京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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明日から7月 。〜2年生前期実技試験終了〜

本日、ギター専攻、弦楽専攻の試験が行われ、76期41名全員の前期実技試験が終了しました。専攻の先生のご指導のもと、たくさん悩み、考え、仲間と語り、長い時間をかけて練習してきた曲。多くの審査員の先生方を前に、1回きりの試験本番の演奏に果敢に挑んだ生徒たちに、心から拍手を送りたいと思います。

終了後、LHRが行われました。毎回の実技試験のたびに記録している、振返りのシートを記入したり、教員からの労いと今後に向けての励ましの言葉を聞いたりしました。担任の話の中には、「点数をもらうことになるが、期待値として受けとめてみては」という言葉に、席近くの生徒と頷き合っている生徒の姿がありました。

今日6月30日は「夏越祓(なごしのはらえ)」という行事の日。1年のちょうど折り返しにあたる6月30日にこの半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事です。「夏越祓」は古くから寺社で行われており、この日、神社の鳥居の下や境内にはチガヤで作られた大きな輪が用意されます。参拝者がその輪をくぐると、夏の疫病や災厄から免れるといわれています。この日に和菓子の「水無月」を食べる風習も、厄払いの意味があるそうです。

2年生のみならず、今日をひとつの節目として、今年の後半戦に向かって歩みを進めていきましょう。過ごしにくい季節。体調には十分気を付けて!

写真:CRに帰ってきた2年生たち。お疲れさまでした。
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梅雨空の下、頑張ろう。

本日は2年生前期実技試験2日目。午前に管打楽専攻、午後に声楽専攻の試験が無事終了しました。ピアノ専攻の生徒は、伴奏、譜めくりなど、よく務めてくれていました。昨日もですが、舞台袖からステージに登場するドアの開閉も、生徒が交代で行っています。

午後の声楽専攻の試験は、13:00スタートだったので、5時間目の体育の服装に先に着替えて、先輩の演奏を聞きにきている1年生もいました。

湿度が高く、過ごしにくい日が続きますが、食事を睡眠をしっかりとって、気持ちをあげていけたらいいなと思います。

写真:玄関掲示 オケ定客演指揮者 松本 宗利音(しゅうりひと)先生のご活躍ぶりが伝わる演奏会フライヤー。
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緊急 【8月5日(土)開催】「中学生対象レッスン」まだまだ受付中です!

中学生のみなさんへ

8月5日(土)開催の「中学生対象レッスン」について、6月30日(金)まで参加申込みを受け付けております。

音楽を愛好し、本校に進学を希望する中学生の皆さんは是非ご参加ください。


■日時:令和5年8月5日(土) 13:00〜16:00頃

☆講師の都合により、別の日時となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

■場所:京都市立京都堀川音楽高等学校

■対象:中学校に在籍し、京都堀川音楽高校に進学を希望する1〜3年生で、本校実技検査の各専攻課題曲、またはそれに準ずる程度のレッスン受講曲を当日までに準備できる者。   
 ☆受講は、本校に設置する各専攻・楽器のレッスンに限ります。

■内容:40分程度の個別レッスン
 ☆講師の都合や申込人数等により、本校講師以外のレッスンとなる場合もあります。
 ☆申込み受付後ご連絡する各自のレッスン時間の15分前に来校し、受付を済ませたうえで、レッスンを受講してください。

<受講できる専攻・楽器>
1. 作曲  2.声楽  3.ピアノ  4.ヴァイオリン  
5.ヴィオラ  6.チェロ  7.コントラバス  8.フルート
9.オーボエ  10.クラリネット  11.ファゴット
12.ホルン  13.トランペット  14.トロンボーン
15.チューバ  16.小太鼓  17.マリンバ  18.楽理理論
19.アルトサクソフォン  20.ユーフォニアム
21.クラシックギター  22.チェンバロ  23.指揮

注意: 20〜23は令和5年度現在、楽理専攻表現コースにのみ設置している専攻、楽器等ですが、中学生対象レッスンでは他の専攻、楽器と同様にレッスンを受講できます。

■申込方法・注意事項:
・ウェブ申込: こちらの申込フォームにご入力ください。
 
・郵送の場合: こちらの申込用紙に必要事項を記入の上、本校 教務部宛てにお送りください。
       
■申込受付期間: 6月9日〜6月30日(必着)
 申込受付後、レッスン担当や時間帯などの詳細を返信いたします。ウェブ申込の場合はお知らせいただくアドレスに返信いたします。郵送の場合は、住所・氏名を記入し、84円切手を貼り付けた返信用封筒(長型3号)を同封してください。

◆お問い合わせは、京都市立京都堀川音楽高校 教務部まで
 〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
  TEL 075(253)1581  FAX 075(213)3631

ネットトラブルから自分を守る。他者を守る。

本日より、2年生の前期実技試験が始まりました。審査の先生方、クラスの仲間、担任の教員はじめ教職員が聴衆となりますが、拍手のない「試験」らしい緊張感の漂う中、ピアノ専攻の17名が、課題曲と自由曲2曲の演奏を無事終えました。

1年生は午後から、非行防止教室として、京都の複数の大学等の講師でもいらっしゃる、京都府警ネット安心アドバイザーの三室久枝先生を講師にお迎えし、「ネットトラブル対策講座」を実施しました。サポーターとして、京都府警生活安全部 サイバーセンターから2名の警察官も来て下さる贅沢な講座となりました。タイトルは「SNSトラブル編 ネットトラブルからみなさんを守るために」。専用のタブレットを1人1台使えるように持ち込んでいただき、体験型の講座を展開していただきました。

生徒たちが何気なくSNSに投稿しがちな言葉や写真が、どんなふうに本人特定やストーカー被害に繋がるか、ダミーのダイレクトメッセージをチェックしながら真剣に考えました。途中には、生徒同士での意見交流の時間もあり、他者のコメントから気づくことも多くありました。三室先生がひとつひとつの事例に「どうして危険か」ということを聞きやすいよく通るお声で、わかりやすくご説明くださり、生徒たちには活きた学びを得ることができました。

三室先生、並びに京都府警生活安全部サイバーセンターの皆様、本日は本当にありがとうございました。

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壮観!〜ホールのステージに合唱がのりました〜

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本日の合奏は、前回に引き続き、7月オーケストラ定期演奏会 で客演指揮をしていただく、本校の卒業生でもある松本 宗利音(しゅうりひと)先生に来ていただきました。6・7時間目合唱・合奏の直前の担当教員との打合せで急遽、今日は合唱が参加するモーツァルト「戴冠式ミサ」のみの練習とし、6限に合唱・合奏それぞれで練習の後、7時間目で合唱・合奏の全体練習をすることになりました。

6時間目の合唱練習は、初めて宗利音先生にご指導いただける授業を前に、気合が入っているようでした。担当の教員からは、「楽譜にかじりついて姿勢が悪くならなりように!指揮をしっかり見られるように、早く暗譜しよう」という注意のあと、練習が開始されました。

7時間目、合奏の後ろにひな壇が設けられており、そこに合唱メンバーが並びました。コロナ禍の間は、人と人との距離をとるため、客席で間隔をとって並んで歌っていたので、2、3年生にとっても、初めての経験となりました。この久々の華やかな光景に、教員たちも感慨ひとしおでした。

拍手でお迎えして始まった宗利音先生の合唱と合奏へのご指導は、具体的でわかりやすく、その言葉を、楽譜にメモしたり、生徒同士確認し合ったりしながら、充実した練習が行われていました。

探究心。

本日の4時間目は1年生の「総合的な探究の時間」でした。4月からもう8回目を数えるこの授業。今日は前回に引き続き、大学院生のティーチングアシスタント(TA)お一方に、ご自身の研究内容を紹介していただくコーナーからスタートしました。

今日のTAの先生のご専門は認知心理学。特に心理学における「注意」について、ご自身が今研究していらっしゃる中での実験の手法なども含めてお話をいただきました。普段私たちがよく使う「注意」という言葉ですが、心理学においての「注意」の「定義」をお伝えくださり、研究にとって大切な、用語の「定義」という観点をさりげなくお示しくださるのもありがたいことでした。「音は注意を妨害するのか」という問が伝えられると、生徒が一気に前のめりに。「音」という言葉への反応度の高さが見られました。
初めて聞く心理学の「実験」に興味を持った生徒が複数いて、お話のあとの質問タイムには、被験者についてや、実験の条件について、良い質問をしていました。

その後、各自の個人探究に入る前に、教員から今日の目標に「一回はTAの先生か教員と話をする」が掲げられ、対話を通して自分の問を深めること、気づきを得ることが推奨されました。

途中段階の問として、「若い年齢層がクラシック音楽の演奏会に足を運ぶには?」「1オクターヴが12音の意味は?」「最高の“集中”とは?」「ジョン・ケージの『4分33秒』とは?」などがあげられていて、対話や文献調査などから問をブラッシュアップしている姿が見られました。

4人のTAの先生方のサポートも得て、生徒たちの「探究心」が育ちつつあることを感じます。

写真 上:TA「私たちは周りの情報を自然に取捨選択しています」
   中:生徒「こういう実験する場合、年齢とか、男女とか影響しますか?」
   下:TA「『比較』するということを考えてみたら?」
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6月第4週の金曜日。

昨日の朝日新聞の夕刊に、本校校歌「海を遠く」の作詞者 山本 純子先生が新刊詩集「カレンダー」を仮説社より上梓されたという記事が掲載されていました。本日のLHRで、各クラスにその記事の紹介を教室に掲示してもらいました。

山本 純子先生は、京都市立高校で国語の教員を勤めながら、詩人として、また俳人としてご活躍された方です。詩集「あまのがわ」(2004年)で、詩壇の芥川賞とも呼ばれる、H氏賞を受賞されています。先生の、音楽への期待と高校生への愛情に溢れた「海を遠く」の歌詞を、時々に諳んじて、自分の支えにしてほしいなと思います。

1年生のLHRでは、音楽科の副担任から、3月30日(土)に京都市立芸術大学 新キャンパス(2023年10月移転)堀場信吉記念ホールでの「スペシャル・コンサート」に出演するので、前日リハを含めて予定をしておくように、という告知がされていました。このコンサートは、市バスや地下鉄などでポスターを見かけた方も多いと思いますが、この4月から市内各所でコンサートを開催している、京都市立芸術大学新キャンパス移転&文化庁京都移転事業Kyoto Music Carayan 2023の最後を飾るコンサートとなります。京都子どもの音楽教室、京都市少年合唱団、京都市立芸術大学音楽学部の方々などと同じステージにのって、オーケストラや合唱を演奏する予定です。

2年生は、来週の前期実技試験に向けての心構えを、音楽科の副担任が自身の体験も交えて話をしていました。生徒たちの笑いを誘いながら、生徒に寄り添った励ましを行っていました。

3年生は、諸連絡のあと、文化祭準備にも時間をたっぷり使っていました。過日の公開実技試験と同様に、後輩たちに大きな背中を見せてほしいと思います。

文化芸術都市・京都が、京都市立芸大の移転と文化庁の京都移転という2つの大きな事柄によっていっそう活気づく今年度、堀音生たちも自らが音楽の、芸術の、発信者であるというプライドを持ち、日々喜びと熱意をもって、研鑽に励んでほしいと願います。

写真 上:校長室より 山本純子先生の記事を掲示
   下:「京都がクラシック音楽で満たされる一年」

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楽曲分析

3年生の音楽理論の授業では、以前、前期校内公開授業 その2でもお伝えしたように第50回記念 オーケストラ定期演奏会 のメインプログラム「ブラームス 交響曲第1番 作品68」第一楽章の楽曲分析を「主題労作」をキーワードにおこなっています。

各グループがiPadを活用してオーケストラ譜の中に数種類の動機の型を色別に書き込んだものを、教員が全てつなげる編集を行い、それを印刷したカラフルな楽譜が配られました。今日はその楽譜を見ながら、グループの担当の範囲ごとに演奏を聴き、グループが気づきや考察を発表、代表生徒がコメント、教員からの補足、という流れで授業が進みました。

3年生らしく、これまで積み上げてきた専門の知識や用語を駆使して、わかりやすく発表を行っていました。気づきのある部分について、抽出した部分をピアノ専攻の生徒がピアノを弾いて音を確認しながら説明をしているグループもありました。

「この部分は迫ってくる感じがする」という生徒の発言に、教員が「体感がひとりよがりになってはいけないが、今回はどうしてそう感じるかという理由について、動機を指摘して言えていてよかった。」とコメントする場面がありました。このことは、文学作品を読むときにも言えることで、今生徒たちが現代文で取り組んでいる、梶井基次郎「檸檬」の読解にも繋げられることを期待します。
「ここの転調をしっかり指摘できていた。こんな転調あり得る!?どういう効果を狙っているのだろうか、新たな問を持とう」という教員の促しもあり、探究的な学び深まる時間でした。このような問をたくさん持ちながら、また皆で話を深めながら、オケ定本番までの練習を積み重ねていってほしいと思います。

生徒が高い集中力を示す、あっという間の50分でした。終了後も、ピアノの周りで教員と生徒がやりとりをする光景は堀音らしく、とても素敵なものでした。

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「施設予約管理システム」のこと。

本校の玄関、事務室受付窓口の傍らに、カラフルなExcelの表が映し出されているモニター画面があります。これは本校独自の「施設予約管理システム」というものです。本校のホールも含むたくさんのレッスン室等の施設利用(予約)状況が、生徒や教職員、施設利用の関係者の方々、公平に視覚的に把握できるというシステムとなっています。

このシステムは、本校事務室が独自に開発・作成したもので、生徒の誰もが公平にわかりやすく施設の予約状況を把握し、練習に向かえるようにならないか、という2019年の保護者からの要望がきっかけとなりました。事務長が業者に見積もりをとると、高額な経費となることがわかり、それなら生徒の教育環境向上のために自分たちで!と事務室のメンバーが、教職員の意見も吸い上げながら、2021年の本格稼働にこぎつけたものです。今後、このシステムをより進化させ、本校校舎内施設利用の他の団体と共有することにも広げていく計画もあるとのことです。

このシステムのモニター画面は、現在事務室内(入力用)、職員室内、管理会社内にもあり、施設の効率的な運用に威力を発揮しています。3年生公開実技試験を終えて、来週中盤からは2年生前期実技試験。生徒たちのレッスン室の使用頻度も高いものがあります。本校事務室の気概と生徒への愛情がその環境を支えてくれています。

写真 上:玄関受付 下:職員室内 の「施設予約管理システム」画面
   

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第202回 定期演奏会 2日目

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6月17日(土)午後、10日のピアノ専攻、声楽専攻の演奏会に続いて、弦楽専攻9名、管打楽専攻8名の3年生公開実技試験を兼ねた演奏会を行いました。この日も、ご家族の皆さまはじめ、多くの方にお越しいただき、生徒たちの努力の成果をお聴きいただくことができました。お忙しい中ご来場いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

2日にわたって行った演奏会で、75期39名全員が無事ステージを務めることができました。自身の専攻の演奏は勿論のこと、伴奏も譜めくりも、また仲間の演奏を聴く姿も、さすが3年生と思わせてくれる、立派なものでした。この演奏会を一つの踏み台として、自分の目指す音楽に向かって、また具体的な進路実現に向かって、一層の跳躍を見せてくれることを期待しています。

舞台の運営や裏方を務める1、2年生の演奏委員は、1日目の演奏会以上に、椅子や楽器のセッティング、ピアノの開閉などが複雑なプログラムに、生徒同士息を合わせてしっかりと対応していました。他の在校生たちも、先輩方の熱演におおいに刺激を受けているようでした。

19日の代休をはさんで、生徒・教職員ともども、今日からまた新しい週を始めています。このブログも数日お休みをいただいておりましたが、引き続き学校の様子、生徒の様子をお知らせしていきたいと思います。

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