2021年12月27日〜29日,福島県ブリティッシュヒルズにて,本校1年次生10名,2年次生11名が英語・英文化研修を行いました。
3日間の様子を以下にお伝えします。
1日目
雪の影響で3時間遅れで到着しました。人通りも民家もない中,突然イギリスに迷い込んだように,豪華な門に続き,広大な建物ブリティッシュヒルズが現れた時には,長旅の疲れも吹き飛びました。
到着後すぐに夕食,パスポートコントロール,授業…とハードなスケジュールですしたが,授業中は始終笑いが絶えず,楽しい時間となりました。今回は1年次生,2年次生が2クラスに分かれて授業を行いました。
2日目
朝から吹雪,一面銀世界のブリティッシュヒルズ。
1時間目は日本を英語で紹介する授業です。思ったより日本のことを知らなかったことに気付き,日本の伝統行事がなぜ行われているのか,などに目を向ける良い機会になりました。
2時間目は2年生はRAVEN(Reputation Ability to see Vested interest Expertise Neautralityを用いてものごとを論理的に判断すること)を,1年生はディスカッションの方法について学びました。どちらも新しい情報が多く,また話される単語も難しく,理解が追いつかない場面も見られましたが,何とか乗り越えました。最終的にはどちらの授業も役立った様子で,自分のものになったように思われます。
3時間目には英語のレシピを聞きながらスコーンを作りました。粉まみれになりながらも最後はどれも上手く焼き上がりました!スコーンはスコットランドの王族が食べていたお菓子だそうで,皆プリンセス,プリンス気分で試食をしました。
午後は2年生はRAVENの実践編を学び,RAVENを用いてある例について考えました。1年生はDrama の授業を行い,シンデレラの英語劇を練習後,演じました。先生のドラマチックな表現に圧倒されながらも素晴らしい出来でした!
夕食は,テーブルマナーについて学んだ後,コースディナーをいただきました。始めは『マナーを気にしすぎて緊張して味が分からない』という声も聞かれましたが,次第に慣れ,ナイフとフォークを上手く使って,デザートまで美味しくいただきました。
夜の任意参加の英語アクティビティにも全員が参加し,ゲームを楽しんだ後,パブに行ってイギリスの雰囲気を楽しんだり,雪で遊んだり,京都では経験できない最後の夜を楽しみました。
長時間に渡る授業,様々なアクティビティ,全て全力で行いましたが,皆元気で晴れ晴れとした様子で2日目を終えました。
3日目
最終日,快晴!積もった雪が太陽に光ってキラキラのブリティッシュヒルズ。
全員元気に授業に臨みました。
1年生はWhy should you study English?という,皆で意見を出し合う授業で,なぜ自分が英語を学ぼうとしているのか,学ぶことで何が得られるのか,英語でのディスカッションを通して改めて考えることができました。
2年生はRAVEN3回目,ある架空の事件に対して,容疑者を起訴する方と弁護する側に別れて,それぞれがRAVENを使って模擬裁判をし,弁論と議論を行いました。しっかり考えたものの,言葉にするのが難しく,活発な議論には至りませんでしたが,論理的に考えることの重要性とその方法を習得しました。失敗を恐れず,どんどん発言することで議論を深める練習をしよう,と先生からアドバイスをいただきました。
Closing ceremony では全員が修了証を受け取り,皆笑顔で課程を終了。
その後,1日目に参加するはずだったマナーハウスツアーで,ブリティッシュヒルズ内の特別な場所を案内してもらいました。本物を学生に見て触れてもらおう,との創設者の思いがこもった建物は,主にイギリスから木材や調度品を取り寄せ,デザインもイギリスを模しています。美術館のような芸術品が並ぶ中,その歴史や背景を英語で説明してもらい,イギリスの歴史や生活について学ぶことができました。
最後に,このグループのリーダー渡邊千恵さんがお世話になった現地スタッフと先生に英語でお礼と感想をスピーチをし,ブリティッシュヒルズを去りました。
皆元気に,全ての活動に積極的に取り組み,京都ではできない経験をし,笑顔で研修を終えられたことを大変嬉しく,また誇りに思います。