美豆小学校では毎月,全学年が同じテーマで人権に関する授業(美豆なかよしタイム)を行っています。今日は6年生の美豆なかよしタイムを紹介します。
6年生は道徳の時間に「妹の手紙」という題材から「生きること」について考えました。
主人公の妹は喘息の発作で入院し,「お兄ちゃんはあんなに元気なのにどうして私だけ」「どうしてこんな体で産まれてきたのだろう」と苦しい思いをしていました。しかし,星野富弘さんの絵や詩に触れ,妹の考え方が変わります。「命はかけがえのないものだから,生まれたことに感謝して命を大切に生きなければいけないということ。自分の命も人の命も,命の重さは同じだということ。」に気づいたのです。
子どもたちは,妹の思いを想像し,「命の重さは同じ」という言葉の意味について考えました。その中で,「病気の人」も「病気でない人」も「お年寄り」も「子ども」も「植物」も「動物」も全て同じ命の重さであることに気づくことができました。そして,どんな命もたった一つしかありません。自分自身はその一つの命をどのように生きていくのか,ロイロノートで交流しました。命は「限りのある時間」であることを忘れずに,大切に生きていきたいですね。