ノガミッツガーデンは総合福祉施設「東九条のぞみの園」にある中庭の名前です。(「東九条のぞみの園」は凌風学園の8年生が「生き方探究チャレンジ体験」で毎年お世話になっている事業所の一つです)この中庭は,アーティストの山本麻紀子さんや,施設で働いておられる職員の方や利用者の方が一緒になって,地域の人たちからもらった植物を植えたり,畑を作ったりして誕生した庭だそうです。
この度,約1年半の月日をかけてノガミッツガーデン誕生までの1年間が,刺繍で描き出されて制作されたタペストリーが完成し,京都市地域多文化交流ネットワークセンタ(希望の家)からスタートしてタペストリーの移動展覧会が行われています。
このタペストリーは芸術と福祉施設のコラボレーション企画である「ノガミッツ プロジェクト」に取り組んでおられるアーティストの山本麻紀子さんが描かれた下絵に,施設で働いておられる職員さんや利用者の方をはじめ,地域の方や希望の家児童館の子ども達,凌風学園の家庭科部の学園生,京都の芸術大学の学生さんなど約90人の人たちの手によって一針一針刺繍が施されたり,色鉛筆で色が塗られたりして完成したものです。
刺繍の糸にはノガミッツガーデンの名付け親であり,この作品の下絵を描かれた山本さんや希望の家児童館の子ども達が東九条の道端や公園,鴨川沿いで採集した草花から染めた糸が使用されています。何とも言えない優しい自然の色合いです。
今回,凌風学園の家庭科部の学園生が制作にかかわらせていただいたことで,2月2日(火)〜2月4日(木)の3日間,凌風学園のエントランスに展示させていただいています。
本来ならば,保護者の方にも本日と明日に予定していた授業参観で来校していただいた際に,ご覧いただきたかったところですが,緊急事態宣言発出中の為,授業参観を中止いたしましたので,このホームページにてご覧いただきたく,掲載させていただきました。
尚,このタペストリーが完成するまでの様子等が書かれた冊子を「東九条のぞみの園」からご用意いただいておりますので,ご希望の方は学園生を通じてお持ち帰りください。