京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/09/10
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10月4日(土)に秋のスクールガイダンスを予定しています。申し込み受付を開始しました。

いよいよ明日。〜令和7年度選抜 課題曲発表〜

9月26日(木)前期末考査4日目を終え、教職員は明日15:30からの中学校教員対象説明会と明後日13:00からの中学生対象HORION秋のスクールガイダンスの準備を行いました。

まず、教職員全員で、秋のスクールガイダンスの役割とタイムテーブルの確認のミーティングを行いました。今年度は、実技検査の受検者全員に係る内容説明に続いて、専攻別の分科会で丁寧な説明を行うことに改善したため、各教員の動きと生徒スタッフの動きを精査しました。

その後、ホールに会場を移し、実際の進行と動線をシミュレーションし、アナウンスの内容をよりわかりやすくするなど、皆の知恵を集めてよりよい形を追究しました。当日の説明内容についても、関係の教員で内容の点検をしました。

並行して、ホールのステージでは、明後日のスクールガイダンスの最初のプログラム、在校生たちの演奏のために、ピアノの調律も行っていただきました。本校では“本番”のたびにこのようにピアノの調律が入ることが普通です。

明日と明後日の配布資料の袋詰めは、内容に課題曲の冊子が含まれるため、厳正に課題曲発表の正午以降、13:00より多くの教職員の手でスピーディーに行います。

明日、明後日、本校にお越しくださる中学校の先生や中学生の皆さんには、明日正午に発表する令和7年度選抜の課題曲の冊子をお渡しいたします。それ以外の方々で課題曲が必要な方は、正午以降本校にお越しください。郵送等がご希望の方は、本校企画推進部(075-253-1581)までお問合せください。

明日の中学校教員向け説明会にご参加くださる先生方、お忙しいところお申込みありがとうございます。どうぞお気をつけていらしてください。

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大学入学共通テスト 出願へ。

9月25日(水) 前期末考査も残すところあと2日。
朝夕の気温が随分秋らしくなって、生徒が学習に取り組みやすくなってきました。

本日は、令和7年度大学入学共通テストの出願期間の初日です。すでに3年生(76期)の出願書類は、出願予定者の全員分が出揃い、点検を行っています。
進路指導部や担任らで改めて最終点検を行ったうえで、暦の良い日を選びつつ、速やかに出願してまいります。
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第10回記念 京都夜想曲 開催!

9月20日(金)18:00より、第10回記念の「名曲クラシック1コインコンサート 京都夜想曲」(主催:堀音父母の会)が、たくさんのお客様をお迎えして行われました。

この演奏会は、本校卒業生の保護者の方が運営されている堀音父母の会が、卒業生たちに演奏の場を提供するとともに、地元を中心に多くの方々にクラシック音楽の魅力に触れていただこうと企画されているものです。本校の音楽ホールを活用し、一般500円(“1コイン”の由来です)・中学生以下無料という、足をお運びいただきやすい設定で、「CMなどのどこかで断片でも聞いたことがある…」というような耳なじみのよい曲を選んで幅広い層にお届けしたい、という音楽会にしてくださっています。

今回は第10回記念ということで、本校在校生にプログラム最初の1ステージをいただきました。2年生ピアノ専攻の男子生徒2名が、ピアノ2台4手でラフマニノフの組曲第2番Op.17より第4曲「タランテラ」を演奏しました。譜めくりと舞台セッティングは、本校の生徒たち数名が応援しました。生徒たちに貴重な機会をくださいました堀音父母の会の皆様、ありがとうございました。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルートによる、ソロやアンサンブルの多彩なステージが続きました。卒業生の方々は、演奏の前にプレトークもしてくださり、現役の77期、この春卒業したばかりの75期から62期までの堀音の先輩後輩が、皆さんのひとつの原点である本校のホールを舞台として共演する、温かな演奏会でした。

次回第11回目の京都夜想曲は令和7年の3月28日(金)に予定されているとお聞きしています。詳細はまたこのブログでもご紹介していきたいと思います。皆さまぜひお越しください。

写真上:本校生徒による演奏
  中:姉妹によるピアノ1台4手の演奏
  下:師弟と同期生による2本のフルートとピアノの演奏
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前期末考査、スタート!

9月20日(金)、前期末考査が始まりました。3連休をはさんで27日(金)までの5日間の日程です。朝のSHR前には、生徒たちがほとんど着席していて、1時間目の科目のノートや課題を確認したり、「視唱」の新曲課題に備えてウォーミングアップしたりしながら、準備していました。これまで学習してきたことをよく整理し、咀嚼して、自分のものにして考査に臨んでほしいものです。

考査終了後、会議室では、2つの会議が続けて行われていました。
1つ目は、来週末に迫った「中学生対象 HORION秋のスクールガイダンス」(R7年度選抜実技検査内容[課題曲等]説明)に向けての生徒スタッフ会議です。当日の流れの確認、業務内容説明と役割分担、生徒交流企画についての相談などを行いました。本校に興味・関心をお持ちの中学生(1〜3年生)のみなさんとその保護者の皆様で、お申込みがまだの方は、ぜひこちらのフライヤーもご参照のうえ、
WEB(https://horion.ed.jp/applications/)からお申込みください。
お待ちしております!

続いての会議は、2年生の「ヨーロッパ研修旅行委員会」です。旅行委員9名が集まり、現地で行うコンサートで披露することになっている合唱の、今後の練習計画について話し合いました。11月の出発まで、あと2か月を切りました。7曲ほど用意した合唱を、高いレベルで完成させ、現地の人々にお届けするため、クラスのみんなに計画的に暗譜を進めてもらい、パート練習や全体練習をどう重ねていくか、見通しをもった練習計画をクラスのみんなに提示しなければなりません。
みんなのことを考えつつ、でも、厳しさも必要で…と、議論しながら計画をまとめあげていました。頼もしい限りです。

【写真上】「秋のスクールガイダンス」生徒スタッフ会議
【写真下】ヨーロッパ研修旅行委員会 会議
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三菱みらい育成財団からのお客様をお迎えしました。

9月19日(木)気温37度超えの午後、それにもかかわらず、東京から、一般社団法人三菱みらい育成財団 事務局部長 吉田 憲史(けんじ)様が本校をご来訪くださいました。

三菱みらい育成財団とは「三菱グループ創業150周年を記念して、2019年10月に設立されました。VUCAの時代を生き抜き、未来を切り拓く人づくりを目的に、次代を担う若者の育成を目指す教育活動への助成と、ネットワークづくりや情報発信を通じ、その成果を社会に波及させるために活動(財団HPより)」を行っている財団です。2024年度、この財団からの助成に堀音が採択されたため、事務局として本校に関わってくださる吉田様が学校の様子を視察にいらしてくださいました。

堀音が採択された助成は「高等学校などが学校現場で実施する『心のエンジンを駆動させるプログラム』」というカテゴリーです。「総合的な探究の時間や教科等、教育課程の一環として、原則として、学年の生徒全員を対象として行うもの」という条件のもと、書類選考を経て、Zoomでの面接選考により採択が決定しました。プログラム名は「人とつながる音楽家」を目指して〜音楽科の特色を活かした探究的な学びの実践〜」。生徒と教職員が挑戦している、本校の音楽専門学科ならではの総合的な探究の時間の取組の実績と今後の計画が評価され、100万円(小規模校としての最高額)をいただくことができました。今後3年間継続の可能性があります。6月に実施した人権×キャリアの講演会も、この助成によって実現しています。

吉田様と校長、教頭、事務長、そして担当の教員と事務員が初顔合せ(Zoomではお目にかかっていましたが)のご挨拶のあと、改めてこの助成の意味をお話しくださり、本校の教育活動や76期生からスタートした新カリキュラムでの「総合的な探究の時間」の活動についてのご質問をたくさん頂戴しました。高校への助成で、音楽専門学科が採択されるのは本校が初めて、ということで、大きな期待を寄せてくださっていることに、背筋が伸びる思いがしました。
その後、校舎内をご案内し、本校の雰囲気を感じていただきました。ざっくばらんに「ホリオンあるある」のようなお話もするなかで、堀音のスピリットや魅力をお伝えできたかと思えました。
京都特有の蒸し暑さのなか、遠路お運びくださった吉田様、ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

このように多方面からの応援を得ながら、より一層充実した教育活動に取り組み、「若き音楽家」たちの成長を促していきたいと考えます。

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「オーボエ特設講座」開催!

9月18日(水)15時より、本校音楽ホールにおいて、京都市立芸術大学准教授の加瀬孝宏先生をお招きして、「オーボエ特設講座」を開催しました。オーボエを専攻する1〜3年生計6名の生徒がレッスンを受け、他の管楽器専攻の生徒も聴講しました。

加瀬先生は、一人ひとりの課題に応じて、丁寧な説明と演奏のお手本によって、癖の修正や発音の改善、音楽的な表現へのテクニックなどを、わかりやすく優しくご指導くださいました。

たとえば、出だしの発音がうまくいっていない生徒には、「ロングトーンをディミヌエンドしながらやってみて」と実際に吹いて見せ、続いて生徒に吹かせてくださいます。「ディミヌエンドしながらロングトーンを吹いていって、口の形や息の量が変化していくことで、どんな音が出ているのか、どのような状態のときに、“その音”に行きつくのかを調べる。それを覚え込む。その記憶をたどって、“その音”を出すんですね」と加瀬先生。
また、「高音を吹くとき、大きな音を吹くときには(息の)量じゃなくて速さ。押し出して行ってみよう!」「広げるんじゃなくて、突き抜かせる。まっすぐ一直線に」と身振り手振りでお教えくださいます。
「ここは、『えいっ』と吹く。」「こういうときは、『よいしょっ』という感じで吹くよね。理屈じゃないんだよね…」などと、体の動かし方や体の状態を、動作と感覚的な表現で伝えてくださり、生徒たちもそれらを理解して笑顔で応えていました。

さらに、「休符は音が無いだけで休み過ぎない」「継続した時間の中で演奏をすることを意識する」ことや、「音符の長さが同じでも、音の処理によって全く別の印象になる」と、実例を示しながらどのような音を選択していくかということの大切さをご指導いただきました。

そして、「エチュードの課題をクリアしていくには、その曲の意図を考え、特徴やリズム、アーティキュレーションを含めて、その意図を感じさせる演奏を目指す」など、生徒の日頃の練習での取り組みに対する大切なアドバイスもいただきました。

加瀬孝宏先生。本日は、長時間にわたって、たくさんの生徒を熱心にご指導くださり、ありがとうございました。ご指導いただいたことをしっかり自分のものにし、これからの学びに生かしてほしいと思います。本当にありがとうございました!
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「イタリア語ディクション講座」(公開)を開催しました!

9月14日(土)10時30分より、「イタリア語ディクション講座」を本校204教室で開催しました。

「ディクション」とは、朗読、演劇、声楽などにおける言葉の発音法を指します。声楽におけるディクションのレッスンでは、広いホール等の空間で聴衆にはっきりきこえるように正しく美しい発音で歌うことを目指し、イタリア語をより楽に、より美しく響かせて、歌にどう生かしていくかを学びます。

本校では昨年度、本校生を対象に3回にわたってこの特別講座を実施しましたが、今年度は全4回に増やし、そのうちの第1回を「公開」として、本校声楽専攻生のほかに、歌や音楽を勉強したいと思っている中学生の方、堀音の授業に興味を持ってくださる中学生の方やその保護者の方、小中学校や各種教室の音楽の指導者の方々などにもご参加いただきました。
講師は、昨年度に続いて大阪音楽大学にご依頼し、同大学講師のジュリオ・デ・パオリス先生(イタリア ローマご出身)と同大学教授の松田昌恵先生(Sop.)のお二人をお迎えしました。

まずは、本校声楽専攻の3年生2名にそれぞれレッスンしていただき、それを皆さんに聴講していただきました。レッスンでは共通して、まず受講曲を歌ったあと、歌詞の朗読をご指導いただきました。ジュリオ先生からは単語一つ一つの正しい発音に加え、「この3つの単語は切らずに一つにして」などと言葉として自然な発音をお教えいただき、さらに、「この詩を書いた人はどんな人かな?年ごろは?」「書いている時の状況は?気持ちは?」と受講生に想像させ、そして、「文字の中に呼吸がある。出だしのとてもいい感じを最後までもっていこう。呼吸を感じて」とアドバイス。
また、別の受講生には「カフェでちょっとコーヒーでも飲みながら、口ずさむように。リラックスして読んでみよう」と促してくださると、受講生は、息の流れに言葉が生き生きと乗り、声がのびやかになってきれいなレガートで歌えるように。松田先生も、あるフレーズについて「ここに休符があるのはなぜかしら。」と休符ありと休符なしのパターンで歌わせ、受講生から「休符ありの方がより喜びを確かめている感じがします」と自分なりの解釈へと導き、「気持ちは前へ前へと動いている。休符で流れを止めず、息はずっと流れているように」「楽譜をよく読んで、再現していくこと。なぜ休符がわざわざあるのか。その演奏効果も考えて。カンニングブレスをここで入れると、あとの長いフレーズにたっぷり息を使えるわよ。」と美しいお声で歌って聴かせてくださりながら、ご指導くださいました。

休憩をはさんで、今度は外部からご参加くださった皆様とともに「Caro mio ben(いとしい人よ)」を歌い、この歌のディクションをご指導いただきました。松田先生が、「どなたか皆さんの前で歌詞を朗読してみませんか」と呼びかけてくださると、まず中学校の先生がすぐに立候補してくださり、続いて、中学生の方もお二人、皆さんの前で歌ってから朗読し、ジュリオ先生と松田先生のご指導を受けてくださいました。その勇気と素晴らしい歌声に大きな拍手が贈られました。

みなさんで楽しみながらディクションを学び、歌の奥深さ、おもしろさを発見することができたひとときでした。

大阪音楽大学のジュリオ・デ・パオリス先生、松田昌恵先生、ご指導ありがとうございました。そして、中学生をはじめとしてご参加くださった皆様、ありがとうございました!

【写真】
1・2枚目:本校生のレッスンの様子
3枚目:みんなで「Caro mio ben」を歌います
4・5枚目:中学生のレッスンの様子
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重要 再掲!【9/28(土)開催】             「秋のスクールガイダンス〜令和7年度選抜実技検査内容(課題曲等)説明〜」のご案内

残暑厳しい毎日ですが、お月様の光や夜分の虫の音に少しく秋を感じます。お互い過ごしやすい季節となるまで、もう一息がんばりましょう。

春や夏のHORIONスクールガイダンスにいらしてくださった中学生の皆さん、秋のスクールガイダンスのお申込みはお済ませくださったでしょうか。まだの方は下記をご覧いただき、お申込みください。

また、音楽に興味があって、堀音がどんな高校か知ってみたいという中学生の皆さん、ぜひこの機会に、堀音とファーストをとってください。堀音生の演奏を聴いたり、生徒や教員と話をしたり、本校に入学するにはどんなことが必要かが知れたりする、盛りたくさんなガイダンスです。

皆さんとお目にかかれることを、楽しみにお待ちしています。

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京都堀川音楽高校では、9月28日(土)に、中学校1年生から3年生を対象として「秋のスクールガイダンス」を開催します。
                      
このスクールガイダンスでは、在校生によるソロやアンサンブルの演奏、令和7年度選抜の説明、教員や在校生との個別相談・交流等を予定しております。本校の受検を考えておられる中学生、本校に興味をお持ちの中学生の皆さんは、ぜひお越しください。
今年度は、専攻に分かれてのきめ細やかな説明、質問対応等も拡充いたしますので、特に中学3年生の皆さんは、この機会を逃さずご参加ください。


■日時:令和6年9月28日(土)
    13:00〜17:00頃(受付開始12:30〜)

■場所:京都市立京都堀川音楽高等学校 ホール
   *御池通り側の南門よりお入りください。

○京都市営地下鉄 東西線「二条城前駅」下車 徒歩2分
○京都市営地下鉄 烏丸線「烏丸御池駅」下車 徒歩10分
○阪急京都線「大宮駅」下車 徒歩15分
○京都市バス,京都バス「堀川御池」下車 徒歩2分

■内容:
★在校生によるソロ、アンサンブルのコンサート(声楽/ピアノ/弦楽/管楽)
★学校紹介
★令和7年度選抜実技検査内容(課題曲等)の説明
★他府県からの受検についての説明
★個別相談
★在校生との交流 等

☆参加ご希望の方は、こちらから実施要項をご覧いただき、お申し込みください。
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「ヴァイオリン特設講座2」と「クラリネット特設講座」を開催しました!

9月13日(金)
今日は、1年生は前期実技試験の最終日で、午前中、管打楽専攻の試験がありました。そして14時からは、「ヴァイオリン特設講座2」と「クラリネット特設講座」が同時に開催されました。
ヴァイオリンは、東京藝術大学教授の玉井菜摘先生、クラリネットは、同じく東京藝術大学教授の三界秀実先生にお越しいただきました。

ヴァイオリン特設講座2は204教室で、4名の3年生が、同専攻の生徒たちが熱心に聴講する中、レッスンを受けました。
「この曲に描かれているものを、音にして描き出そうとしている、とてもよい演奏でしたね」などとお褒めくださりながら、随所に具体的なイメージやテクニック、脱力などについて、アドバイスしてくださると、魔法をかけられたように、生徒たちはそれに応えてどんどんといい音を出していきました。

「多様なイメージを持つこと。そして、そのイメージを実現するにどうしたらよいかを考える」「音の持っている顔つきを生かし、生き生きと弾く」「だんだん熱を帯びて自由度を増していく。興奮していくとき、どのように音楽を組み立てるか」「戦っているのか、抵抗しているのか…。テクニカルでないものがほしい。」など、数々の印象的なお言葉がありました。

その一方で、先生が、演奏に合わせてオーケストラのメロディを傍らで歌ってくださったり、生徒と掛け合いのように,自ら弾いて示してくださったりすることで、言葉を介さずにご指導の意図が伝わる音楽のすごさも感じられた3時間でした。

クラリネット特設講座は、音楽ホールで、3年生1名・1年生2名のクラリネット専攻生がレッスンを受け、管楽器専攻の生徒たちも聴講しました。

「スラーの頭の音はしっかり長めに」、「高い音はどうしても金属的になりやすいから、音量に気を付けて。丁寧にねらって入りましょう」などといった具体的なご指導だけでなく、「この曲をどう弾きたいですか」、「もう一段階柔らかい音楽にするためにはどうしたらいいだろう」というふうに、生徒に問いかけ、その答えにそって生徒自身がアイディアを出して表現することを引き出していってくださいました。

また、カヴァリーニのエチュードのご指導の場面では、イタリア人の情熱的な気質などをくだけた表現でお話しくださり、「まだまだ足りない。もっと!」とダイナミックな表現に導いてくださったり、スタッカートについては「(あなたが思っているよりも)もっと軽くて短く」とご指導くださいました。

さらに1年生には、正しいアンブシュア(マウスピースをあてたときの口の形、または口の周りの筋肉の使い方)やブレスコントロールについて手ほどきいただきました。アンブシュアでは、口の形がどうなっているかを、姿見を使ったり、横から先生が撮影してくださった動画を見せていただいたりして、丁寧にご指導いただきましたし、ブレスのほうでは、短いブレスでたくさん吸うためのトレーニング方法を伝授くださいました。
生徒たちは、これらのトレーニングを毎日こつこつと続けていってくれると思います。

特設講座をご指導いただきました、玉井先生、三界先生、本当にありがとうございました!

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声楽特設講座

9月12日(木)午前、1年生は作曲、弦楽、声楽それぞれの専攻の前期実技試験を実施しました。2年生は授業、3年生は模擬試験、と学年ごとにメニューの違う時間を過ごしました。

そして午後は声楽の特設講座。京都市立芸術大学准教授 日紫喜 恵美先生を講師にお迎えし、声楽専攻の2年生1名と3年生1名が直接レッスンをしていただきました。また、声楽専攻の生徒を中心に多くの生徒が聴講しました。

どちらの生徒も、用意した歌曲をまず通して演奏しました。今日はピアノ伴奏も、本校の非常勤講師の先生にお願いをしました。日紫喜先生は2年生には「身構えてしまう曲を自然に歌っている」、また3年生には「音楽のセンスが良い。伝えようとしているものをしっかりもっている」と、生徒たちの良い面を評価してくださり、生徒たちのモチベーションが一層あがったようでした。

それからさまざまなご指導を始めてくださったのですが、ご自身の身体も歌声も惜しみなく使ってくださり、また「UFOキャッチャーで客席の上のほうにある小さなものをつかみに行くように声をもっていこう」「カラスになってKAの発音で歌ってみて」などわかりやすい比喩を使いながら、聴講の生徒にも語りかけながら、具体的にイメージできるように伝えてくださいました。
歌詞のイタリア語の意味をいくつもお尋ねになり(どちらの生徒も正しく答えていました)、“隠れている”と言っているけれど、それは+の意味かマイナスの意味か、など、言葉を丁寧に理解して歌うことの大切さも示してくださいました。生徒たちの声の届き方や表現の深さがどんどん変わっていくのがわかりました。

レッスン終了後には質疑応答のお時間もいただきました。緊張することについては、レッスンの中でも、緊張は悪いものではない、緊張と友達になる、緊張する自分をかわいいと思って!などのお話があり、呼吸を整えることで落ち着くなどの手法も伝授してくださいました。

日紫喜先生の華やかな、情感豊かで凛とした歌声と楽しいお話に感動しながら、「体が楽器」の声楽の奥深さと可能性にたくさんの学びを頂戴したあっという間の3時間でした。日紫喜先生、本日は本当にありがとうございました。

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教育内容

卒業生の皆さんへ

小中学生のみなさんへ

保健室より

「学校いじめの防止等基本方針」

「学校生活の基本的なルール」について

京都市立京都堀川音楽高等学校
〒604-0052
京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
TEL:075-253-1581
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