台風の影響が,日本各地に出ています。亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに,被災された地域の一日でも早い復旧をと願います。
さて,学校では日常が戻ってきました。そして今日は珍しく教室を飛び出した子どもたちが職員室に来てくれました。嬉しいものです。節電中の電気の消えた職員室の暗〜い雰囲気を一気に照らしてくれました。消防の設備を調べていたようです。一生懸命で健気で,笑顔いっぱいの子どもたちが目の前にいることの喜びを,改めて感じることができました。(私はどんなに寂しがっているのでしょうか…?)
そして同時に考えたのは,「当たり前」のように子どもたちが登校してくる日常を,私自身疎かにしてはいないだろうかということ。災害が起こった時,水道が出ること,温かい食事をとること,仕事に行くこと,登校すること…様々なことについてそのありがたさを感じます。「当たり前」が「当たり前」ではなくなった時に大きく気付かされるのです。私自身も,おそらく多くの人も,今回の台風を通して同じようなことを感じたかもしれません。でも,日常が大きく崩れてから気付かされるのではなく,もっと「当たり前」と感じていることに対して,慈しむ毎日を生きていきたいと思うのです。
今日という日が,たくさんの「当たり前」という奇跡的なつながりによってあるのだと考えると,子どもたちが見せる笑顔が,今までと違った見え方に変わっていくように思うのです。「当たり前」にちょっと立ち止まり,感謝することもきっと大切なんだろうなと思うのです。今日は,子どもたちにそんなことを教えてもらった気がしました。
さあ,目の前の子どもたち(もちろん家族も)と今日もいっぱい笑おう!いっぱい怒ろう!いっぱい話をしよう!いっぱい,いっぱい色々なことしちゃおう!そのすべてに感謝しながら。