6時間目.1年生では人権学活の締め括りとして、全盲の弁護士、竹下義樹さんの生き様に触れました。竹下さんは、全盲の障碍者で初めて司法試験に合格した、現役の弁護士です。竹下さんがなぜ弁護士を目指したか、なぜ合格することができたのか、そこに至るまでに何があったのか。そんな竹下さんが語る言葉に、皆さんが何を思ったのか。自分に関わる人に関心を持ち、今自分に何ができるのかを考え、粘り強く関わり取り組み続けること。人権を大切にするということは、そういうことじゃないかと、竹下さんの言葉から、私はそう感じました。
【竹下さんからのメッセージ】
向島東中学校1年生の皆さん、こんにちは。
僕は、昔向島の団地で生活をしていた弁護士の竹下義樹です。僕は、全盲で弁護士をしていますが、中学3年生の時に失明をして、その後、弁護士になることができました。
今日、皆さんに伝えたかったことがあります。それは、皆さんが是非自分の興味を持てるものを見つけていただいて、そこから夢を持っていただくことをお願いいたします。
そのためには、たくさん遊んで下さい。たくさん本を読んで下さい。たくさんの情報と接して下さい。それだけで、自分の好きなもの、興味が持てるものを見つけて、是非自分の夢を作ってほしいと思います。それは、自分を大きくもしてくれますし、楽しくもしてくれますし、自分を強くしてくれると思います。僕は、おかげさまで失明したけれども、夢が持てたので、弁護士を目指し、今日の生活を作り出すことができました。
是非皆さんも、一つの苦しいことがあって、一つのアクシデントがあって、一つの不幸なことがあって、自分の人生をあきらめたり、自分を卑下したりするのではなくて、必ずよいことがあるということを信じて、必ずたくさんの本を読んで、たくさんの情報に接して、自分の興味が持てること、自分の夢を育てることをお願いして、僕のメッセージとします。
【感想:竹下義樹さんの人生から学んだこと】
自分が障害者であっても,あきらめずに自分の夢にたどり着こうとする努力がすごいな,と思いました。それに竹下さんは,友達のフォローとかもあったから,成し遂げられたのだと思いました。