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最新更新日:2025/07/25 |
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園だより 11月号より
自然とのであいから
「お芋どこかな?」 京都教育大学環境実践センターの畑でサツマイモ掘りを経験しました。広い敷地には,たくさんの野菜(米,ネギ,小芋…)が植えてあります。サツマイモは,その中でもたくさんの畝,しかもそれぞれが長い畝にありました。どこを掘ればよいかわかるように,センターの先生が楊梅幼稚園の子どもたちの掘るサツマイモは長い蔓や葉っぱをすでに切って下さっていて,畝は通りやすく,サツマイモの茎が出ていました。その茎の一株ずつを「これは○ちゃん,これは◎ちゃん…」と先生に掘るところを教えてもらい,掘り始めました。 ◇ちゃんは「お芋どこかな?」と自分の茎の周りを見て,「あっ,赤い!ここにあるかも」と土を払います。「見えてきた!」とサツマイモの周りの土を除けていきます。サツマイモの周りの土は掘っていくにつれてねっとりして,指に力を入れないと掘り進めません。なかなかサツマイモの姿が大きく現れず,時には「う〜ん」とつぶやきます。サツマイモが少しつかめるようになると引っ張ってみます。でも「横に引っ張ると切れてしまうかも」と昨年の経験からかサツマイモを右,左へとグラグラっと揺すっています。「まだや」とまた、周りの土を指で掘り続けました。何度か土から顔を出したサツマイモをつかんで揺すったり,掘ったりしながらやっと大きなサツマイモを引き抜くことができました。「うわぁ,おっき(大きい)!」掘りあげると長い畝の遠くにいる担任の先生に大きな声で「せんせー!見てー!」と嬉しさを伝えていました。そして掘った穴の横につながってできていた“お母さん”サツマイモを掘り始めました。 実りの秋,収穫の秋です。秋の自然に触れる機会としてサツマイモ掘りの園外保育を計画しました。 サツマイモは土の中にできることや根が膨らんでできていくこと,サツマイモが連なってできていることなどサツマイモ掘りの体験から学んでいきます。 そのような植物の様子の一端を学ぶだけでなく,土の感触も実感しています。幼稚園で遊んでいる砂と違い,畑の土はねっとりと粘性のある土です。サツマイモの顔が見えたからと言って無理やり引っ張ろうとしても土がしっかりサツマイモを囲み,なかなか引き抜くことができません。グラグラと揺すって抜こうとすれば途中で折れてしまいます。つまりはサツマイモに沿って深く掘ってサツマイモのほぼ全体が見えるところまで深く掘り進めないといけません。しっかり指先に力を入れて掘ることが必要になります。指先に力を入れることは日頃あまりありません。体の諸機能の発達のためにもこのような体験も重要です。 また,サツマイモを掘りあげるまで,サツマイモの様子を見ながら揺すったり,掘ったりを繰り返しました。一つのことに集中し,向き合う経験です。 自然に触れ合う経験の中での子どもたちの学びは豊かです。 園だより 10月号より
9月になり,かけっこの遊びが始まりました。子どもたちは走ることが大好きです。どの子どもも笑顔で手足を動かし,体を揺らして走っています。繰り返し遊ぶ中で,5歳児ではもっと速く走りたい!友達より速く走れるようになりたい!と願うようになってきました。
速く走りたいという思いが実現できるように「手を伸ばして走るのでなく,肘を曲げて前後に振るともっと速くなる」とバランスのよいフォームについても先生から話しました。真剣な目で話を聞いていた子どもたちはさっそく肘を曲げて颯爽と走り出しました。 〇ちゃんは,少し恥ずかしがり屋でゆっくりとした自分のリズムで持ち物の始末をしたり,手洗いやうがいの時も周りの様子を見て順番を守ってやろうとしたりします。その〇ちゃんが勢いよく,前を見て真剣に走り出しました。いつもと違うやる気や意気込みを感じました。かけっこが終わって〇ちゃんに頑張ろうとする気持ちを大いに認めました。いつも恥ずかしがってなかなか朝の挨拶ができなかったのに,翌日「おはよう」と自分から挨拶ができました。またまた,私もうれしくなり,挨拶ができたことを褒めました。それ以来,運動遊びへの意欲もどんどん高まり,挨拶も大きな声でできています。 ◎ちゃんは運動遊びを続けていく中で,走ることも竹馬に乗ることも自分のめあてをもって取り組んでいます。1学期の姿を思い浮かべると朝,お家の人と離れることができにくい日があったり,なんとなく気分が乗らず,遊びへのスタートがきれなかったりしていました。ところが,今はやる気満々で,リレーで自分のチームが負けている時に走る順番がきてもあきらめずに一所懸命に全力を出しています。速く走れるようになりたい,竹馬に乗りたいといったなりたい自分を目指している姿を先生に認められたり,自分ができるようになったことを実感したりしています。朝も門でお家の人とサッと分かれて保育室へと進んで行きます。 幼児期にいろいろな運動遊びをすることが体の諸機能の発達を促していきます。 また,普段の生活では,思いきり力を出しきることもあまりありません。 〇ちゃんも◎ちゃんも体を思いきり動かして,気持ちも前向きに拓かれてきています。体が拓かれると心も拓かれていきます。 ハッピーランド![]() ![]() 「どんぐりレースしたい!」ともも組のAちゃん。すると,あお組のBちゃんが「ここがスタートで,こうやってやるねん」と遊び方を伝える様子が見られたり,自分たちのつくった楽器でコンサートをしたり,もも組の子どもたちも楽しそうにお客さんになりましたりしました。 小学校との交流,幼稚園の異年齢での交流…いろいろな交流の中で,互いに刺激を受け合いながら,“こんなことしたい!”“あれもやってみたい!”と思う気持ちを大切にしていきたいです。 寄せ植えをしました![]() ![]() ![]() もも組はビオラ・桜草・チューリップの球根を,あお組はコニファー・ガーデンシクラメン・チューリップの球根を植えました。植木鉢の中に3種類の花や球根をどうやって収めようかと悩みながら,先生に聞いたり,友達の様子を見たりしながら植え,素敵な寄せ植えができました。最後にきれいな花が咲きますようにと,お水もしっかりあげました。 あお組のAちゃんは「僕が1年生になる頃に,チューリップ咲くんやんな」とつぶやきながら植えていました。これから寒くなってきますが,チューリップに負けないようにみんな元気に過ごしていきたいですね! 令和2年度 入園願書・受付について![]() 自然物をつかって♪![]() ![]() 4歳児もも組では、ずっと楽しんでいるハッピーモールにどんぐりレストランがオープンしたようです。どんぐりコーヒーやどんぐりラーメン等々、お客さんの注文に合わせていろんなごちそうが出てきます。上からどんぐりを流し込み、筒を通り抜け下で受け止める大型マシン!?が登場していました。レストランまわりには,ステキな時計屋さんもあり、ハッピーモールは今日もとても賑わっていました! 5歳児あお組は、昨日、京都御苑で一緒に拾った自然物をつかって一緒に遊ぼうと約束していた下京雅小学校の1年生とテレビ会議で交流しました。今、あお組で作って遊んでいるどんぐりコロコロコースやどんぐりスタジアムを見てもらったり、一年生が作ろうと計画している、おもちゃやお家やアクセサリーなどを紹介してもらいました。すると、今日はさっそく自分たちもアクセサリーやお家を作って楽しんでいました。まだまだ作りたいものがたくさんのあお組の子どもたち、明日は何ができるのか楽しみです! 令和2年度入園願書交付・受付中![]() 願書交付・受付時間 9:00〜18:00 下京区140周年記念事業 下京区ふれ愛ひろば![]() ![]() ![]() 下京区140周年おめでとうごさいます! 晴天のもと,野外ステージで♪僕のおひさまパワー♪♪太陽のサンバ♪を踊りました。元気いっぱいの子どもたちの踊りを会場の方々に見ていただき,パワーと楽しさが伝わったと思います。 これからも下京区の一員として子どもたちがすくすく成長することを祈り,保育を推進していきたいと思います。 地域の方々,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 昨日の遠足での経験より![]() ![]() 今日,4歳児もも組の子どもたちは,登園するなり「昨日は楽しかったね!」と,昨日拾った木の実や落ち葉などに触れたり,じっくりと見たりしました。その後,絵の具遊びをしました。今日の絵の具は,“魔法の絵の具”です。「どんな色になるかな〜?」「(火のイメージで)あつい!熱い魔法だよ!」などと言いながら,じっくりと色遊びを楽しみました。絵の具に木の実や落ち葉を混ぜたりもして,とても楽しかったです。 5歳児あお組の子どもたちは,昨日たくさん拾ったドングリやマツボックリを友達と見せ合ったり,魔女パズル(松の木皮がはがれ,パズルのような形になったもの)を組み合わせたりして遊びました。パックやダンボールで木の実を転がして遊ぶ“どんぐりコロコロコース”を考え,ドングリを増やして勢いよく転がしたり,コースを長くしたりすることを楽しみました。 Aちゃんは,どんぐりを両手の指を使ってくるっとまわしました。「Aちゃんすごい!」「ぼくもやってみる!」と頭を突き合わせてどんぐり回し対決です。「台があったほうがいいなあ」とダンボールで台をつくり,「できた!どんぐりスタジアムやで!」と,また楽しい遊びも生まれました。 令和2年度 入園募集について![]() 京都市立楊梅幼稚園では,令和2年度より3年保育が始まります。入園に関するお問い合わせも受け付けております。電話075−351−0937 |
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