京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/12/01
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公立で唯一の音楽家単独校校です。 令和8年度入学者選抜の課題曲等を公表しています。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 3日目(その1)

11月13日(木)

17:00過ぎ(現地時間9:00過ぎ)、付添団より、これからホテルを出発し、ヤナーチェク音楽院に向かうとの連絡が入りました。

みんなしっかりと朝食を食べて、元気にしているということです。

いよいよ音楽院でのレッスンが開始です。

皆の音楽がどのように変わって帰ってくるのか、楽しみです。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 2日目(その4)

11月13日(木)

6:40頃(現地時間12日(水)22:40頃)、78期生はウィーンでのシェーンブルン宮殿とハイリゲンシュタットでの研修を終え、無事ブルノのホテルに着きました。そして、12日(木)の活動の様子が届きました。
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11月12日 天気 曇り 気温 朝3度 午後6度

◆ウィーン到着

経由地のドーハから6時間のフライトでウィーン国際空港に到着しました。ウィーンに降り立った瞬間、周りは真っ白な霧に包まれていて、幻想的な雰囲気を醸し出していました。これぞ、冬のヨーロッパというような空気を感じました。吐く息は白くなり、とても寒かったですが、みんな楽しみにしていたヨーロッパに来ることができて大興奮でした。

合計18時間のフライトお疲れさまでした。飛行機で一緒になった、海外の方と英語で会話している人もいて、日本の今の季節についてなど、色んな話をして交流をしていました。これもまた、旅行の素敵な醍醐味ですよね。

少し緊張した入国審査を経て、空港内に。無事、全員の荷物も受け取り、バスに乗り込みました。そして、ウィーン市内へ!

◆シェーンブルン宮殿

ウィーンでの最初の研修は、オーストリアを代表する建物のひとつ、シェーンブルン宮殿です。

壮大で豪華な建物に圧倒されました。宮殿のシンボルカラーの黄色と、霧の白が合わさってとても幻想的な景色が見れました。
中にはオーストリア歴代の王様にちなんだ部屋や、歴史的な出来事に大きく影響を受けたものなど、ガイドさんに丁寧で分かりやすい説明を受けながら見学をしました。

ここで、全員で記念撮影。

◆ウィーン中心街

その後、ウィーン中心部に移動をして、市立公園にあるヨハン・シュトラウス記念碑の前で集合写真を撮りました。今年は、ヨハン・シュトラウス生誕200年の記念の年。そんなタイミングで来れたこと嬉しく思いました。

昼食はレストランでウィーンの伝統料理であるシュニッツェルとウィーン名産のアプリコットのジャムを使ったパンケーキを食べました。シュニッツェルの大きさにびっくりしていたようですが、長旅の疲れが吹き飛ぶくらい美味しかったです。

◆ハイリゲンシュタット

昼食後は、ウィーン市内をバスで見学しながら、ベートーヴェンゆかりの場所であるハイリゲンシュタットへ。

ベートーヴェンも散歩した、小径や生活をしていた建物が展示されている、ベートーヴェン博物館を訪れました。

ヨーロッパでレッスンを受ける前に、行くことができて良かったと話して人や、ベートーヴェンの当時の記録を記した資料を手にして、理解をより深めようとしている人もいました。

演奏するだけでなく、背景や作曲家の当時の思いや、同じ景色を見るということはとても重要なことであるし、その大切さを実感したとても良い時間でした。

その後、ウィーンを後にし、チェコのブルノに移動しました。
明日からはいよいよ、ブルノのヤナーチェク音楽院でのレッスンとコンサートに向けた準備が始まります。
音楽の本場での演奏、経験、日本との違いなど色んなことを感じて充実した時間を過ごしたいと思います。

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78期生 ヨーロッパ研修旅行 2日目(その3)

78期ヨーロッパ研修旅行の引率団から、日本をたってから、カタールまでの様子が送られてきました。

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研修旅行 11月11、12日

関西国際空港に全員元気な姿で集合をし、校長先生をはじめ、沢山の保護者の方に見守られながら出発をいたしました。

今回の研修旅行が初めての海外である人や、飛行機に乗ることが初めての人もいて、出国手続きなど緊張した様子でした。12時間のフライトの後、乗り継ぎのカタールのドーハ ハマド国際空港に到着しました。

乗り継ぎのカタールのハマド国際空港には、シンボルの大きなクマがいて、その前でみんなそれぞれ記念撮影をしていました。

日本の空港とは違う雰囲気を感じたり、お土産やたくさんあるショップを見て回って、集合時間まで過ごしました。とても大きな空港でシャトルと呼ばれている列車に乗ってターミナル内を移動して出発ゲートまで行きその規模に圧倒されました。

ドーハからウィーンへは、6時間のフライトです。楽しみで仕方ないヨーロッパまではあと少し!

体調を崩すこともなく、ここまでこれているので、このまま元気にヨーロッパに入りたいと思います。

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78期生 ヨーロッパ研修旅行2日目(2)

 11月12日(水)16:00前に引率教員より連絡が入り、全員無事にウィーン国際空港に到着したとの連絡が入りました。

 こちらでは夕方でも、ウィーンとは8時間の時差。ウィーンの方が時間が遅れて進むため、向こうは朝です。いよいよこれから一日の活動が始まるということでした。

 実り多き活動になることを願っています。

 また、現地での活動の様子が送られてきましたら、このホームページでご紹介いたします。

78期生 ヨーロッパ研修旅行2日目(1)

11月12日(水)

 海外研修旅行に出発した78期生は今朝、無事にドーハ空港に到着したという連絡が入っております。全員元気だということです。

 この後、再び飛行機に乗ってウィーンに向かいます。ウィーンへの到着予定は、現地時間6:55頃。日本時間の14:55頃です。

 まだまだ長い道のりは続きます。

78期生 ヨーロッパ研修旅行 出発

11月11日(火)、78期生がヨーロッパ研修旅行へ飛び立ちました。

15:30の集合時間に関西空港に全員が集合することができ、その後手荷物検査等を終え、予定の10分遅れでしたが、18:05に無事飛行機は離陸いたしました。
これから11時間50分かけカタールのドーハ空港へ、さらに6時間5分かけウィーンへ向かいます。

 今回の海外研修が、安全でかつ実り多きものになりますよう、願っています。

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1年生 長唄講座

 11月11日(火)、2・3時間目、1年生を対象に長唄講座が行われました。

 2時間目の冒頭では、本校で「日本音楽史」の授業をご担当いただいている京都市立芸術大学准教授・武内恵美子先生より、スライドを使いながら長唄の歴史等を学びました。その後、長唄三味線方の今藤正雪先生、囃子方の藤舎悦法先生や長唄唄方の先生より、実演を交えながら、様々な三味線や鼓等、楽器の紹介をしていただきました。その後、長唄「越後獅子」がプッチーニのオペラ「蝶々夫人」の中で引用されていることを紹介していただき、その引用部分を、演奏していただきました。

 3時間目は、三味線方と囃子方に分かれて演奏体験をしました。三味線は二人一組になり、一台の三味線を交代で使いながら、演奏の仕方を学びました。短時間の間に、三味線本体の持ち方、バチの持ち方、弦の押さえ方、弦のたたき方、楽譜の読み方・・・と多くの情報が伝えられましたが、さすがは堀音生。ペアの二人で協力しながら、徐々に演奏らしくなってきました。ただ、先生の弾かれるような弦を「たたく」という音を出すのはなかなか難しいようでした。

 囃子方は、5台の小鼓を順番に回しながら演奏を体験していきました。鼓は単純に手のひらで革の部分を叩けば音が出るように思えるのですが、さにあらず。手のひらを鼓のふちにあて、その反動で指先を革にあて、さらにその指先を革の振動を妨げないように伸ばしていかないと響く音は出ません。何人もの生徒が交代でチャレンジしていきましたが、多くの人が苦戦していました。
 その後、三味線方と囃子方それぞれが学んだことを合わせ、「さくらさくら」の合奏を行いました。

 授業の最後に武内先生が「これを機会に、日本の祭り等で聞く音楽でさらにワクワク感を感じるとともに、プロの演奏のすごさを感じてもらえれば。」とおっしゃいました。この体験を機に、自分の住む日本の文化にも興味を持って目を向けるとともに、音楽の幅をさらに広げていってもらいたいと思います。

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芸術顧問 松田先生特別授業(3)

 11月7日(金)、今年度最後の松田先生の特別授業は、総合的な探究の時間の特別編として、1年生を対象に行われました。

 レッスンを受けたのは1年生のピアノ専攻8名でしたが、1年生全員がそのレッスンの様子を見学しました。

 先生のご指摘は2年や3年と同様、体や指、ペダルの使い方から力の入れ方、そして練習方法などとても具体的なものでした。なかなかうまくいかないまでも懸命に自分を修正し取り組んだ結果を聞いて「音が随分変わったでしょ。楽しそう。すぐに対応してくれて嬉しかった。奏法はいろいろあるから試してごらんなさい」と丁寧に生徒が落とし込みやすいように声かけや「どこを聞かせたいのかしら。練習曲だけで度、どこをどう美しく弾くかを意識してみて」「繰り返しに聞こえて面白くない。考えてみて」と生徒自身に考えさせるような声かけも多かったように思います。

 作曲者の頃のピアノと今のピアノの違いから、ペダルの踏み方の工夫を伝えたり、手の形や力の入れる場所によって生徒の音が透明感のある美しい音に変わるのも体感できましたし、途中、客席で見ている生徒たちに向かって「怪訝に思ったり分からなかったら途中で聞いて。みんなに分かるようにしたいから」と、聞いている生徒達にまで気を配っていただきました。

 1年生は今回のレッスンでどれだけのものをつかんだでしょうか。ピアノ専攻とそれ以外の専攻では聞き方が違う点はあっただろうと思います。でも、楽器を超えて「音楽とは何か」をしっかり受け取ることのできる1時間半だったと思います。もしも今わからなくても、自分が困ったときに「これかっ」と思えるよう、しっかりその種として握りしめてくれたらと思います。

 松田先生、3日間、3学年にわたりご指導、本当にありがとうございました。

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芸術顧問 松田先生特別授業(2)

 11月6日(木)、2年生に引き続き3年生を対象に芸術顧問・松田康子先生による特別授業が行われました。

 今回は受験曲を見ていただきたいと3年生のピアノ専攻3人がレッスンを受けました。
体の周りや腕の位置、フレーズの取り方や和音の意味合い、近くに鳴らすか遠くに鳴らすか、旋律のに流れている和音進行の表現、ペダルの使い方など、それぞれの生徒に合わせて様々な指導をしていただきました。

 「ピアノという楽器をよく使って、鳴らしたい音を鳴らすこと」「いいピアニストは例外なく弾いている音をすべてちゃんと聞かせている」「何をしたらその音を出してくれるかを考えて練習して」「楽譜に書いてある音をすっきりと聞こえるように」といった美しくすべての音を聞かせることに対して何度も繰り返して伝えられていたことがとても印象的でした。

 前回もそうでしたが、生徒たちの音楽は、「こうやってみたら」と言われてそれをしてみると、本当に音が変わります。生徒達の現状を確認し、何を伝えたらもっと良くなるかを考え、それで変わると「うまくいくでしょ」と生徒自身に確認させる、そういった教育の基本的な部分を再確認するとともに、松田先生の素晴らしさ・すごさを改めて実感できたように思いました。
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サクソフォン特設講座

11月5日(水)、今年度の特設講座の8人目の講師として、東京藝術大学招聘教授の須川展也先生を本校にお迎えしました。今回は、サクソフォン専攻の3年生2名と2年生4名がレッスンを受講しました。

今回須川先生は、音楽的なことよりも基本的な部分について、色々な角度から丁寧に指導いただきました。ビブラートのかけ方や練習の仕方、息の柱の作り方、伸ばした音の最後の処理、拍のとらえ方や、拍に向かっていくときの重心の置き、どうやったら音楽が流れるか、トリルの練習の仕方、口の中の形、舌の使い方、スタッカートの練習方法など、本当期に多岐にわたってたくさんの示唆をいただきました。

「トリルには力があり、次を示している。それが気持ちを届けることにつながっている。」「ビブラートをかけずにフレーズの流れを意識して、その後ビブラートをかける練習をする。」「スイッチを押してビブラートをかけるように」「ピアノは小さくではなく美しく、ピアニッシモがささやく」「表情記号は、ただやればいいというのではなくて、それをやることを習慣にすることによっていろんな曲に生かせる」

 その他にも、「サックス吹きはクラシックだけ吹いていればいいというわけにはいかない。いろんな曲を吹くことが生き方」であったり、「練習は楽しい?何のための練習するか分かることが練習の楽しさにつながる。全部一緒くたに練習しようとするとうまくいかない。目的がはっきりしていると練習も楽しくなる。そうすると続けられる。」といったことも印象に残りました。

先生の本当に素晴らしい音に触れることだけでも本当にいい経験ですが、その上でいただいたアドバイスで自分の音が変わる体験は、できなかったことができるようになる(なりそうだ)という学びの原点を垣間見た気がしました。

須川先生のご指導に心より感謝申し上げます。

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