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最新更新日:2024/07/23 |
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挑戦中!
5月15日(金)に,21期生担任団の協力を得て,生徒とのzoom接続テストを行いました。
技術的な目的としては ・校内のwifiから安定して接続できるか? ・家庭から接続している生徒に映像・音声が問題なく届くか? ・ホストの意図通り機能が動作するか? などを確認することでしたが,なんといっても,生徒たちに担任団からメッセージを届けられ、反応をリアルタイムに確認できる機会になるということで,西川学年主任は本人の表現を借りれば「学年アッセンブリのつもりで」内容の準備を進めてきました。 接続テスト開始の11:30の10分ほど前から,2年担任団の先生方がHR教室から接続を開始し,また,職員室などから担任団以外の先生方も参加しながら,生徒の接続を待ちました。実際どれほどの生徒が参加してくれるか少し不安ではありましたが、5分前ほどから徐々に生徒の参加が増え始めました。「入室」を知らせるクラス・出席番号・名前が一人ずつ画面上に増えるのが本当に嬉しく感じられ,最終的に全体で100人を超える参加者があったことを先生方みなで喜び合いました。 まず,学年主任から久々の直に声で届ける挨拶と、「画面共有」という機能を使っての注意事項の説明がありました。接続状況を確認したいので、「チャット」に自分の状況を書き込んで下さい、というお願いに対してチャット画面に生徒からの「見えてます。聞こえてます」といったメッセージが一斉に書き込まれました。とても素朴ではありましたが多くの生徒にリアルタイムのやりとりができていることをとても嬉しく感じました。 その後、担任、学年担任の先生方から一言づつ,画面に顔を見せながら休業期間中の体調やこころの状態,学習状況を気かけていることや,再開後に会えることを心待ちにしていることなどを伝えました。「退室」の指示のあとも,先生方と生徒たちが,名残り惜しそうに「チャット」でもう一言挨拶を加えたりしていることが印象的でした。 15分程の接続テストでしたが, ・一部の参加者は,音がとぎれとぎれになること,音が割れて聞きづらいことがあること ・接続テストの時間帯,学校のネットワークと外部との通信量にはまだ余裕があったこと ・校内の接続場所あるいは用いたPCによって音声の配信状況が悪くなること がわかりました。状況報告をしてくれた生徒のみなさんに感謝します。 また,数人の生徒は接続時間終了後に接続してくれました。次の機会には是非,他のみんなと同じ時間を共有しましょう。 今回わかった不具合などの解消・回避をしながら,今後,登校日が設定や分散登校などが実施されたあとも,zoomやmoodleなどのネットワークを活用した支援をしていきたいと考えています。 堀川高校も,教職員・生徒・保護者のみなさんと,また広く社会とつながり合うために,今まで先生方と生徒たちが大事にしてきた考え方や方法を活かしつつ,堀川高校らしい「新しい生活様式」を模索していきます。 (写真は15日(金)のzoomテストのための準備の様子です。本番は,各教員が別々の場所で十分に距離を取って,マスクをはずして臨みました。) ![]() 物理的な距離と通い合う心
ある高校でWeb会議システムzoomを活用した公開授業が実施されるというお知らせを聞き,昨日にその授業を拝見させていただきました。他県の高校で,本校と同じく臨時休業期間中です。高校3年生を対象とした「政治・経済」の授業。受講する生徒は約30名。担当された先生にとってははじめてのzoom授業。
「教師がはじめてzoomで授業をしたらどういうことになるか」ということをテーマの1つとし,その様子を校内外の先生方に公開して,できることとできないことを考えていきましょう,というお誘いでした。「人との物理的な距離social distance」がある中で「心通わせ合うclose education」に挑もうとされる先生の意欲と,新たな授業の可能性を模索しようとされる好奇心に,私は吸い寄せられてしまいました。 授業は,新型コロナウイルスによる困難を乗り越えた後の世界を題材とし,ともに生きる私たちは“ポスト・コロナ時代”をどのように描くのかを考察するというものでした。先生と生徒のやりとりはもちろん,チャット機能を使って生徒の意見を集約したり,途中で英語や数学の先生が登場してその専門的見地から解説したり。画面に映る生徒たちは基本的には自分の部屋で授業を受けていますが,ある生徒は自分の代わりにお家の犬をちょこんと椅子に座らせて,まるで犬が授業を受けているように見せてみたり,またある生徒は先生の「聞こえたら手を挙げて」という問いかけに対して「いいね!」サインで返してみたり。生徒たちは授業を渇望していたのでしょう。先生とともに楽しんでいる様子でした。一方,予定していたグループワークができなくて困ってしまう場面も見られました。 授業は生き物です。その先生は授業を「舞台芸術」と表現されていました。シナリオがある一方,ハプニングも生じる。体を使って演じる技や大小の道具を活用する術を身につけることは重要です。でも,表現を通して伝えたいこと,届けたいものは何か,そしてそれをそれぞれの教師ならではのストーリーで生徒の頭と心にどのように響かせるのか,ということがより大切だと思います。通じ合えたときには,人とのつながりがまた強くなり,学ぼうとする意欲が増すことにもなるのだろうと思います。大変勉強をさせていただきました。 堀川高校では,ある学年が,生徒にも参加をよびかけて,明日はじめて試行的にzoomを使用します。その先生たちは今日,それに向けた予備実験を行っていました。「みんながガヤガヤしてうるさくなったらどう操作するの?」「生徒1人だけにしゃべってもらうにはどこを押すの?」「生徒をグループに分ける方法は?」など,1つ1つが悩ましい。でも,わからないこともあるけど,まずやってみる。ただのスキルアップだけを目的とするわけではなく,先生の声や生徒どうしが話す機会を届けたい,という先生たちの想いです。本校でzoom授業を実施するにはまだ少しハードルがありますが,SHRなどの実施から段階的に進めていきたいと考えています。 12日には,多くの先生たちで郵送の準備を行いました。すべてのHR教室を使って,3学年一斉に郵送する資料の仕分けと袋詰め。ある学年の作業が終われば,その先生たちは階段を昇り降りして別の学年のヘルプへ。事務室にいる職員たちも大変活躍してくれました。ありがたい。その作業の様子をHPでご覧になったある保護者の方からは,「届きました」という感謝の言葉をいただきました。これもまた,ありがたいことです。 最初にあげた,zoom授業をなさった先生が授業の最後に,「このやり方より,やっぱりみんなの前で授業がしたいなあ」といった本音を生徒に伝えておられたのが印象的でした。生徒への信頼があるからこそ出てくるこの言葉。私たちも1日でも早く,みなさんとともに授業を創ることができる日を楽しみにしています。 stay homeも大切,ただそんな中でもstay openでありたい。あともう少しです。 橋詰 忍 令和2年度 進路結果
19期生及び過年度生の大学等の入試結果を<swa:ContentLink type="doc" item="108845">令和2年度 進路結果</swa:ContentLink>にて掲載します。昨年度3年生の19期生は,「大学入試センター試験」の最後の受験学年でした。新しい入試(「大学入学共通テスト」)の前年度であり“安全志向”と言われる全国的な傾向の中,自身の未来を思い描いて第一志望校に果敢に挑戦し,多くの生徒が合格を手にしました。国公立大学の後期日程は新型コロナウイルス感染拡大防止のための休業期間に入ってからでしたが,最後まで頑張り抜いた生徒からの朗報が多く届いたことも嬉しいことでした。
自らの志望を貫き,再挑戦した過年度生たちも,堀川での学びを礎に努力を積み重ねて,合格を手にしました。
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