最新更新日:2024/08/26 | |
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8分野専攻体験 -2-(1年:造形表現授業)
(前回の続き)
本校は8専攻を有する美術工芸科の専門高校です。 専攻決定は1年次学期末に行い、2年次より一つの専攻で実習を行うことになります。 現在1年生は、8分野すべての授業を2時間づつ受講し、やってみたいことや自分の適性を考えながら学習を行っています。 中学校での美術授業は週1〜2時間で、3年間でも3単位くらいしかないところも多く、1年生での8分野体験は非常に意義あるものとなっています。 ●関連記事 → こちら 他の専攻の様子も、後日順次アップさせていただきます。 (写真上:デザイン分野 下:染織分野) 2023年度 前期生徒総会
5月16日(火)、45分の短縮授業を行ったのち、前期の生徒総会を開催しました。
生徒会執行部ははじめ、関係の生徒たちがGW期間中も含めて何日もかけて議論し、準備をしてきた生徒総会です。 体育館に全校生徒が集まり、新旧の生徒会役員の挨拶に続き、文化祭や体育祭についてや新入生歓迎会の総括が提示されました。あわせて、生徒会のボランティア活動の報告と生徒会執行部サポートメンバー募集のお知らせもあり、盛りだくさんの内容でした。 昨年度決算報告と今年度予算案も承認されました。これから生徒たちの活動が本格化していきます。 専門実習の様子(2年)
現在2年の専門実習では、美工作品展に向けての作品制作、作品制作に向けた試作や下絵づくり、基礎的な技法の習得などを行っています。
2年生になり、1年生の基礎的な造形表現授業とは比べられないほど、専門性が強くなり、知識や技術などの習得に一生懸命頑張って取り組んでいます。 (写真上から、ファッションアート・染織・デザイン・彫刻・日本画 陶芸・漆芸 各専攻の様子) 中・小中学校教員向け「授業・校舎見学」および「学校説明会」 申込受付中!
すでに各校への案内プリント等でお知らせしておりますが、
中・小中学校教員向け「授業・校舎見学」および「学校説明会」の申込を現在受け付けております。 下記要項と当日の時間割を確認していただき、お申し込みください。 申込は、下記申込フォームからお願いいたします。 ■5月23日(火) 中・小中学校教員向け「授業・校舎見学」および「学校説明会」 ・詳細は、実施要項をご覧ください。 ・ご不明な点等ありましたら、本校へ企画推進部へお問い合わせください 075-211-4984 平日9:00〜17:00 〇実施要項 → <swa:ContentLink type="doc" item="148875">こちら</swa:ContentLink> 〇当日の時間割(予定) → <swa:ContentLink type="doc" item="148876">こちら</swa:ContentLink> 〇申込フォーム → https://forms.office.com/r/MAkKevaNAB 「母校を応援!京都市立高校・総合支援学校支援事業」 ご協力のお願い
今年度4月に移転開校した「京都市立美術工芸高等学校」を、ぜひ応援してください。
本校は、143年の歴史ある美術工芸専門の公立高校です。これまで多くの卒業生が京都をはじめ日本や世界で活躍しています。 京都市教育委員会では、「母校を応援!京都市立高校・総合支援学校支援事業」として「ふるさと納税制度」を活用し、市立高等学校及び総合支援学校を「学校単位」で応援する寄付事業を行っています。 寄付金につきましては、指定された学校へ配当され、学校独自の教育活動に活用できるようになっています。 本校でも大変多くの方にご寄付いただき、生徒たちの作品制作の設備や専門備品の購入、図書館の蔵書の拡充、国内外の最先端のアート機関や世界で活躍するアーティストに学ぶ機会などに活用させていただいています。 直近では、開校式記念行事における特別講演会として、世界で活躍しているアーティストの落合陽一氏に来ていただき、ご講演をしていただきました。 これからも多くの皆様方からのご支援をお願い致します。 写真は、本校独自で作成した「ご寄付のお願い」のチラシです。表紙デザインは本校生徒(昨年度卒業生)が行いました。 〇寄付申出書 → こちら 崇仁春祭りに参加してきました5月14日(日)小雨が時々降る中、本校がある地元崇仁地域で崇仁春まつりが開催されました。 このお祭りは、崇仁自治連合会・崇仁まつり実行委員会・崇仁文化会・NPO新たな崇仁まちづくりの会が主催しており、毎年5月に行われている行事で、注目は写真にあるように船鉾巡行となります。コロナ禍の中、この3年間は開催できず、今年4年ぶりに再開できたようです。 崇仁地域は新日吉神宮の氏子圏に入り、崇仁春まつりのルーツも神社の祭礼への参加にさかのぼるそうです。 午前に南巡行(京都駅南側)、午後に北巡行(京都駅北側)となっており、私と副校長は北巡行に参加させていただきました。 鉾の上には地元の子どもたちが、鐘や太鼓を、鉾の後には、京都芸大学生ボランティアによるお囃子隊が続いていました。引き手にも地元の方に交じり、京都芸大教員の方も参加されていました。 お囃子隊の中に、本校卒業生の京都芸大生も参加しており、嬉しく思いました。 問題を解決する方法について学ぶ(1年:情報 l )今週から、情報 l の授業では「問題を解決する方法」について学んでいます。 今ある問題を分析し、効果的な解決策を提案するための手順を知る。 その題材として「学校施設の改善策を提案する」ことに取り組みます。 教職員も生徒も全員、新校で過ごしたのはまだ一ヶ月余り。 使ってみて初めて分かる問題点というのは少なくありません。 より快適に学校生活を送るために、どんな改善策が考えられるか。 それを実現するための費用・他校の事例など、根拠となる情報を集めて、最後にプレゼンテーションを行う予定です。 ここで提案した改善策については、学校としても検討していきたいと考えています。 どんな提案が出てくるか楽しみです。 世界遺産から文化の多様性を考える(3年:世界史A)
3年生の「世界史A」授業 では、世界文化遺産に触れながら、文化の多様性について考察する時間を設けています。
本時は、各自が興味を持った世界文化遺産についてグループワークを行い、理解を深める時間としました。他者の意見を聞いたり、聞いたことをワークシートに記述したりしながら、自分の中で再び考えてみる。そしてお互いが意見を交換し合うこの繰り返しが、重要な学びに繋がっていきます。 生徒たちは、各ご家庭で購入していただいたiPadを活用し、視覚資料を用いながら主体的に取り組んでいます。とても有意義な時間となったことと思います。 本年度のスクールガイダンスカレンダーができました!〈中学生の皆様へ〉 今年度、本校で行われるオープンスクールをはじめ、学外で実施する説明会、作品展などの情報を掲載した「銅駝美工スクールガイダンスカレンダー2023」を作成しましたので、掲載させていただきます。 本校に興味・関心のある中学生の皆さん、各説明会や実技講習会、イベントなどへご参加ください。 専攻を越えた学び(藍染め)ーBIKO steAmの観点からー
染織専攻では、伝統的な染料のひとつである「藍」を使用した授業を実施しています。
移転に伴って新たに藍を建てることになったため、日頃よりお世話になっている田中直染料店より鹿児島様をお招きしてレクチャーをしていただきました。 今回は授業ではなく、放課後に染織専攻とファッションアート専攻の2・3年生の希望者を募って、行いました。 天然の藍は、蓼藍という植物を発酵させた「すくも藍」を用いて建てられますが、本校では化学薬品などを用いて建てた藍(化学建ての藍)を使用しています。藍を建てるためには様々な薬品を使用しますが、それらが果たす役割や使用する理由などに対して丁寧にご説明やアドバイスをいただき、たくさんの新たな発見がありました。 また、どうすれば美しく染めることができるのか?という疑問に対しては、実演を交えた説明をしてくださり、生徒も教員も目を輝かせて熱心に話を聞いていました。 普段から何気なく作品制作に使用してきた藍ですが、化学的な視点を踏まえて改めて学んでみると「そうだったのか」と納得することばかりでした。小さな疑問について多角的に知るこが、学びをより深めるということを改めて実感できた有意義な機会となりました。 レクチャーを受けた生徒の一人は、「平安時代の前から藍染めなどの天然染料での染めは行われているが、今みたいに化学的な知識がない中で、昔の人は酸化やアルカリ化(還元)する触媒を使用するなどの知識をどのように得たのかなどの疑問がわいてきた。また、昔の人はすごいなとも思った。非常に興味が持てたレクチャーだったので、今後もいろいろ勉強していきたい。」などと感想を述べていました。 |
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