京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/22
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中学3年生対象「実技講習会」(6/8開催)の申込は、来週24日(金)17時までとなっています。参加希望の方は、本校ホームページのトップ画面左側のカテゴリ「中学生のみなさんへ」をクリック!そこから申し込みをしてください。

【お知らせ】新型コロナウイルス感染症拡大防止対策 京都市から「若者の皆さんへ」

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●京都市の新型コロナウイルス感染症防止に向けたチラシ

 「若者の皆さんへ」というチラシが届きました。京都府の緊急事態宣言は解除されましたが,感染防止の対策はしっかり継続していかなければなりません。

※チラシ→こちらから

11日(木) 1年生総合的な探究の時間「探究1」 水戸芸術館とオンラインのワークショップ その2〜午後

●11日(木)1年生総合的な探究の時間「探究1」 午後

 午後は、「作品を見ること・鑑賞することってどういうこと?」というテーマで、全盲の白鳥建二さん、学芸員の森山純子さん、佐藤真衣子さんを講師としてワークショップを行いました。

 最初に、全盲の白鳥さんのお話しから、目が見えない人の美術鑑賞について、また、目の見える人の発想や思い込みについて、様々な気付きをさせていただきました。そして本校の玄関陳列ケースに展示してある2点の作品について、グループでその印象・感想、作品を見てわかること、連想したことを出し合った後、全盲の白鳥さんにどんな作品でどのように感じたかを話すという経験をしました。

 Zoom でつなぎながら白鳥さんからも問いかけをいただき、美術作品とは何か、色というものをどう捉えるかなど、生徒と白鳥さんとの間で様々な対話が進みました。目の見える人と見えない人が共に美術を鑑賞する、語り合うことの面白さ、思考の深まりを経験できました。

 美術研修が実現できなかった代わりに、訪問先のご理解、ご協力によりZoom 、ICT機器を活用して、1年生皆が豊かな美術の探究学習ができました。今回の探究学習を,普通教科の学び,美術工芸科の学びにつなげていってほしいと思います。
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11日(木) 1年生総合的な探究の時間「探究1」 水戸芸術館とオンラインのワークショップ その1〜午前

●11日(木)1年生総合的な探究の時間「探究1」 午前 

 1年生総合的な探究の時間「探究1」の特別授業として、昨日の東京・森美術館とのワークショップに引続き、水戸芸術館のご協力により特別授業を行いました。

 水戸芸術館では、東日本大震災から10年ということで「3・11とアーティスト:10年目の想像」という展覧会を開催されています。これまで実施してきた東京富士美術館、森美術館と同様、水戸芸術館も、本来であればこの3月に美術研修旅行として、現地を訪問して学習する予定でした。新型コロナウイルス感染症への対応から研修旅行は実施できなくなりましたが、奇しくもこの11日に水戸芸術館とのワークショップが実現しました。

 「想定外」と言われた東日本大震災、福島第一原子力発電所のメルトダウンとその甚大な被害。今回のワークショップでは,「想像力の欠如」から脱して「想像力の喚起」へ向かう芸術の本質的な役割について考えながら「想像する させる 記憶を引き継ぐ」というテーマで、相手の語りを受けとめ想像し語り継ぐことを経験しました。水戸芸術館の主任学芸員の竹久侑さんに水戸芸術館の活動を紹介していただき、今回の展覧会の意義についてお話をしていただいた後、瀬尾夏美さんの震災後の活動をお話しいただき、ワークショップを始めました。自分の地元や大切な場所について語るメモをつくりペアで語る側と聴き取る側を交替で経験した後、相手の語りを「私は」を主語にして自らが語りました。その後グループ内で朗読し合いました。Zoom で水戸芸術館とつなぎ、生徒の活動の様子を講師の先生にも聞いていただき、双方の対話も行いました。

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3月11日(木) 京都市シェイクアウト訓練に参加

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東日本大震災から10年の経った11日、京都市では午前9:30から一斉にシェイクアウト訓練が行われました。本校では、1年生が「総合的な探究の時間」の特別授業、2年生が学年末考査の火ですが、考査時間を20分繰り下げで参加しました。

9:30に緊急地震速報「震度5程度の地震が来ます」の警報が鳴り、生徒は各教室で机の下に身を入れ、揺れの収まるまで身を守るという訓練を行いました。


3月11日 東日本大震災から10年 その3

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●美術を学ぶ高校生の思い

 2014年4月に本校に入学してきた生徒の中に、宮城県出身の生徒がいました。この生徒は、震災直後、親戚や友だちが宮城にいながら自分たち家族が京都に引っ越してきて、苦しみや悲しみを背負っていました。中学から京都で暮らし始めたこの生徒は、銅駝に入学し「虹のアートプロジェクト」に出会います。そして夏季休暇中に、本校の生徒会の被災地代表派遣生徒ともに宮城へ帰省し,「虹のアートプロジェクト」の活動に参加しました。仮設住宅を訪問し住民の方が、「あなたの絵を贈ろう」の活動をとても喜んでいただいていることを知り、自分が学んでいる芸術に人を励ます力があるんだ」と思いました。この生徒は大震災と向きあった自分の思いを文章にまとめました。宮城野高校で作成していただいた『復興へ!高校生が架ける虹のアートプロジェクト』の冊子に、その文章が紹介されています。

 大震災から10年経って、もう一度この生徒の文章を読み返し、このHPをご覧いただいている方にも知っていただきたいと思い、その全文を紹介します。


●「芸術の力」 京都市立銅駝美術工芸高等学校1年(2014年当時)

 芸術の力とはどれくらい世の中に影響を与えるのだろうか。そもそも私は何のために芸術を学んでいるのだろう。ふと疑問に思った。楽しいから?それとも、何だろう。私が絵を描いたり、ものを造り出すことで世の中のためになる事はあるのだろうか。今年の夏、自分なりの答えが見えた気がした。私はもともと3年前の震災以前、宮城県に住んでおり震災の影響で中学に入ると同時に京都に引っ越して来た。震災直後、親戚も周りの友達も皆残っているなか、私の家族だけが引っ越したのは、私にとって大きな苦しみであり、悲しみだった。皆は大変な状況の中で頑張っているのに、私はこんなところで悠々と生活をしていてもいいのだろうか、一緒に支え合いたいのに何もする事ができない。初めはそんなことばかりが頭を巡り、とてももどかしい気持ちだった。
 そんな中、私の、通っている銅駝美術工芸高校で行っている「あなたの絵を贈ろう」という活動と出会った。それは被災地の宮城県の美術高校と、その他の県外の美術高校が協力して宮城の仮設住宅にお住まいの方々に絵をプレゼントしようというものだ。これなら私も力になれるかもしれない。
 こんなに誰かを思って絵を描いたのは初めてだった。言葉にはできないけれど、この絵を見た方に私の想いが伝わるように精一杯描いた。そして嬉しいことに、帰省と合わせて実際に生徒会のメンバーと共に仮設住宅にお住まいの方々に絵を配る活動に、私も同行させてもらえる事になったのだ。久しぶりの帰省。市内はすっかりもと通りになって活気づいていたものの、2年ぶりに訪れた沿岸部は予想以上に殺風景だった。瓦礫の山こそ少なくなったものの見渡すかぎり原っぱが広がり、津波の被害が生々しく残った建物がぽつぽつ建っている。震災から約3年半、ニュースで被災地の情報も減りつつある今、現地に行くまでに未だにこんなにも多くの人々が仮設住宅で暮らしているということも知らず、現状を見てショックを受けた。仮設はあくまでも「仮設」なのだ。3年目は明らかに無理がある。「少しでも勇気づけたい」という思いが募っていった。しかし、イベントが始まって私は驚いた。どれにしようか、とひとつひとつ丁寧に見てまわられる住民の方々の表情は、どれも笑顔で、溢れていたのだ。「毎年このイベントが楽しみなんです!」「1枚にしぼりきれない!もう1枚もらってもいい?」「絵を部屋に飾るだけで部屋も気分も明るくなるんです!」など沢山の言葉をかけていただいて、とてもとても嬉しかった。他にも他校の高校生がつくった木工のおもちゃで小さな子ども達が楽しそうに遊んでいたり、絵を囲んで明るい会話が弾んだり。
 そんな笑い声を聞きながら、「あぁ、自分が学んでいる芸術にはこんなに素晴らしい力があるんだ」と思った。勇気を届けたくて行ったはずが、自分自身何倍も勇気をもらい、自分の中の大事なものに気づく事が出来た。芸術には人を幸せにする力があるのだ。幸せにするといったら、たいそうなことに聞こえるかもしれないけれど、案外身近な事だったのかもしれない。もちろんあの場で明るい面ばかり見たわけでなく、まだまだ復興は終っていないし、絵をみて津波で亡くなったお孫さんを思い出されたりと、簡単に人々の心の傷の癒えるのは難しい。そして現在、東京オリンピックによって、家が流されてしまった方々のための新しい住宅の工事が進まないそうだ。復興を後回しにしてまで都市の開発を進める現状。優先順位とは?と聞きたくなってしまう。実際に訪れたからこそ見えてくる問題がたくさんあった。また、仮設住宅で孤独死する高齢者の方々が急激に増えているそうだ。だからこそ、人と人とのつながりは今まで以上にとても大事になってくる。
 震災はまだ終っていない。故に私はこれから何をしていけばいいのか考えていく必要がある。今回の経験で、気づきと課題が見つかったからこそ自分はひとまわり大きくなれた。私だからできること。自分の力を最大限生かせること、それが芸術だと思う。
 芸術作品をみていると思ってもみなかった発見や、物の見方の変化、気付き、人の心に何か変化が生まれる。私はそんな作品が造り出せるようになりたい。もっと言うと、見た人が思わず笑顔になれるものが造りたい。そしてずっと長くその人の生活に寄り添っていけるような。そのために色々な事を経験していこうと思う。震災の経験も今こうやって大きな自分の糧になっている。嫌な事も楽しい事もすべて自分のにして、もの造りをしていきたい。

※宮城県宮城野高校制作『復興へ!高校生が架ける虹のアートプロジェクト』掲載

3月11日 東日本大震災から10年 その2

●今年度の本校と宮城野高校との交流

 今年度はコロナ禍で,本校生徒の派遣や,宮城野高校の修学旅行・本校生徒との交流会は実現できませんでした。しかし,本校生徒会の生徒が美工作品展の紹介映像を作成し,宮城野高校へ贈りました。宮城野高校も作品展の動画を作成中とのことです。

 この取り組みを,読売新聞が取材をしていただき,10日付朝刊で記事にしていただきました。
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3月11日 東日本大震災から10年 その1

●「3・11東日本大震災」から10年目

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年が経ちました。この大震災により,家屋の倒壊,火災,そして大津波,福島第一原子力発電所のメルトダウン発生で甚大な被害が出ました。10年経ちましたが,今も住んでいた場所から避難し生活されている方がは4万人を超え,行方不明のままになっている大切な人を探している方もおられ,復興途中の場所も存在します。亡くなられた方にあらためて哀悼の意を表するとともに,多大な被害により,今も様々な辛い思い,悲しい思いをされている方々にお見舞い申し上げます。

●震災後の高校生の活動

 大震災発生後の翌年,美術を専門に学んだり部活動に取り組んでいる高校生が,何か被災者の心を癒し力になることができないかを考え,「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトには,宮城県宮城野高等学校美術科,東北生活文化大学高等学校美術・デザイン科,宮城県仙台二華中学校高等学校美術部,北海道おといねっぷ美術工芸高等学校とともに,本校生徒も共同で参加しました。本校では,生徒会が「あなたの絵を贈ろう」と呼び掛け,生徒が描いた作品を被災者にプレゼントする取り組みに参加しました。また,本校の代表生徒を夏季休暇中に派遣し,被災地を見学するとともに,宮城野高校の生徒とともに仮設住宅を訪問し,住民の方からお話を聞いたり,アートのワークショップをしたりという活動を行いました。夏季休暇中の本校生徒の代表派遣と,宮城野高校美術科との交流はその後も続き,宮城野高校の生徒が修学旅行で京都に来られる際,秋の本校美工作品展を見学・観覧していただき,学校で本校生徒と交流会を行ってきました。宮城野高校ではこの活動を『復興へ!高校生が架ける虹のアートプロジェクト』という冊子にまとめていただきました。

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「京都市立御所東小学校・図工展」 本校生徒の作品も展示

●令和2年度御所東小学校「図工展」

 地元の御所東小学校では,「令和2年度図工展」を開催されています。

 一昨年度より御所東小学校からお声をかけていただき,小学校の図工展の際に,京都御池中学校の生徒作品とともに,本校生徒の作品も展示していただいています。今年度は成安造形大学の学生作品も展示されています。

 小学校の各フロアーには,小学1年生から6年生までの作品が展示されており,小学生の感性や表現力の豊かさに圧倒されます。本校の生徒作品は,日本画,洋画,彫刻,漆芸,陶芸,染織,デザイン,ファッションアートの8専攻の作品を展示していただきました。

 下京渉成小学校の図画工作展と同様に,小学生の作品とともに,中学生,高校生,大学生の作品を共に展示し,小学生の皆さんや保護者の方々に鑑賞していただける機会をつくっていただき,感謝しております。

 また,御所東小学校では,新型コロナウイルス感染症により,多くの人々が不安やしんどい思いをしている状況の中で,みんなで一緒に乗り越えようというメッセージ「共にのりこえ共に歩もう」を絵とともに表現し,先日来,河原町丸太町の交差点側に掲示をして多くの人々の眼に届くようにされています。素晴らしい取り組みです。この作品の制作にあたっては美術の教員でもある本校の副校長がアドバイスさせていただきました。地元の他校種の学校と様々な連携をさせていただくことは,本校の教育活動にとって大変ありがたいことだと考えております。
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10日(水) 1年生総合的な探究の時間「探究1」森美術館とのオンライン研修

●研修旅行予定先とのオンライン学習

 今年度から1年生は,関東方面への美術研修旅行を計画していましたが,コロナ禍で実現できなくなりました。しかし,研修旅行で訪問する予定であった美術館のご理解,ご協力により,オンラインで美術の探究学習をすることが実現しました。

 先日は,東京富士美術館と「展覧会をつくる」という学習を行い,学びの過程で美術館の学芸員の方に,お話やご指導をしていただきました。最後の発表会では丁寧な講評をいただきました。

※東京士美術館との連携によるオンライン探究学習「展覧会をつくる」発表会→HP記事

●東京・森美術館との連携によるオンライン研修

 10日(水),東京の森美術館のアソシエイト・ラーニング・キュレーター白木栄世さんに講師をお願いしアートについて考える研修を行いました。

 1年生がマルチホールとアクティブラーニングルーム2会場に分かれて入り,森美術館の白木さんとZoom を使って,3か所をオンラインでつなぎ,複数画面で様子を映しながら進めました。

 白木さんから森美術館の紹介,アーティストの取り組みや現代アートについて講義をしていただき,1年生がこれまで探究で学んできたこととも関連付けて,今日の研修のねらいを説明していただきました。そして本日のグループワークディスカッションのテーマとして「アートとは何か?」という課題を出していただきました。各グループで付箋紙と模造紙を使いながらディスカッションを開始。グループワークの途中で,白木さんと各グループのタブレットをつなぎ,グループごとに個別に白木さんと対話しながら進めました。最後に3元中継で発表会を行い,白木さんに丁寧に講評していただきました。白木さんは,エデュケーションからラーニングへという問題提起をしながらお仕事をされています。一方通行の伝達ではなく,同じ場でともに学ぶことの重要性を今回の研修で改めて感じました。

 ICT機器をフルに活用し,
・東京の美術館とつないだ学びができたこと
・約90名の生徒が,同じ時間帯に,一人一人の気づきや考察,
 グループでの協働の学び,1学年全体での学年全体での学びを
 多様に組み込めたこと
・コロナ禍で予定通りできなかった研修旅行を違う形態の学びとして
 実現できたこと

 素晴らしい,新しい学びのスタイルを創り出すことができました。

※写真 会場1:マルチホール
    会場2:アクティブラーニングルーム

    キュレーター白木さんの講義
    テーマ「アートとは何か?」の提示

    マルチホールでグループ発表
    アクティブラーニングルームでのグループ発表

    グループワーク,ディスカッション

    各グループと白木さんとのオンラインでの対話
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「京都市立下京渉成小学校・図画工作展」 本校生徒の作品も展示

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●令和2年度下京渉成小学校 図工作品展

 本校は,2023年4月に京都駅東部に新築移転の予定ですが,地元の下京渉成小学校,下京中学校と教育活動の連携を進めようとしています。

 下京渉成小学校では,図画工作展を体育館を会場に開催されており,本日見学に行かせていただきました。1年生から6年生までの図画工作の作品展に,京都市立芸術大学の学生作品,下京中学校の生徒作品とともに,本校の生徒作品も展示していただけることとなり,日本画,洋画,彫刻,漆芸,陶芸,染色,デザイン,ファッションアートの8専攻の作品を展示させていただいております。

 小学生の皆さんはタブレットや,プリントを持参し,熱心に鑑賞されていました。美術を通じて,小学校・中学校・高等学校・大学がつながって,感性,創造力,表現力を磨く学びの場ができることはとても素晴らしいことだと考えています。

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行事予定
3/15 2年学年末考査4日目
3/16 1,2年学年行事日
3/17 入学説明会(新入生) ※在校生登校禁止
3/19 後期終業式,大掃除
卒業生講演会

ICT公開授業_参加者限定

スクールガイダンス

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