令和3年が終わろうとしています。今年も「コロナ」という言葉抜きでは語れない1年となりました。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発出に伴い,授業をはじめ様々な場面で制限のある教育活動となりました。10月の緊急事態宣言の解除後は,9年生,6年生の研修旅行をはじめ,合唱コンクール,夢創の発表会を実施することができました。残念ながら5年生の花背山の家宿泊学習は中止となりましたが,代替としての校外学習を実施することが出来ました。(来年度6年生に進級後の5月に,花背山の家宿泊学習を実施予定です。)
授業においては,一人1台のタブレット端末を活用し,自分の意見をまとめたり,他の人と意見を共有・交流したりしながら学びをすすめることが日常的なものとなりました。
コロナ過で制限の多い1年でしたが,子どもたちは「できない」とあきらめずに,「できることは何か」を考えて,工夫して取り組んでくれました。「ねばり強く,あきらめない」,その姿に子どもたちの成長を実感します。
3学期には,体育大会(3月),学習発表会(西学舎,学級での参観形式)も予定しています。社会情勢により制限があるかもしれませんが,様々な行事,体験を通して子どもたちのより良い成長につなげたいと考えています。
地域の方々には,見守り活動や放課後学び教室,ゲストティーチャーとしてなどご尽力をいただきました。PTA本部・運営委員の方々には,放課後の消毒活動や子どもたちへの応援メッセージ,あいさつ運動など様々な場面でご協力・ご支援をいただきました。子どもたちを温かく見守り,「地域の子どもは地域で育てる」という精神を実践していただいております。ありがとうございます。
まもなく令和4年を迎えます。令和4年4月には,開校9年目を迎えます。9学年の全児童生徒が,東山泉小中学校に入学してきた子どもたちとなります。本校にとって新たなスタートの1年ととらえております。
「泉のごとく人材を輩出するとともに,子どもたちの心の憩いとなる学校になって欲しいという願いを込めて選ばれた校名,東山泉・・・」
自分たちの住んでいる「東山」, わがまち「京都」を大切にし,「日本」そして「世界」を舞台に活躍する人になって欲しいという願いが込められていると思います。
教職員一同,その期待に沿えるように,そして,さらなる進化を遂げられるよう精進していく所存です。今後ともご指導ご鞭撻をいただけますようお願いいたします。
皆様,是非良いお年をお迎えください。
校長 木下 淳