京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/23
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中学3年生対象「実技講習会」(6/8開催)の申込は、来週24日(金)17時までとなっています。参加希望の方は、本校ホームページのトップ画面左側のカテゴリ「中学生のみなさんへ」をクリック!そこから申し込みをしてください。

16日(火) 2年学年行事 万博公園

●2年学年行事

 2年生は,昨年度1年生の3月に実施予定であった美術見学旅行を新型コロナウィルス感染症の状況により,一旦2年生の秋に延期しましたが,新型コロナウイルス感染症の状況が終息せず,訪問先の美術館の入場制限等の事情を踏まえ,やむなく中止としました。

 今年度ぜひ学年行事を実施したいと考え,本日,万博公園に行き,「ニフレル」,太陽の塔内部の見学を行いました。「ニフレル」の展示テーマは「多様性」,コンセプトは生き物と出会い感性に触れるということで,美術専門高校の生徒たちは,ぴったりの訪問場所でした。また太陽の塔は,芸術家の岡本太郎氏のデザインによるもので,内部の構造や造形物,光など興味深く見学していました。
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16日(火) 1年学年行事 滋賀農業公園 ブルーメの丘

●1年学年行事

 1年生はこの3月の関東方面への美術研修旅行を計画していましたが,新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえ,計画を中止し,今秋2年生の後期すぐに実施する,倉敷・瀬戸内・香川方面への美術見学旅行に計画変更をしました。

 今年度中に学年行事を実施したいと考え,本日,校外学習として滋賀農業公園「ブルーメの丘」に行きました。クラフト体験では,各クラスごとにモイストポプリ・ハーバリウム・タンブラー絵付を行いました。

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15日(月)3名の生徒が,山本市会議長を表敬訪問

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 15日,校務ご多忙な中,山本恵一市会議長よりお招きいただき,美工作品展で市会議長賞を受賞した「観(月)」の作者:漆芸専攻の池口歩さん(今春卒業)と,市会議長室に作品を飾っていただいている「瞑色」の作者:漆芸専攻の麻田陽菜さん,「空気」の作者:洋画専攻の渡邊美月さんと校長が表敬訪問しました。

 市会議長室には,毎年美工作品展の2年生の作品を2点飾っていただいており,市会議長賞受賞者と共に,議長室を訪問させていただき,市会議長と歓談の時間をつくっていただいています。

 歓談のあと,議長のご案内で,市会の会議場も見学させていただきました。
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15日(月)桜 蕾かたし

 15日,今日も晴天で温かくなりそうです。

 全国では,すでに桜の開花宣言がされたところもあります。鴨川沿いや学校の桜はまだ蕾がかたく,もう少し日がかかりそうです。

 今日は,1年生は特別時間割の授業,2年生は学年末考査最終日。明日は,1・2年生とも研修旅行中止の代替として学年行事を行います。
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【お知らせ】新型コロナウイルス感染症拡大防止対策 京都市から「若者の皆さんへ」

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●京都市の新型コロナウイルス感染症防止に向けたチラシ

 「若者の皆さんへ」というチラシが届きました。京都府の緊急事態宣言は解除されましたが,感染防止の対策はしっかり継続していかなければなりません。

※チラシ→こちらから

11日(木) 1年生総合的な探究の時間「探究1」 水戸芸術館とオンラインのワークショップ その2〜午後

●11日(木)1年生総合的な探究の時間「探究1」 午後

 午後は、「作品を見ること・鑑賞することってどういうこと?」というテーマで、全盲の白鳥建二さん、学芸員の森山純子さん、佐藤真衣子さんを講師としてワークショップを行いました。

 最初に、全盲の白鳥さんのお話しから、目が見えない人の美術鑑賞について、また、目の見える人の発想や思い込みについて、様々な気付きをさせていただきました。そして本校の玄関陳列ケースに展示してある2点の作品について、グループでその印象・感想、作品を見てわかること、連想したことを出し合った後、全盲の白鳥さんにどんな作品でどのように感じたかを話すという経験をしました。

 Zoom でつなぎながら白鳥さんからも問いかけをいただき、美術作品とは何か、色というものをどう捉えるかなど、生徒と白鳥さんとの間で様々な対話が進みました。目の見える人と見えない人が共に美術を鑑賞する、語り合うことの面白さ、思考の深まりを経験できました。

 美術研修が実現できなかった代わりに、訪問先のご理解、ご協力によりZoom 、ICT機器を活用して、1年生皆が豊かな美術の探究学習ができました。今回の探究学習を,普通教科の学び,美術工芸科の学びにつなげていってほしいと思います。
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11日(木) 1年生総合的な探究の時間「探究1」 水戸芸術館とオンラインのワークショップ その1〜午前

●11日(木)1年生総合的な探究の時間「探究1」 午前 

 1年生総合的な探究の時間「探究1」の特別授業として、昨日の東京・森美術館とのワークショップに引続き、水戸芸術館のご協力により特別授業を行いました。

 水戸芸術館では、東日本大震災から10年ということで「3・11とアーティスト:10年目の想像」という展覧会を開催されています。これまで実施してきた東京富士美術館、森美術館と同様、水戸芸術館も、本来であればこの3月に美術研修旅行として、現地を訪問して学習する予定でした。新型コロナウイルス感染症への対応から研修旅行は実施できなくなりましたが、奇しくもこの11日に水戸芸術館とのワークショップが実現しました。

 「想定外」と言われた東日本大震災、福島第一原子力発電所のメルトダウンとその甚大な被害。今回のワークショップでは,「想像力の欠如」から脱して「想像力の喚起」へ向かう芸術の本質的な役割について考えながら「想像する させる 記憶を引き継ぐ」というテーマで、相手の語りを受けとめ想像し語り継ぐことを経験しました。水戸芸術館の主任学芸員の竹久侑さんに水戸芸術館の活動を紹介していただき、今回の展覧会の意義についてお話をしていただいた後、瀬尾夏美さんの震災後の活動をお話しいただき、ワークショップを始めました。自分の地元や大切な場所について語るメモをつくりペアで語る側と聴き取る側を交替で経験した後、相手の語りを「私は」を主語にして自らが語りました。その後グループ内で朗読し合いました。Zoom で水戸芸術館とつなぎ、生徒の活動の様子を講師の先生にも聞いていただき、双方の対話も行いました。

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3月11日(木) 京都市シェイクアウト訓練に参加

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東日本大震災から10年の経った11日、京都市では午前9:30から一斉にシェイクアウト訓練が行われました。本校では、1年生が「総合的な探究の時間」の特別授業、2年生が学年末考査の火ですが、考査時間を20分繰り下げで参加しました。

9:30に緊急地震速報「震度5程度の地震が来ます」の警報が鳴り、生徒は各教室で机の下に身を入れ、揺れの収まるまで身を守るという訓練を行いました。


3月11日 東日本大震災から10年 その3

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●美術を学ぶ高校生の思い

 2014年4月に本校に入学してきた生徒の中に、宮城県出身の生徒がいました。この生徒は、震災直後、親戚や友だちが宮城にいながら自分たち家族が京都に引っ越してきて、苦しみや悲しみを背負っていました。中学から京都で暮らし始めたこの生徒は、銅駝に入学し「虹のアートプロジェクト」に出会います。そして夏季休暇中に、本校の生徒会の被災地代表派遣生徒ともに宮城へ帰省し,「虹のアートプロジェクト」の活動に参加しました。仮設住宅を訪問し住民の方が、「あなたの絵を贈ろう」の活動をとても喜んでいただいていることを知り、自分が学んでいる芸術に人を励ます力があるんだ」と思いました。この生徒は大震災と向きあった自分の思いを文章にまとめました。宮城野高校で作成していただいた『復興へ!高校生が架ける虹のアートプロジェクト』の冊子に、その文章が紹介されています。

 大震災から10年経って、もう一度この生徒の文章を読み返し、このHPをご覧いただいている方にも知っていただきたいと思い、その全文を紹介します。


●「芸術の力」 京都市立銅駝美術工芸高等学校1年(2014年当時)

 芸術の力とはどれくらい世の中に影響を与えるのだろうか。そもそも私は何のために芸術を学んでいるのだろう。ふと疑問に思った。楽しいから?それとも、何だろう。私が絵を描いたり、ものを造り出すことで世の中のためになる事はあるのだろうか。今年の夏、自分なりの答えが見えた気がした。私はもともと3年前の震災以前、宮城県に住んでおり震災の影響で中学に入ると同時に京都に引っ越して来た。震災直後、親戚も周りの友達も皆残っているなか、私の家族だけが引っ越したのは、私にとって大きな苦しみであり、悲しみだった。皆は大変な状況の中で頑張っているのに、私はこんなところで悠々と生活をしていてもいいのだろうか、一緒に支え合いたいのに何もする事ができない。初めはそんなことばかりが頭を巡り、とてももどかしい気持ちだった。
 そんな中、私の、通っている銅駝美術工芸高校で行っている「あなたの絵を贈ろう」という活動と出会った。それは被災地の宮城県の美術高校と、その他の県外の美術高校が協力して宮城の仮設住宅にお住まいの方々に絵をプレゼントしようというものだ。これなら私も力になれるかもしれない。
 こんなに誰かを思って絵を描いたのは初めてだった。言葉にはできないけれど、この絵を見た方に私の想いが伝わるように精一杯描いた。そして嬉しいことに、帰省と合わせて実際に生徒会のメンバーと共に仮設住宅にお住まいの方々に絵を配る活動に、私も同行させてもらえる事になったのだ。久しぶりの帰省。市内はすっかりもと通りになって活気づいていたものの、2年ぶりに訪れた沿岸部は予想以上に殺風景だった。瓦礫の山こそ少なくなったものの見渡すかぎり原っぱが広がり、津波の被害が生々しく残った建物がぽつぽつ建っている。震災から約3年半、ニュースで被災地の情報も減りつつある今、現地に行くまでに未だにこんなにも多くの人々が仮設住宅で暮らしているということも知らず、現状を見てショックを受けた。仮設はあくまでも「仮設」なのだ。3年目は明らかに無理がある。「少しでも勇気づけたい」という思いが募っていった。しかし、イベントが始まって私は驚いた。どれにしようか、とひとつひとつ丁寧に見てまわられる住民の方々の表情は、どれも笑顔で、溢れていたのだ。「毎年このイベントが楽しみなんです!」「1枚にしぼりきれない!もう1枚もらってもいい?」「絵を部屋に飾るだけで部屋も気分も明るくなるんです!」など沢山の言葉をかけていただいて、とてもとても嬉しかった。他にも他校の高校生がつくった木工のおもちゃで小さな子ども達が楽しそうに遊んでいたり、絵を囲んで明るい会話が弾んだり。
 そんな笑い声を聞きながら、「あぁ、自分が学んでいる芸術にはこんなに素晴らしい力があるんだ」と思った。勇気を届けたくて行ったはずが、自分自身何倍も勇気をもらい、自分の中の大事なものに気づく事が出来た。芸術には人を幸せにする力があるのだ。幸せにするといったら、たいそうなことに聞こえるかもしれないけれど、案外身近な事だったのかもしれない。もちろんあの場で明るい面ばかり見たわけでなく、まだまだ復興は終っていないし、絵をみて津波で亡くなったお孫さんを思い出されたりと、簡単に人々の心の傷の癒えるのは難しい。そして現在、東京オリンピックによって、家が流されてしまった方々のための新しい住宅の工事が進まないそうだ。復興を後回しにしてまで都市の開発を進める現状。優先順位とは?と聞きたくなってしまう。実際に訪れたからこそ見えてくる問題がたくさんあった。また、仮設住宅で孤独死する高齢者の方々が急激に増えているそうだ。だからこそ、人と人とのつながりは今まで以上にとても大事になってくる。
 震災はまだ終っていない。故に私はこれから何をしていけばいいのか考えていく必要がある。今回の経験で、気づきと課題が見つかったからこそ自分はひとまわり大きくなれた。私だからできること。自分の力を最大限生かせること、それが芸術だと思う。
 芸術作品をみていると思ってもみなかった発見や、物の見方の変化、気付き、人の心に何か変化が生まれる。私はそんな作品が造り出せるようになりたい。もっと言うと、見た人が思わず笑顔になれるものが造りたい。そしてずっと長くその人の生活に寄り添っていけるような。そのために色々な事を経験していこうと思う。震災の経験も今こうやって大きな自分の糧になっている。嫌な事も楽しい事もすべて自分のにして、もの造りをしていきたい。

※宮城県宮城野高校制作『復興へ!高校生が架ける虹のアートプロジェクト』掲載

3月11日 東日本大震災から10年 その2

●今年度の本校と宮城野高校との交流

 今年度はコロナ禍で,本校生徒の派遣や,宮城野高校の修学旅行・本校生徒との交流会は実現できませんでした。しかし,本校生徒会の生徒が美工作品展の紹介映像を作成し,宮城野高校へ贈りました。宮城野高校も作品展の動画を作成中とのことです。

 この取り組みを,読売新聞が取材をしていただき,10日付朝刊で記事にしていただきました。
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行事予定
3/16 1,2年学年行事日
3/17 入学説明会(新入生) ※在校生登校禁止
3/19 後期終業式,大掃除
卒業生講演会
3/20 春分の日
午前 新3年コース別説明会
午後 新2年専攻ガイダンス
3/22 教科書販売
新1,2年第1回スタディサポート

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