京都市立学校・幼稚園
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公立で唯一の音楽家単独校校です。 令和8年度入学者選抜の課題曲等を公表しています。

2年生(77期)総探「後期成果発表会」

去る2月28日(金)、卒業式と「3年生を送る会」のあと、2年生は、急いで昼食休憩をとり、13時45分から「総合的な探究の時間」の「後期成果発表会」を本校音楽ホールで行いました。

11月のヨーロッパ研修から帰国したのち、新たにチームを組み替え、 13チームに分かれてアンサンブルを学習してきました。声楽アンサンブルだけは前期から引き続き声楽専攻6人全員で。ほかは、ピアノ2台4手や2台8手、ヴァイオリン・フルート・ピアノ、トランペット・チューバ・ピアノ、オーボエ・クラシックギター、サックス2本(ソプラノ・アルト)とピアノ……など多岐にわたる組合せに。学習期間が短かったため、どのチームも昼休みや放課後も活用しながら“合わせ”を積み重ね、本番に臨みました。どのチームも自分たちの音楽をホールいっぱいに響かせ、客席に届けようとするエネルギーがほとばしっていました【写真1〜5枚目】。

最後に音楽科の先生方お一人ずつからコメントがあり、生徒たちはみな真剣に先生方の言葉に耳を傾けていました【写真6枚目】。どの先生も、ヨーロッパから帰ってきてからの音楽に対する姿勢の変化、チーム内のコミュニケーションの充実、表現力の深化などを称え、生徒たちを労っていました。

77期が、この1年間の学びの成果を存分に披露し、非常に充実したかたちで「総合探究(重唱奏)」を締めくくることができたことを、たいへん頼もしく、嬉しく思います。友らとともに音楽を奏でることの楽しさ・素晴らしさを知った77期のみんな。今後も、いろいろな組合せでアンサンブルに挑み、楽しんでいってほしいものです。
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学年末考査1日目

3月3日(月)ひなまつりの今日から、1、2年生の学年末考査を始めました。この期間は朝の練習も停止、完全下校を15時に設定し、学習に集中できるようにしています。教員も、監督その他、緊張感を持って臨んでいます。

CR教室では、普通教科の考査を実施します。視唱の、コールユーブンゲンと新曲の考査受験の段取りは、1年生も前期試験で経験済みで、スムーズに流れていました。(写真2枚目は新曲の予見をしているところです)

教職員は、考査の作成や採点等を行いながら、研修や会議に時間を使っています。今日は、教職員人権教育研修を行い、崇仁発信実行委員会代表の藤尾まさよ先生を講師にお迎えして、「このまちが好きだから〜被差別の歴史をもつ地域に生まれて〜というタイトルでご講演をいただきました。
「知ること」の大切さ、「知らない」ことで人を傷つけていることに気が付かない自分、ということを、体験談を通してお話しくださいました。「知ること」は自分の道が見えること、未来の道がひらけること、人権学習は、人と人とのつながりをつくる力をつける、あきらめず踏み出す力をつける、というお言葉が、京都市立芸術大学と京都市立美術工芸高校が崇仁地区に移転されて、ともにこれからの歴史を作っていくことに生き生きと尽力されている藤尾先生から発せられると、構えずに聞くことができました。
人権学習は幸せの学習ともお話しくださり、音楽は人を幸せにするためにある、ということとの共通性を感じました。
終了後は、藤尾先生にお話やお持ちくださった資料について、質問をする輪ができていました。今日の研修で学んだことを、生徒たちにどう還元していくか、検討を続けます。

藤尾先生、お忙しいところ、お越しくださり、本当にありがとうございました。
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堂々とお行きなさい。

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 立春を過ぎてからの寒波到来は、卒業式を前にした数日の春の空気を、より暖かく心地よく感じさせてくれるものとなりました。

 2月28日の卒業式には、多くのご来賓の方々のご臨席、また、卒業生の保護者の皆さまのご出席を賜り、本当にありがとうございました。在校生全員も見守るなか、堀音76期40名に、無事、卒業証書を授与することができました。

 私の式辞では、新しい学習指導要領に拠った堀音の教育課程のパイオニアとなった76期が、音楽を学ぶということは「探究」そのものであることを教えてくれたことへの感謝。時代の変化が急激なスピードで進み、また多様な人々、複雑な要素が絡み合い、予想不可能なこれからの時代に、音楽という視座を持つことのつよみ――「知る」ことの大切さを深く感じ取り、解きほぐすのが容易でない問題に対して、目を背けたり、安易に結論を急いだり、諦めたりすることもなく、今は消化できなくとも、気負ったり、無理に整えたりせず、正直にコトと向き合おうとする柔らかさ――を手にしている確かさ。あなた方が、これからの困難に対して、真心をもって人とつながりながら、喜びに向かって歩みを進めていくことを信じる、と伝えました。
 
 同窓会長からのはなむけのお祝辞は、「音楽しか知らないものは、音楽すら理解できない」という言葉から、「多角的な視点・観点」ということについて、「音楽に関する音楽以外の分野からの観点、自分以外の観点、すぐに役に立つかわからない些細な事」という3つの分類を示され、お話を進められました。お話の中の、3つ目の観点、「すぐに役に立つかわからない些細な事」についてお話しくださった部分を、以下に引用させていただきます。

「効率的・合理的などという言葉が持ち上げられる今日では、特に蔑ろにされがちな3つ目ですが、個人的にはその人とその人の音楽的魅力が一番にじみ出るところだと思います。これまでに経験したこと、感動したことの積み重ねによって、皆さんが形成されています。その中には意味があるのか、役にたつのかわからない経験や時間も多分に含まれますが、これらをスピード感を言い訳に『いる・いらない』で乱暴に仕分けるのではなく『一見役にたちそうもないものを存分に楽しみ、取り入れるセンス』を磨くことができれば、友人の何気ない一言も、皆さんが日々の練習において、成長しているのか、停滞しているのか、あるいは後退しているのかわからないあのモヤモヤした時間も、想像と発見と驚きに溢れたものに変わるのでは、と思います。そして私は、これこそが『効率的』な学びなのではないか?と考えております。時間をたっぷりかけて知識や経験を蓄え、無駄を無駄とせず、余白を楽しんで、音楽の様々な面を皆さんには発見し続けてほしいなと思います。」
 
 続く、在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞は、どちらもこの堀音でのさまざまなつながりを有難く受け止め、目線を上げて未来に向かおうとする、爽やかな言葉でした。

 76期の皆さん、あなた方ひとりひとりの人生は、まぎれもなく、世界初演。ひとりひとりの音楽とともに、堂々とお行きなさい。あなた方のこれからの日々が、そしてあなた方の生み出す音楽が、豊かなれ、とひたすらに念じ、76期の門出を心からお祝い申し上げます。

校長 中村 陸子
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学校評価

教育内容

卒業生の皆さんへ

保健室より

校長室より

「学校いじめの防止等基本方針」

「学校生活の基本的なルール」について

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