最新更新日:2024/10/18 | |
本日:7
昨日:247 総数:915238 |
新年度のご挨拶京都市立銅駝美術工芸高等学校長の名和野新吾と申します。 新年度を迎え、皆様に一言ご挨拶申し上げます。 本校は、明治13年(1880年)に、日本最初の画学校「京都府画学校」として京都御苑内に創立しました。明治22年(1889年)には京都市へ移管され「京都市画学校」と改称、のち「京都市美術工芸学校」、「京都市立美術工芸高校」と改め、戦後昭和24年(1949年)には「京都市立日吉ケ丘高等学校美術課程」として設置されることになりました。そして昭和55年(1980年)には、美術工芸単独の専門学校「京都市立銅駝美術工芸高等学校」として現在の地で新たなスタートを切りました。この地に根ざしてはや42年目となります。昨年京都府画学校が創立されて140周年を迎えました。そして、来年4月には、京都駅東側に新築移転し、「京都市立美術工芸高等学校」と校名を改称してスタートします。 この長い歴史の中で、本校は京都の美術工芸界を牽引する役目を果たしてきました。卒業生の中には、文化勲章受賞者8名をはじめ、多くの文化芸術を支える方や産業界で活躍する人材を次々と輩出してまいりました。 そのような伝統と歴史を持つ本校で、生徒たちはその諸先輩方に負けじと、好きな美術・工芸・デザイン分野の専攻実習や造形表現をするための基礎力を一生懸命学びながら、将来必要となる力を身につけています。多感な10代に同じ志を持つ生徒が集い、この学舎で過ごす日々はかけがえのないものとなっています。 そして、多くの生徒たちが上級学校へと進み、より高度な専門性やあらゆる状況に適応する柔軟な力を身につけ、社会で活躍できる学校となっています。 そのような学校風土の中で、私たち教職員は、ひとりひとりの生徒の個性や感性を大切にしながら、生徒の力をしっかり引き出し、可能性を広げて21世紀に活躍する青年の成長を丁寧に支援してまいります。 結びに、今後も学校を取り巻く情勢を的確に捉えながら、京都の資源を最大限に生かしながら、美術専門高校であることの強みを生かし、新築・移転後の美工の在り方も視野に入れつつ、日本に誇れる学校とすべく、学校力のいっそうの向上に努めてまいります。 保護者、諸先輩方、市民の皆様、各方面からのご理解とご支援を、今後ともどうかよろしくお願いいたします。 令和4年4月1日 校長 名和野新吾 令和4年度 学校経営方針教育理念・学校教育目標京都市立銅駝美術工芸高等学校 〈教育理念〉 自由快活な校風のもとで 多様性を尊重し共に高め合い 美の精神をもって広く社会に貢献できる 高い理想をもった創造性豊かな自立した青年を育成する この理念のもとに、特色ある教育活動を通して、 一人ひとりの能力・適性を伸ばし、 自己実現を図れるよう以下のことを目標とする。 〈教育目標〉 ◆多様なものごとに触れ 美しさや本質を見出す 「感じる心」を豊かにする ◆主体的に取り組み 広い視野で柔軟に深く思考できる 「考える力」を伸ばす ◆幅広い美術の知識や技能を学び 自分の思いや考えを形にする 「表現する力」を高める |
|