京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/12/01
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公立で唯一の音楽家単独校校です。 令和8年度入学者選抜の課題曲等を公表しています。

芸術顧問 松田先生特別授業(3)

 11月7日(金)、今年度最後の松田先生の特別授業は、総合的な探究の時間の特別編として、1年生を対象に行われました。

 レッスンを受けたのは1年生のピアノ専攻8名でしたが、1年生全員がそのレッスンの様子を見学しました。

 先生のご指摘は2年や3年と同様、体や指、ペダルの使い方から力の入れ方、そして練習方法などとても具体的なものでした。なかなかうまくいかないまでも懸命に自分を修正し取り組んだ結果を聞いて「音が随分変わったでしょ。楽しそう。すぐに対応してくれて嬉しかった。奏法はいろいろあるから試してごらんなさい」と丁寧に生徒が落とし込みやすいように声かけや「どこを聞かせたいのかしら。練習曲だけで度、どこをどう美しく弾くかを意識してみて」「繰り返しに聞こえて面白くない。考えてみて」と生徒自身に考えさせるような声かけも多かったように思います。

 作曲者の頃のピアノと今のピアノの違いから、ペダルの踏み方の工夫を伝えたり、手の形や力の入れる場所によって生徒の音が透明感のある美しい音に変わるのも体感できましたし、途中、客席で見ている生徒たちに向かって「怪訝に思ったり分からなかったら途中で聞いて。みんなに分かるようにしたいから」と、聞いている生徒達にまで気を配っていただきました。

 1年生は今回のレッスンでどれだけのものをつかんだでしょうか。ピアノ専攻とそれ以外の専攻では聞き方が違う点はあっただろうと思います。でも、楽器を超えて「音楽とは何か」をしっかり受け取ることのできる1時間半だったと思います。もしも今わからなくても、自分が困ったときに「これかっ」と思えるよう、しっかりその種として握りしめてくれたらと思います。

 松田先生、3日間、3学年にわたりご指導、本当にありがとうございました。

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芸術顧問 松田先生特別授業(2)

 11月6日(木)、2年生に引き続き3年生を対象に芸術顧問・松田康子先生による特別授業が行われました。

 今回は受験曲を見ていただきたいと3年生のピアノ専攻3人がレッスンを受けました。
体の周りや腕の位置、フレーズの取り方や和音の意味合い、近くに鳴らすか遠くに鳴らすか、旋律のに流れている和音進行の表現、ペダルの使い方など、それぞれの生徒に合わせて様々な指導をしていただきました。

 「ピアノという楽器をよく使って、鳴らしたい音を鳴らすこと」「いいピアニストは例外なく弾いている音をすべてちゃんと聞かせている」「何をしたらその音を出してくれるかを考えて練習して」「楽譜に書いてある音をすっきりと聞こえるように」といった美しくすべての音を聞かせることに対して何度も繰り返して伝えられていたことがとても印象的でした。

 前回もそうでしたが、生徒たちの音楽は、「こうやってみたら」と言われてそれをしてみると、本当に音が変わります。生徒達の現状を確認し、何を伝えたらもっと良くなるかを考え、それで変わると「うまくいくでしょ」と生徒自身に確認させる、そういった教育の基本的な部分を再確認するとともに、松田先生の素晴らしさ・すごさを改めて実感できたように思いました。
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サクソフォン特設講座

11月5日(水)、今年度の特設講座の8人目の講師として、東京藝術大学招聘教授の須川展也先生を本校にお迎えしました。今回は、サクソフォン専攻の3年生2名と2年生4名がレッスンを受講しました。

今回須川先生は、音楽的なことよりも基本的な部分について、色々な角度から丁寧に指導いただきました。ビブラートのかけ方や練習の仕方、息の柱の作り方、伸ばした音の最後の処理、拍のとらえ方や、拍に向かっていくときの重心の置き、どうやったら音楽が流れるか、トリルの練習の仕方、口の中の形、舌の使い方、スタッカートの練習方法など、本当期に多岐にわたってたくさんの示唆をいただきました。

「トリルには力があり、次を示している。それが気持ちを届けることにつながっている。」「ビブラートをかけずにフレーズの流れを意識して、その後ビブラートをかける練習をする。」「スイッチを押してビブラートをかけるように」「ピアノは小さくではなく美しく、ピアニッシモがささやく」「表情記号は、ただやればいいというのではなくて、それをやることを習慣にすることによっていろんな曲に生かせる」

 その他にも、「サックス吹きはクラシックだけ吹いていればいいというわけにはいかない。いろんな曲を吹くことが生き方」であったり、「練習は楽しい?何のための練習するか分かることが練習の楽しさにつながる。全部一緒くたに練習しようとするとうまくいかない。目的がはっきりしていると練習も楽しくなる。そうすると続けられる。」といったことも印象に残りました。

先生の本当に素晴らしい音に触れることだけでも本当にいい経験ですが、その上でいただいたアドバイスで自分の音が変わる体験は、できなかったことができるようになる(なりそうだ)という学びの原点を垣間見た気がしました。

須川先生のご指導に心より感謝申し上げます。

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さわやかな秋晴れの体育

 秋晴れの中、はつらつとグラウンドで体育が行われていました。
 この時期はキックベースボールで、運動が好きな生徒もあまり得意でない生徒も、頑張って取り組んでいました。

 体育祭の時に、とても楽しそうに競技にとりくんでいたのと同じような雰囲気を持っていて、チーム戦であることも、自分の役割を果たそうとしていることも、とても好感が持てました。

 「怪我をしてしまうと、治るまで音楽ができなくなってしまう」ということから、なかなかハードな体育は敬遠しがちですが、それぞれがしっかりと怪我をしないようにするすべを身に付けることも大切で、体のどの部分をどう意識してコントロールするかは、音楽をすることに通ずるところがあるように思います。

 楽しんだり発散するだけでなく、しっかりと目的と意識をもって体育に取り組んでほしいと思います
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京都市立京都堀川音楽高等学校
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