最新更新日:2024/12/28 | |
本日:26
昨日:237 総数:2420246 |
7/22 松村真宏先生の講演会のご報告
今年度2回目のコミュニティカレッジを2年生全員を対象に7月22日(月)に開催しました。今回は,大阪大学大学院経済学研究科教授の松村真宏先生をお招きして『学問としての「仕掛け」』という演題でご講演いただきました。
松村先生は,人工知能のご研究で博士号を取得された後,「仕掛学」という新たな学問を世界で初めて体系化し研究されています。公的機関や企業との共同事業も多く手掛けられ,メディアにも頻繁に出演されています。仕掛学は“Shikakeology”として,スタンフォード大学の講義でも用いられている日本発のフレームワークでもあります。 ご講演に先立ち,探究基礎(JUMP)で仕掛学をテーマとして研究を進めている本校2年生2名による事前学習を実施しました。 講演会では,まず,放置ごみを無くす試み,病院入口で手指のアルコール消毒を勧める試みなど,さまざまな仕掛けを動画を交えてご紹介いただきました。生徒たちはすぐに引き込まれ熱心にメモを取る姿が見られました。「仕掛けの概要とその限界」について示されたのち,「学問としての仕掛学は,文系的発想を基に理論を構築し,理系的アプローチをもって定量的にデータを検証し再現性を確認してゆく」というお話があり,生徒たちは,理系・文系にこだわりすぎずに様々な学問を学ぶことの大切さに気付くことができました。ご講演最後には,仕掛学の倫理的,社会的,実務的問題点を生徒たちに今後の課題として提示していただきました。 講演会終了後には,さらに質問をしたい生徒が集まり松村先生を囲んで座談会を行いました。生徒たちの熱心な質問に、松村先生も丁寧に対応してくださり,生徒たちはさらに多くの気付きや思考の深まりを得ることができました。予定時間を大幅に越えての座談会,本当にありがとうございました。 文化祭まで、あとひと月!
こんにちは、生徒会執行部文化部です。
今年の文化祭は8月31日(土)、9月1日(日)です。 文化祭まであと1か月となりました! 今年のテーマは「0話からはじまる堀川物語」です。“令和”と“0話”がかけられており、新しい時代を感じさせるテーマとなっています。 文化祭の企画にはクラス企画、生徒会企画、有志企画の3つがあります。 今回はクラス企画の紹介をします。 クラス企画とは、クラス単位で行う企画のことです。 まず1,2年生です。1,2年生は本校5階の講堂でクラス劇を行います。各クラスでは監督を決めることから始め、脚本を一から考えるクラスもあります。それぞれで照明、音響の演出の計画をし、本番では自分たちで調節しています。1年生は初めての挑戦なので楽しみです。2年生は去年の経験を活かした劇が期待できます。 次に、3年生です。3年生は本校1階のアトリウムでアトリウムパフォーマンスを行います。アトリウムパフォーマンスは本校の名物企画で、3年間の集大成です。音楽に合わせてダンスをしたり演技をしたりします。7月から休み時間や放課後を使って練習をしている姿が見られ、期待が高まります。 今年もお楽しみに! 学校説明会
7月20日(土)、堀川高校「普通科・探究科学校説明会2019」を開催しました。今年も蒸し暑い気候の中でしたが、3回の全体会を行い、あわせて1212名の中学生・保護者の方にご来場いただきました。本当にありがとうございました。
全体会と並行して、校内では、「施設見学」「探究・海外研修紹介」「個別相談」「学習アドバイス」などのコーナーが開かれており、担当生徒スタッフたちが、案内や紹介、説明をしていました。 この説明会は、本校の2年生・1年生たちがリーダーやスタッフとして企画から準備、そして当日の運営と、全てにわたり積極的に取り組み、創り上げてくれました。総勢約200名、説明会当日も早朝から最終の打ち合わせや段取り確認などを行い、本番ギリギリの最後まで「高みをめざす」努力を続けました。その生徒たちの活躍をきっと見ていただけたことと思います。 例年、最新の探究学科群前期選抜独自問題の冊子をこの日にお渡ししていましたが、今回は準備が間に合わず、ご迷惑をおかけしています。今回説明会にご参加いただきました京都府内の公立中学校に在籍されている方には、夏休み明けの授業再開時に、中学校を通してお手元に届くように手配させていただきます。ご了承ください。 次の説明会は、11月9日(土)です。今回ご都合がつかなかった方も含めて、是非11月にもお越しください。お待ちしております。 (写真上):恒例の、開始前にスタッフ全員で行う「We are the Horikawas!」 (写真中):全体会での学校紹介の様子 (写真下):校内での在校生スタッフたちの様子 熱中症事故の防止について
ようやく梅雨が明け,これから猛暑日が続くことが予想されます。連日の大変厳しい環境条件の中、学校での諸活動等の際に熱中症にかかる可能性もあります、その対策に関する文書を生徒に配布いたしました。配布文書一覧に掲載しております。
保護者のみなさまにおかれましても、趣旨をご理解いただくとともに、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。 【配布文書はこちら】 グローバルリーダー育成研修に出発
京都市立高等学校から選ばれた18名の生徒が、グローバルリーダー育成研修(7月20日〜8月5日)に京都駅八条口に集合して旅立ちました。
堀川高校からは2名の参加です。 本年度はフィリピン セブ島にある児童養護施設に宿泊し、ボランティア活動をメインに、現地学生との交流などを行います。 18日には谷内校長に事前研修での学びや、研修への意気込みをなど報告し、激励を受けました。 23日現在、元気で子供たちとの触れ合い、仲間との協働に意欲的に取り組んでいます。 この研修の日々の様子は京都市教育委員会のホームページに紹介されています。下記のリンクからご覧いただけます。 http://www.kyotocity-hs.jp/ 町へ出よう!プロジェクト! 〜祇園祭ボランティア〜
7月17日(水)、今年も「町へ出よう!プロジェクト!」として、祇園祭の先祭におけるボランティア活動に参加しました。
祇園祭のボランティア団体の一つである「京都・祇園祭ボランティア21」から毎年お声かけをしていただいていますが、これは堀川高校が八坂神社の氏子の町内にあるからで、高校単独での募集は堀川高校だけです。 参加したのは、男子は山鉾の曳き手として33名(木賊山8名、霰天神山12名、放下鉾13名)、女子は本部運営として63名(主として給水業務として四条河原町12名、三条河原町18名、新町御池33名)の総勢96名です。 今年も暑さ厳しい中での巡行でしたが、京都の伝統を直に体感する貴重な一日でした。 生徒達のために貴重な場を提供していただきました木賊山、霰天神山、放下鉾をはじめ各鉾町の皆様、各給水地点でご指導いただいた皆様、並びに祇園祭ボランティア21の皆様に重ねて御礼を申し上げます。ありがとうございました。 写真上:放下鉾の曳き手 写真中:四条河原町での給水業務 写真下:霰天神山の曳き手 PTA 保護者のための生涯学習企画 ご案内
PTA生涯学習委員会からです。
生涯学習企画 一期一会 「落語・太神楽鑑賞と京料理」(10月5日土曜日開催)の御案内文書を7月1日付けでお子様を通じて配布しています。 申込締切りは7月16日(火)です。 参加ご希望で、お申込みがまだの方は申込書と参加費を添えて、堀川高校事務室まで直接お申し込みくださいますようお願いいたします。 堀川高校PTA 生涯学習委員会 放送局 NHK杯全国高校放送コンテストへ
6月15日(土)・16日(日)に京都ノートルダム女子大学で,第58回京都府高等学校放送コンテスト兼第66回NHK杯全国高校放送コンテストが行われ、本校放送局の作品がラジオドキュメント部門で第1位に選ばれて、全国大会に駒を進めることになりました。また、創作ラジオドラマ部門では全国大会進出はならなかったものの第4位に入賞しました。
ラジオドキュメントの作品でインタビューに快く応じていただくなどご協力いただいた皆様、励ましの声をかけていただいた皆様、ありがとうございました。 全国大会は7月22日から東京で行われます。さらに高みを目指します。 21期生探究基礎HOP ポスター発表会
7月9日(火)〜11日(木)の3日間、21期生たちが探究基礎HOPのポスター発表会を行います。写真は初日の本日(7/9)の様子です。
今年も探究基礎委員が中心となって発表会を進行し、参加者はお互いの発表について意見を出し合っていました。 21期生のHOP探究テーマ・課題は、A「日本の高校生の学習にはどのような意味があるのか」、B「携帯電話・スマートフォンの進化は日本の高校生にどのような影響をあたえているのか」、です。 このポスター発表の経験を生かして、次は論文作成にはいります。 知の行方
この世界に存在する「情報」は私たちの生活周辺を取り巻き、時代とともに無限に広がっている。過去からの多くの情報は「知」として文字化し、記録されてきた。紙と印刷技術が発明されてからは、書籍として残されてきている。それは「知」として体系化され、図書館や博物館などの施設で保存され、また身近なところでは教育の中で私たちはそれらの「知」を引き継いできている。いわゆる巨人の肩に乗ることで、自らを高め、さらに前に進んでいく。リアル空間の中で対話し、気づき、学び、成長していく。
インターネットが構築された現代では大きく状況が変わり、情報は個別化され、すべてを顕在化させ、記録し、そして保存している。そして分析する。ビッグデータとして共有し、還元されることは、スマートフォンなどのデバイスですでに身近に検索利用していることは、多くの人が頷けるところだ。 一方で、リアル空間での真骨頂であった「知」の体系までも情報としてデジタル化されインターネットを通して、私たちの目の前に瞬時に、どこでも手に入れることができるようにもなってきている。そこには、リアル空間では計り知れなかった「ヒトはどう思っているか」というインビジブル情報までもが顕在化され、そして記録、保存しているのがインターネット世界の強みとなっている。それは検索というエンジンに入力するところから始まる。欲求を文字化して入力することで、答えの候補が目の前に提示されると同時に、欲求として文字化された思いが、データとして蓄積されていく。紙ベースでは考えられないデータ量が瞬時に集められ、蓄えられていく。 リアルな文字情報の「知」の体系が大きく変わってきている。リアル「知」は洗練され、かつまとめ上げられた情報となって磨き上げられてくる。一方でネット空間の注意すべき点として、ネット上での情報は「知」の洗練より、情報の量を優先するので、フェイクを含めたすべての情報を同等に陳列してしまうところがあげられる。 ネットを介した「知」の情報は、見極める能力を私たちにつきつけているともいえる。見極める力は、まさにクリティカルな視点、メタ的な視点、そして、ヒトの心理的な分析というリアル感であり、自己実現への礎である。堀川高校の探究の三要素がこれからの世界では必須の観点となっていくことは間違いない。それは、進路実現するプロセス自体が探究活動そのものであることの証ともいえよう。ネット空間とうまく共存するには、リアル空間での探究的学びと気づきが重要となる。 (進路のしおり「若き狩人」巻頭言より) 学校長 谷内 秀一 |
|