最新更新日:2024/09/25 | |
本日:103
昨日:189 総数:929009 |
第12回入学式(その1)
晴天に恵まれた4月8日(木),10:30より本校ホールにおきまして,ご来賓として,城巽自治連会長 香川様,PTA音友会会長 三宅様,京都・堀音同窓会会長 塩見様,堀音父母の会会長 吉田様をお迎えし,第12回入学式を挙行しました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,規模を縮小しての開催となりましたが,保護者の皆様や在校生,教職員が温かく見守る中,第75期生40名が晴れて“堀音生”となりました。 「入学生代表のことば」で,代表の阿部さんは「幼い頃から目標にしていた京都堀川音楽高校に入学し,憧れの制服を身にまとい,喜びと期待でいっぱいです」「音楽の道を歩む仲間とともに刺激しあい学ぶことのできる喜びや悩みを共有し,それぞれの夢の実現に向けて一歩ずつ歩んでいきたいと思います」と決意を述べてくれました。 学校長の式辞は次のブログで紹介します。 【4/8入学式】新入生保護者の皆様へ
本校のソメイヨシノはだいぶ散ってきましたが,昇降口前のサトザクラが満開を迎えました。入学式の朝に,新入生のみなさんをこの桜がきっと迎えてくれることと期待しています。
さて,新入生の保護者の皆様にすでにご連絡しておりますとおり,4月8日(木)10時30分より本校ホールにて行います,令和3年度入学式につきましては,保護者の方のご参列は,各ご家庭につきお一人とさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため,どうかご理解ご協力のほど,お願い申し上げます。 ご挨拶
今年度より京都市立京都堀川音楽高等学校の校長を拝命しました、北村光司と申します。どうぞよろしくお願いします。
さて、令和3年度の始まりは、例年よりも早い満開の桜によってもたらされました。初唐の詩人劉廷芝(りゅうていし)は「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同(ねんねんさいさいはなあいにたり さいさいねんねんひとおなじからず)」と自然の悠久さと人の世のはかなさを対比して詠みましたが、人の世にこれほどまでに大きな変化が訪れるとは誰が予測することができたでしょうか。 この2年で私たちを取り巻く環境は大きくその姿を変えました。コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、人と人とが集まることさえいろいろな制約の中でしかできない状況となっています。学校も昨年6月に授業は再開したものの、感染の状況に応じて教育活動の内容や順序に様々な制約が課せられています。特に音楽は、そうした制約を一番受けやすい位置にいるといっても過言ではないでしょう。 しかし、だからと言って私たちの中から音楽は消えるのでしょうか? いいえ、音楽は常に私たちのまわりに、そして私たちの中に息づいています。映画「ショーシャンクの空に」の中で刑務所の懲罰房に入れられた主人公は、何もない、窓すらもない独房の中で何をしていたと周りの囚人に聞かれたときに、こう答えます。「音楽を聴いていたのさ。」囚人たちが不思議に思うと彼はこう続けます。「頭の中さ。心でも。音楽は決して人から奪えない。」人は逆境の中にあっても、音楽により救われ、音楽とともにあろうとするものなのです。 さあ、新しい年度が始まります。まだまだ制約は多いことが予想されますが、今こそ私たちは音楽の力を信じ、細心の注意を払いながら「できる」ことに全力を注ぎ、私たちの音楽を研ぎ澄ましましょう。それはやがて、「力」となり、近い将来、多くの人に感動を与える原動力となるはずです。 令和3年 4月 1日 京都市立京都堀川音楽高等学校 校長 北村 光司 |
|