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最新更新日:2025/08/04 |
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新年度のご挨拶京都市立美術工芸高等学校長の名和野新吾と申します。 新年度を迎え、皆様に一言ご挨拶申し上げます。 本校は、明治13年(1880年)に、日本最初の画学校「京都府画学校」として京都御苑内に創立しました。明治22年(1889年)には京都市へ移管され「京都市画学校」と改称、のち「京都市美術工芸学校」、「京都市立美術工芸高校」と改め、戦後昭和24年(1949年)には「京都市立日吉ケ丘高等学校美術課程」として設置されることになりました。その後昭和55年(1980年)には、美術工芸単独の専門学校「京都市立銅駝美術工芸高等学校」として元銅駝中学校の校舎においてスタートを切り、昨年度末までの43年間という長い期間、教育活動を行ってきました。 そして2023年4月1日の今日、京都駅東部エリアの新校舎で、「京都市立美術工芸高等学校」と校名を改称してスタートします。 この長い歴史の中で、本校は京都の美術工芸界を牽引する役目を果たしてきました。卒業生の中には、文化勲章受賞者8名をはじめ、多くの文化芸術を支える方や産業界で活躍する人材を次々と輩出してまいりました。 そのような伝統と歴史を持つ本校で、生徒たちはその諸先輩方に負けじと、好きな美術・工芸・デザイン分野の専攻実習や造形表現をするための基礎力を一生懸命学びながら、将来必要となる力を身につけています。多感な10代に同じ志を持つ生徒が集い、この新しい学舎で過ごす日々は、これまで以上にかけがえのないものとなるでしょう。 そして、多くの生徒たちが上級学校へと進み、より高度な専門性やあらゆる状況に適応する柔軟な力を身につけ、社会で活躍できる学校となっています。 そのような学校風土の中で、私たち教職員は、ひとりひとりの生徒の個性や感性を大切にしながら、生徒の力をしっかり引き出し、可能性を広げて21世紀に活躍する青年の成長を丁寧に支援してまいります。 結びに、今後も学校を取り巻く情勢を的確に捉えながら、京都の資源を最大限に生かしながら新しい環境の中、創造力で未来を切り拓き、社会に貢献できる青年を育成します。 保護者、諸先輩方、市民の皆様、各方面からのご理解とご支援を、今後ともどうかよろしくお願いいたします。 令和5年4月1日 校長 名和野新吾 ![]() ![]() ![]() |
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