最新更新日:2024/11/01 | |
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備え。
3月28日(水)午後、昨日のうらうらとした陽春の気候とはうってかわって、今日は雨模様が予想される雲に覆われています。この曇り空もまた春らしく。
生徒たちは、30日(土)に出演する、京都市立芸術大学 堀場信吉ホールで行われるスペシャルコンサートに向けての京芸での練習に赴いているため、静かな校舎内です。今日、明日の練習を経て、本校単独でのオーケストラ演奏と、京芸や京都子どもの音楽教室や京都市少年合唱団の代表とともにステージにのる合同合唱の本番を迎えます。 生徒たちが、日常の体育や合唱の授業、文化祭や音リピック(体育祭)で使用する「城巽アリーナ」は、地域の方々の避難所に指定されています。また、本校は土曜日などには京都子どもの音楽教室や京都市少年合唱団の活動に大勢の子供たちがやってきます。能登半島地震の被災の状況を伺っても、決して人ごとではない。日々の備えが大事、ということを改めて確認しています。 以前から、「城巽アリーナ」前の飲物等の自動販売機は、緊急時対応備蓄型のものを入れています。また、事務部の発案と手配で、アリーナ前のスチール棚に防災グッズを整備し始めました。もちろん鍵はかけず、校内で必要なときに必要な人が誰でもすぐに使えるようにしています。 職員室は、情報共有や仕事の連携をより密にするために、4月1日に行う“席替え”に向けて、机回りの整理等に勤しむ教員の姿があります。事務部は一足先の25日に、既にレイアウト変更を終え、新しい景色になっています。新年度に向けてのさまざまなミーティングも行われています。 すぐそこに迫った令和6年度に向けて、着々と準備を進める堀音です。 堀音の桜 開花宣言!
3月27日(水)
久しぶりに快晴となった本日、気温もぐんぐん上がり、昼間はコートのいらない素晴らしい陽春の一日となりました。 本校には、校舎昇降口の前と校舎東端の東門内に1本ずつソメイヨシノが植わっていますが、東門内の桜が、ついに開花しました! 昇降口前の桜は、まだつぼみが固いままですが、入学式を迎える頃には両方ともきっと満開になることでしょう。 その日が楽しみです! 第2回 学校運営協議会 理事会
3月25日(火)15時より、本年度の第2回学校運営協議会理事会を行いました。
理事長の香川 史朗様(城巽自治連合会会長)、理事の(五十音順)石原 かおり様(本校PTA音友会会長)、井尻 由佳様(京都子どもの音楽教室教育部門長)、加藤 完二様(京都市少年合唱団音楽監督)、塩見 亮様(京都・堀音同窓会会長)、砂原 悟様(京都市立芸術大学音楽学部長)、森 重樹様(京都市交響楽団演奏事業部長)、山口 基之様(京都市中学校教育研究会音楽部会長)、古池 強志様(京都市教育委員会生涯学習部 生涯学習アドバイザー)のご出席と本校校長、教頭、事務長の出席で会を始めました。 年度末のたいへん忙しい時期の開催ですが、やはり大学の入試結果が出そろい、卒業演奏会までを終えての、今年度の報告と来年度に向けての課題を共有させていただきたいということから、今年度もこの時期にお集まりをいただきました。ご予定を調整してくださって、理事会にご出席いただきました皆様に心より御礼申し上げます。 令和5年度75期進路状況、令和6年度入学選抜の結果の数字をお示ししながら、成果と課題を校長より報告しました。また、学校評価アンケート結果について、教頭より資料とともに報告をいたしました。それらにより明らかになった課題を取り上げながら、本校がそれら諸課題に対してすでに取り組んでいることや今後取り組もうとしていること、また生徒の頑張りなどについて、来年度の教育目標である「『人とつながる音楽家』の育成に向かって」というタイトルで、校長が報告しました。また、今年度末で退職となる事務長から、「堀音充実3つのレシピ」と題して、堀音のつよみとその活かし方についての現状報告と今後の期待が語られました。 その後、特に生徒募集や生徒育成に関して、それぞれのお立場からさまざまなアイデアやご要望をいただき、有意義な時間となりました。 最後に、古池 強志 生涯学習アドバイザーにまとめをお願いいたしました。古池生涯学習アドバイザーは、教育委員会にお勤めのころ、本校のヨーロッパ研修に引率してくださったご経験から、本校生徒の音楽に対する情熱の熱さを改めて確認してくださり、関係の諸団体の代表としてご出席くださっている理事の方々が、このように学校運営に関わってくださることの意義の大きさをお話しくださいました。 いただいた貴重なご指摘やアドバイスを来年度の学校運営に反映させていきたいと思います。 【PTA音友会様からのご支援】 城巽アリーナ バック幕 新調!
3月25日(月)
PTA音友会様のほうで、令和5年度「学校支援費」の使い道として過日ご決定いただきました、城巽アリーナの舞台のバック幕の更新が本日完了し、深みをたたえた漆黒の幕が美しく取り付けられました。 移転・開校から14年が経ち、破れや劣化、変色等がひどかったバック幕が新調され、これで、文化祭の学年ミュージカルや学校説明会・コンサート等さまざまな場面で、生徒たちが演奏したり発表したりする姿が,きりりと映えることでしょう。 大切に、大切に、使わせていただきます。 音友会の皆様、本当にありがとうございました! 令和5年度末 転退任教職員
令和5年度末で転退任される教職員をご紹介いたします。(敬称略)
なお、以下の教職員は,3月26日(火)以降、京都堀川音楽高校にはおられない可能性があります。 名和 三知恵 (養護教諭) 北川 裕子 (事務員) 福田 聡 (事務長) 京都堀川音楽高等学校 第14回 卒業演奏会3月21日(木)、写真撮りもかねたリハーサルの後、開場直前には、コロナで途切れていた、ステージ上での生徒・教職員の全員での記念撮影が復活したことも嬉しいことでした。17時30分に開演。第1部は、ピアノ独奏、独唱、チェロ独奏、トランペット独奏、ピアノ独奏、ヴァイオリン独奏とプログラムは進みました。そして75期76期77期全員で、混声合唱とピアノのための「信じる」(谷川 俊太郎作詩 松下 耕作曲)を本校音楽科主幹教諭の指揮、2年生ピアノ専攻生徒伴奏で演奏しました。 休憩を挟んでの第2部は、ピアノ独奏、トロンボーン演奏、ヴァイオリン独奏、独唱、ピアノ独奏が披露されました。そして舞台のオーケストラへのセッティングを生徒たちが素早く行い、ワーグナー作曲の、歌劇「タンホイザー」序曲を、75期担任でもある音楽科教員の指揮、75、76、77期のオーケストラメンバーで演奏しました。 その後の卒業セレモニーは、まず生徒全員が舞台にあがり、オーケストラ版での校歌「海を遠く」を合唱、続いて、蛍の光が演奏され始めました。それに重ねて、75期代表の声楽専攻の生徒が、75期は笑いも涙も分かち合ってここまで来たこと、担任はじめ多くの先生方に育てていただいたこと、いつも身近で支えてくれた家族への感謝を述べ、75期のつながりを大事に音楽の道を進んでいくことを爽やかに誓いました。そして、最後に蛍の光の1番を全員で歌い上げ、演奏会は終了しました。 75期の生徒たちは、ソロや伴奏で舞台に上がった生徒はもちろん、どの生徒も、堀音での最後のステージを、時には涙しながらも、誠実に、精一杯務めていました。演奏ごとに会場からは大きな拍手を生徒たちに頂戴し、最後の蛍の光のあと、客席が明るくなったあとも拍手は鳴りやみませんでした。そんな拍手こそが、75期の生徒たちにとって3月1日に授与された卒業証書とともに、堀音で学びを修めた証となることでしょう。 長時間の演奏会でしたが、75期39名の若き音楽家たちの門出をお見守りくださいました全ての方々に、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 感謝を込めて。3月18日(月)、門川大作前京都市長に感謝をお伝えする会を行いました。前市長は、京都市教育長の時から、京都の全ての子どもたちのためにご尽力いただき、本校へも心を寄せてくださってきました。本校の城巽学区への移転等についても、ご理解とご支援をいただいてきました。そんな門川前市長に、御退任後、一度本校にお寄りくださいとお願いしたところ、快く応じてくださり、この会が実現しました。 本校ホールに全校生徒・教職員、また本校芸術顧問のヴァイオリニスト岸邊百々雄先生、同じく芸術顧問、ピアニストで本校独立後の第二代校長でもいらした田中美鈴先生、移転当時の校長であった大江加津雄先生、先々代の校長、村上英明先生が集うなか、前市長を拍手でお迎えし、生徒による進行で会は始まりました。代表の3年生の生徒から前市長へ、音楽を学ぶに最高の環境をいただいている感謝の言葉と、自分たちは地元城巽、京都、そして世界へと音楽の力を届けていく、後輩たちにその精神を伝えていくと述べました。お花の贈呈に続き、オーケストラ版校歌合唱(3番までのフルコーラス)を、感謝を込めて捧げました。 門川前市長からは生徒・教職員に向けて、前市長と堀音のご縁、文化都市京都の中の堀音についてお話くださり、生徒たちが音楽の力をもって社会で、世界で活躍することを期待するとエールを頂戴しました。 最後は記念撮影を行い、会を披きました。 お帰りのあとすぐに、校長にメッセージを届けてくださいました。「感激した。音楽はもとより、一人一人にまたチーム堀音として人間力を高めていることを実感した。」と過分のお言葉を頂戴しました。本当にありがたいことでした。 門川前市長の思いを生徒・教職員はしっかりと受け止め、今後に繋いでいきたいと思います。本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。 令和5年度後期終業式本日は、今年度後期、年度末の終業式でした。3年生が卒業式を終えているため、1、2年生のみが出席しました。 いつもはアリーナで行っていますが、今回は音楽ホールで実施してみました。すると、“校歌合唱”がとても美しく響いて、うっとりよい気分で式が始まりました。【写真1枚目】 校長先生のご挨拶では、「堀音の3年生は、受験が終わった後も学校に来て、当たり前のようにレッスンを受ける。音楽の鍛錬を積み重ねる毎日は途切れることなく続いていくのだと改めて知った。」「一般の受験生は、受験が終わると受験に使った赤本はもう不要。後輩にあげたりして『終わった』となるけれど、あなたがたはコールユーブンゲンを捨てたりしないでしょう?」などと笑いを誘いつつ、この1年間、生徒たちの演奏をたくさん聞かせてもらったこと、生徒たちが受講する校内外の先生方のレッスンの聴講を通して、多くの学びを得たことに感謝を伝えました。その上で、広い教養を、と呼掛け、現在、京都市京セラ美術館で開催中の「村上隆もののけ京都」を紹介し、「好き嫌いは別として、海外で高く評価されている現代美術家。みなさんが今後海外の音楽家たちなどと出会ったときには、日本から来たなら村上隆を知っているか?と尋ねられることも多いはず。ぜひ、春休み中に行ってみよう。学生証があれば無料で入場できる。これも京都の文化の豊かさ。」とのお話がありました。【写真2枚目】 演奏委員からは、明後日の卒業演奏会に向けての諸注意、生徒自治会からは、4月の新歓コンサートの出演グループ抽選の件などがアナウンスされました。【写真3,4枚目】 明後日(3/21)には「第14回卒業演奏会」、3月30日には「Kyoto Music Caravanスペシャル・コンサート」への出演を控えていて、まだまだ一年が終わったという感じのしない、堀音の後期終業式――。このあと、大掃除、最後のホームルーム、そして、卒業演奏会のオケ・合唱の練習と続いていきました。 午後には並行して「合格者登校日」を行い、合格者と保護者のみなさんをお迎えして、校長はじめさまざまな教職員から心構えなどを伝え、「入学式を迎える準備」の時間を過ごしました。合格発表の日に出されていた課題の回収や様々な説明、教科書等の購入手続き、制服採寸、個人写真撮影などを行いました。合格者たちは緊張の面持ちの中にも、堀音での生活に期待いっぱいの表情が見えました。保護者の皆さま、お忙しいなかのご参加ありがとうございました。 本日は、いつもにましてダイナミックな一日となりました。 ひな祭りコンサート本校の生徒は「総合的な探究の時間」という授業の中で、自分たちの音楽を社会に向けて発信する、多くの方々に、音楽のすばらしさを届ける、という課題に取り組んでいます。このコンサートの企画・運営・演奏もその一環で、生徒たちはクラス全員で地元城巽の方々に良い時間を届けようと、できる限り自分たちで話合いながら練習にも取り組んできました。 前半はピアノ2台8手が2チームと、木管アンサンブル、金管アンサンブルが1チームずつのアンサンブル、後半はクラス全員での合唱を披露しました。MCも自分たちで工夫して行っていました。合唱は、幅広い年齢層に親しんでもらえるような選曲で、自分たちでオリジナルの振りをつけ、息のあったステージを見せてくれました。会場からは温かな手拍子をいただきました。プログラムの最後は、生徒たちがホールの通路に並んで、会場のみなさんと一緒に「ふるさと」を合唱しました。 全国的には3月3日がひな祭りの日ですが、京都では旧暦によって3月から4月までひな祭りのシーズンという意識が強いようで、ご家庭やホテルなど、いろいろな場所でお雛様がまだまだも飾られているのを目にします。春の到来をよろこびあう、また子供たちみなの健やかな成長を願う、そんな意味のこもったタイトルにぴったりの内容のコンサートとなりました。生徒たちが音楽を人に届けるよろこびと意味を感じて、ますます日々の学びに力を注いでくれることを願います。 このような機会をくださった城巽社会福祉協議会の皆さま、会場にお運びくださった城巽自治連合会の皆さま、保護者の皆さま、本当にありがとうございました。 3月7日は「消防記念日」。
消防記念日に近い休日となった3月3日(日)、本校ホールにて、令和6年「消防記念日」表彰式 防災合唱コンサートが行われました。京都市の消防団や、地域の安全のために尽力された個人や団体を京都市長が表彰なさる、毎年開催の式典の機会に、今年は合唱のコンサートを加えた新企画。本校の音楽科教員が当初からご相談を受けコーディネイトし、京都市少年合唱団選抜チーム「響」が出演してくれることになりました。指揮は日頃から京都市少年合唱団の指導にもあたっている前出の音楽科教員、また伴奏は合唱団の指導の先生とともに、本校ピアノ専攻の3年生が担当させていただきました。
これまでの震災等の被災者の方々のお心に沿ったり励ましたりしてきた曲が選ばれ、当日は「響」の皆さんの、まっすぐで、かつ熱のこもった演奏やスピーチに会場のみなさんは感激の様子でした。能登半島地震の被災者の方々にも心を寄せ、また日頃の備えの大切さもメッセージとして伝わっていたように思えます。本校の3年生にとって、堀音以外の方の合唱の伴奏は初体験で、緊張しながらも、しっかりと合唱を支えていました。 本日15日(金)、この企画を中心になって行われた、京都市消防局 消防団・自主防災推進室より2名の方々が本校にお越しくださり、伴奏の生徒と本校に、改めて感謝をお伝えくださいました。生徒は貴重な経験だったと振り返り、「音楽を通して社会貢献する、ということを実感できた。これからも自分の音楽を磨き、社会に貢献するということを考えていきたい。頑張ります。」とこれからの抱負を語っていました。 京都市消防局の方々はお帰りがけに、「乾燥する季節。火元には十分ご注意を!」とお伝えくださり、日頃より本校の安心安全のためにお見守りくださることにあらためてお礼を申し上げて、お見送りしたのでした。 |
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