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最新更新日:2024/06/21 |
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第198回定期演奏会(公開実技試験)第2日目を行いました!![]() ![]() 公開実技試験第2日目。 指揮,声楽,弦楽専攻が行われ,計19名が試験に臨みました。 この日も,一般のお客様にはご来場いただけませんでしたが,在校生と保護者に公開される「第198回定期演奏会」として披露されました。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,座席を50%に制限しての開催となり,保護者の方の一部と専攻外の1,2年生には,アリーナにてライブ中継映像をご覧いただきました。 前週の中継ではアリーナの舞台中央に設置されているスクリーンを使っていましたが,舞台奥の壁面全体を覆っているホリゾント幕をスクリーン代わりに使ってみたところ,大きな画面で臨場感がより高まって,好評でした。 下は,出演した3年生【写真右】の感想です。 〇今回の実技試験を通じて何よりも心に大きく刺さったのは,仲間との支え合いでした。万全のコンディションではなかった人も少なくありませんでしたが,73期全員がモチベーションを保ち,お互いに励まし合い,たくさんの先生方や後輩にも力を借りながら成し遂げることができたのが,何よりもうれしいです。同級生の演奏を聴き,何人もが目に涙を浮かべていたのも印象的でした。完全な形ではなかったですが,この状況だからこそ一生心に残る最高の思い出です。(指揮専攻 Yさん) 〇先生方にできる限りの感染症対策をしていただいたおかげで,安心して舞台に立つことができました。ホールで演奏することの喜びを,これまで以上に感じています。この実技試験の日のことはこれからもずっと忘れないと思います。(声楽専攻 Fさん) 〇同級生の,普段とはまた違った姿,表情,お客様の大きな温かな拍手に包まれ挑んだステージ。今までの実技試験では感じられなかった空気。何もかもが新鮮で,うっとりするほどの幸福感に満たされました。このような機会を設けてくださった先生方,保護者の皆様,後輩たちに心から感謝の気持ちを込めて演奏しました。 本当にありがとうございました。(ピアノ専攻 Hさん [本日は伴奏で出演]) 【写真左】アリーナ中継の様子(休憩中,明るい状態) 【写真右】6月19日に出演した3年生たち 出張図書館(教育実習生さんからの贈り物)
先日のホームページでもお知らせしましたが,校長室のとなりに出張図書館のスペースがあります。昇降口の近くにあるので,生徒の皆さんも多く通る場所です。
その出張図書館の一角を先週の金曜日まで来てくれていた教育実習生の皆さんがきれいな展示にしてくれました。それぞれのおすすめの本,高校生に読んでもらいたい本をそれぞれの言葉で紹介してくれています。興味を持った人は,ぜひ読んでみてほしいと思います。実習生のみなさん,ありがとうございました。 ![]() ![]() 教育実習最終日<その2>![]() 放課後,「教育実習反省会」がありました。 校長はじめ指導に関わった教員も多数出席して振り返りを行いました。 話しながら涙が止まらなくなる実習生もいました。実習生の語る成果や課題,気づきに対して,教員側は,ねぎらいや励まし,教育についての自論やアドバイスを愛情深く贈りました。 よい教師,よい指導者を目指して,今後もがんばってほしいです。期待しています! <田村先生(京都市立芸大・ヴァイオリン専攻)> 始めは,自分がしなければならないことで精一杯で,生徒が見えていなかった。徐々に生徒の目を見,名前を呼んで,コミュニケーションがとれるようになり,伝えたいことが伝わった感触が得られたときはうれしかった。指導案の作成にあたっては,全体像を見わたしたうえで一つ一つの授業を進めていくことの難しさ,大切さを実感した。 先生方が授業の裏で様々な準備をされているのを拝見し,生徒への愛情を感じた。まだまだ課題が多いが,これから人間的に成長していきたい。 <佐々木先生(東京藝大・フルート専攻)> まず,ショートホームルームでのあり方を考えさせられた。一人ひとりに伝わる話し方の大切さに気づかされ,伝えようとする意識が高まった。音楽の授業では,生徒が「できた」という実感を持てるような授業をするには,綿密な計画や経験が必要だと思った。先生方の仕事に対する姿勢を目の当たりにして,勉強になった。うまくいかないことが多かったが,最後まで改善しようと挑戦できたことはよかったと思う。私も素敵な先生になりたい。 <田端先生(京都市立芸大・ピアノ専攻)> 第1週目に,指導案の作成にとりかかったとき,高校時代の先生方のご指導を思い出しながら計画したが,やってみると全然違った。授業では「今日の目標は〇〇です」などの提示が大切だと感じた。生徒一人と接するときと全体に向かうときの違いを知った。全体に向けた言葉を発信する難しさを感じた。このスキルを向上させられたらいいなと思う。どのようなかたちかはわからないが,教育者の道を進みたい。 <指導の先生方より> ・「反省会」というと「反省」ばかりを挙げがち。3週間過ごすなかで何らかの変化があって,できたこと成長したことも必ずあるはず。何の根拠もなくても自信をもって。今後もずっと成長し続ける人であれ。 ・1回のアドバイスで,次回の授業が改善されていたのは,さすがでした。 ・はじめは「実習生です」という顔で,「自分がこうしたい」ということで精一杯だった。3週間たって,今は「生徒にどうしてあげたら伸ばしてあげられるか」という「先生の顔」になってきた。自分の持ち味を生かしつつ,多くの先生方と補い合い協力しながら仕事をしていくことが大切です。 ・生徒たちは,堀音で学んで成長したいという「やる気」を持っている。我々は,生徒を伸ばしてやりたいと指導する。ここはそういう素敵な場所。音楽の学びを通して人間力も伸ばしていけるようにと,いつも思っています。 【写真:教育実習生控室にて】各クラスからの贈り物を手に 教育実習最終日<その1>![]() ![]() 5月31日(月)から始まった教育実習も本日で終了となりました。 本校では,週1回あるロングホームルームが金曜日の7時間目にあるため,実習の締めくくりの授業は,3週間毎日接してきた,各担当クラスでの活動となりました。 実習生たちは,それぞれに生徒たちの前で演奏を披露し,3週間分の感想や感謝の言葉を生徒たちにおくりました。 先輩の演奏を間近で聴いたり,高校時代の経験を聞いたりすることは,生徒たちに大きな刺激となったことでしょう。 生徒たちからも挨拶があり,プレゼントなどサプライズを用意していたりと,大いに盛り上がりました。 3人の教育実習生のみなさん,お疲れさまでした! 【写真左】1年のクラスにて 実習生のヴァイオリン演奏 【写真右】同 生徒たちからのサプライズに感動の実習生 教育実習生の研究授業が始まりました!
6月15日(火)
教育実習生3名の先陣を切って,佐々木先生(東京藝大3年)が,2年生「ソルフェージュ(視唱)」の研究授業を行いました。 今回は,アメリカの現代音楽家ジョン・ケージ(1912-1992)の「リビングルーム・ミュージック」より第2楽章「Story」を取り上げ,多様なリズムと唱法を用いたアンサンブルを学習しました。 楽譜は,単線のリズム譜で,英語の歌詞がついています。歌い方や発声の仕方について,英語の短い指示がところどころに書いてあります。音符の下には,斜めに下がっていく矢印や,一度下がってまた斜め上に上がっていく曲線の矢印など,見慣れない記号があり,スタッカートやアクセント,強弱記号などがかなり細かく付いています。 佐々木先生は,見慣れない記号について,どう演奏するのだろうと生徒に問いかけながら,必要最低限の解説をされました。 そして,2班に分かれて,どのように演奏するか,意見交換を重ねながら練習し,自分たちはどのように表現したいのかを,短い時間でまとめていきました。 最後に,班ごとに互いの発表を聴きあった後,YouTubeで,ある演奏会での実際の演奏を鑑賞しました。アーティキュレーションやダイナミクスの豊かさに生徒たちは驚き,深い関心を寄せているようでした。 今回はたいへん短い時間でしたが,協働してひとつの音楽を創り上げる経験を通して,生徒たちは,作曲家の意図を汲み取り,なおかつ,自分たちらしい表現を追求することの面白さや大切さに気づけたのではないでしょうか。 <佐々木先生より> 生徒のみなさん一人ひとりが,楽譜に書かれた現代音楽特有の表現を考察し,グループで意見を出し合いながら意欲的に取り組んでいる様子が印象的でした。 今回の授業を通して,現代音楽の,枠にとらわれない自由な表現に興味を持ち,表情豊かな演奏表現に活かしてもらえたら嬉しいです。 <生徒Sさんより> 無声音で発音したり,口笛を用いたりする合唱は,シュールで新鮮でした。ケージの音楽は,普段私たちがあまり触れていないものなので,今回の授業で新たな音楽について知り,自分の中の音楽の幅が広がったと思います。とてもおもしろかったです! 【写真上】ジョン・ケージについての解説 【写真中】グループワーク,練習 【写真下】グループごとに演奏発表 ![]() ![]() ![]()
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