最新更新日:2024/09/25 | |
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年始にあたってのご挨拶
令和4年がスタートしました。
昨年,一昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により,音楽に取り組むものにとって困難な年でありました。現在も,「オミクロン株」の世界的な感染拡大が日本でも徐々に広がってきているという報道等もあり,楽観はできない状況ではあります。 そんな状況で新しい年を迎えましたが,事態の好転を信じ,これまで以上に生徒のみなさんの安全に十分な注意を払いながら,できる活動をしっかりやり,生徒のみなさんが愛してやまない音楽の学びを停滞させることなく,進めていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 校長 北村光司 生徒自治会主催ホワイトコンサート
12月20日(月)放課後に,生徒自治会主催のホワイトコンサートがアリーナで開催されました。
生徒自治会が出演者を募り,プログラムを組んで実施したコンサートは,出演する生徒たちがクリスマスらしい仮装をして演奏したり,聴いている生徒たちが演奏者に声援を送ったり,双方ともにとても楽しい時間を過ごしていました。 新型コロナウイルスの影響でこの2年間は,コンサートなどが開催しにくい状況もありましたが,音楽を心から楽しむ生徒たちの姿に,あらためて音楽の力を感じました。 全校人権学習会
12月17日(金)佛教大学から原清治先生をお迎えし,全校での人権学習を実施しました。
原先生から「ネットいじめ」について,本校生徒に事前に実施したアンケート結果をもとに分析してくださった本校生徒の「強み」と「注意すべき点」について,ユーモアを交えてお話しいただきました。 途中では,生徒の意見を聞く場面も設けていただき,生徒も原先生の話術に引き込まれながら,その話の中から自分なりに考えたことを原先生とやり取りすることで,学びを深められたと思います。 学習成果発表会を実施しました。
12月14日(火)6・7限の時間に,「合唱・合奏」授業の学習成果発表会を実施しました。
この発表会では,後期に入って「合唱・合奏」の授業で取り組んできた楽曲をホールで実際に演奏し,学習の成果を確認し,さらに高いレベルの演奏を目指すために実施しました。生徒たちには授業で学んだことや練習してきたことがうまく出せた部分,出せなかった部分をしっかりと振り返り,高い目標をもって今後の学習に取り組んでもらいたいと思います。 2年「文化芸術探究」 筝曲講義
生田流筝曲家の野田弥生先生、野田友紀先生をお迎えし、日本音楽史担当の井口はる菜先生の解説により、《日本の室内楽−筝を中心とした糸のしらべ−》を受講しました。
先生のご厚意で、生徒用の箏16面のほか、絹糸の長磯の筝や柳川三味線など珍しい楽器をいくつもお持ち頂きました。舞台いっぱいに日本の弦楽器のある中で、先生方の演奏を間近で鑑賞したり、楽器の特性を聴き比べたりできる貴重な時間となりました。特に先生方による胡弓・三味線・筝による三曲合奏は心にしみました。楽器や歴史、筝組歌・段物や、流派による違いなどを説明していただいたほか、楽器の胴に弦を張る「糸締め」の実演では、滅多にみることのできない楽器の構造や成り立ちを目の当たりにしました。また後半は自分たちで壱越平調子に調弦し「さくら」を弾きました。先生には合いの手を奏でていただきました。また「春の海」の冒頭部分も体験しました。体験を経た生徒たちは、野田弥生先生による本物の「春の海」が奏でられると、一層のめり込むような眼差しで鑑賞していました。西洋音楽との違いをたくさん感じることができるひと時でした。先生方、本当にありがとうございました。 2年「文化芸術探究」 筝曲講義「箏を間近で見せていただけると、やっぱり動画では伝わり切らない音色や音の広がり、音の張りを感じることができました」「〈六段の調べ〉の、最後に差し掛かる祭のリズムのような盛り上がりも好きでしたが、前半の一、二、三段の水滴がぽつりぽつりと落ちるような音色に特に心惹かれました」「日本で唯一の擦弦楽器である胡弓は、弾き方はチェロに似ているが、弓の張り方がダボダボなままで、弾いているときに指で張りを調整すると知り、本当に難しそうだなと思った」「自分の楽器の修理やメンテナンスは見たことがあるが、箏は初めてでとても面白かった。手際の良さがすごくて、見ていてなんだか気持ちが良かった」「生田流と山田流の楽器の大きさの違いは、上方と江戸の畳の大きさの違いであると聞き、人々の生活と結びつきながら伝承されてきたことを感じ、すごくおもしろかったです」 |
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