京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/08/09
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ハートフルマーク

はじまり はじまり

春の息吹が少しずつ感じられる今日、第77回卒業式を挙行しました。

24期生の卒業生たち。前日の予行ではリラックスした様子を見せていましたが、今日の本番では3年間を過ごしてきた堀川高校生らしく、大人の落ち着きを見せ、緊張感を漂わせながらもやわらかな表情を浮かべていました。

各クラスの代表生徒は力強い足取りで壇上に上がり、凛々しい表情で卒業証書を受け取ってくれました。皆勤賞の表彰状を受け取った生徒は、にっこりとした笑顔。3年間の無遅刻無欠席というのは決して容易いことではなく、本当に素晴らしく誇れるものです。卒業生のことばを述べた生徒は、自分の学校生活に通底した「探究」をあらためて捉え、その中にあふれていた「悔しさ」を深掘りし、新しい未来に向けた跳躍を誓ってくれました。卒業記念品として、電子ピアノ一式をご寄贈いただきました。ありがとうございます。目録を読み上げた生徒は、とても元気な返事とはにかんだ表情。卒業生の歌では、24期生全員の素敵な声がアリーナに響きました。とってもあたたかい、想いあふれる卒業式でした。

以下に、卒業式式辞の一部を紹介いたします。長文にて失礼いたします。

保護者のみなさま、お見まもりいただきましたように、卒業生に証書を授与いたしました。この3年間、十分でなかった点やご心配をおかけしたこともさまざまございましたが、本校教育に対して深いご理解と多大のご支援を頂戴いたしましたことに、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

卒業生たちは新しい学習指導要領によるはじめての教育課程のもと、「自立する18歳」という最高目標に向けて、3年間学びを進め、ここに修了されました。堀川高校が設定した教育課程は、とてもチャレンジングなものでした。力をさらに高めてほしい、個人や集団の価値を輝かせてほしい、目標に向かう荒々しさを備えてほしい。私たちはそのためには何が必要なのかということを、月日をかけて議論し試行錯誤しながら実践を重ねてまいりました。

堀川高校が、生徒たちの居場所であってほしい。混沌としているようにみえるが、それぞれにとってワクワクする時間と空間があり、活動の域や思考の枠が果てしなく広がっている。既成の概念にとらわれず、でこぼこな道を選び、未開の地に足を突っ込んだりしながら歩もうとすることに充実感と楽しみが詰まっている。決して、横並びのありきたりのスピード競争でもなければ、遠回りや突き当たりを否定するスマート主義に陥るのでもない。

心には苦悩や葛藤、違和感といった感情が渦巻く中でも、余裕があり、許容、歓喜、栄光がある。学校というホームが生徒たちを包摂し、集う人々の心と価値、存在をしっかりと、そしてあたたかくつなげている。私たちはそんな環境をつくっていきたいとの想いで、これまで取り組んでまいりました。

卒業生のみなさん、振り返れば3年前の入学式、コロナの感染予防のため、座席を少し離して、マスクを着用し、声を出さずに心の中で歌を歌う。そういった入学式でした。

その3年間のはじまりにあたり、みなさんを「息(いぶき)」と名付けました。においたつ、さざめく、やすらう。ここに24期生という新しい生命が生まれ、3年間の躍動が始まる。息を合わせる。息をのむ。息を切らす。息をつく。そんな変化と刺激、安らぎに富んだ時間を過ごしてほしいと願い、「息」と名付けました。

入学する前の合格者登校日1回目、みなさんと保護者の方に向けたオリエンテーションがありました。そこでは、学年主任の先生からメッセージがありました。3年間を過ごす中で、みなさん1人1人にとっての堀川高校が少しずつ育ち、「堀川高校の卒業生」となって、誇りをもって大きく社会に羽ばたいてほしい、といったものでした。

時は過ぎて3年生の9月。文化祭。台風の接近により、実施が危ぶまれる中、24期生全体を鼓舞しようと、緊急に発行された委員長によるメッセージ。「歩みを止めることなく進み続ける24期生のみんなへ」

一度きりの正真正銘の本番に向けて。
「こんなもんじゃない。強く、大きく、勢いのある息を巻き興そう。」

そこには、月日を重ねてきた堀川高校生の姿があったように感じています。気詰まりな堀川高校を自分たちの手で木っ端微塵にしてやろう、そんな荒っぽさと生意気さ、厚かましさ、私は大好きでした。

1月の激励会。そのときには、I Hear an Owl「フクロウの声が聞こえる」という曲を紹介しました。世の中には二項対立的な側面がある。本当と虚構、混沌と秩序、絶望と希望、孤高と協働、残忍さと慈悲。そういったものが入り混じる世界で、私たちは共存していかなければならない、というメッセージが込められています。

この曲の最後には、「はじまり はじまり」ラララ…、とあります。これから未来を歩んでいくみなさんを応援し、ともに進んでいこうと勇気づけてくれているようです。

これからの人生、いっぱいの難題に出会うことでしょう。そのたびに悩み考え、勤勉に取り組み、楽しむことを忘れず前を見て、心を躍らせながら、自分にしかない、素敵な「らしさ」を、追い求めていこうとし続けるみなさんを、母校である堀川はずっと見まもっていきたいと思っています。

ここに1つ、堀川に大きな歴史を刻んできたみなさんに対し、心から感謝を伝えたいと思います。ありがとう。いよいよ、お別れです。

さきほど、3年前の合格者登校日のことに触れましたが、そのときにはもうひとつ、メッセージがありました。それは、作家である佐藤愛子さんが書いた「少女たちの戦争」という文章の一部でした。

「さようならについて」

人と人が別れるとき、「サヨナラ」というものだと私たちは思っている。しかしよく考えてみると「サヨナラ」といって別れることが出来る別れは倖せな別れだ。私たちが「サヨナラ」を気軽にいえるのは、その人といつかまた会うという安心があるからなのだ。

この学び舎を巣立つ今日、みなさんの「はじまり」を祝して、アトリウムに掲げた「息」の学年旗を、たたむこととします。


卒業式の直後には、卒業生たちの企画による最後のイベントが、アトリウムにて行われました。記憶をさかのぼれば11期生の時、卒業式直後の生徒によるイベントが初めて行われたことを思い出します。卒業生たちが準備し、先生たちや保護者の方々を巻き込んだ“卒業記念式”。すべて生徒にまかせ、先生は何も言わない。行われる年もあれば行われない年もあるこのイベント。当時、うれしくもハラハラしながら時間を過ごしたことが昨日のように感じられます。24期生たちは再び、文化祭の時に躍動したのと同じアトリウムでの「ありがとう」コール。最後の息をさざめかせてくれました。

卒業生たちはここを巣立ち、新しい世界に飛び立っていきます。卒業生たちの記憶の中で、堀川で過ごした時間が、懐かしさとともに少しの誇りを感じられるものであり続けることを願っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

みなさん、お元気で。さようなら。

橋詰 忍

卒業式

本日、「息」の24期生の卒業式を無事挙行することができました。24期生239名の卒業を祝してくださいました来賓の方々、そして24期生の保護者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
卒業証書授与の際のクラス代表を始めとして、答辞代表生徒、記念品贈呈代表生徒、ピアノ演奏生徒、そして24期生のみなが堂々とした姿を見せてくれました。
校長先生からは、24期生の生徒たちが過ごした3年間の中で社会の中で起きたことを取り上げながら、これから高校を卒業し、新たなステップへと進むことへのエールが送られました。
 そしてPTA会長、同窓会長からいただいた祝辞、在校生代表の生徒による送辞ののち、卒業生代表の生徒が答辞を述べました。
閉会した後、卒業生たちは、各クラス担任を先頭に大きな祝福の拍手の中、校長と学年主任と握手や熱い抱擁を交わし、アリーナを後にしました。アリーナ出口では、卒業生に学年担任の先生方から一人ひとりに花が贈られました。そして、アリーナ場外には教職員と在校生が花道を作って見送りました。
卒業式後は、生徒主導で、これまで担任団にいらっしゃった先生方からメッセージをいただく時間が企画されました。先生方の立場が変われど、24期生を温かく見守ってくださっていたことがわかるものでした。最後は、学年主任より、激励会でできなかったマジックが披露され、「息に幸あれ」というメッセージが送られました。
「息」の24期生の皆さん、改めてご卒業おめでとうございます。皆さんがこれから明るい未来を歩んでいくことを祈っています。
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【24期生】明日、第77回卒業式を行います。

 24期生(3年生)保護者の皆様

 明日の卒業式にむけ、準備がすすんでおります。保護者の方々のご参列をお待ち申し上げております。
 さて、卒業式の開式前、閉式後のことについてご案内いたします。

・卒業生は9時15分にHR集合です。開式前に玄関等で写真撮影をご予定されている場合にはご注意ください。
・上履き及び下足袋をご持参ください(下足は会場へご携帯ください)。
・校舎ならびに卒業式会場(4Fアリーナ)への入場開始は9時20分です。ただし、天気や気温の状況で、校舎に入っていただける時刻を早める場合があります。その場合、卒業式会場の入場開始時刻まで、校舎1Fアトリウムあるいはカフェテリアでお待ちいただきます。
・9時55分ごろから卒業生入場が入場します。9時50分までのご着席にご協力ください。

・閉式後、卒業生と待ち合わせをされるなどの場合は、校舎1Fアトリウムあるいはカフェテリアでお待ちください。閉式後には、最後のホームルームが実施されます。また、その後、部活動などの送別会があり、卒業生の下校時刻が遅くなる場合があります。待ち合わせをされる場合などは、事前にお子様と打ち合わせをしておいていただきますようお願いいたします。
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【24期生】堀川同窓会のみなさまよりの奨学金授与式を行いました!

 卒業式を明日に控え、式の予行実施後の午後の時間に、本校校長室にて、堀川同窓会のみなさまから、本校を巣立ち、新たな世界に挑戦していく24期生(3年生)の生徒たちへといただきました、奨学金の授与式を行いました。
 100年をゆうに超える、堀川の歴史を紡いでくださった同窓会の先輩方からのご支援に対し、奨学金を受ける生徒たちは、感謝と共に、さまざま、熱い思いを抱いていました。
 期待に応えようとする自覚や、いただいたご支援を機に卒業後のさらなる飛躍を思い描いたり…という様子が、橋詰校長からの一人ひとりへの問いかけに対する答えから、伝わってきました。
 堀川同窓会のみなさま、このたびは、本当にありがとうございます。今年4月から入学する27期生も加わります。後輩たちへのご指導、ご支援のほど引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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【24期生】いよいよ明日は卒業式!

 本日午前、卒業式を明日に控えた24期生の卒業式予行が行われました。会場となるアリーナの準備は、昨日、在校生と教職員で行いました。
 
 予行に臨む生徒たちに対して、各クラス担任がそれぞれのことばで、段取りや心構えなどをホームルームで伝え、準備完了。
 その後の予行では、入場から退場まで本番と同じ動きを全員で確認しました。式典らしい厳粛さを保ちながらも、明日の卒業式を前に、高まる気持ちをお互いに感じあっている3年生たち。最後の「卒業生の歌」練習。生徒リーダーによる指揮のもと、議論を重ね、24期生にふさわしいと選んだ曲を、生徒たちは一人ひとり、思いを込めて歌っていました。ただ、リーダー生徒からは、「まだもっといける!」という気持ちのもと、午後から有志の練習会が提案されるなど、24期生らしく、学校行事に最後まで粘り強く愉しみつつ取り組む姿がここでも見られ、ほほえましい気持ちになりました。当日の歌、ご期待ください。

 明日、24期生が堀川高校から旅立ち、新たな一歩を踏み出していきます。ご参列くださる来賓、保護者の皆さまとともに、皆の門出を祝いたいと思います。
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前期合格発表

2月25日(火)に、令和7年度前期選抜の合格発表が行われました。
そのため、生徒たちは13:15に下校し、その後14:00から普通科・探究学科群の令和7年度前期選抜の合格発表、併せて希望者への簡易開示を行いました。
本校の選抜は、まだ普通科中期選抜を残しています。その準備もしっかりと進めていきたいと思います。
本日、合格を手にしたみなさんは、お渡しした書類にしっかりと目を通し、必要な準備を整えて3月に行われます「合格者登校日」にご来校ください。
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1年生、今年度最後の授業日

2月20日(木)は、1年生にとって今年度最後の授業日となりました。21日からいよいよ学年末考査が始まります。

1年6組の英語の授業では、教科書のレッスン内容を踏まえ、「人生の成功を定義づけるものは何か」というテーマで、20分間に100語以上の英文を書くという課題に取り組みました。年度当初は、ある程度の長さの英文を書くということに不慣れで、苦戦していた生徒も多くいましたが、ライティングテストを重ねるうちに力をつけ、最終回となる今日は、ほとんどの生徒が目標の100語を達成しました。

テストが終わった後は、字幕なしの英語版Peanutsの動画を視聴して一緒に笑ったり、英語の歌の歌詞を聞き取ってみんなで歌ったりと、楽しい時間を過ごしました。
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【25期生】京都地方検察庁よりの出前教室を実施しました!

 2月7日(金)の放課後に、京都地方検察庁による出前授業プログラムを実施しました。
 主に法学部を志望する、本校2年生生徒が多く参加し、現役の検事の方より、検事の仕事等についての講義を受けました。今回、本校で講演をいただいた検事の方は、本校の卒業生。しっかりとした講義・説明に始まり、質疑応答では、卒業生ならではのコメントも含め、多くの質問がでて、活発にやり取りをする時間になりました。

 参加した生徒たちは…
「本などで読むだけでは分かりにくい法曹のシステムなどわかりやすく教えてもらったのでとても有意義だった。」
「責任もある中で真実を追求し徹底的に調べ弁論する姿がかっこいいなと思いました。」

など、法曹の世界で実際に活躍している先輩の話を聞いてあこがれを抱くとともに、自身のキャリアをどのように考えるかのとても良い時間になったようです。
 ご講演、ありがとうございました!

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【男子バスケットボール部】部活動の様子を紹介します!

 年明けの男子バスケットボール部の活動報告をさせていただきます。

 男子バスケットボール部は今年度、5月のインーハイ予選、10月のウインターカップ予選で府大会出場を果たしており、3大会連続の府大会出場をかけた1月の新人戦でした。市部予選では初戦がブロック決勝になり、西城陽高校に勝利してきた洛星高校に対して56対54の接戦を制し府大会出場を決めました。府大会では初戦の田辺高校に59対60の僅差で負け、連続で出場していた府大会も1回戦敗退となりました。

 2月の冬季市立大会では、予選リーグで京都教育大学附属高校、西京高校を破り、決勝の紫野戦に臨みました。決勝では、紫野高校と一進一退の攻防の末62対61で勝利し、久しぶりとなる市立大会優勝を果たしました。

 後は、新年度のインターハイ予選(5月)に向けて日々の練習に励んでまいります。さまざまな大会で応援に来てくださった皆様ありがとうございました。今後とも男子バスケットボール部をよろしくお願いします。
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【熊本県菊陽町FW】京都に帰着しました。

 昨日より始まった1泊2日の熊本県菊陽町フィールドワークは、1泊2日の行程を終え、先ほど新幹線で京都駅着。簡単にミーティングを行い、全生徒無事に解散しました。
 限られた時間での活動ではありましたが、大変貴重な体験になったと思います。最後に代表生徒から今回の振り返りと感謝が伝えられました。
 参加した生徒諸君、週末しっかり体を休めるとともに、今回の取組の振り返りや学んだことの整理や記録をしていきましょう。お疲れさまでした!
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行事予定
3/4 2年学年末考査 1年スタサポ
3/5 2年学年末考査 スクールカウンセラー来校日
3/6 2年学年末考査 1年宿泊研修結団式 スクールカウンセラー来校日 生徒校内立入禁止(12:20〜)
3/7 中期選抜学力検査 終日生徒校内立入禁止
3/9 1年宿泊研修(9〜17日)
3/10 2年学年末考査
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
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TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp