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最新更新日:2025/08/05 |
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モーツアルト初合唱オケ合せ
これまでモーツアルト作曲の「レクイエム」は、合唱とオーケストラは別々に練習をしていましたが、7月14日(月)午後に初めて一緒に練習を行いました。
合唱サイドからすると、今までピアノの伴奏で練習していたのが、オーケストラになったことで、自分たちのパートの音が拾いやすく歌いやすくなったり、ホールでの練習も初めてでこれまでの練習場所とは全く違って音がよく響き、心地よく歌えたのではないかと思います。指揮者との距離もあるため往々にして遅れて音が出てくることも多い中、しっかり歌えていたのではないかと感じました。これからもっと音程や動きをシビアに見ていき、よりはっきりとした音を作っていってくれたらと思いました。 オーケストラサイドからすると、定期演奏会の他の2曲と比べると楽器の数も少ないうえに、生徒が担当しない楽器もあり(エキストラさんに演奏してもらいます)、またメインの音である合唱がいない状態なので、オーケストラだけで練習する場合は“無い音”が多く、イメージで補うしかありません。それが、今日は合唱とエキストラさんがほぼそろっていたので、曲の全体像を捕まえやすく、とても練習しやすかったのではないかと思います。 合唱もオーケストラも、どちらも自分たちの役割をしっかりと果し、一緒になって、多くの人の心に触れる音楽を作り上げてほしいと思います。 ![]() ![]() ![]() 京一商西京倶楽部奨学生採用決定通知書交付式
7月12日(土)午後から、一般社団法人京一商西京倶楽部奨学生に選ばれた生徒への決定通知書交付式が、西京高校にて行われました。今年度から採用される学校を新たに一校さらに各校の人数も増やしていただきました。本校からは2名の奨学生を選考いただき、保護者とともに出席しました。
一般社団法人京一商西京倶楽部は、長年にわたり京都市立高校や支援学校の生徒たちにために、今回の奨学金をはじめ、「座禅体験」「能楽鑑賞会」「歌舞伎鑑賞会」など、本当にたくさんのご支援をいただいています。生徒たちにとってはとても大きな励みになっています。本当にありがとうございます。 交付式は、ご来賓の方々からご挨拶をいただいたあと、一人ひとりに通知書が交付されました。その後、各校を代表して1名ずつの奨学生がこれからの決意を力強く発表しました。本校の代表としてしゃべってくれた奨学生はフルート専攻で、「堀音は人とつながる音楽家が教育目標で、私は世界の人とつながることのできる音楽家になれるよう頑張ります」と決意表明してくれました。2名とも、この奨学生に選んでいただいたことにとても感謝しており、その責任と誇りをしっかりと持ってくれていることをとても頼もしく感じました。きっとこれから自分の人生をしっかりと切り開いてくれることと思います。 ![]() 自主練習・準備
本日7月11日(金)まで午後は保護者懇談週間となっていて、懇談のない生徒は午後から様々な活動をしています。いつも通りレッスン室を借りて練習している人も多いですが、今日はたまたまホールをのぞくと、生徒たちだけで定期演奏会の曲を練習していました。指揮専攻の生徒が指揮台に立って午前中の練習のおさらいをしながら、少しでも良くなるようにみんな集まって練習していました。
その後、職員室前に戻ってくると、先生に何かいろいろと聞いている2人に出会いました。彼らは演奏委員のメンバーでした。演奏委員は年3回の演奏会(公開実技試験、オーケストラ定期演奏会、卒業演奏会)のスタッフで、1年2年の各8名の生徒たちで構成されています。進行表や役割マニュアルなども自分たちで作りあげます(教員に確認してもらうことはするようですが)。2年が引っ張り、1年に伝えていく形で代々引き継がれているようです。演奏会が滞りなく実施できるのは演奏委員がしっかりと動いてくれるからに他なりません。裏方と呼ばれる動きは大概表には出てきませんが、その働きがあってこそ演奏者はステージで存分にパフォーマンスを発揮できるのだと思います。 その後、ふと1階のオープンスペースを見ると、大きな段ボールを横において、何やら作業をしている2人がいました。聞くと、本番用の楽譜を製本しているとのこと。本人たちは「残業だぁ…」と言っていましたが、こうやっていろいろな人が陰で動いてくれることで演奏会は支えられていることがよくわかる一コマでした。 本番まであと1週間。みんな頑張ってください。 ![]() ![]() ![]() 定期演奏会に向けて〜オーケストラ練習〜
7月7日(月)より、第52回オーケストラ定期演奏会へ向けた練習が本格化しています。
一般的な演奏会は、3曲プログラムになることが多く、序曲のような小品、協奏曲、交響曲のような構成が一般的なのかと思います。本校のオーケストラ定期演奏会は協奏曲の部分が合唱になっています。今回の小品と交響曲は、ブラームス作曲の「大学祝典序曲」とドヴォルジャーク作曲の「交響曲第8番」です。 選曲をする中心となった学年(現3年生)は、コロナ禍で中断していたヨーロッパ研修旅行が復活した学年でした。行先がチェコだったこともあり、チェコの作曲家を取り上げたいという思いで選曲したそうです。ドヴォルジャークと同じ空気を吸ったことは大きく、曲に取り組む土台になっているのだと思います。 1つの曲の取り組む時、本当にいろいろなことを考えて楽譜に向かいます。楽譜に書かれていることはもちろんですが、楽譜に書かれていない作曲家のこと、その国のこと、作曲された時代のことなど、曲の背景になっているものにも向き合い、自分たちの中に取り込んで練習していきます。それは音楽に込める自分たちの想いそのものを深いものにすると同時に、出てくる音楽に深みと広がりをもたらします。だからこそヨーロッパ研修旅行での経験はこの曲をやるうえでとても大きなものになっていると思います。 ![]() ![]() ![]() 定期演奏会に向けて〜合唱練習〜
7月7日(月)より、第52回オーケストラ定期演奏会へ向けた練習が本格化しています。
2曲目に演奏する曲は、合唱が組み込まれた曲が選ばれます。それは、在校生全員で舞台に立てる曲をという意味があります。本校の生徒たちは弦管打楽器以外の専攻の生徒たちがたくさんいます。声楽、ピアノ、作曲などその他いくつかがそれにあたりますが、そういった生徒たちは、オーケストラだけの曲しかなければステージに上がれません。幸い声楽とピアノ専攻の生徒たちは声楽を学びます(ピアノ専攻の生徒は副科というもので声楽のレッスンも受けます)。つまり、合唱であれば多くの生徒たちが演奏に参加できることになります。 実際は、オーケストラの管楽器や打楽器については降り番というのがあり、楽器編成上、その曲の演奏に参加しない生徒がいるので、その生徒たちも含めて総勢107名が合唱で参加します。 今年の曲はモーツアルト作曲の「レクエム」です。昨年秋に選曲をしていますが、最後までラター作曲の「レクエイム」と迷い、かなり議論をしてこの曲に決まったそうです。有名な曲で演奏するのも難しいですが、とてもやりがいのある曲だと思います。 本番は全員楽譜を持たずにステージに上るので、暗譜が必須となります。歌詞もラテン語で、曲も長く、似たようなか所のたくさんあり、個人での練習がかなり必要です。そしてその上で“合わせる”練習をして一つの音楽に仕上げていきます。そういった過程があるからこそ、生徒たちも成長しますし、いい音楽が作り上げられていきます。 明日は暗譜テストがあり、それを乗り越えることで一段高いところへ昇り、仕上の1週間を迎えてくれるものと思います。 ![]() ![]() ![]() 保護者懇談週間
7月7日(月)から11日(金)まで、年に1回の保護者懇談週間です。
保護者の方に来校いただき、担任が直接保護者の方のお話を聞くことができますし、担任から学校の様子を伝え、これからの学校生活について本人・保護者の方と共通認識を持てる場としてとても貴重な機会です。 遠方から来ていただく方も含め、暑い中・お忙しい中、多くの保護者の方に来校いただけることはありがたいです。 ![]() 研修旅行での合唱に向けての練習
7月7日(月)2年生が研修旅行先で演奏する合唱の練習をしていました。
昨年度からヨーロッパへの研修旅行が復活していて、今年も11月にチェコとオーストリアへ行き、向こうの教会とレッスンを受ける大学で、全員で合唱を披露することになっています。2か所で歌う5曲(O Be Joyful in the Lord、ふるさと、上を向いて歩こう、生命(いのち)の奇跡、Ave Regina cœlorum)を選び、本日は自分たちだけで練習をしていました。 日々のレッスン、実技試験、オーディション、コンクール、定期演奏会など、忙しくしている生徒たちですが(今は文化祭に向けての動きも入ってきているでしょう・・・)、本場ヨーロッパの人たちに自分たちの演奏を聴いてもらうために、時間を作り練習を積み重ねていきます。本番はまだ先ですが、それぞれの曲をいかに自分たちのものにし、そしてより伝わりやすい表現に仕上げていくには時間と努力が必要で、きっとあっという間に11月になってしまうのではと思います。 よりいい音楽になるよう、1回1回の練習を大切に、頑張ってほしいと思います。 ![]() ![]() ![]() 室内楽オーディションを実施しました
7月4日(水)室内楽オーディションが行われました。秋に行われる「HORION 秋のスクールガイダンス」のオープニングを飾る演奏をどのチームがするかを決めるオーディションでした。エントリーしたのは、ピアノの連弾が2チーム、金管五重奏が1チームの計3チームで、その演奏を全生徒が聞き、音楽科の先生方が審査しました。
3年生と2年生は実技試験もあった中で、「スクールガイダンスで中学生の前で演奏したい」という思いで時間を見つけて練習して今日を迎えました。いつもなら先生方にしっかりレッスンしていただいて曲を作っていくのですが、このオーディションについては、基本的には生徒たちだけで曲を作り上げていて、その努力の成果がしっかりと出ていたように思います。 スクールガイダンスでは1チームしか演奏できません。結果については近日生徒たちには発表されるようですが、結果いかんにかかわらず、こういった一つひとつの本番が生徒たちをより高みに押し上げているのは間違いないので、一段高くなったところから次のステップへ向けてまた頑張ってほしいと思います。 ![]() ![]() ![]() フルート特設講座を行いました
7月2日(水)、今年度の専攻別特設講座のトップバッターとして、東京藝術大学准教授の高木綾子先生をお迎えしました。当日は、1年生から3年生までのフルート専攻生6名全員がレッスンを受けることができました。
息の使い方、口や唇・あごの形や力の入れ方、響かせるポイント、音を届ける距離、息の温度感、音楽用語がもつイメージなどについて、高木先生は、わかりやすくイメージしやすい明確な言葉と、絶妙なたとえを交えながら丁寧にご指導くださいました。その一つひとつがとても印象に残りました。 生徒たちにとって、まず何よりも高木先生の素晴らしいフルートの音色を間近で聴くことができたことは、何ものにも代えがたい幸せな体験であり、感性を広げるうえで大切な「本物に触れる」貴重な時間となりました。また、自分の音の響きや色合い、強弱、ポジション、音と音のつながりなどが、先生の指摘やアドバイスによって明確に変化していくことを体感できたことも、大きな学びとなったようです。 6名のレッスン終了後には、質疑応答の時間が設けられましたが、緊張のせいか、質問はひとつだけ。「緊張しないようにするにはどうしたらよいか」という問いに対して、先生は野球選手・イチローの話を交えながら、「背中・顔・呼吸」の3つの使い方について教えてくださいました。 この日は、他専攻の生徒たちも見学に訪れていました。楽器は違っても、他者のレッスンを見ることは大切な学びの機会であり、それを自分にどう結びつけて聴くかが重要です。見学していた生徒たちも、皆真剣な表情で耳を傾けていました。 レッスン後、生徒たちに印象に残ったことを尋ねると、「体の使い方の考え方がとても分かりやすかった」「ブレスの話」「足をしっかり踏みしめること」「至近距離で先生の音を聴けたこと」「胸をしっかり使うこと」など、多くの具体的な感想が返ってきました。 高木先生のご指導は、音で表現するために、どのように体を使い、どのような息を吐くかということに集約されているように感じました。これからますます成長していく生徒たちに、たいへん大きな贈り物をしてくださいました。 高木先生、本当にありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() 中学校教員対象説明会
7月1日(火)中学校教員対象説明会を実施しました。学校の概要を説明し、施設見学、合唱・合奏の授業(オーケストラ定期演奏会の練習)の見学、在校生の声を聞いてもらうという内容でした。
堀音に来たことがない先生からすると、普通教室が3つしかないことや、レッスン室の多さ、ホールの素晴らしさ、何を取ってみても驚きの世界だったようです。 合唱や合奏の見学もしきりに感心されていました。 最後に在校生4人に合唱・合奏の練習が終わって駆けつけてもらい、オーケストラ定期演奏会の説明と、それぞれが堀音に入ってよかったことや将来の夢、そもそもなぜ堀音に来たのか、といった話をしてくれました。 中学の先生方が「3学年は仲がいいの?」「みんな個性が豊かだって言ってたけど、音楽やっていてぶつからないの?」「部活はあるの?」「「堀音を考えている中学3年生がピアノが弾けないんだけど大丈夫かしら?」といった疑問を生徒たちに投げかけてくれました。それぞれの質問に対して「教室が横並びだし、とても仲がいい。入学した時、信じられないぐらい先輩がフレンドリーでした」「ぶつかったうえで乗り越えられる関係ができているし、乗り越えられたときにこそいいものができる」といったことを4人が口々に明確に答えてくれました。受け答え、ほんとに素晴らしかったです。 参加された中学校の先生は少なかったですが、「とても贅沢な説明会でした」と満足して帰られました。 ![]() ![]() ![]() |
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