京都市立学校・幼稚園
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【27期生】1年生 第2回学習オリエンテーション

 午前中に、27期生第2回学習オリエンテーションが開催されました。今回は、講堂で一堂に会して行った第1回学習オリエンテーションをふまえ、国語・数学・英語の教員が実際の授業を想定してクラス単位で実施しました。

 国語では、論理的に考える力や他者との関わりの中で伝え合う力を高めること、言葉がもつ価値への認識を深めようとする態度、言葉を通して他者や社会にかかわろうとする態度を身につけることなど、1年生の国語の目的を確認しました。その後、「言語文化」の授業での予習の仕方を確認し、『児のそら寝』の本文を音読したあと、予習ノートを作り、予習の大切さを学びました。

 数学では、教材ごとの特徴や難易度を確認しつつ、教員の指示を受けずとも、自分で必要な問題を自分自身で考え、能動的に取り組む方針を共有しました。その後、春課題テストの解きなおしをもとに仲間と問題の解き方を共有したり、解けなかった問題を教え合ったりしてクラスで高め合う姿勢を学びました。

 英語では、小テスト・提出課題の年間計画が配布され、定期テストや長期休暇課題なども含め、常に先を見通して自立した学習を進めていくことを確認しました。また、課題ノートの作り方、春課題への取り組み方について、先輩のノートや27期生の春課題の提出物が実際に紹介され、課題やテストを「活用する」主体性の重要性を学びました。最後に、英語科教員の海外での経験を紹介したり、春休み中の洋書のブックレポートを紹介し合ったりしました。

 2回の学習オリエンテーションを通して、27期生一人ひとりが大切なことをメモに取りながら、堀川高校での授業の受け方、学び方を肌で感じました。27期生は、明日明後日の本能館探究DIVEのあと、4月17日木曜日から授業が始まります。授業開始に向けて、予習・復習を含めた堀川高校の「授業」を中心に学んでいくリズムを一人ひとりが考え、実行、省察し、27期生全員と私たち教職員とで堀川高校でしかできない「授業」をつくっていきましょう。
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【26期生】2年生探究基礎「JUMPはじめの会」が実施されました

4月14日、2年生の「総合的な探究の時間」にあたる探究基礎「JUMP」で、「JUMPはじめの会」が実施されました。
「JUMP」では、1年生で実施した、自分の関心から見つけた課題を研究するという活動に続いて、自分たちで設定したテーマで論文を執筆します。「JUMPはじめの会」は、この「JUMP」の学びに向かうために、春休みで取り組んできた自分の好きなテーマなどについて話しあう、ということを目的に実施されました。
「はじめの会」は、グループごとに、自己紹介からスタート。探究基礎委員の司会・進行により、これまでの「HOP」「STEP」を振り返り、問いを立てることの重要さと、その際の注意点「開かれた問い」となっているかを確認しました。本時のテーマは「音」。グループごとに、ホワイトボードを活用し、活動をどんどん進めていきます。互いに「開かれた問い」を意識することで、一つのテーマから、各グループなりの方向に枝分かれしていく様子が感じられました。その後、ホワイトボードの裏表で活動していたグループ同士が、ホワイトボードをくるっと回して、互いの意見を交流しあい、視点がさらに広がったところで、今回の時間は終了です。
最後に、普通科探究基礎委員長より、学年主任からの言葉にあった「こだわり」という言葉について、究極の自己満足であり、これだけは譲れないものであること、探究活動は何のために行うのか、まだわからないことがあるからこそ、探究を続けること、そのためには一定の覚悟をもって頑張ることなど、力強い言葉がたくさんありました。
今日は「JUMP」のスタートライン、これも普通科探究基礎委員長からの言葉です。それぞれのやり方での「JUMP」、大いに期待しています。
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【26期生(2年生)】学習オリエンテーション

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 25期生に続き、11時からは26期生の学習オリエンテーションがありました。「地面を掘っていたら「枠」が出てきてワクワクした」という25期生の昨年のコメントを取り上げた上で、京都大学山中伸弥教授のiPS細胞に関する画期的な論文の背景には、様々な先行研究(それまでの学問の枠)があったことを伝え、2年生前半は「チャレンジャー」(=自分や社会、学問の「枠」を知り、考え、自分の意思でそれを超える営みをする人)になってほしいと訴えました。

 その後、学問の「枠」である各教科から、この1年の学びの見通しが共有されました。「文学を読めるようになるとは、文学性を解体し、言語化すること」「2年生の数学の表ボスはベクトル、裏ボスは数列」「Autonomous learnerに」「理系諸君!大学で何を学ぶんですか?Scienceでしょ?探せ!考えろ!見つけろ!私たちには時間がない。授業を大切に」「地歴公民は2年生では未完成、来年も含めて完成させていく展望を」

 2年生は探究基礎Jumpでいよいよ個人論文を作成する大切な1年です。最後に飯島研究部長から探究に関する講話がありました。「不思議に思い、勉強し、整理し、わかり、まとめるという探究のプロセスは、探究基礎の活動だけに限定されるものではない。万学の祖であるアリストテレスは、哲学を中心に据えつつも、政治学から幾何学、天文学、そして論理学まで生み出した。その時代、学習・探究・生き方は、ひとまとまりだった。」「溌剌たる力や、湧き上がれというメッセージが与えられた泉の26期生には、圧倒的なAcademic Project(2年後期の探究基礎)を期待している。自分の意見を高める議論をしてほしい。すべての瞬間を大切に。」と、伝えました。

 来週は、2,3年生は平常授業、1年生は本能館探究DIVEが行われます。

【25期生(3年生)】学習オリエンテーション

 4月11日、新年度を迎えた25期生が学習オリエンテーションを行い、各教科の学習にどのような心構えで臨み、どのような展望をもって、進路実現に向けた学習活動に取り組んでいくべきか、学びました。
 進路指導主事の末房先生が、25期生のこれまでの学習状況の動向についての分析と今後について述べたのち、学校推薦型や総合型選抜、医学科受験に向けたガイダンスの予定や、「仲間や教員と議論する」「正解は導くもの」などのキーワードが紹介されました。続いて、国語・数学・英語・理科・地歴公民科に加えて情報科の先生方から、1年間の学習の見通しと留意点が伝えられました。各教科熱い思いが述べられましたが、国語科で紹介された「學而不思則罔 思而不學則殆(学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し)」に示されるように、大切なのは生徒が何を学び何を考えたかです。

 最後に松宮学年主任は、「各科目の真髄に迫ろう」「感性を養おう」「学問の神様に恥ずかしくない学びを」のメッセージや自身の体験談、来週から始まる平常時間割に向けての姿勢を示しました。「ステージ図上部の『人類の未来を切り拓け』という堀川高校Final Stageを示す言葉を、今までは壮大なものに感じていたが、2年間25期生を見ていて、実際に君たちは人類の未来を切り拓いていくのだと信じる気持ちになっている。」という学年主任の言葉を受け、「穂」の25期生は、堀川高校最後の1年をどのようなものにしていくのでしょうか。
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27期生 第1回学習オリエンテーション

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 堀川高校では、各学年で初回授業までに「学習オリエンテーション」を設定し、学年が一堂に会し、1年間の各教科の学びのねらいや方法について説明をしています。
 本日は、春課題テストを終えた27期生に対して、第1回学習オリエンテーションを実施しました。学年団が自己紹介し、楽しい雰囲気で始まりましたが、濱田学年主任がステージ図(教育活動年間計画)を渡し、各教科の説明に移ると、全員が細かくメモを取り、堀川高校での学習に必要な考え方を吸収しようという雰囲気に変わりました。

「現代の日本語の背後には、古文があり、さらに漢文があることを理解し、基礎の重要性を理解して学ぶ」「数学の問題を解けて終わりではなく、なぜそうなるのかを考え、またなぜそうならないのかを考える」「単語や言語構造、思考様式が異なるが、知識と知恵にknowledgeとwisdomが対応するように人のことばとしての共通点もある言語学習を楽しむ」「歴史や地理の具体的事象が基礎なのではない、地理的・歴史的な見方・考え方(考察・構想する際の視点や方法)をもとに概念を理解することこそが基礎」「定量的な扱いを習得し、具体と抽象を行き来する化学の基礎的な理解を1年生の秋までに習得する」

 新学習指導要領では、深い学びの鍵として、「見方・考え方」を働かせることが重要であるとされています。各教科10分程度の教員のメッセージには、教科ごとの「見方・考え方」が盛り込まれており、教科ごとに、その「見方・考え方」は異なる一方で、共通して伝えられるメッセージも多く、生徒たちは授業を前に真剣に学んでいる様子でした。
 最後に、余白が設定されたカリキュラムのねらいや、「学びのアセスメント」の時間についての説明があったのち、各クラスに帰って、感想をまとめたり、グループで話し合ったりしていました。数人の生徒は、「中学校とかなり違うと思った」「教科ごとにいっぱい分かれていてびっくりした(言語文化と現代の国語など)」「主体性が大事だと思う」など話してくれました。また、個人の手帳に、月間の目標やメモなどを追記している生徒もいました。
 明日は、25期生の学習オリエンテーションを予定しています。

体力テスト・課題テスト・面談の様子

4月10日から3日間、各学年で体力テストが行われます。本日は2年生です。生徒たちはグループに分かれて、グラウンドでハンドボール投げと50メートル走を、アリーナやトレーニングルームでは、シャトルラン、立ち幅跳び、握力、反復横跳び、長座体前屈、上体起こしを行いました。自分の現在の体力がを知り、友人たちと競い合っていました。
1・3年生は、課題テストです。特に1年生は、入学後初めてのテスト、みな緊張している様子でしたが、それぞれベストを尽くしてくれたと思います。
また、それぞれの合間に、個人面談も開始しています。情報を共有し、目標を定めて、これからの取り組みに向けて全力で臨める準備をしっかりとしていきましょう。
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課題テスト・ホームルームの様子

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本日から、2・3年生は課題テストです。今までの取り組み、今後への展望を大切に、新年度も頑張ってください。
健康診断も本日から、11日(金)にかけて随時おこなっています。身体計測・視力検査に始まり、聴力、レントゲン、内科・心電図、歯科、耳鼻科、眼科と、各科検診を進めていきます。
テストや健康診断の合間では、各ホームルーム活動でクラス目標や交流を行います。円を作って、「ペンギンが好きな○○さんの横の、メダカが好きな△△さんの横の、柴犬が好きな・・・」と互いの好きなものと名前を連ねて記憶力を試すような自己紹介をするクラス。QRコードを読み込み、「映画のエンドロールは最後まで見るか見ないか」「選ぶとしたら、確実にもらえる1000万円か、2分の1確率でもらえる1億円か」などの二択の質問に答え、多数派を考えるクラス。既にホームルームをリードする委員が前に出て、学級委員を決めているクラス。新たなクラス内での交流が進み、互いが打ち解けあう様子がみられました。

第2回本能館探究DIVEスタッフ会議

 昨日は、入学式、始業式、各学年アッセンブリやホームルーム活動など盛り沢山の1日でしたが、もう一つ重要な取組がありました。
 来週に控えた1年生の探究DIVEに向けた第2回のスタッフ会議です。16:00過ぎから、1年生のスタッフは、光秀が織田信長を討ったと言われている当時の本能寺跡にある本校の本能館に移動し、交流班、探究班、運営班に分かれて準備を行いました。

 交流班は、活動前のアイスブレイクについて、ルールや説明方法、人数分けなどを、実際使う体育館を確認しながら相談しました。
 運営班は、1階からの動線を共有したり、移動にかかる時間を計測したりしたのちに、細かな条件を確認していたようです。
 探究班は、26期生の探究基礎委員が合流し、小グループに分かれ、探究活動のファシリテーションのコツを先輩から学びました。その上で、堀川高校の倍率を上げるには?や、全国の回転寿司チェーンで売れている寿司の数は?などの問いを深め、議論し合うワークショップを通して、来週の探究活動をより深めるために必要になるものを実際の体験を通して学びました。

 活動が終わったのは、18時近くです。9:30のホームルーム集合、入学式、始業式、対面式をはじめ、多くのことば、感情、人間関係に触れる長い1日になりました。前回のスタッフ会議での研究部長の「本能館探究DIVEをどう捉えたいか、その行事を終えて、27期としてどうありたいかを考えてほしい」という言葉や、始業式での学校長の「学校は楽しいところだ。楽しさは待っていて与えられるものではない」という言葉を、それぞれに受け止め、向き合い、来週に向けた準備を進めていきましょう。
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25期/26期/27期 始業式ホームルームの様子

 本日、入学式・始業式に続いて、各学年で新しいクラスでのホームルーム活動や学年アッセンブリがありました。

 1年生は、入学式が終わってから、担任の自己紹介や、集合写真撮影、入学式における校長先生の式辞の中で印象に残っていることを共有したりと、クラスごとに思い思いの時間を過ごしていました。校長先生の式辞については、やはり「灯」という字について話す生徒が多く、今日出会ったこの一字と27期生244人がどのようにブレンドし、成長していくのか楽しみになりました。

 2年生は、対面式後、アリーナに残り、学年アッセンブリを行いました。「泉」の学年として、「わくわく」をキーワードに学ぶ楽しさや、自ら湧き出てくる興味関心を大切にしてきた1年間を経て、新たに後輩を迎える1年をスタートするにあたって、片山学年主任は、「こだわり」と「挑戦」をキーワードとしたいと話し、続く担任団も、自身の「挑戦」にちなんで自己紹介をしました。また、本年度新たに、「泉委員会(仮称)」を設け、「学問をたのしむ学習集団」の形成に向け、学習系のアッセンブリや空き時間の使い方の模索などを、この委員会を中心に進めていきたい、というアナウンスもありました。

 3年生は、アリーナから講堂に移動し、学年アッセンブリを行いました。学年担任の平松先生の司会のもと、教員・生徒ともに25期生らしい朗らかな雰囲気の中、新たに10人となった学年団の自己紹介がありました。そののち、松宮学年主任より、最終学年となるこの1年間を見通す詳細な学年のステージ図が配布され、生徒たちは学習計画も含めたステージ図に各々真剣に目を通していました。そののち、キーワードがいくつか紹介されました。「主語は自分。自分の人生に対する当事者意識を持とう。その上で、最終学年の3年である25期生に必要なものは何だろうか。集団に形はなく、言語化は難しいが、昨年度末のアッセンブリで他学年を見てきた先生方からの、暖かい雰囲気の中にも凄みを、というのが一つのキーワードのように思う。うまく言語化したいし、皆からも何かあれば伝えてほしい。優しさや明るさはそのままに、その場、その時を真剣に。瞬間最大風速を。」と思いを熱く伝えられ、同時に、「余白のあり方」も重要だと訴えられました。

 各学年、明日は、課題テストや健康診断、体力テストなど様々な新年度行事が始まります。
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入学式

 桜も満開の今日、令和7年度入学式が挙行されました。入学した27期生244名(普通科80名、探究科164名)には、校長から3つの話がありました。1つ目は、校訓「立志・勉励・自主・友愛」について。この校訓は、学ぶ者としての姿勢を示すものであり、さらに他者性、相互承認というキーワードから、様々な活動を自分のためだけでなく何のためにやるのかを考えてほしいと伝えられました。2つ目は、世界について。貧困や悲しみの連鎖を断ち切るために、自分と他者の尊厳を大切にし、困難から目を背けぬよう訴えられました。最後に、新入生27期生へ「灯(あかり)」という一字が贈られました。江戸後期の儒学者佐藤一斎の「一灯をさげて暗夜を行く。暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め。」の言を紹介し、この一字の意味が伝えられました。どんな困難の中でも、足元を照らし、他者を察し、対立や摩擦を恐れず、合意形成を図り、未来への光明となる灯となれ、との願いが込められています。結びに、堀川高校で、家族以外の支えとなる存在をつくってほしいと訴えられました。

 続いて、PTA会長岩崎保之様からの祝辞では、「探究とは堀高生最大のわがままである」という堀高生の言を引用し、自分が知りたいことを、他者とともに自分なりのやり方で直向きに取り組み、苦しく尊い自分で自分を育てる営みに向き合ってほしいと述べられました。(岩崎会長の埼の字は正しくは“立つ埼”です)

 さらに、同窓会長の門川大作氏からも祝辞をいただきました。ご自身の堀高時代を振り返られ、59年前の入学当時から、堀川高校が生徒の自主性を大切にしていたことを述べられ、ベトナム戦争の北爆に際してレントゲン車を募金活動で送られたエピソードなどを披露されました。また、その後の市役所や教育委員会でのご勤務、京都市長としてのご経験など、ご自身を導いてきたのは、「知りたい」という探究心だったことをお話しくださいました。堀川高校が1999年に「探究科」を設置し、それが全国の教育改革の先駆けとなった年から四半世紀が経った今、21世紀は平和や幸せが実現する理想の世紀だと思われたが、厳しい現実に直面していることに触れられ、これからの堀川高校のあり方が大事であり、世界の人々の幸せと平和に貢献するための学びにしてほしいと訴えられました。

 本日入学した皆さんが、保護者の皆様のご協力のもと、本校で充実した探究・学びができるよう、本校教職員一同、全力で努めてまいります。27期生が社会・世界の「灯」となりますように!
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行事予定
4/14 学習オリエンテーション・GTECなど
4/15 1年探究DIVE 2・3年1〜7限授業
4/16 1年探究DIVE 2・3年1〜7限授業 スクールカウンセラー来校日
4/17 スクールカウンセラー来校日
京都市立堀川高等学校
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