6月23日(火),地学基礎の公開授業が行われました。テーマは,「生命の星・地球」です。今回は「質問づくり」を中心にICTを活用した授業を展開しました。「質問づくり」では,3〜4人のグループごとに,次の4つのルールに沿って質問をつくりました。
(1)できるだけたくさんの質問を出す。
(2)質問について,話し合ったり,評価したり,答えたりしない。
(3)発言の通りに質問を書きだす。
(4)意見や主張は疑問文に直す。
また,質問を出し合う際には,生命にとって重要な条件は何かを考えると同時に,「開いた質問」「閉じた質問」を相互に書き換えたり,作った質問からより重要なものを選び出したりする過程を通して知識の整理も行いました。
その後グループごとに,Googleフォームに作成した質問をアップし,クラス全体で共有しました。最後に各自がGoogleフォームを用いて本時の振り返りを行いました。
以下に今回の授業での取組についての生徒の声をいくつか紹介します。
Q:質問づくりをしてみて,どんなことが難しいと思いましたか。
・正解がないからどんな質問をすればいいのか考えるのが難しかった。
・思っていても口に出すことがなかったから頭の片隅にあったものを絞り出すので難しかった。
Q:どのような力がつくと思いますか?
・自分の知識を整理し言語化する力。自分の知らないことを言葉にして質問するから。
・推測する力。何の質問が焦点に近いのか考えるだけで,予想を立てて可能性を考える力がつくから。
Q:感想等
・他の人の質問を聞いて,自分が持っていない考え方を知ることができてとても楽しかったです。
・難しかったけど,答えの合っている,合っていないを気にせずに考えられるから自由で楽しかった。
・難しかったけど,チームで質の高い質問を出すことができた。
次の時間には出された質問からいくつか厳選した質問を紹介し,内容の理解を深める予定です。