いよいよ10月31日(日)をもって、元新道小学校が京都市教育委員会の手から離れてしまいます。新道小学校は、この開睛小中学校として5校の小学校と2校の中学校が統合される前の1校でした。141年の歴史を経て、2010年3月末に学校としての役目は終えましたが、新道地域の自治会でつかったり、一角を新道児童館として利用したり、元教室をアトリエとして若いアーティストの方が創作活動に使ったりと11年間様々な人の交流の場となってきました。
学校とのお別れを惜しんで、10月17日(日)より新道小学校とのお別れの会が開かれています。3年生は、東山探究(総合的な学習の時間)の一環として、地域の人々の学校に対する思いを感じるため18日(月)5・6時間目に見学にでかけました。
校舎には地域の方がおられて、見学している子どもたちの声が響くことを「やはり学校には子どもが似合いますね」と喜んでおられました。
古い校舎を探検した子どもたちは、「子どもたちがいっぱいつかった跡がのこっていた」「開睛に次なる鍵を渡してくれてる気がした」「昔から地域の人が大切にしていることがわかったから、私たちも開睛を大切にしていきたい」「みんなから愛されている学校なのがわかった。すごい!」など、子どもたちなりに地域の人たちや卒業生の思いを感じていたようです。
このお別れ会は、10月24日(日)まで行われています。ご都合がよければ、最後の新道小学校を見に行ってみてはどうでしょうか。