1月5日(木)にサイエンスクラブは、京都市成長産業創造センター(ACT京都)の先端技術研修会に参加しました。
はじめに、ACT京都センター長・京都大学名誉教授 平尾一之氏より「自然に学ぶナノテクノロジー」をテーマでお話頂きました。身の回りの昆虫や植物のミクロな構造をヒントにして人工的に構造再現する技術を追究することで、ナノテクノロジーが進化してきたお話をして頂きました。
次に、xFOREST Therapeutics 樫田 俊一氏よりタンパク質の設計図になるRNA構造に注目して薬を探す技術が創薬研究分野において、どのような役割を持つかというお話を頂きました。先端技術を研究開発していくには、今後の応用についても視野に入れた戦略を考える必要があることがわかる内容でした。
最後は(株)ユー・イングリッシュの中山裕木子氏から「シンプル英語でテクノロジー」というテーマでお話を頂きました。英語を使えるようになるためには身近なところからということで、サイエンスクラブの活動をもとにした英語の使い方を講演頂きました。
講演終了後は、ACT京都の施設見学をしました。最先端の分析装置である元素分析の装置や評価手法、レーザー加工技術を駆使したものづくりについて新たな知見を得ることができました。
今回の研修会では、研究者・技術者としての好奇心の持ち方やチームとして研究する大切さ、理工系分野に限らず広い視野を持つことを生徒たちは学んだのではないかと思います。
■日時 1月5日(木)13:50〜16:30
■会場 京都市成長産業創造センター「ACT京都」(伏見区治部町)
■協力 伏見区役所地域力推進室総務・防災担当