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最新更新日:2025/10/16 |
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【25期生(3年生)】医学科ガイダンスを開催しました!
本校では、医学部医学科を志望する生徒たちのために研究部(進路)と学年団が協働して年間数回の「医学科ガイダンス」を開催しています。
第1回は6月に「医学科受験の心構えと志望理由書作成の準備」として実施をしました。第2回は「実際の医師から医学の現状を知る」として、滋賀医科大学・循環器内科の先生をはじめ、滋賀医科大学のみなさまにお越しいただいて実施しました。 医師の先生より、医療現場の実際について具体的なお話を伺うとともに、質疑応答では、生徒たちの素朴な疑問にも大変丁寧にお答えいただきました。勝負の秋を前に「医師になる」道へ進む決意を確固たるものにする大変良い機会になったと思います。滋賀医科大学のみなさま、ありがとうございました! ![]() ![]() 【探究基礎】1年生STEP、2年生AcaPro各担当者会議
本校は「前期・後期」の2期制を採用しており、それに合わせて、総合的な探究の時間「探究基礎」も、半期ごとに内容が変わります。
1年生は、クラス単位が中心の授業「HOP」から、10名程度の少人数講座(ゼミ)に分かれる「STEP」へ、2年生は、STEPからのゼミを継続しつつ個人探究に取り組む「JUMP」から、1年半で培った「探究する力」を主体的・自主的に発揮して取り組む「Academic Project」へそれぞれレベルアップします。 前期末考査の期間中である10月3日(金)午後に、後期の授業に向けた「担当者会議」を、「探究基礎」を運営する研究部が開きました。本校独自のプログラム「探究基礎」の授業の特徴として、2クラスずつ曜日を分けて授業を実施することから、本当に多くの教員が授業担当者として関わっており、学年団の成長に大きな影響を持つ授業でもあることから、授業開始に向けて指導方針の確認や打合せは欠かせません。 研究部より「指導の手引き」「探究ノート(授業者と生徒の間で行う交換日記のようなもの)」をはじめ年間授業計画、生徒のゼミや活動の選択状況について説明があるとともに、改めて本校の「探究」についての捉えとそのために必要な指導の指針について、本校独自テキスト「未知の探究」を活用しながら改めての説明。授業開始から半年。活動がレベルアップするこのタイミングでの押さえはとても大切です。 一通りの説明が終わると、最後に学年主任が思いを込めて授業担当者への依頼と激励。「探究基礎委員会」「ゼミ長会」といった、生徒が授業運営や活動全体に主体的に関わる仕掛けを運営する学年としても、一人ひとりの成長に非常に大きな効果が期待できるこの授業は重要です。 第1回の授業は、10月14日(火)が「火曜日」のため、始業式後の授業から早速スタートです。実りあるよい半年間になることを期待します。 ![]() ![]() ![]() 第2回避難訓練
定期考査3日目の今日、避難訓練が行われました。自然災害は、予定どおりに来るものではありません。突発的に直面する不測の事態に対し、安全に避難するための適切な意思決定や行動選択ができるようにする、という明確な目標のもと、今回は生徒への事前通知をせずに、3限目の終礼時に緊急地震速報を全校放送で鳴らし、目標に沿った行動ができるかどうかを実践しました。事前学習についてはすでに実施されていたとはいえ、緊急地震速報が全校放送で鳴り響いた瞬間、皆机の中に身を屈める行動を速やかにとっていたことには感心しました。その後、校内から安全な導線でグラウンドへ向かう際にも、教員の先導のもと、落ち着いて行動ができていたと思います。
各自それぞれの行動をもう一度振り返り、学校だけでなく、どのような場面においてもいざという時に最善を尽くせるような人であってほしいと願っています。 ![]() ![]() ![]() 前期末考査が始まっています!
10月1日(水)から10月7日(火)まで、3学年ともに前期末考査となります。前期で学んだことをどれだけ理解し、自分のものとして定着させられているか。また、学んだ知識をうまく活用し思考につなげられているか。こういった点を振り返る大切な機会です。ひとつひとつのプロセスを丁寧におこない、積み上げることは、この定期考査のみならず、様々な事柄にも共通するものだと思います。それぞれの「高み」を目指して頑張ってください。
また、点数だけを見て一喜一憂するのではなく、自分自身の学びや取り組み方、現在地のようなものをしっかりと振り返り、後期からの学びや、大きな目標に向けて最大限生かしてほしいと思います。 ![]() 【剣道部】公立高校大会男子団体戦で3位に入賞しました!
9月27日(土)に山城高校で第3回京都府公立高等学校剣道大会が行われ,本校剣道部は1年生4人,2年生1人のチームで男子団体戦に出場しました。
1回戦は北桑田高校に4勝1分け(不戦勝2を含む)で勝利し,2回戦は京都工学院高校と対戦。厳しい戦いでしたが2勝1敗2分けで勝利しました。 チームに勢いが出た3回戦は洛北高校に4勝1敗で勝利し,準決勝進出を決めました。準決勝の亀岡高校戦でもよく健闘し,2勝2敗1分けでしたが,本数の差で及ばず,惜しくも敗退し,3位となりました。 1年生の多いチームですが,みなよく集中して,夏休み中の稽古の成果を発揮することができました。これからも高みを目指して励みます。 ![]() ![]() ![]() 美術の授業の様子
今日は美術の授業の様子をお伝えします。本日が前期最終日となるため、みな鋭意制作に集中、作品を仕上げます。
テーマは「今」です。自分の現在地を描いたり、学校の勉強に勤しんでいる光景を描く生徒もいれば、自分の好きなもの、気になっているものを描く生徒、今までの人生を振り返ってみた生徒、これからやりたいことをたくさん詰め込んだ生徒…。それぞれの「今」を、自分なりのやり方で表現しています。使う画材も、今まで授業で使った画材を応用し、自分が気に入った画材、表現にあった画材、楽しい画材、それらを組み合わせたり、絞ったりして活用しています。 この課題の中から、27期生より12名の作品が、令和7年度京都市幼児・児童・生徒作品展 姉妹都市交歓作品展に出品されます。京都市京セラ美術館別館で10月1日(水)から10月5日(日) 10時から17時(入場は16時30分まで)開催です。たくさんの子どもたちの作品が一堂に集う作品展となります。ご興味ありましたら是非お立ち寄りください。 ![]() ![]() ![]() 前期期末考査2日前!
前期期末考査2日前、いよいよという雰囲気となってきました。先日お伝えした、放課後のラーニングコモンズでの自主学習の光景は、今日もたくさん見ることができました。仲間で学びあい、助けあう姿は、すばらしく美しいと思います。
また、各教室や、自習室、図書室での自主学習に励む姿も多く見られ、個人で深める事、集中しきってやり遂げる姿勢にも、やはり美しさを感じます。それぞれの深め方で、最善を尽くしてくれることを祈っています。 ![]() ![]() ![]() 前期期末テスト前です![]() ![]() ![]() 「小テストの白紙の問題を、追試の問題も含めて、やりたいんですけど…」 「来週、質問に行ってもいいですか?」 そんな言葉があちらこちらで聞こえます。テストがあるから、頑張る。それも、もちろん大切なこと。一方で、テストは自分の歩みをふりかえるための、静かな鏡です。どこまで来たか。何が見えてきたか。これからどこへ向かうのか。テストの点数や結果を、歩いてきた道の「足跡」として、次はどう進もうかという「問いかけ」として捉える。堀川高校全学年で、この前期末テスト期間が、学びの時間をより豊かにし、学びあう関係をより広げる、そんな時間にしていきましょう。 堀川図書室の〇〇さん![]() ![]() ![]() 「4月8日 ご入学おめでとうございます。今年は櫻も満開ですばらしい快晴の恵まれた日ですね。この日から始まる堀川の生活を充実したものになりますように。」 「4月8日 午前中は入学式もあり、桜も美しい良い日としてSTARTできましたね。図書館を“知の拠点”として活用していってください。」 「4月20日 堀高の1年は、かなり充実の年となる可能性が高いです。…行事や勉強はもちろんですが、健康で過ごす為の努力もしましょう。食事、睡眠!!」 「5月9日 新学期、入学式後、1か月が経ちました。とりあえずもがいてても余裕でも、何とか過ごせた自分を誉めてあげましょう!!そして次のチャレンジへ!!1つずつ朋を信じて進んでいきましょう。」 堀川高校勤務10年目になる司書の○○さんの、堀川高校生へのメッセージです。5年前ほどから毎日書かれています。 堀川高校生にとって母くらいの年齢なので、「母としては、これくらいはやってくれなあかんわ」、「堀川高校は小さな社会、堀川高校生は小さなおとな、と生徒に伝えている。少し先の未来に誰かの母や父になりうる人たちに、社会に出る上で身につけておくべきだけど、親に言われると素直に聞けないんちゃうかなと思うこと」を日々書いているそうです。 また、探究基礎JUMP研究発表会、文化祭など、堀川高校全体が非常に盛り上がるような行事の手前には、「すでに目一杯頑張り切っているはずだし、色んなところで頑張れといわれているはずなので、これ以上頑張れとは言わない。声を伝え合う大切さとかを伝えるかな。でも、行事が大盛り上がりしてるのに、図書室で我関せずとしていたりすると気になって書くかな〜」とも言われていました。 日々忙しい堀川高校の生徒・教職員ですが、図書室のメッセージに、エレベーター前でほっと一息ついたり、お尻を叩かれたり、文学の世界に惹かれたりした経験が必ずあるはずです。堀川図書室の○○さんの、明日のメッセージも楽しみです。 ペンが動く前のゼロ行目![]() ![]() ![]() 小問1「3x(二乗)+4xy-4y(二乗)+4x-16y-15=0を因数分解せよ」 小問2「3x(二乗)+4xy-4y(二乗)+4x-16y-28=0を満たす整数の組(x,y)を求めよ」 小問1を解いた上で、小問2に入る段階で、「3x(二乗)+4xy-4y(二乗)+4x-16y-15-13=0って見えたいよな〜、何でか分かるよな〜」という授業者の声に、うんうん、と頷く生徒、「え?」と顔を上げる生徒。 「そやな、(x+2y+3)(3x-2y-5)=13としたら?かけて13になるんは何パターンあるんや」 「1×13」「13×1」「マイナス…」「…」 「じゃあそっからは、もうこういうことやな…」 問題集の解答をスクリーンに映しながら、計算等は省略しながら、考えなければならない部分にポイントを絞って、授業が進行します。 「不定方程式の解き方って何があるんや」 「ユークリッド」「互除法?」「なんか倍数の…」 考えるべきポイントで生徒に問いかけ、テンポよくやり取りが進みながら、4つの解法パターンが確認されます。 「何や、君らユークリッド好きやな。でも使えるんか?」 「見つかったら終わりやから、言い方悪いけど勘でもいいんや。」 「絞り込みとかは、どういう時使えるんや。」 「そうやな。正の数に限定される自然数とかやな。」 教室全体に向けて、大きな声で発言をしない生徒も「○○ちゃうん」など周囲の生徒とそれぞれに話し合い、授業者の説明を聞き、「ほら!」と嬉しそうに顔を見合わせています。不定方程式のポイントについて、感覚が共有されたあたりで、 「はい、じゃあ282やってみい」 個人演習が始まるんだな、と思っていると、30秒ほどして、「ペンが動く前のゼロ行目が大事やで。どう考えるんかが大事なんや。どう考えた?ほな隣の人と…。」 一斉にペアで話し始め、指名された生徒は「まず次数を見て…係数を見て…yの方がやりそうやからyで降べきする…」と隣の生徒の助けも借りながら答えます。 解を求めるのではなく、問いとともに歩む。 ついつい、パターンプラクティスで解を出すような学習に陥りがちですが、一つひとつの枝葉に目を留め、なぜこの道を選ぶのか、どうしてこの光が差すのか、それを朋とともに学ぶ中で、各教科は「解く技術」ではなく、「考える力」として育っていくのだと感じます。 同じ時間、他のクラスでは國分巧一郎氏の『来るべき民主主義』を読解しています。この授業でも、「ハンナ・アレントのキーワードは?」という問いに「多数性!」「アクション!(活動)」「労働!」と自由発言が続き、クラス全体で主張のポイントを整理したのちに、個々人がカール・シュミットとハンナ・アレントの主張を互いにまとめ、言語化していました。 ペンが動く前のゼロ行目の思考を、日々育てる生徒たちです。 |
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