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最新更新日:2025/09/12 |
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二条城 本丸御殿車寄にて。![]() ![]() ![]() 二条城本丸は1626年(寛永3)、後水尾天皇の二条城僥倖に備えて設けられたものですが、1788年(天明8)の大火で焼失しました。1884年(明治17)に二条城が皇室の離宮となった後、明治天皇の命によって1894年(明治27)に、京都御所の北にあった桂宮家の御殿の主要部を移築したものが今の本丸です。明治から大正にかけて、皇太子の宿泊所として使われたため、日本建築の中に洋風の設えが取り入れられた歴史的に意味の大きな建築物だそうです。 阪神淡路大震災の際に傾き等が起こり、平成29年から7年の歳月をかけて行われた保存修理工事が完成し、このたび公開の運びとなりました。 式典開始の約2時間前に教員と生徒が東大手門に集合し、そこから本丸まで10分近く歩く間にもう汗が…。しかし、生徒たちは本丸御殿内に設けていただいた控室で楽器の準備を整えると、すぐにリハーサルに取り掛かりました。蝉の大合唱の中の屋外での演奏でしたが、ひとたび演奏が始まると全く問題なく楽器の音が響きました。 式典は定刻9時30分にスタート。主催者である松井孝治京都市長のご挨拶、来賓ご祝辞、テープカットと順調に進み、その後セッティングが整えられた金屏風前に、演奏会用の服装に着替えた本校生徒が登場。司会の方から、校名と曲目ドヴォルジャーク作曲弦楽四重奏曲 第12番第1楽章と生徒全員の氏名の紹介のあと、代表生徒がお祝いの挨拶を述べました。そして演奏開始。4人の息のあった演奏に、来賓のみなさんが引き込まれていかれるのがよくわかりました。演奏を終えると大きな拍手。連日の猛暑のなか、この日のために組んだアンサンブルメンバーが、心を合わせて熱心に取り組んだ成果の表れた、とても素敵な本番でした。 その後、サプライズで松井市長が控室を訪れてくださり、生徒たちに温かなお言葉をたくさん頂戴する機会を得ました。クラシック音楽に造詣の深い松井市長ならではのご質問やお励ましのお言葉を、たいへんありがたく受け止めていた生徒たちでした。 このような貴重な機会をくださり、いろいろのお手配やご配慮をくださった京都市元離宮二条事務所の皆様に、心より御礼申し上げます。 |
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