京都市立学校・幼稚園
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【2025年度文部科学省DXハイスクール事業採択校】

GC特別講座を実施しました!

夏季補習期間中の7/23(水)〜25(金)の3日間、主に2年生を対象に、自分自身のキャリア展望や持続可能な社会の実現について視野を広げるGC特別講座を行いました。

<7月23日(水)>
講座1.『源氏物語』恋愛講座〜『源氏物語』はチャラ男光源氏のおもしろおかしい恋物語?〜
(京都先端科学大学教授 山本淳子先生)
源氏物語について、光源氏の恋愛という観点から楽しく読み解くことで、一見華やかに見える主人公の壮絶な人生を読み解く講義でした。どうして様々な女性と恋愛したのか、それは当時における「恋」なのか「愛」なのか、光源氏の人生について楽しいワークも交えながら、深く考察しました。この講義を受けて源氏物語を読むのが楽しみになった生徒も多いのではと思います。

講座2.本校卒業生に聞く! 外交という仕事〜市役所から青年海外協力隊、在外公館派遣員を経て〜
(外務省大臣官房総務課 長畑宏明氏)
市役所、ネパールでの青年海外協力隊、バングラデシュでの在外公館派遣員、外務省と、様々なご経験の中で体験されたことや裏話などをご紹介いただきました。「相手に貢献したい」から「世界に貢献したい」、さらには外交の「縁の下の力持ち的な仕事」から、「より実務的な外交官として再びネパールに行きたい」と、ご経験とともに広がっていく世界や夢に生徒達も感銘を受けた様子でした。

講座3.俳句入門講座(実作と鑑賞)
(紫野高等学校 飯村中副校長)
「ひきだしに海を映さぬサングラス」、主人公の心情は?
歳時記に何句も掲載されている飯村先生。俳句の基礎、観賞から、句会まで密度が濃く、「季語とは長い年月をかけて人々が育んできた、歴史の重みのある言葉である」ということを様々な例から実感しました。今回の句会で抜きんでて票を集めたのは「曾祖母の旧名を知る桃ゼリー」。ありありとその光景が立ち現れるような句ですね。Interestingな時間となりました。

<7月24日(木)>
講座4.大学における人文・社会科学の学びとは?
(立命館大学准教授 川那部隆司先生)
ご専門とされている「教育心理学」の視点について、ペアワークや動画も交えたアクティブな展開で紹介してくださり、我々がどのようにものを見たり考えたりしているかについて新しい気づきを与えてくださいました。また、進路を考える手掛かりとして探究的な「掘り下げ」が有効であり、好きなことに向き合い突き詰めて考えてほしいというメッセージをいただきました。

講座5.協力隊経験を生かして学びを深める〜アプリ開発でルワンダのコーヒー栽培支援〜
(神戸情報大学院大学情報技術研究科 田中翔氏)
協力隊の活動は『得意なことを生かして地域貢献する何でも屋さん。』です。今はルワンダでの協力隊の経験を活かし、大学院で完熟コーヒー豆の収穫率を上げるためのアプリ開発や、農家への指導法を研究していますと田中翔氏は話す。国際協力に興味を持ち続け、世界の人々の生活や文化、歴史について知り、世界が抱える課題を自分事として考える。それらが自分のキャリア形成に繋がったと田中氏は振り返る。生徒たちの「一歩踏み出す勇気」を呼び起こす特別講座でした。

<7月25日(金)>
講座6.After AI時代の学び方〜面白がり力×行動力で、応援され力を手にしよう〜
(京都芸術大学准教授 吉田大作先生)
物事を面白がることの意義について、先生ご自身が面白がりながら様々な挑戦をされていることの紹介とともにお話しいただきました。これからの時代、AIにはできない「体験」が重要な価値をもつというお話や、実際に「行ってみる」「やってみる」ことが大切だという力強いメッセージをいただき、この夏休みの過ごし方を考えるうえでも多くのヒントとなる機会となったように思います。

2年生は、このGC特別講座に加えて高大連携講座もあり、さらに各大学等のオープンキャンパスへの参加を通じて、進路について考えます。将来につながる充実した夏休みになるように願っています。
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岡真理先生の問いかけで、一人ひとりの人間の尊厳について改めて考えました【7/28(月)ユネスコスクール記念講演会】

 本日午前、北文化会館にて1年生を対象に、岡真理先生によるユネスコスクール記念講演会「ガザの《ジェノサイド》〜私たちは何をしなければならないのか〜」が、1-3上村さんの司会のもと行われました。
 
 ガザでは2023年10月7日から今日2025年7月28日までに、5万9,106人が亡くなり、1万4,105人が行方不明に、そして14万2,511人が負傷しています。そして、この数字は、日々増え続けています。

 しかし、「We’re not numbers.」。人間は数字ではありません。そこにはそれぞれの生が、それぞれの営みが、それぞれの苦痛がありました。私たちが人間を数字という記号で見る時、その数字すらも見ようとしない時、そこに人間の生に対する軽視はないか?
 岡先生から投げかけられる一つ一つの問いは、人間の尊厳を改めて見つめ直すきっかけとなるものでした。

 「私たちにできることはなんですか?」という生徒からの質問に、「まずは正しく知ること」だと答えてくださった岡先生。それはガザのみならず、たとえば日本のこと、日本で起こっていること、日本が関わってきたこと。それを言葉の上だけでなく、知ること。知ろうとすること。知ろうとすることで、何も知らなかったのだと知ること。そして知る主体である自分が、その自分のあり方が、世界のあり方に関わるのだという自覚を持つこと。それが、まず私たちにできる一歩なのだと教えてくださいました。

 生徒代表の1-8上田さんの「今まで幸福だと思って過ごしてこられたのは幸福だったかもしれないが、それは自己中心的な幸福だったと気づいた。すこしでもわかろうとすることの意味の大きさを、講演を通して考えることができた」という岡先生のお話と呼応するような言葉が印象的でした。

 私たちがすべきことは「かわいそうな人に同情すること」ではなく「不正に怒り、行動する勇気を持つこと」。講演の最後に岡先生がおっしゃった言葉が、生徒ひとりひとりの心の中に芽吹くことを願います。
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シュバリエ付添報告その7

本校生徒は、現地の授業に「日本文化紹介」または「聴講」という主に二つの形態で参加させてもらいます。

「聴講」では、実技教科も含め、現地の生徒と同じように授業を受けます。一方、「日本文化紹介」では、本校生徒が主役となり、現地の生徒にさまざまな日本文化を紹介するワークショップをさせてもらいます。

「日本文化紹介」は現地で日本語を履修している生徒のクラスをすべて回って実施しますから、滞在中、かなりの回数をこなします。

初日の今日、早速「日本文化紹介」がありましたが、事前学習でしっかり準備して臨んだため、シュバリエの生徒さんも楽しんでくれたようでした!
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シュバリエ付添報告その6

本日からシュバリエカレッジの登校が始まり、初日は歓迎レセプションがありました。

京都紫野ロータリークラブ様のご提供による記念品、木目込人形の「ピカチュウ」と「イーブイ」をシュバリエカレッジの代表の先生にお渡しし、担当生徒の問山さんが英語でしっかりとそれらについて説明しました。

現地の生徒たち、先生たちから大歓迎を受けました!
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2年生がディベート講習会に参加しました!

夏季講習期間の7月28日(月)、2年生有志が株式会社ヒューマン・ブレーン様のご協力でパーラメンタリー・ディベート(即興型英語ディベート)に取り組みました。ディベートは、ある論題について肯定と否定に分かれ、決められたルールに乗っ取ってジャッジを説得し、勝敗を決するいわば言葉を使った競技です。個人的な主張とは反対のサイドから立論しなければならないこともあり、一つの命題に対して多角的な視点で物事をみられるようになります。
本日は以下の題目でディベートを行いました。

Homework should be banned during summer vacation.
(夏休み中の宿題は禁止すべきだ。)

All English classes in Japanese high schools should be taught by native English speakers.
(全ての英語授業はネイティブの英語の先生によって担当されるべきである。)

Single gender schooling should be abolished.
(男女別学[男子校と女子高]は廃止されるべきである。)

"English debate” should be one of the school subjects in Japanese high school.
(日本の高校において英語のディベートは教科化されるべきである)

今回は2〜3人のチーム同士で上記4つの論題のディベートに取り組みました。生徒たちは最初は少し手探りしながらのスタートでしたが、2回目以降は徐々に要領がつかめ、白熱して主張をぶつけ合っていました。ディベートを通して発見した意見の違いを、議論の「終点」ではなく「出発点」にして欲しいと思います。

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シュバリエ付添報告その5

昨日26日(土)午後、シュバリエカレッジ校内のホールにて、本校生徒とホストファミリーが感動の対面を果たしました!

これから本校生徒は各家庭に分散し、丸2週間、朝や放課後、休日はどっぷり現地の方々との生活に浸ることになります。

本日27日(日)はホストファミリーと最初に過ごす週末。朝は少し緊張が残っていたと思いますが、いろいろなところに出掛けたり、親戚に紹介してもらったりと、めいめい各家庭のおもてなしを受け、きっと徐々に打ち解け始めていることと思います。

明日から現地での高校生活が始まります!
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坐禅体験に6名参加しました!

7/26(土)に市立高校生の伝統文化体験事業として、坐禅体験に本校生徒6名が参加しました。  

妙心寺の法堂において、雲龍に見守られながら心静かに自分と向き合う時間を過ごしました。参加生徒たちは、普段の生活を省みたり、坐禅という文化に興味を持ったり、前向きな気持ちになれたりと、それぞれに有意義な時間を過ごすことができました。「全ては自分の心次第」。色々な感情をもつ自分のことを受け入れられるようになってくれたらと思います。

受け入れて下さった妙心寺のみなさま、主催頂きました一般社団法人京一商西京倶楽部のみなさま、後援頂きました京都市教育委員会のみなさま、大変貴重な機会を頂きまして誠にありがとうございました。
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シュバリエ付添報告その4

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本日26日(土)は、朝に少しシドニーを散策しました。

セント・メアリー大聖堂を訪れた後、ロックス地区で週末に開かれるマーケットをガイドさんの案内で回りました。生徒たちはお土産を買ったり、多国籍料理を食べてみたり、しばし楽しみました。

11時にバスでサザンハイランド地域に向かい、シュバリエカレッジでホストファミリーと対面、いよいよ今週末からホームステイの開始です!

岡真理先生を今年もお招きします!【7/28(月)ユネスコスクール記念講演会】

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来週28日(月)、三菱みらい育成財団の助成を活用してユネスコスクールの理念を実践する今年度2回目の記念講演会として、昨年度に続いて岡真理先生にご講演いただきます。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」と謳うユネスコ憲章前文に基づき、生徒の「心の中に平和のとりでを築く」ことを目指すユネスコスクールに加盟する本校としては、平和学習、人権学習に力を入れています。

今回は1年生を対象に、戦争・紛争等によって罪のない人々の人権が蹂躙されることは決してあってはならないということを、パレスチナ問題を取り上げた講演を通して学びます。

岡真理(おか・まり)先生
早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。東京外国語大学アラビア語科卒業。同大学院修士課程修了。パレスチナ問題に関する近著に『ガザとは何か〜パレスチナを知るための緊急講義』(大和書房、2023)など。

※本事業は、京都府・市の教員・生徒にもご案内する「京都市立高校fusionプラン」に申請し、京都市教育委員会の支援も受けて実施しております。

MMSP折り返しです

 本校では、7/22(火)〜7/31(木)を、「MSSP(紫野サマー・スタディ・プロジェクト)」と銘打って、生徒たちが主体的に学びを設計する期間と位置付けています。

 本校教員による進学補習のほか、1年アカデミア科を対象とした英語集中セミナー、2年生を対象としたパーラメンタリーディベート、自然科学コースが研究室を訪問して大学の学びを体験する高大連携講座、GC特別講座、ユネスコスクール記念講演会、オーストラリアにある姉妹校シュバリエカレッジへの訪問など、さまざまな学びの機会を設けています。生徒たちは自分の興味関心に従って講座を選択し、頭と心をアクティブに動かす日々を送っています。

 折り返しとなる今日、校内では、熱心に講義に集中したり、自習室で自分の目標に向けて適切な努力を重ねる3年生、GC特別講座で自分のキャリアに思いを馳せる2年生、秋の科目登録に向けて理科や社会の選択を考えたり、英検対策講座でALTに面接して頂いたり、友達同士で教え合いをしながら学びを深める1年生の姿がありました。

 紫野高校での熱い夏は続きます。

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学校行事
8/7 【学校閉鎖】
8/8 【学校閉鎖】
8/9 【学校閉鎖】
8/10 【学校閉鎖】
8/11 山の日【学校閉鎖】(、3年京大オープン)
京都市立紫野高等学校
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京都市北区紫野大徳寺町22
TEL:075-491-0221
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