最新更新日:2024/06/10 | |
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2020年 新年のご挨拶
新年のご挨拶
2020年を迎えました。皆様、新年おめでとうございます。 今年は東京オリンピックが開催されます。東京オリンピック「東京2020」では、大会ビジョンとして「スポーツには世界と未来を変える力がある」と唱われています。コンセプトとして「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」。そして、「東京2020」のエンブレムは、江戸時代に広まった市松模様をもとにつくられたデザイン。組織委員会が制作したコンセプトムービーでは、 「3つの異なる四角形は、多様性を表しています。みんなちがうから、おもしろい。みんなちがうけれど、つながれる。互いに認め合い、支え合いながら、ひとつになる時がやって来ます。同じ形、同じ数の四角形でつくられるふたつのエンブレム。それは、すべてが平等である証。障がいの有無を越えて、あらゆる障壁を越えて、人と人がつながってゆきます。スポーツの感動は、スポーツの興奮は、世界中誰もが共有できる。世界中みんなをひとつにする。新しい未来は、きっと、ここから生まれます。」 とナレーションで語られています。 そしてこれからの社会を考えていく上で、たいへん重要な「持続可能性」「SDGs」についても、「東京2020」では「Be better, together より良い未来へ、ともに進もう」をコンセプトにし、持続可能な社会の実現に向けて、課題解決のモデルを国内外に示していくとしています。 日本でオリンピックが開催されたのは1964年、当時私は4歳でした。ようやく我が家にも登場した白黒テレビで聖火リレーを観ていたと親に言われましたが全く記憶にありません。その頃日本は高度経済成長の時代。敗戦からの復興をアピールする東京オリンピックは、高速道路や新幹線開通など政府も企業も大きな歳出と投資、モノの創出とそれを社会に普及させることに邁進していた時代に開催されました。50年以上経った今日、多様性、ダイバシティーやインクルージョン、持続可能性というようなワードが、未来に向けて重要な鍵となるようになって隔世の感があります。一方、オリンピック憲章には、「スポーツを文化と教育と融合させる」と言うことが掲げられており、「東京2020」を機会に文化や芸術のイベントも開催されます。文化、芸術や、教育と融合したスポーツの祭典に期待したいと思います。 本校は、今年2020年に創立140周年記念式典及び記念事業を行います。歴史と伝統のある美術専門高校としてその重みをしっかり受け止めつつ、多様性や持続可能性を外せない未来社会において、アートの力、アートで学んだ力が不可欠であることをあらためて確認したいと思います。そして、2023年の京都駅東部崇仁地区への新築移転を前に、未来性のある教育活動を一層充実させ、生徒、保護者、市民の皆様の信頼と期待を寄せていただく学校づくりを進めて参ります。 本年も本校教育活動へのご理解、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 2020年1月1日 校長 吉田 功 ゆく年くる年 皆さま、よいお年を!
いつも銅駝美術工芸高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本日12月26日で、学校の教育活動や業務はいったん終了します。明日27日(金)〜1月4日(土)まで学校閉鎖となります。 授業再開は1月8日(水)から。1月6日・7日は3年生のセンターシミュレーションを学校そばの職員会館かもがわを会場に実施します。 このホームページの更新も一旦休みに入ります。年が明けましたら新年のご挨拶をホームページでさせていただきます。 今年一年本校の教育活動にご理解、ご協力、ご支援を賜り誠にありがとうございました。ゆく年を惜しみながら、くる年、2020年がよい年になることを祈ります。 校長室ウェブログを更新しました。12月22日記事「ゆく年に」12月22日(月) 冬季補習が始まりました。昨日22日は二十四節季の「冬至」。1年で昼の時間が最も短い日でした。今日からは少しずつ昼の時間が長くなっていくのですが、一日経過しただけではさすがに実感はありません。朝から曇りがちな天気でかなり寒く、体調管理に気を遣う毎日です。 本日より全学年冬季補習が始まりました。予習復習もしながらしっかり力をつけてほしいと願っています。 12月20日(金)授業最終日 週明けから冬季休業
学校の実習棟横の大銀杏もすっかり葉を落とし、冬木の姿となりました。学校のそばの鴨川ではたくさんの水鳥の姿を見ることができます。
本日20日(金)で授業が終了し、土日をはさんでいよいよ冬季休業です。前期終了後の美工作品展3年生展、後期が始まってすぐの1・2年生展から3か月、日々の学習を続けながら、1・2年生は自己の進路を探索し、専攻選択やコース選択を考えてきました。3年生は、センター入試出願や推薦入試の受検など慌ただしかったと思います。 冬季休業中は、学校で進学補習、基礎学力向上補習などもありますが、家庭での学習もしっかり続けてください。またこの休業期間に作品鑑賞や読書、スポーツ等ふだんは時間が充分取れずできていなかったことも、大いにやってみてください。 インフルエンザ流行という情報が出ています。体には十分気を付けてください。 ●冬季休業 12月23日(月)〜1月7日(火) 学校閉鎖期間 12月27日(金)〜1月4日(土) ●冬季休業中の補習 1年進学補習 12月23日(月)〜12月24日(火) 午前:学科、午後:表現基礎1 2年進学補習 12月23日(月)〜12月25日(水) 午前:学科、午後:表現基礎2 3年進学補習 12月23日(月)〜12月26日(木) 1・2年生の基礎学力向上補習は、 科目によって日程・時間が異なりますので注意してください。 ●3年センターシミュレーション 1月6日(月)・7日(火) 場所:職員会館かもがわ ●図書館開館日 12月23日(月)〜26日(木) ●冬季休業中の活動時間 9:00〜16:00 ただし進学補習受講者、1年基礎学力向上講座は朝8:30〜です。 2年生基礎学力向上講座は9:00〜です。 ●授業開始 1月8日(水)45分短縮授業、大掃除 2年「表現基礎2」 紙で作る動きのある動物たち 作品展示2年生の「表現基礎2」では立体の課題に取り組んできました。今回の紙の立体制作は、動物を観察しその動物の特徴や動きをとらえて、紙で表現します。紙の特性を理解して、強度をもちながら美しい構造体を構築するという前回の紙の立体制作の経験を活かし、動きのある美しい造形をもつ動物を作ることを目指して制作しました。 現在、保護者懇談週間でもあるので、2年生ホームルーム教室の前の廊下に展示しています。 1年「コミュニケーション英語1」の授業
1年生「コミュニケーション英語1」において、普段リスニングの学習ではリスニング教材を使用していますが、今回はまもなくクリスマスということもあり、クリスマスソング「All I Want for Christmas Is You.」を題材に学習しました。
まず、各自で英語の歌詞を聞き取りましたが、伴奏や声の強弱などで悪戦苦闘。その後、グループで英語の歌詞と、日本語訳を完成し、タブレットiPadを用いて、イラストや写真を添えてグループ毎に歌詞カードを作成し発表しました。 状況に合わせて感情を込めた日本語の歌詞が多く見られ、銅駝生らしい素敵な歌詞カードが出来ました。 京都市長のグリーティングカードのデザイン 本校生徒の作品が使われます。
昨年度に引き続き、京都市長が京都市の姉妹都市など首長や大使館、総領事などに新年のあいさつとして贈られるグリーティングカードのデザインに、本校生徒の作品を使っていただくことになりました。
今年度は、染織専攻3年生の和田奈々花さんの作品が選ばれました。今回副市長もこのデザインのグリーティングカードを使っていただけるとのことで、作品を制作した生徒、学校にとりまして大きな喜びです。 門川京都市長からそのお礼と今後の活躍を祈念していただいているお手紙もいただき、校長から本人に渡しました。 京都市PTAフェスティバル 出品の「PTA壁新聞」 学校玄関に掲示
12月14日(土)京都市PTAフェスティバルが国立京都国際会館で開催されましたが、京都市立の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・総合支援学校の各校PTAが制作された壁新聞が展示されました。
本校PTAも素晴らしい壁新聞を制作していただきましたので、現在、学校玄関に掲示をしています。ぜひご覧ください。 3年アートフロンティアコース総合的な学習の時間「美術探求F」 校長の授業
17日(火)、3年生アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」で「無言のメッセージ」という校長の授業がありました。
長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」の所蔵作品と、無言館編纂の『戦没画学生人名録』に、本校の前身「京都市立美術工芸学校」の卒業生が多数掲載されていることを戦前の歴史に触れながら紹介し、美術を学ぶ高校生として何を考えるか、課題提起をしました。 校長は、2005年京都で開催された無言館の展覧会に行った際、作品の背後にある事実を知り、ぜひ無言館を訪問したいと考えながら果たせずにいました。2015年銅駝美術工芸高等学校に着任した際、校長室にあった無言館編纂の『戦没画学生人名録』を見つけ、調べてみると本校前身の「京都市立美術工芸学校」卒業生が77名掲載されていることを確認しました。10年間果たせなかったことを実現したいと考えその夏、上田市の無言館を訪問し、たくさんの戦没画学生の作品と、遺品、資料と対面しました。 実は『戦没画学生人名録』を調べた際、掲載されている77名のうち3名の作品が本校の収蔵庫に保管されていることも判り、授業では、その作品の現物を生徒に披露し、本校漆芸専攻の教員による解説も行いました。 生徒は、自分たちの先輩に戦没画学生が多数存在したこと、美術の道を戦争で断たれてしまった青年がいたことを知り、同じ美術を学ぶものとして様々なことを深く考えたようでした。 写真上 授業の様子 下 本校所蔵の戦没画学生の作品(漆芸作品) |
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