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最新更新日:2025/09/03 |
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新美工に向けた教職員研修 「創造のための基本的言語技術−絵本を教材として−」を実施しました。
12月27日(月)9:30〜12:30,京都市総合教育センター 第1研修室にて,講師に「つくば言語技術教育研究所」所長三森ゆりか氏をお招きし,教職員研修を開催しました。 今回の研修では,「創造のための基本的言語技術−絵本を教材として−」をテーマに,三森先生の実践されている言語技術教育の基礎を学び,本校生徒に身につけさせたいすべての資質能力に関わる「言語」について,教職員の知見を広げ,「感じる心、考える力、表現する力」を高め,授業に役立てるための学びの機会としました。
最初に,三森先生から,思考のための対話の訓練の重要性について学び,形式を知ることにより,自分自身で問いを深めたり,他者と目的を持った深い対話ができるようになることを学びました。この日は,「三びきのやぎのがらがらどん」と「ぼくにまかせて!」という絵本を教材とし,絵本の仕組みや物語の構造を紐解きながら,絵やテクストを分析的に見ることを通し「深く読むことでものの見方や世界との関わり方が広がる」ことを実感しました。 言語への関わり方は様々にありますが,世界標準の 「言語技術」を身につけることは,これからの社会を多様な人々とともに生き抜くためのひとつの大切なスキルであると感じました。 研修での学びを教員個々に或いはチームで活かせる場面を設定し,また学校全体でアイデアを共有しながら,教育活動のブラッシュアップを図りたいと考えます。 ![]() ![]() ![]() クラブ活動 (バスケットボール部)![]() ![]() 冬休み最後の日となった今日,本校ではバスケットボール部がクラブ活動を行っていました。 1・2年生の部員が,2チームに分かれ,顧問も参加して4:4の試合形式で,ゲームを楽しんでいました。 運動することは何よりも身体の成長や,心の安定にとってもとても良いことが証明されています。 あまり,部活動が盛んでない本校ですが,体育会系・文化会系を問わず,生徒たちはできる限りの時間を見つけ,楽しむことをしてほしいと思っています。 7日 大学入学共通テストシミュレーション2日目(3年生)![]() ![]() 2日目は9時30分から、理科、数学を受験する生徒約30名が本試験を想定した問題に取り組み、受験後は自己採点をして冬季休業中の学習成果を確認します。 本番まであと8日。体調管理を十分に行いながら、当日に向けて準備を進めていきます。 6日 大学入学共通テストのシミュレーション (3年生)![]() ![]() 11日の授業再開を前に,大学入学共通テストを受験する3年生は,本日と明日の2日間,学校のすぐそば,かもがわ会館をお借りして,本番と同じタイムスケジュールで問題に取り組むシミュレーションをしています。 本番まであと9日。シミュレーションの会場は,三密を防ぐため2室お借りし実施しておりて,会場入口に消毒液を置き,常時換気,マスク着用と,新型コロナウイルス感染症予防対策を徹底して取り組んでいます。 オミクロン株の感染者が増加傾向にある状況ですが,くれぐれも体調を崩さず,無事受験を終えられるよう,祈るような気持ちです。 2022年 新年のご挨拶![]() 新年おめでとうございます。 新型コロナウイルス感染が確認されてから早くも2年が過ぎ、3年目に突入することになりました。やや感染拡大も年末にはおさまっていたものの、新たなオミクロン株の感染が拡大しつつあります。そのような中で新年が明けました。今年こそは感染も拡大せず、終息へ向かい、コロナ禍前の教育活動ができることを祈るばかりです。 2021年度の始まりは、一昨年度と同様、感染予防対策を徹底しながらの入学式、始業式で幕が開けました。翌日からは、時差登校や短縮授業、放課後の教育活動を制限するなど、前期中思い通りにならない取り組みが多々ありました。その中でも特に体育祭行事については一度は順延としたものの、最終的に中止決定に至ったことは大きな決断であり、断腸の思いでした。生徒の皆さんにはその厳しい現実を受け入れていただいものの、申し訳ない気持ちで一杯です。一方で、文化祭や美工作品展が無事開催できたことは、本当に嬉しい限りでした。文化祭クラス劇発表での活躍には、胸が熱くなりました。美工作品展では、自分と真摯に向き合いながら制作を続けた成果としての姿勢と作品に、心を揺さぶられました。その他行事や教育活動が行えたのも、生徒の皆さんをはじめ保護者の方、教職員など学校に関係する皆様のご協力があってのことだと感謝しております。 後期からは感染拡大も改善し、教育活動の制限も緩和されたものの、コロナ禍以前の教育活動に戻ることができたわけではなく、マスク着用や昼食時の黙食、グループワークやペアワークなど長時間にわたる会話の時間制限などは引き続き対策が必要です。今後の講演会なども、全員が一堂に会して実施することはまだまだ難しく、オンラインでの開催を余儀なくされるなど、いつまで続くかわからない状況です。社会情勢が刻々と変化し続ける今、アフターコロナを見据えるだけではなく、予測不能な時代を生き抜くために、皆さんと教職員が一緒になって知恵と力を出し合い、できることを自ら考え見つけて、とにかく一つ一つやっていくこと、そしてこの難局を乗り越えていきたいと考えています。そして、将来必要となる力を着実に身に付けてほしいと願っています。 井深大(いぶかまさる)氏が語ったこんな言葉があります。 「人生で出会う出来事は、すべて何かを教えてくれる。 生きている限り、学ぶべきことがある。」 この彼の言葉を皆さんはどう受け止めますか。ものづくりを通して生きてきた彼の人生そのものが表されている言葉だと思います。私には、「今のこの危機をチャンスに変えてみては」と言われているようなで、勇気づけられます。 井深氏は、皆さんがよく知っているソニーの創始者の一人。1946年に盛田昭夫氏とともに東京通信工業株式会社(後のソニー)を設立した方です。独自の製品開発に徹し電子技術者として、同社を世界企業に育て上げ、日本初のテープレコーダーや日本初のトランジスタラジオを開発しました。 生徒の皆さんも、ぜひイマジネーションとクリエーションを持って、新しい未来に目を向け、一緒になって切り拓いていきましょう。 年が改まって生徒の皆さんは「今年はこうありたい、こんなことをしたい。」と願いや希望を立てていることと思います。前期終業式の時、私から生徒の皆さんに「各自がたてた目標は達成できましたか?または、順調に進んでいますか?一度振り返ってみてください。」というメッセージを送りました。後期も残り少なくなってきました。ぜひ目標を改めて振り返って残りの時間を有効に使ってください。 「学校は希望を創るところ」。本校も今年で創立142年目を迎えることになり、いよいよ来年2023年には移転することになります。これからも美工の良き伝統は残しつつ、生徒たちにとって最善の教育とは何かということを常に考え、文化都市京都に相応しい美術の専門高校として改革し続けます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2022年(令和4年)1月4日 校長 名和野 新吾 ![]() |
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