京都市立学校・幼稚園
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【2025年度文部科学省DXハイスクール事業採択校】

シュバリエカレッジ交流プログラム結団式を行いました!

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本日7/18(金)、いよいよ出発前1週間を切り、参加・生徒保護者が集合してシュバリエカレッジ交流プログラムの結団式が行われました!

校長からの激励の言葉に続いて、担当部署のGC教育部国際担当の教員から、最後の諸注意や確認事項のお話をさせていただきました。

20名の訪問団は7月24日(木)、ジェットスター航空JQ16便にて日本を出発、約2週間、シドニー近郊ののどかな丘陵地帯サザン・ハイランドに位置するシュバリエカレッジに滞在し、JQ13便にて8月9日(土)に帰国します。

プログラムの様子は随時、本ホームページでも紹介していきます!

苫野一徳先生と本質観取しました!!【7/17(木)ユネスコスクール記念講演会】

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7月17日(木)、哲学者であり教育学者の熊本大学大学院教育学研究科、苫野一徳先生をお迎えした今回の記念講演会は、昨年度に引き続き2度目となります。

前半は生徒の問題意識や2年学年主任阿部先生の熱い思いを受け止めていただき、「苫野先生と哲学との出会い」「大学での学び」「本質観取のレクチャー」についてご講演をいただきました。アンテナを伸ばすことの大切さや、「学生時代の失敗は失敗ではない」という背中を押してもらえるお言葉など、高校生へのエールもたくさん送って頂きました。

また、後半の本質観取ワークショップに向けて例に出された「恋」の本質(苫野ゼミver.)は、はじめピンとこなかった生徒も、ご説明を聞くと「なるほど!」と目を輝かせていました。とても印象に残ったようです。

そしてこの記念講演会のメインである後半、本校の2年生・1年生修学旅行委員・本校教職員・市立高校教職員の約300名が本質観取をする空間は圧巻でした。

本校は「多様性を認め合い、他者と新たな価値を創造することを大切にする学校であり続ける」ことを使命と考えており、対話を通して「幸せ」の本質にたどり着こうとする本質観取は、まさに「他者と新たな価値を創造する」時間でした。

言葉を紡ぎだすのにう〜んと唸るグループもあれば、どんどん幸せの具体例が出てくるグループ、幸せと快感・喜び・嬉しさなど、似たような言葉の違いを探るグループなどが見られました。

シュークリームの具体例を巡って違う立場から様々な意見が飛び交う中、苫野先生のファシリテーションで会場全体で「幸せ」の本質に迫り、

(1)欲望/欲求が満たされている
(2)当り前じゃないという自覚

の2つの要件に何とかたどり着きました‼
皆さんはどう思われますか?

もっともっと苫野先生と本質観取を進めたかったのですが、時間が過ぎるのはあっという間。
この続きは秋のGCIIの授業でやりましょう。

以下は、受講したてほやほやの生徒の感想です。

・哲学的なことは自分には難しくて手を出しづらいものだったので貴重な体験をすることができてとても新鮮でした。
・難しかったけど幸せという概念の本質を様々な視点から考えられたので有意義な講話でした、ありがとうございます。
・幸せとはどういう時に感じるかグループで話し合ってみると、自分が思いつかなかったことがたくさん挙がって面白かった。そこで共通理解が進むことで自分たちのことをもっと深く理解できたと思った。恋についての話も興味深くて面白かったです。貴重な体験をありがとうございました。
・自分もまだ小さい時に自分はなぜ生まれてきたのだろうかという哲学的な疑問を必死に考えていた時期があったので、今回の話はとても興味深かった。高校生になった自分ならまた違う自分の答えを出せると思うので、また機会があれば今回の経験を活かして考えてみたい。
・あんまりこんな幸せについて考えたことなくて 、なんとなくこんな意味があるんだろうなというぐらいでしか考えてなかったけれど、話し合ったらこんなにもいろんな価値観を持った人がいるんだなーって思いました。
・哲学って難しいものだと思っていたし、自分にはよくわからないと思ったけど、哲学というものは、本質を見抜くということがわかりました。本質観取をしてみて、なにを話したらいいのかが分からなくて難しかったけど、幸せというものの本質を見抜くための議論は楽しかった。
・凄く面白い講演会でした。ワークショップ中の議論もすごく白熱していて聞いているだけでワクワクするものでした。欲を言えばもっと議論に参加したかったし、議論できるメンバーと話し合いたかったです。またこのような機会があればぜひ参加させていただきたいと思います。

苫野先生、貴重な経験をさせて頂き、本当に有難うございました。
また機会がありましたら、是非、宜しくお願い致します。

Global Citizenship1〜「貿易ゲームで世界の課題を体験しよう!」〜

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こんにちは、GC教育部です♪
本日の1年生GC1の授業で「貿易ゲーム」を実施しました。このゲームは、国ごとに与えられた異なる資源や道具をもとに、紙製品を製造し、貿易によって富を獲得していく体験型の学習活動です。実際の世界が抱える「資源の偏在」「技術力の格差」「交渉力の違い」などを、ゲームを通じてリアルに感じ取ることができる内容です。

生徒たちは「資源が豊富で技術力のある国」「資源も道具も不足している国」に分かれ、最初から不平等な状態でスタートしました。豊かな国は大量生産し続ける一方で、貧しい国は製品を作るためのハサミや定規さえ持たず、途方に暮れる場面も。生徒たちは、「どう交渉すればいいか」「助け合うべきか、それとも自国の利益を優先するか」を真剣に話し合いながら進めていました!

振り返りの時間では、次のような声が多く上がりました。

「最初から道具があった国はずっと有利だった。これが実際の世界の不平等なんだと実感した。」

「貧しい国を助けたい気持ちはあったけど、自国の利益が気になってなかなか行動できなかった。」

「ルールそのものが不公平だと感じた。けど、それに気づいても変えられなかった自分が悔しい。」

「自分がもし現実のリーダーだったら、こういう格差にどう向き合うだろうかと考えさせられた。」

本校の教育目標である「一歩踏み出すGlobal Citizen」は、世界の課題を自分ごととして捉え、考え、判断し、行動する力を育むことを目指しています。
貿易ゲームを通じて生徒たちは、単なる知識としてではなく、自らが社会の一員であるという当事者意識を持つことができたのではないでしょうか?一人ひとりが世界に目を向け、「一歩踏み出す」行動のきっかけになることを期待しています♪

苫野一徳先生を今年もお招きします!【7/17(木)ユネスコスクール記念講演会】

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明日7月17日(木)、三菱みらい育成財団の助成を活用してユネスコスクールの理念を実践する記念講演会として、昨年度に続いて苫野一徳先生にご講演いただきます!

苫野先生の推進される「哲学対話」の方法を用いて、昨年度は生徒たちが「自由」の本質観取に取り組みましたが、今年度は「幸せ」の本質観取に挑みます!

教育活動に「一歩踏み出すGlobal Citizen」を掲げる本校としては、道徳教育ではシチズンシップ教育に取り組むべきとする苫野先生の理念に共鳴し、道徳教育の一環として本取組を実施しております。

当日の様子は改めて本ホームページでご紹介します!

苫野一徳(とまの・いっとく)先生
哲学者、教育学者。熊本大学大学院教育学研究科・教育学部准教授。博士(教育学)。『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)、『ほんとうの道徳』(トランスビュー)、『愛』(講談社現代新書)、『親子で哲学対話〜10分からはじめる「本質を考える」レッスン』(大和書房)など著書多数。

※本事業は、京都府・市の教員・生徒にもご案内する「京都市立高校fusionプラン」に申請し、京都市教育委員会の支援も受けて実施しております。

京都紫野ロータリークラブ様より、豪シュバリエカレッジへの贈り物をご提供いただきました!

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7月14日(月)、京都紫野ロータリークラブ様より会長山口琢也様、幹事浮田徹様、伴戸恒夫様がご来校くださり、豪シュバリエカレッジへの贈り物を頂戴いたしました。

本校では、30年以上の交流を続けているオーストラリアの姉妹校シュバリエカレッジと、1年おきに相互に短期留学の取組を行っていますが、今年は本校からオーストラリアを訪問する年に当たっています。

京都紫野ロータリークラブ様には長年、本校の教育活動にご支援をいただいておりますが、シュバリエカレッジ訪問に際して、先方への記念品をご提供いただくことも恒例となっております。

今年の記念品は、上賀茂神社の加茂人形をルーツにもつとされる木目込人形の「ピカチュウ」と「イーブイ」です。

これまで羽子板、雛人形、五月人形の兜、そして直近の2023年は祇園祭の山鉾のミニチュアと、伝統的な記念品が主流でしたので、今年はポップカルチャーと伝統工芸の融合した逸品をお選びくださいました。

校長室にてささやかながら贈呈式を行い、引率教員の中上教諭がお預かりさせていただきました。

オーストラリアのシュバリエカレッジまで、しっかりお届けさせていただきます。

京都紫野ロータリークラブ様、今年も大変ありがとうございました!

生徒インタビュー@校長室Vol.1「アフリカの魅力発信します!」(2年3組石田天飛さん)

「一歩踏み出すGlobal Citizen」を体現する生徒の活躍を紹介する校長室インタビュー、第一弾は2年3組石田天飛さん(御池中出身)です!

今年度、本校からは文科省の推進する「トビタテ!留学JAPAN」になんと3名の生徒が選ばれました! その先陣をきって7月12日より南アフリカ共和国に行く石田さんを出発直前にキャッチ、お話を聞きました。

――どうして南アフリカにしたの?
石 きっかけが二つあって。ジョーブログっていうYouTuberが6年前にアフリカ縦断やってるのをリアルタイムで見て憧れたのと、小学生のときに京大で開催された「キッズベンチャータウン2019」っていう起業体験イベントに参加して起業に興味をもったこと。将来、アフリカで起業したいと思っていて、手始めに比較的治安のいい南アに行こうと思いました。

――……(絶句)。なんか、君には山ほど聞きたいことが出てきそうだよ。どんなきっかけでそういうイベントを見つけたの?
石 親から『この世界で死ぬまでにしたいこと2000』っていう本を幼稚園のときにもらって、それを読んで小さいときから世界に出たいって思いが強かったんです。(ここでネット検索して、同書の発行が小学校4年生時であることが発覚。)幼稚園はちょっと盛っちゃいましたね、トビタテに挑戦する高校生はみんな盛るのが基本なんで(笑)。

――いいよ、盛ってナンボだよ、そうしないと世界と渡り合えないよ。どんな企画で挑戦したの?
石 (出願時の実際のプレゼン資料を見せてくれ)「急速に発展するアフリカ社会を調査し、日本を含む世界へ発信!」。大好きなアフリカを、留学中からどんどんソーシャルメディアで発信します。アフリカでの起業を睨んで、アフリカに対する認識を変えたいと思っていて。

――なるほど。トビタテって、出願するのにどんな準備しなきゃいけないの?
石 全部決めて、一旦事務局に送るんです。渡航先から、ステイ先から、現地で通う語学学校から……。それを全部エージェントと相談して。

――そういうエージェントはどうやって見つけるの?
石 ぼくはいつも使ってる大阪の梅田のビルの中のエージェントで……。

――ちょっと待って、前にも使ったの?
石 去年、ドバイに留学するときに。

――君、1年のときにドバイにも行ってるんか!
石 はい。年に1回開催される「留学フェア」みたいなのがあって、それに行ってみたらって親に言われて、そのエージェントはそこで見つけました。

――きっと親御さんの君へのサジェスチョンのタイミングと内容が絶妙なんだね。どれくらいの期間行くの?
石 3カ月っす。最長は1年なんですけど、2週間くらいの子がいちばんいっぱいいて。文科省としては、大勢行かせたいってのがあるみたいで。

――なるほど一人を2カ月行かせるより、4人を2週間ってわけだね。そんな中で3カ月の企画を通した君はすごいんじゃない?
石 考えさせるような応募用紙になってたんで。そのおかげで、いろいろ考えることができて。

――ちょっと待って、トビタテってすごいな。出願書類を作りながら成長できるように設計されてるんだね。
石 あ、そうです。トビタテは受けるだけで成長できると思うって言ってる子が結構います。

――どうやってそういう子と繋がるの?
石 ソーシャルメディアにトビタテのコミュニティがいろいろあって。そこで開催されてるZoomミーティングに参加したり。

――君はそうやって知らない人とどんどん繋がるのが好きなんだね。
石 好きではないですけど、苦手ではない。でも得意かな、やっぱり。ほかのトビタテ生がスゴすぎて、やる気にめっちゃ繋がりました。(ここで、すでに起業している高校生など何人かのプロフィールを見せてくれる。)

――そこだよ! すごい人を見て自信喪失するんじゃなくて、やる気が出る君のメンタリティ。どうやったらそんなふうになれるの?
石 ちょっと話が逸れるかもしれないけど、自信がつくのは留学。去年、いきなりアフリカ行く前にまず治安のいいところからと思ってドバイ行ったけど、めっちゃよかった。一人で生き抜く体験は成長に繋がるので、いろんな人に留学に行ってほしい。だから自分、「#せかい部」の運営スタッフに応募してて。

――! まだ新しいのが出てくるのか。それなに?
石 文科省がやってる、高校生自身による、海外情報交流のソーシャル部活動です。その運営スタッフやってる宮崎県の先パイに会えて。

――またか! どうやって会ったの?
石 何回かオンラインミーティングで見かけて、思い切って話しかけたら、大阪で開催されるトビタテの壮行会に行くついでに、京都にも行くから案内してよって話になって、意気投合しました。

――すごいな、君は。どうして紫高に入ってくれたの?
石 留学に行きたかったんすよ。紫高ってユルいイメージがあって、ピシッとしてたら留学行けなさそうじゃないスか。前期アカデミア科は残念でしたけど、中期で普通科受けて。

――「じゃないスか」言われても、その相関については何とも言えないけど(苦笑)。でも、君のような生徒で本校は支えられてるんだよ。
石 ?

――いいかい、前期でうちのアカデミア科残念だった受検生の60%が中期で普通科を受けてくれる。前期普通科残念だった受検生は70%が中期を受けてくれる。その結果、中期合格者140名の80%が前期からの再チャレンジ組なんだよ。
石 自分、数学ニガテなんで、ちょっとよくわかんなかったです。

――つまりな、本校入学生のほとんどが本校第一志望だし、アカデミア科じゃなかったら他校というより、学科は問わず紫高に入りたいって思ってくれている生徒が圧倒的に多いってこと。
石 ああ、そういうこと。起業するとき、プログラミングとかできなきゃ困るんじゃないかと思って心配なんすよ。

――大丈夫だよ、プログラミングは生成AIの最も得意とするところだから。狙い通りにプログラミングしてもらえるように、的確に指示を与える技術を学んだらいい。そんなことより、君のように未知の人と繋がったり、助けてもらったりする力のほうが、これからはもっと重要だよ。何も心配いらいない。君の将来が楽しみだな。
石 ありがとうございます。今日、取材してもらえるって聞いて嬉しかったっす。向こうからソーシャルメディアで発信するんで見てください!

――もちろん。帰国後のみやげ話も楽しみにしてるよ。

【写真1枚目:出発を3日後に控えた石田さん】
【写真2枚目:昨年、ドバイにて】
【写真3枚目:今年4月、中国にて】
※記事及び写真は生徒本人の了承を得て掲載しています。
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感嘆符 本校卒業生・須田様よりご寄付いただきました!

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7月12日(土)、本校の卒業生である株式会社WorldLink & Company代表取締役社長、須田信也様がご来校くださいました。

本校は昨年度、須田様より多額の寄付を賜りました。
今回はその活用第一弾として、サッカー部のゴールを新調させていただきました!

ご自身もサッカー部出身の須田様は、ご自身の現役時代の経験談や将来起業したい生徒に向けての助言を、サッカー部員たちに語ってくださいました。

また、部員を代表して2年8組の小野遼太キャプテンより、お礼のご挨拶をさせていただきました。

現在の学校教育目標、「一歩踏み出すGlobal Citizen」を体現されている先輩からの大きな贈り物と励ましのメッセージに、部員たちも大いに感激していました!

須田様、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました!

1年生・3年生団体鑑賞『爺さんの空』劇団アルファ―

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 7月10日ロームシアター京都で1年生・3年生の団体鑑賞がありました。今回は劇団アルファさんの『爺さんの空』を鑑賞しました。物語は生き残った特攻隊員が晩年、孫と特攻隊の基地のあった九州鹿屋を訪れるところから始まります。戦争というものが、どれだけ悲惨で理不尽で、人を変え、人を追込み、若い命すら奪ってしまうのを、その物語は語っていました。
 たまたま、平和な時代に生まれ、戦争を知らない私たちは、この演劇から、人の運命は時代の流れの中で、戦争のように自分の力だけではどうにもならない事があることを知り、そうであるから、平和を守るために、自分なりに何が出来るが常に問い続ける必要があると改めて思いました。そして、「No more war.」一人ひとりが、意志を声に出すことが、きっと大切だと思いました。
 演劇は生の人間が比較的近い距離で物語の登場人物を演じます。その息遣いの中で、時折、人のリアルを感じ取ることが出来て、私たちの心は強く揺さぶられます。最後の若い特攻隊員たちが出撃するシーンでは、会場全体が悲痛な思いに包まれ、すすり泣く声があちこちから聞こえてきました。
 今回の団体鑑賞を通じて、私たちは演劇に触れ、平和への思いを確かめることが出来ました。

Global Citizenship1〜「地域巡検〜紫野高校の自由を表現しよう!〜」その3〜

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こんにちは、GC教育部です♪
 1年生GC1の授業では、紫野高校の魅力を自分たちの視点で発信することを目的に、「地域巡検〜紫野高校の自由を表現しよう〜」というテーマで探究活動を進めています。

 今回の活動では、前回作成した「動画作成用コンセプト用紙」と、校内で生徒自身が撮影した写真・動画素材をもとに、グループごとにPR動画を完成させました。完成した動画は、全ての講座の生徒が一堂に会する上映会で発表され、紫野高校らしさとそこにある“自由”のかたちをみんなで共有しました。

 動画に映し出されたのは、図書館で静かに探究に取り組む姿、教室で友達と語り合う様子、中庭で思い思いに過ごすひととき。どの作品からも、生徒自身が感じた“紫野の自由”がにじみ出ていました。

 上映後は、動画の中に描かれた「自由」が、どのような“権利”としての自由であり、どのような“感情”や“状態”としての自由であったのかを全体で読み取り、対話を通じてそれぞれの感じたことを共有しました。

「自分の考えを自由に発信できる雰囲気が伝わってきた」
「居場所があるという感覚が“自由”として表現されていた」
「誰もが自分らしくいられることが、紫野の魅力だと思った」

 そんな感想が交わされ、生徒たちの中に“自由”という言葉の奥行きが広がっていく様子が見られました。この活動は、単なる動画制作ではなく、「自分たちが過ごしている学校を、どのように他者に伝えるか」を真剣に考える貴重な機会となりました。そして、紫野高校の“自由”は一人ひとりの目線を通して、より豊かな意味を持ち始めています。

 生徒たちの表現する紫野高校、そしてそこで育まれる“自由”のかたちを、今後も発信していきます。どうぞご期待ください♪

Global Citizenship2〜「誰かの不自由さを解決するアプリを創ろう!〜アプリ開発、いよいよ本格始動!〜

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こんにちは、GC教育部です♪
 紫野高校の2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の様子をお伝えします!今回の授業から、前回までに練り上げたアプリの構想・下書きをもとに、いよいよ本格的な開発作業がスタートしました!

 開発の初日にあたるこの日は、アプリ制作の技術面で協力してくださる株式会社IRODORIの皆様をご紹介。特に、当日講師として講演してくださった武居様は、大学時代にチームでアプリ開発の世界大会に出場し、見事優勝を果たした経験をお持ちの方です。

 講演では、武居様ご自身の経験をもとに、「どのようにアプリ開発に出会ったのか」「なぜそのアプリを作ったのか」「開発を通じてどのような変化があったのか」といったことを、丁寧にお話しいただきました。

生徒たちからは、
「挫折しそうになった時はどうしていたのか?」
「最も苦労した点はどこか?」
といった質問が寄せられ、一つひとつに真摯に、そして温かく答えてくださいました。

 なかでも印象的だったのは、「プログラミングの技術そのものよりも、どんなアイデアを持っているかが重要」というメッセージ。生徒たちに向けて、「ぜひ自分の信じたテーマを大切にして、アプリ開発を楽しんでほしい」と力強いエールもいただきました。

 講演の後半からは、いよいよアプリの具体的な開発作業へ。各教室に分かれて、生徒たちは下書きをもとにMIT App Inventorを使いながら、ユーザーインターフェースの設計や機能の実装に取り組み始めました!

 中にはプログラムでつまずいたり、デザインで迷ったりする姿もありましたが、生徒同士で教え合い・励まし合いながら前に進む姿がとても印象的でした。また、困ったときにはオンラインでIRODORIのスタッフの方とつながり、悩みを相談することで、一人ひとりの課題が丁寧にサポートされました。

 アプリ開発の中で最も大切にしているのは、「誰の、どんな不自由さを解決したいのか」という根本的な問いです。ただ動くアプリを作るのではなく、自分が見つけた社会の“困りごと”に本気で向き合い、その人のためになるアプリとは何かを考え続けること。生徒たちはその初心を胸に、開発に真剣に取り組んでいます。

 生徒たちは一歩ずつ、確実に前進しています。これからの成長と、どんな作品が生まれるのか、どうぞご期待ください♪

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学校行事
7/21 海の日
7/22 夏季休業(〜8/22)、全学年指名制学力補充補習・夏季進学補習、1年アカ夏季英語集中セミナー
7/23 全学年指名制学力補充補習・夏季進学補習
7/24 全学年指名制学力補充補習・夏季進学補習、希望者シュバリエカレッジ訪問(〜8/9)
7/25 全学年指名制学力補充補習・夏季進学補習
京都市立紫野高等学校
〒603-8231
京都市北区紫野大徳寺町22
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FAX:075-492-0968
E-mail: murasaki@edu.city.kyoto.jp