサートホール・ロームシアター京都サポーター・パートナー会員&Club会員及び京響友の会の特別イベントとしてマスタークラスを企画されました。

 レッスンを受講した生徒は、トランペット専攻1名とフルート専攻2名で、3人とも3年生でした。それぞれ本当にいい時間をいただきました。

 トランペットのレッスンでは、トランペットの楽器の変遷と作曲された時代との関係を背景として、作曲の意図を読み解き、楽譜のどの部分がトランペット的かコルネット的かを吹き分けることで、音楽がより面白くなる、それを繰り返し伝えてくださいました。

 フルートのレッスンでは、体の動きが相手にどう見えているかを考え、表現したい音楽とを関連させることでより分かりやすく相手に伝わることや、満たされた低音とそれを土台にした高音、同じフレーズが繰り返されるときの表現の差、短い音や和声に入っていない音に対するみずみずしいビブラートへの意識と練習方法、変奏曲のメロディーの浮き立たせ方など、丁寧に分かりやすく身振りや実演で伝えてくださいました。

 3人の生徒は、表現が豊かになっただけでなく、音そのものがとても生き生きして、全然違う音楽が紡ぎだされていました。それを引き出す先生方のすごさはもちろんですが、それにしっかり対応できる生徒たちも本当に素晴らしいと思います。

 2人の先生共通していたのは、楽譜をどうとらえるかということの大切さと、表現する「物語」をしっかり意識することを伝えられていたと思います。「書いてないことをなぜするのか」「書いてあることをもっと効果的に」といったことや、何のために書かれた曲なのか、また作曲者の特徴から、どういった意味を見いだし、それを意識した「物語」をどのように組み立てるか、その重要性をずっと説いてられたのではないかと思います。

 また、「あなたのチョイス」というのも共通していました。「私はこう思うけど」とご自身の考えは伝えつつ生徒が選ぶ余地を残す、それもレッスンを見ていてとても印象に残りました。

 生徒たちは「最近楽器を吹くのがしんどかったけど、久しぶりに楽しかった。」「好きな曲だけどどう吹けばいいか悩んでいた。また頑張ろうと思った。」「マイナーな曲で音源もなく、それでもやらなきゃとナーバスになっていたけど、いろいろな考え方を引き出してもらって楽しかった。」といった感想を最後に述べていました。それぞれが大きな気づきがあったのだと思います。

 ベルト・ランゲンカンプ氏とフルート奏者のエミリー・バイノン氏の両先生、また、雰囲気や感情も含めて伝えていただいたすばらしい通訳の方、そして、このような場を作ってくださった京都コンサートホールの担当の方に本当に感謝いたします。ありがとうございました。
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