チューリップの花言葉「思いやり」には,とある言い伝えがあるそうです。その昔,オランダの小さな村にとても美しい少女が暮らしていました。ある日三人の棋士がその少女に恋をしてしまいます。三人の棋士は美しい少女の心を射止めようと,それぞれが家宝として大切にしてきた王冠と剣と黄金を少女に贈り,プロポーズをしました。しかし,少女は三人の棋士の気持ちを思いやり,三人の中から一人だけ選ぶことができませんでした。そこで悩んだ少女は,花の女神であるフローラに「自分を花の姿にかえてほしい。」というお願いをします。少女の願いを聞き入れたフローラは,美しい少女をチューリップの花に変えてしまいました。三人の棋士がくれた王冠はチューリップの花を,剣は葉を,そして黄金は球根を表していると言われているそうです。
おもしろいですね。一度じっくり観察してみてくださいね。