![]() |
最新更新日:2025/07/27 |
本日: 昨日:105 総数:627330 |
技術科 2年生
ブロック教材・・・・基本回路から等価回路によるエネルギー環境教育まで
目に見えない電気を視覚化するのは大変です。先人がいろいろとアイディアを出し実践されてきましたが、ブロック教材を用いた実験実習では理解出来たようです。この教具は班活動としての学習形態なので”教え合い効果”も期待でき、様々なチャレンジに対してもすぐに具現化出来るところです。 今日PART1は基本回路。直列回路と並列回路など基本的なことを実践しました。電池の極性や部品の極性などに留意し完成したら作動させ、最後にホワイトボードに回路図として記入し、ロイロノートで提出です。ICTの環境が整うことで昨年よりいっそうリアルタイムの評価評定が可能になりました。また、帰宅時間に配慮することなく生徒個人にアドバイスできるなどメリットも大きく感じます。 PART2では等価回路に挑戦。ここのポイントは回路条件を同じにすると、同じように電気が流れる現象を視認するということです。並列接続のふり返りをしてから、それらにモータとLEDランプを並列に接続すると、モータは回っても、LEDはほとんど点灯しません。理由はほとんどの電流が負荷の軽いモータに流れるためですが、授業では実験で確かめて、ホワイトボードに電気回路図を描いて、理論的な話し合いをしてから、それぞれのワークシートに記入し情報共有してから提出です。この実習のポイントは、予想や理論を実践することで確証に変わります。これで、抵抗の違いによって電気の流れ方が変わる事が理解できます。ワークシートにはそれぞれの理由も記入してもらいますが、本年度はエネルギー環境教育としての視点も盛り込みました。日頃の省エネにも間違いがある部分を発見とか、どんな行為が電気エネルギーを一番消費するのかに気づかせます。それぞれの文書構築力にも寄与するので、これを個人の評価につなげます。 次回からはいよいよ製作に入ります。はんだ付けや、配線の加工、部品の配置やシーリング(ショート防止)までを実習します。防災グッズにもなりますので、頑張ってもらいたいものです。実際での様々な工夫がいまから楽しみです。ご家庭でも話題にして日頃の電気の使い方を見直していただければ幸いです。 ![]() ![]() ![]() |
|