京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/23
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中学3年生対象「実技講習会」(6/8開催)の申込は、来週24日(金)17時までとなっています。参加希望の方は、本校ホームページのトップ画面左側のカテゴリ「中学生のみなさんへ」をクリック!そこから申し込みをしてください。

3月1日 第41回卒業式

●第41回卒業式

 暖かい春の日差しが校舎にさす佳き日,卒業式を挙行いたしました。

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策を徹底し,保護者の皆様のご理解ご協力をいただきながら,多くの方に祝福されて心温まる卒業式となりました。

 式終了後に引き続き「卒業生の時間」で,3年間の思い出の写真と教職員のメッセージを綴った卒業生制作の映像を上映しました。また,サプライズで今年度退職する校長への「卒業証書授与」「記念の絵」の贈呈がありました。

○卒業式式辞→こちらから

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卒業式式辞

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               式  辞

 風光る3月を迎え、鴨川河畔の木々の芽吹きが始まる今日の佳き日、3年生の巣立ちの日となりました。

 本日、PTA会長様、美工交友会副会長様をご来賓としてお迎えし、多数の保護者の皆様のご臨席を賜り、第41回京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業式を挙行できますことを、心より感謝し、教職員を代表いたしましてお礼申し上げます。

 先ほど、89名の生徒の皆さんに、卒業証書を授与いたしました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。美術専門高校での3年間の学びを全うし、ここに晴れて卒業の日を迎えられたこと、心よりお祝いいたします。皆さんは明治13年、1880年に創立された京都府画学校以来、140年の歴史と伝統をもつ美術学校の卒業生として、社会に巣立ちます。その誇りと大きな志をもって、それぞれの新しい道を歩み始めてください。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様は本校で確かな力を身に着けられ、立派に成長されました。この3年間、本校の教育活動に深いご理解と温かいご協力を賜りましたこと、高い所からではございますが厚くお礼申し上げます。

 「卒業式が最後の授業」と、ある3年生が言いました。皆さんにとって高校最後の授業となる卒業式に、少し時間をいただいて私からお話をします。
 皆さんが本校の生徒となった入学式で、私は、ありのままの自分を否定せず、しかし、その自分に留まるのではなく、気づかなかった自分を発見し、広さと深さを増していく3年間にしてほしい、学校は希望を創るところ,この銅駝で新しい希望を創ってください,とお話ししました。私は、皆さんの高校生活の様々な場面に立ち会ってきて、皆さんの変化と成長を強く感じています。

 「希望を創る」時間と空間を保障しなければならない学校が、新型コロナウイルス感染症の課題に直面し、大きな制約を受けることになって一年が経ちました。昨年春から長期にわたる臨時休校、学校再開後も続く制限や対策。新型コロナウイルス感染症は、私たちの日常と非日常をひっくり返し、当たり前が当たり前でなくなったことをどう克服するかを迫られました。しかし皆さんは私たちと一緒にその課題に向き合い、様々な気持ちに折り合いをつけながら、銅駝での高校生活を大切に丁寧に過し、今できること、やるべきことに精一杯の力を出して取り組みました。立派でした。

 ファッションデザイナーの森永邦彦さんの『AとZ』という本を読みました。森永さんは美術系の学校で学んだ経験がありません。通っていた予備校の英語の授業で、講師の先生が、自分の教え子である学生が自己表現の手段として作った一着の服を見せてくれた時、「ファッションには伝える力がある。服は言葉を持つ」と衝撃を受けたそうで、これが森永さんのファッションとの出会いとなりました。森永さんは昨年の春、緊急事態宣言が出されて、「ブランドを始めてから今まで、立ち止まることが許されない世界にいて、初めて少し立ち止まり、日常について考えた。ファッションの在り方やブランドについて振り返った。何を大切にしてこの先を進むべきなのか。そばにいたいという人間の本能を根底から否定し、人の死に立ち会ったり、人の誕生をともに喜んだりすることが難しい日常。それを非日常化することができるのか。」と自問自答し「ファッションは日常を変える装置と言い続けてきた考えを見直し、日常を取り戻す装置と位置づける必要があった。」と書いています。森永さんは、生地屋も縫製工場もストップする中、アトリエにある様々なテキスタイルをパッチワークでつなぎ、マスクを作りました。切り裂かれた日常を縫い合わせるパッチワーク、人を覆い、人を守るマスク。ファッションはウイルスを死滅させることはできないけれど、医療や医薬品とは異なる方法で、ファッションはどうしたら人を守れるか、と考えました。そしてステイホームが叫ばれる中、絶対的な安心感を与えてくれる場所「HOME」をテーマにして、家のような服、服のような家を創作し、2020年9月に開催されたパリコレクションにオンラインで参加しました。森永さんは「服は日常を変え、服は人を変える。その服の力を信じよう」そう、書いています。新型コロナウイルス感染症の問題は、私たちがこれまで見えていなかったこと、考えてこなかったことを浮き彫りにしました。私たちは今、自分や家族、そして社会をどう守り、どう行動していくのかが問われているのです。

 日本で緊急事態宣言が発令されていた5月、ドイツのメルケル首相は「芸術支援を優先順位の一番上に置いている」と演説し、モニカ・グリュッタース文化メディア大臣は「芸術とは、人間の生存という根本的な問題に向き合う上で不可欠なものであり、特に今のような確実性が崩壊し、社会的基盤のもろさが露呈し始めている時代には欠くことができません。」と発言しています。人間の生存にとって、また予測不可能な不確実な時代に芸術の力が不可欠であること、私はこのメッセージを、美術を学んできた皆さんにぜひ胸に刻んで欲しい、そして美術専門高校で皆さんとともに過してきた私たちもしっかり共有したいと思うのです。

 『13歳からのアート思考』の著者、末永幸歩さんは、「アートにおける作品は、植物で言えば花。でも本当に重要なのは地面の下です。その人独自の興味のタネとそこから四方八方に伸びる探究の根があるかどうか」と言います。皆さんは、本校に入学後、美術専門科目だけでなく普通教科の学びや総合的な学習の時間、学校行事も含めて「観る」「感じる」「考える」「表現する」活動に旺盛に取り組んできました。私は、皆さんから、中学生までの自分と大きく変わったという言葉をよく聞きました。それは、皆さんが本校でひたむきに学びながら、探究の根を広げ、感性やクリエイティブな力を磨いたからだと思います。予測不可能な出来事に直面する現代の社会、私たちは、正解を一つだと信じ早く見つけることに奔走するのではなく、感性や思考力、創造力を発揮して考え抜くこと、そして自分の周りを開放し、他分野の人と関わり合い、対話や協働によってより良い解を創り出すことが益々重要になります。

 詩人の長田弘さんは、こんな文章を書いています。「記憶は過去のものではない、それはすでに過ぎ去ったもののことではなく、むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。とどまるのが記憶であり、自分のうちに確かにとどまって、自分の現在の土壌になってきたものは、記憶だ。記憶という土の中に種を蒔いて、季節の中で手をかけて育てることができなければ、ことばはなかなか実らない。自分の記憶をよく耕すこと。その記憶の庭に育っていくものが、人生と呼ばれるものなのだと思う。」

 卒業する皆さん、本校で過した3年間の記憶、それを大切な土としてよく耕し、根を深く、広く張り巡らし、世界にただ一つのあなたらしい花を咲かせてください。今ある道がすべての道ではありません。これから皆さんの歩くところが、道になるのです。銅駝を巣立つ日、無限の可能性をもった皆さんに心からのエールを送り、最後の授業の話といたします。

 令和3年3月1日
                京都市立銅駝美術工芸高等学校長
                           吉田 功

PTA広報紙「びこう」136号 卒業おめでとう号 発行

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 PTA会報紙「びこう」136号「卒業おめでとう号」が完成しました。PTA会報部皆様たいへんありがとうございました。教職員からのメッセージ,後期作品展,生徒会の活動,生徒の活躍,京都市PTAフェスティバルなど充実した記事を掲載していただいています。

 本日3年生を通じて配布されました。ぜひご覧ください。
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2年専門科目「表現基礎2」 動物×〇〇な世界

 2年生の「表現基礎2」では,「動物×○○な世界」というテーマの課題に取り組んでいます。

 自分で選んだ動物と,自分がイメージする想像の世界を描きます。
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26日,卒業式まであと3日

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 卒業式まであと3日となりました。本日,卒業式の準備,リハーサルを行います。

 3年生の中には,国公立2次試験の真只中の生徒もいますが,3月1日卒業式当日は,全員揃って卒業の予定です。

 卒業アルバムも完成し,本日渡される予定です。「実習B」の作品展を開催してきましたが,マンガ創作講座では,受講生徒の作品を冊子にまとめました。また,「倫理演習」講座では,卒業制作を哲学するというテーマで生徒が書いた文章とイラストを1冊にまとめました。
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早春の鴨川

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 いよいよ2月も終わり。立春を過ぎてからも寒い日が続く中,3月,4月のような気温の日もありました。また気温が下がる日もあるようですが,しかし春は着実に近づいています。

 朝の鴨川河畔は,ランニングや散歩をする人,通勤の人もいますが,水鳥の群れも見かけます。今日は陽が射して鴨川と禊川との間で,鴨がのんびり散歩していました。

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24日,2年総合的な探究の時間「探究2」 1年生の前で全体発表会

●2年総合的な探究の時間「探究2」発表会

 2年生の「探究2」は,SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに探究活動に取り組んできました。

 24日午前,2年生の各クラス8グループ,合計24グループが6会場に分かれて課題発表をしました。1年生は6会場に分かれて発表を聴き,Forms というアプリでタブレットから評価をしました。2年生は発表の様子を動画で撮影し,後日それを視聴して同じくForms 相互評価をします。

 課題研究発表のテーマとして「食品ロス〜コンビニ1日15kg」「つくる責任つかう責任〜ゴミ袋か胃袋か?」「おにぎりアクション〜おにぎりで世界を救えるか?」「差別の刃〜無限ジェンダー編」「少数民族の言語の消失〜アジア少数民族の知られざる言語」「日本教育の改善点〜ジェシカの洗脳救出物語」「0.01%〜これから水の話をしましょう」など,様々な問い,視点からグループで探究した結果を報告しました。 
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2月24日(水)前期選抜 合格発表

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 本日24日(水)前期選抜の合格発表でした。

 学力検査の開示は,本日は16:00で終了しました下記の期間まで可能となっています。

●前期選抜 学力検査簡易開示 

 2月24日(水)〜3月23日(火)
 2月25日以降は平日の9:00〜16:00

※受検者本人が受検票と生徒手帳(あるいは別の本人証明書類)を持参の上,開示請求してください。

 代理人が開示請求する場合は,受検者本人確認書類のほかに代理人の本人確認書類が必要(お問い合わせください)

1年 総合的な探究の時間「探究1」 東京富士美術館との連携学習「展覧会をつくる」 発表会

 1年生総合的な探究の時間「探究1」では,「展覧会をつくる」という課題研究をしてきました。

 この課題研究は,東京富士美術館のご協力により,事前の学習から丁寧に講義,ご指導をいただき,進めてきたものです。

 各グループが,東京富士美術館所蔵の作品からテーマ設定をして展覧会の企画案を作成し,模型で展覧会の展示案を作りながら,コンセプトや対象を明確にし,工夫をした展覧会を提案しました。Zoom で東京富士美術館の学芸員の方に発表を見ていただきながら,丁寧な講評をいただき,立派な発表会となりました。

 各クラスごとに発表会を予定しており,2月26日(金),3月3日(水)にも行います。本日は読売新聞から取材に来ていただきました。
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3年「実習B」 4講座の作品展を開催中

●3年「実習B」作品展

 3年生の「実習A・B」はアートフロンティアコースの教育課程に設置されている科目で,それぞれ,前期,後期4つの講座から生徒が選択して受講し,8専攻を越えた分野の実習を行うものです。

 後期の「実習B」の4講座は
  ・ステンドグラス講座
  ・アニメーション講座
  ・アクセサリー作り講座
  ・マンガ創作講座
 でした。

 本日から25日(木)まで,記念棟2Fの展示室で,SHRと昼休みに展示中です。
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行事予定
3/1 卒業式(午前・生徒登校禁止)
3/2 追検査(1日目)
3/3 追検査(2日目)
3/4 1年学年末考査1日目
3/5 1年学年末考査2日目

ICT公開授業_参加者限定

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