最新更新日:2024/09/20 | |
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新校舎での準備にPTAのご協力もいただいています
銅駝校からの荷物の搬入が終わり、新校舎での活動の準備が進んでいます。梱包して運ばれてきた荷物を整理するだけでも先生方はたいへんでしょうとPTA役員の方からお声がけをいただき、新校舎の掃除をお手伝いしてくださいました。
新しくなったHR教室ですが、引っ越し作業で埃が積もったり、梱包材がそのままになっていたりしていました。その教室を、保護者の方々が手分けをして、新品の机と椅子をきれいに拭き上げ、床も雑巾がけをして、とても気持ちの良い空間に整備してくださいました。 いよいよ新しい施設を生徒たちが使っていきます。準備作業にご協力をいただきましたPTAの皆様、本当にありがとうございました。 新校舎での教育活動に向けて、準備を進めています旧校舎での引っ越し作業を3月末で終え、4月1日より、教職員は新校舎での教育活動が来週10日から行えるように、机の設置や荷物の整理等をしています。 まだまだ諸室によっては準備が整っていないところもありますが、会議や打ち合わせ等の合間をぬって準備を進めています。 在校生や新入生が、気持ちよく新しい環境の中で教育活動ができることを願っています。 銅像の移転が完了銅駝美術工芸高校の玄関に設置していた「青銅時代」の銅像が、無事新校舎の中庭に移設されました。 年度末の3月27日、梱包していた銅像をトラックに乗せ、新校へ搬送、基礎工事の済んだ土台の上に、慎重に設置し、倒れないようにボンドで接着をしました。その後、植栽も含め周りの整備を行って、完成しました。 これまで室内にあった銅像が屋外に設置され、銀杏だけであった中庭の雰囲気も大きく変わり、素晴らしい景色となりました。 この度の移設には、銅駝自治連合会、美工同窓会、教育委員会の多大なる支援をいただいてなされました。多くの支援いただいた方に感謝申し上げます。 目指す学校像 育てる生徒像 育成する資質・能力
〈目指す学校像〉
「美」で未来への希望を創る学校 世界には様々な「美」が存在します。高校生活における学びの中で、生徒たちがそれぞれにとっての「美」とは何かを考え、自分なりの「美」に対する感覚や考え方、手法を身に付けていけるような学びの場であるとともに、その様々な「美」によって未来に向けた「希望」を創造していけるような学校を目指します。 〈育てる生徒像〉 しなやかに、新たな自分を描く人へ 美術がもつ「つくる」という営み。これを重視した3年間の日々の活動や学びを通じて、今まで知らなかった或いは気づかなかった「自分」と向き合い、他者との対話を通して新たな「自分」、そして「世界/未来」を描いていく。同時に、将来の予測困難な社会において、広い視野で、変化に対応する柔軟性を持つ人。そんな人を3年間通して育成します。 〈育成する資質・能力〉 教育目標の「感じる心」「考える力」「表現する力」を更に明確化し、育成する資質・能力を下図のように定めます。 教育理念・学校教育目標京都市立美術工芸高等学校 〈教育理念〉 自由快活な校風のもとで 多様性を尊重し共に高め合い 美の精神をもって広く社会に貢献できる 高い理想をもった創造性豊かな自立した青年を育成する この理念のもとに、特色ある教育活動を通して、 一人ひとりの能力・適性を伸ばし、 自己実現を図れるよう以下のことを目標とする。 〈教育目標〉 ◆多様なものごとに触れ 美しさや本質を見出す 「感じる心」を豊かにする ◆主体的に取り組み 広い視野で柔軟に深く思考できる 「考える力」を伸ばす ◆幅広い美術の知識や技能を学び 自分の思いや考えを形にする 「表現する力」を高める 新年度のご挨拶京都市立美術工芸高等学校長の名和野新吾と申します。 新年度を迎え、皆様に一言ご挨拶申し上げます。 本校は、明治13年(1880年)に、日本最初の画学校「京都府画学校」として京都御苑内に創立しました。明治22年(1889年)には京都市へ移管され「京都市画学校」と改称、のち「京都市美術工芸学校」、「京都市立美術工芸高校」と改め、戦後昭和24年(1949年)には「京都市立日吉ケ丘高等学校美術課程」として設置されることになりました。その後昭和55年(1980年)には、美術工芸単独の専門学校「京都市立銅駝美術工芸高等学校」として元銅駝中学校の校舎においてスタートを切り、昨年度末までの43年間という長い期間、教育活動を行ってきました。 そして2023年4月1日の今日、京都駅東部エリアの新校舎で、「京都市立美術工芸高等学校」と校名を改称してスタートします。 この長い歴史の中で、本校は京都の美術工芸界を牽引する役目を果たしてきました。卒業生の中には、文化勲章受賞者8名をはじめ、多くの文化芸術を支える方や産業界で活躍する人材を次々と輩出してまいりました。 そのような伝統と歴史を持つ本校で、生徒たちはその諸先輩方に負けじと、好きな美術・工芸・デザイン分野の専攻実習や造形表現をするための基礎力を一生懸命学びながら、将来必要となる力を身につけています。多感な10代に同じ志を持つ生徒が集い、この新しい学舎で過ごす日々は、これまで以上にかけがえのないものとなるでしょう。 そして、多くの生徒たちが上級学校へと進み、より高度な専門性やあらゆる状況に適応する柔軟な力を身につけ、社会で活躍できる学校となっています。 そのような学校風土の中で、私たち教職員は、ひとりひとりの生徒の個性や感性を大切にしながら、生徒の力をしっかり引き出し、可能性を広げて21世紀に活躍する青年の成長を丁寧に支援してまいります。 結びに、今後も学校を取り巻く情勢を的確に捉えながら、京都の資源を最大限に生かしながら新しい環境の中、創造力で未来を切り拓き、社会に貢献できる青年を育成します。 保護者、諸先輩方、市民の皆様、各方面からのご理解とご支援を、今後ともどうかよろしくお願いいたします。 令和5年4月1日 校長 名和野新吾 |
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