最新更新日:2024/11/01 | |
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文科基礎教養
2年生前期で探究基礎を終えた,人文探究コース・人間探究科の生徒は,後期は文科基礎教養という授業を受講します。その授業の概要は
書物1冊すべてを読むことを通じ,読解力を養うとともに,人文学・社会科学系学問への基礎的な教養を培い,人間や社会に関わる諸問題を多角的に捉える力を育成します。 …半年間で二冊の本を取扱います。(2020堀川高校シラバスより抜粋) というもので,1年生からの教科学習や,探究基礎のJUMPまでで得た力を最大限に発揮して,自分の力で「読む」ことに取り組みます。探究基礎の個人研究で培った課題設定力や資料の検索力・活用力を活かして,読みを掘り下げます。そして,担当する部分について,自分がどう読んだかを,発表していきます。今年度は,文学系1冊は全員共通,思想系1冊は講座によって異なるものを読んでいます。 今日,図書館で日向一雅著「源氏物語の世界」(岩波新書)に向き合っていた講座は,発表までの授業最終日,レジュメ作成に余念がありませんでした。毎回の授業で担当教員とやりとりする振返りには「勇気が出なくて手が出てなかった源氏が読める機会!」「現代の感覚との違いが面白い」「登場人物の強いキャラクター設定に魅かれる」などとあり,生徒たちが「源氏物語の世界」という岩波新書を道案内に,古典中の古典である源氏物語に果敢に挑んでいる姿を垣間見ることができます。 「牛は大地をふみしめて歩く」
連休明け,雪のちらつく冷え込みの朝となりました。
今週末はいよいよ大学入学共通テスト。コロナ感染の状況が危惧されますが,生徒も教職員も,感染予防に配慮しながら,自分たちのできるかぎりのことに,粛々と取り組んでいます。 いくつかのHR教室の後ろの黒板には「共通テストまで あと何日」の文字とともに,その日の授業などで気づいた,ここは注意が必要!ここを押さえよう!という事柄を日直や教科係の生徒が書き続けています。また,廊下には,各教科の教員が,それぞれからのメッセージをホワイトボードやプリントに載せて,沢山発信しています。 この記事のタイトルは,国語科の教員が丑年に因んで3年生への“プレゼント”として廊下に置いた,高村 光太郎の詩「牛」から引用しました。他にこんなフレーズもあります。 … 牛は為(し)たくなつて為た事に後悔をしない 牛の為た事は牛の自信を強くする それでもやつぱり牛はのろのろと歩く 何処までも歩く 自然を信じ切つて 自然に身を任して … まずは共通テストまであと4日。今年度の厳しい状況の中でもいろいろの工夫を凝らして授業や行事を朋と愉しみ,慌てず騒がず,自分の学びを一生懸命積み重ねてきた20期生の生徒たち。その全てを自信として,前を向いて着実に歩みを進めてほしいと願っています。 堀川同窓会奨学金授与式
毎年,卒業する3年生の生徒に対し,堀川同窓会から奨学金を給付していただいています。昨日,令和2年度の授与式を行い,同窓会長の山口富藏様の代理として校長が奨学生6名の生徒一人ずつに奨学金を授与しました。その後,それぞれの生徒が自分の将来の“夢”について話をするなど,校長との談話の時間を持ちました。
この奨学金給付の応募条件には,「堀川での学びを礎に,堀川の卒業生として探究的に学び続ける意志を持つ者」という文言が含まれています。同窓生みなさまの期待を身に受けて,残された堀川高校生としての時間も,3月の卒業後も,真摯に学びを続け,社会を支える一人の大人として成長し続けてほしいと願っています。 堀川同窓会のみなさまの,後輩を思って下さるご厚意に,心より感謝申し上げます。 令和3年 新しい年を始めました
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
3年生は今日と明日の2日間で,10日後に迫った大学入学共通テストのシミュレーションの模試を受けています。本番に近い形の時間割の中で,自分の力を十分に発揮する練習の機会です。これまでの頑張り,特に12月からの特別時間割と冬の集中講座,お正月休み中の努力,が形になって顕れてきていることでしょう。 1,2年生は通常時間割での新年のスタートです。久しぶりの友達との再会に,話が弾んでいるようでした。BIG BOXに活気が戻ってきた1日でした。 寒さも本番。そんな季節に,正面玄関の桜は,とてもちいさく固いつぼみで春を待っています。「一番寒さの厳しい時期に,桜の幹から布を染め出すと,匂い立つようなピンク色になる。桜の木は,春に見せる花びらの美しい色を,厳しい季節の中で,全身に蓄えていく…」という意味の話を,ある染色家がエッセイに書いています。生徒たちも,教職員も,年度の終盤となるこの時期,次のステージに向けて,しっかりと蓄えつつ前進する時間にしたいと思います。 堀川ウィンターファンタジー 〜玄関装飾に込められたメッセージ〜
12月24日に完成した堀川高校の玄関の装飾は,生徒会装飾部が中心となって企画・作成をしてくれました。玄関装飾は初めての試み。デザインを考える際には,Big Boxの玄関にふさわしいものを,ということだけでなく,扉に貼った装飾物が剥がれやすくならないようなことに留意してくれました。さらに試作の装飾を貼り,貼り方や見栄えの確認するなど,まさに手と頭を動かしながらの準備でした。
この企画を探究的に進めてくれた生徒会執行部装飾部長が,この装飾に込めたメッセージを寄稿してくれましたので紹介します。 ―――― 朝,登校する生徒に明るく楽しい気持ちになってもらえるよう装飾部会でステンドグラス風の装飾を制作し,玄関に貼りました。 この装飾は,「生徒を迎え入れる門」をイメージしてデザインしました。装飾の一部に青いバラがありますが,これは青いバラの花言葉は「夢かなう」であり,堀川高校生の夢の実現を応援したい,という想いが込められています。 夕方になり,西日が射し込むと,ステンドグラスの光が校舎の中に映り,とても綺麗です。堀川高校の日々と光の調和を楽しんでもらえたら,と思っています。 (装飾部長) 冬季休業期間中の健康管理について
年内授業最終日の今日。
3年生は夕刻まで特別集中講座が展開されました。この5日間,ハードなプログラムを仲間と共にやりきったという達成感が,一つの自信となったことでしょう。 1,2年生は4時間目のLHRで今年の授業を終えました。2年生は学年アセンブリーが行われ,学年主任から,生徒個人がそれぞれの取組で行った振返りの言葉はどれも価値の大きな,21期生全体の財産。この学年のためにも後輩たちのためにも,活用していきたい,という話のあと,探究基礎の研究が外部コンテストに入賞した生徒などの紹介があり,生徒たちからはどよめきと大きな拍手が贈られました。 1年生は各クラス,クラス活動委員が企画運営する取組。ドッジボール大会あり,ミニ運動会あり,クイズ大会あり,頭と身体を存分に使いながら,主体的にクラスで愉しむ時間を持ちました。 明日から約10日間,生徒それぞれが「ひとりになる」時間を過ごします。今年はいつもどおりの年末年始とはいかないこともありましょうが,生徒たちが少しゆったりとした時間の中で,ご家族とともによい年を迎えられることを願ってやみません。健康管理については,必ずこちらをご確認いただきますようお願いいたします。 生徒のみなさん,新年の授業スタートは1月6日水曜日。休みの間,生活ペースを崩しすぎず,元気に登校してきてください。 今年もたいへんお世話になりました。来る令和3年も,みなさまどうぞよろしくお願いいたします。 写真 左:教職員伝統文化研修に参加した事務職員による生け花 右:芸術祭 吹奏楽部 令和3年度以降受検希望予定のみなさまへ
学校説明会,およびWebサイト上でお知らせしてきましたように,令和3年度以降の入学生におかれましては,本校の教育活動に用いるための情報端末のご準備をお願いすることとなります。令和3年度入学生のみなさまにご準備いただく情報端末について,必要な機能等について決定をいたしましたので,お知らせをいたします。こちらをご覧ください。
11/14 進学説明会でのパネラーへの質問について
11月14日の午前中に行われた中3向け進学説明会のお申込み時に,パネルディスカッションで聞きたいことを書いていただきました。
その回答に関してはパネルディスカッションの中でお話しましたが,お伝えできなかったことについて本校一年生が答えたものをまとめました。 こちらからご覧いただけます。 説明会に参加されていない方でもご覧いただけますので,ぜひ参考にしてください。 21期生の取組
2年生(21期生)の冬の活動を紹介します。12月23日・24日の午後,クラスを越えて学年全体で取組を行いました。
23日は,教員企画!担任団の教員がそれぞれ講座を企画し,2年生の生徒全員が自分の希望する講座に参加しました。龍谷ミュージアム見学や宇治での源氏物語フィールドワーク,海外留学トークイベントや医学科ガイダンス,映画「シンプル・シモン」鑑賞やバレーボールの力学講座などで,いつもと違う午後の学びの時間を過ごしました。 また,大学入試改革講座には,当日学校訪問に文化庁からお越しいただいた方にも参加いただき,生徒との間で白熱した質疑応答が行われました。終了後,他の講座の2年生と1年生の希望者が集まり,さらに深くお話を伺うこともできました。 24日は,生徒それぞれが自分の興味に関わる取組に参加した経験を持ち寄り,その感想や考えたことをグループで交流しました。 他の生徒が参加した取組について知るとともに,自分の考えを他者にアウトプットすることで,自分を改めて見つめる機会となりました。 「いつもの仲間」を越えて混ざりあう中で,インプットとアウトプットを繰り返しながら,考えを深めていく,そんな冬を過ごしています。 22期生の取組
23日午後,京都大学総合博物館准教授 塩瀬 隆之先生にご講演いただきました。前日の事前学習では,講演係のリードで,「自分が思うリーダー像」を言語化する取組をおこない,「ルールを創れるリーダーにもたらす探究的学びの意義」というタイトルのご講演に臨みました。
当日,講演会係が先生をお出迎えして打ち合わせをする際に,先生が多くのご講演や面会でお忙しい中で,「どうして今日堀川高校の講演をお引き受けくださったのですか」という直球の質問をする生徒がいました。先生は即座に「若い人は希望。若い人たちのお手伝いができる機会は,できる限りお引き受けする」とおっしゃり,生徒たちの背筋が伸びました。 先生は生徒に考える時間を作ってくださりながら,問い,対話,経験,基礎,ものの見方,想像など,探究的学びのキーワードについて具体的に深くお話くださいました。先生のそれぞれのエピソードを関連付けて,テーマについて自分なりの考えを持ち,それを朋と話し合う機会を持ってほしいと思います。 24日午後は,STEP交流会。探究基礎委員が全体を動かしました。クラスもゼミも異なるメンバーのグループで,自分のゼミの取組や学びを報告する会となりました。前日の講演会で塩瀬先生が「1つを選んで勉強すればするほど,視野が狭くなる」というお言葉の真意をくみ取って,また対話の大切さも意識して,自分が語ることも他者の報告を聞くことも,とても意欲的に取り組めているように見えました。 |
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