最新更新日:2024/11/01 | |
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サクソフォン特設講座東京藝術大学招聘教授 須川展也先生をお迎えして「サクソフォン特設講座」を実施し、サクソフォン専攻の3年生2名、1年生2名に対してご指導いただきました。 出す音を想像してから演奏すること、音のつながりを大切にした練習方法、音に方向性を持たせることなど、実際に演奏をしていただき、どのようなポイントに注意をして演奏すればよいかを細かく示しながら導いてくださいました。 自然なブレスの取り方、口の中の形について分かりやすいキーワードを交えて説明してくださり、聴講したサクソフォン専攻以外の生徒にとっても、良い演奏を行うヒントをたくさんいただけたと思います。「(曲を演奏する際、)ひとつひとつ音を探しながら進んでいく」というお言葉がとても印象的でした。 須川先生、大変お忙しい中ご指導くださり、ありがとうございました。 ヴァイオリン特設講座 −2ヴァイオリン特設講座の第2日目は、京都市立芸術大学教授 四方恭子先生をお迎えしました。 左手のポジションと弓と弦の位置の関係、安定した姿勢、カデンツの流れをよくするための工夫、ゆっくり厳しく練習するための具体的な方法などをお教えいただきました。最後には全員に向けて「今よく分からないことも、続ける中で気づくことが必ずある。それは続けなければわからないことです。そして様々な経験を経て、人として豊かに育つことが大切です」とご助言いただきました。生徒たちそれぞれが今後も心に留めて、磨いていくことでしょう。四方先生、本当にありがとうございました。 ヴァイオリン特設講座 −1ヴァイオリン特設講座を2日間連続で開催しました。 本校ではコンクールや課外のコンサートなどに挑む生徒も少なくありません。また1年生は、午前中の弦楽器専攻の実技試験で自分の精一杯の実力を披露したばかりでもありました。2日間連続の特設講座。In put とOut putを短期間に連続して体験する中で、より感覚が磨かれ、意欲の高まりを自覚できたのではないでしょうか。受講した生徒たちはもちろん、聴講した全学年の生徒にとって、大変貴重な時間になりました。 【第1日目】 東京藝術大学教授 玉井菜採先生をお迎えしました。 ヴァイオリニストならではの両手、両腕、体の使い方などをご教授いただいたほか、部分的な音楽のイメージだけでなく、前後の音楽との関係性を考えることで、その部分の描き方が決まってくることなどをお教えいただき、生徒の音楽も変化してきました。ご指導の中でオーケストラに現れる対旋律を傍らでお歌いになったり、弾いてくださったり…。自由自在に音楽を息づかせて示してくださる玉井先生の魅力にも触れることができました。玉井先生、大変有意義な時間をありがとうございました。 阿部 裕之先生 ピアノ特設講座
9月7日(水)
京都市立芸術大学教授 阿部 裕之 先生をお迎えして、ピアノ特設講座を行いました。 <受講曲> ショパン バラード 第1番 シューマン クライスレリアーナ 作品16より ベートーヴェン ソナタ 第26番「告別」第1楽章 阿部先生の奏でられる音楽はとても洗練されていて、作曲家が意図した作品本来の美しさが純粋に再現されていました。本校のホールは残響が多めの造りなのですが、先生の指のコントロールとペダリングは絶妙で、いつものホールとは思えないほどクリアな演奏を拝聴しました。生徒たちは、阿部先生の技術を至近距離で拝見させていただき、大変充実した時間を過ごしました。 講座終了後には、生徒たちの質問にもお答えくださいました。特に印象的だったのは、「演奏する際、拍子を考えながらも、曲の内容や作曲家の思いなど同時にいろいろと考えなければならないが、どのようにしてそれらのバランスをとったらよいか」という質問に、「ピアノを演奏する際は、同時に色々なことをしなければいけないので、本当に難しい」と共感して下さった上で、「拍子感を体に取り込んだ上で、体で拍子を感じ、頭では曲の構造などを考え、ハートで表現したらうまくいく」とお話しくださったことです。生徒たちは皆、“目から鱗が落ちた”ような表情で、「早速、練習に生かす!」と大変意気込んで帰って行きました。 阿部先生、大変お忙しい中、生徒たちのためにお時間を作ってくださり、本当にありがとうございました。 迫 昭嘉先生 ピアノ特設講座
9月5日(月)
東京藝術大学教授 迫 昭嘉先生をお迎えして、ピアノ特設講座を行いました。 <受講曲> ベートーヴェン ソナタ 第23番「熱情」第1楽章 ベートーヴェン ソナタ 第27番 第1楽章 ショパン 幻想曲 作品49 講座では、演奏する際の体の使い方や、手の構造を意識して演奏することの大切さ、テンポ(すなわち時間を刻むこと)についての哲学や、その捉え方の時代ごと違いなどを教えていただきました。迫先生のご演奏は自然で深く、作品の本質を捉えた説得力のある音楽に、生徒たちは皆、聴き入っていました。 講座のまとめとして迫先生からいただいたアドヴァイスをご紹介します。 「テクニックをつけるということは、難しい曲を練習して弾けるようにすることだけではない。体の使い方について考え、基本の重心をおとして、余裕を持ち、空間をつかみながら演奏すること、それを練習することが“テクニックをつける”ということである。」 「まずは、曲に共感すること。それを聴いている人と共感する。すなわち“伝える”ということである。伝えるためには、自分のパワーポイントがちゃんとしていないと伝えられない。そこだけがしっかりとしていて、他の無駄な体の力は抜く。」 生徒たちは、先生の音楽とお話を伺い、今後もさらに精進していこうと意欲が益々高まった様子でした。迫先生、大変お忙しい中、お越しくださって、本当にありがとうございました。 |
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