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最新更新日:2025/03/09 |
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科学の甲子園全国大会3日目
科学の甲子園全国大会も3日目となりました。
午前中は、特別シンポジウムがありました。タイトルは、『ポスト平成時代の新イノベーション』です。 2日目にイノベーションについてのアンケートがあり、シンポジウムでは本校の生徒の回答が取り上げられました。取り上げられた生徒は自分が思うイノベーションについて、パネリストの先生方の話を伺うことができました。 午後は表彰式でした。 残念ながら本校の受賞はなりませんでした。 それでも、他校の生徒の表彰を称える姿が見られました。 彼らも全国大会に向けて一生懸命頑張ってきました。 その健闘を称えたいです。 表彰式後は実験ショー・ブース展示があり、フェアウェルパーティーがありました。 パーティーでは他校の生徒との交流を楽しむ姿が見られました。 同じ分野に興味がある生徒を見つけ、交流を深めたようです。 さて、残すは最終日のエクスカーションのみです。 最後まで楽しみます。 写真1 実験展示ブースで他校の生徒と交流 写真2 フェアウェルパーティーの様子 ![]() ![]() 科学の甲子園全国大会2日目 実技競技
科学の甲子園全国大会もいよいよ2日目! 実技競技が3つあり、全国大会最大の山場です。
実技競技1は「地学ペンタスロン」。固体地球分野、地質分野、気象・海洋、天文分野から5つの課題が出題され、3人で協力して解いていきました。100分で5つの課題ですから、かなり慌ただしいです。生徒たちは課題の難しさを感じながらも、愉しんで課題を解決していました。 実技競技2は「糖を問う」。5種類の糖を実験をして同定するという、化学分野の競技です。これも3人で協力する競技です。100分の制限時間内にやらなければならない実験が3つあったうえに、反応に時間がかかってしまい、時間が足りなさそうでした。それでも、生徒たちは必死で課題を解いていました。 実技競技3は「ツール・ド・さいたま」です。これは1月末に資料と材料が届く事前課題でした。ジャイロ二輪車を製作し、30mを走る時間を競う競技です。 この1ヶ月半、生徒たちはあれこれ試行錯誤をして、ジャイロ二輪車を製作していました。まず、ジャイロ効果とは何か、というところから勉強を始めました。失敗の連続。心が折れそうになることもあったでしょう。それでも、彼らはあきらめませんでした。そして、ついに出発前日にほんの少しですが、ジャイロ二輪車は自立するようになったのです。 本番前日もホテルの一室に集まり、準備しておりました。ある程度手応えも感じていました。しかし、本番の製作時間は1時間。間に合うかどうか、ハラハラドキドキしながら見守っていましたが、あらかじめ準備したとおりには再現できなかったようでした。結果、本番ではジャイロ二輪車は走りませんでした。 彼らは悔しい思いをしたことと思います。結果はうまくいかなかったかもしれないですが、あれこれ試行錯誤した1ヶ月半の経験を今後に活かしてほしいと思います。 競技終了後は、天体観望会があり、参加しました。冬の大三角、冬のダイヤモンドなど、星空を見て、愉しみました。 宿に戻ってからは、反省会。競技に対する反省、これまでの取組に対する反省が様々出ました。「ああすればよかった」「こうすればよかった」などという反省もありましたが、前向きに捉えている様子でした。 全国大会の競技は終了しましたが、まだ3日目、4日目とあります。ようやく折り返し地点です。あと2日間も愉しみます! 写真1枚目 実技競技1に向かう3名 写真2枚目 実技競技2が始まるのを待つ3名 写真3枚目 いざ、実技競技3へ! ![]() ![]() ![]() 科学の甲子園全国大会1日目〜その2〜 スワップミート
科学の甲子園は、「理科・数学・情報といった分野の知識を活用する力や課題を解決する力に関する実験競技と筆記競技を行い、その総合得点を競い合う場」だけでなく、「全国の科学好きの高校生が集い、交流する場」という側面もあります。
スワップミートとは、各都道府県の代表チームがそれぞれ用意したものを持ち寄って行うお土産交換会のことです。他の都道府県の選手団に積極的に声をかけ、お互いの持参物の説明や交換をきっかけとして、交流を深めることを目的としています。生徒たちで相談した結果、京都らしいものということで「八つ橋」をお土産として持って行き、また堀川高校といえば「探究」ということで、「探究道場クリアファイル」も合わせて準備しました。 生徒たちは筆記競技が終わった後でしたが、他校の生徒との交流を楽しんだようでした。おかげさまで、八つ橋も探究道場クリアファイルも準備していた分を全て他校の生徒に渡すことができました。また、本校の生徒たちも他校の生徒からお土産をたくさんもらいました。スワップミートでの他校の生徒との交流をきっかけにして、科学の甲子園全国大会をさらに愉しんでほしいと思います。 さて、明日の2日目は実技競技が3つ続きます。そのうちの1つは、準備に多くの時間を費やした事前課題「ツール・ド・さいたま」です。「ツール・ド・さいたま」とは、ジャイロ効果を利用した二輪車を製作し、その走行距離を競う競技です。 2日目も応援よろしくお願いいたします。 写真1枚目 スワップミート準備中 写真2枚目 スワップミートで配布した八つ橋と探究道場クリアファイル 写真3枚目 他校の生徒と交流している様子 ![]() ![]() ![]() 18期生たちの「大掃除」
つい先日に卒業したばかりの18期生たちが集まり,自分たちがこの間まで使用していた自習室を中心に校内を「大掃除」してくれました。
2階の自習室はもちろんのこと,玄関や靴箱付近,カフェテリアなど,いろいろな個所を手分けしてとてもきれいに磨き上げてくれました。 卒業生たちの気持ちに感謝。 次のステージでの益々の活躍を祈っています。 ![]() ![]() ![]() 19期生「卒業生に学ぶ会」
いよいよ4月から3年生になる19期生たちのために、卒業生が集まり、「卒業生に学ぶ会」が開催されました。
集まってくれた卒業生はおよそ70名。その多くは現在3回生や4回生、または大学院に通う学生たちです。卒業生が現在専攻して学んでいる分野・研究について話を聞き、交流することで、19期生たちが将来の自分の姿を具体的に想像して、今後すべきこと、できることを明確にして、今日から行動に移してほしいとの思いから企画された会です。 約90分の交流の間、どの生徒も熱心に話を聞いたり質問をしたりして、いろいろなことを教えてもらっていました。「大学で学びたい」という意欲がより一層高まった今日の一コマでした。 ![]() ![]() ![]() 科学の甲子園全国大会1日目〜その1〜 開会式
国立研究開発法人科学技術振興機構の主催である「科学の甲子園」は、高等学校等の生徒チームを対象に、理科・数学・情報といった分野の知識を活用する力や課題を解決する力に関する実験競技と筆記競技を行い、その総合得点を競い合うイベントです。
堀川高校ハイレベル理数ゼミの生徒7名は、昨年の10月に行われた京都府予選で優秀な成績を収め、京都府代表に選ばれました。 3月15日(金)から3月18日(土)まで、埼玉県にあるソニックシティとサイデン化学アリーナで全国大会に挑んでいます。 1日目は、開会式と筆記競技です。 メンバーたちは特に緊張した様子もなく、リラックスして臨んでいます。 開会式の出場チーム紹介では、堀川高校憲章である、「ひとつになる 高みをめざす ひとりになる」を高らかに宣言しました。 4ヶ月間、全国大会に向けて様々な準備をしてきました。 準備してきたことを遺憾なく発揮し、充実した4日間にしてほしいと思います。 写真1枚目 集合写真 写真2枚目 開会式の出場チーム紹介 写真3枚目 いざ、筆記競技へ ![]() ![]() ![]() SSH重点枠ドイツ海外研修第5日目
遅くなりましたが、5日目の活動報告です。
今日は今までと異なり、ギーセンという都市に移動し、数学博物館を訪れました。一つの博物館の中に本当に様々なテーマの数学の現象を実際に体験しました。 僕が特に印象に残っているのは、無限をテーマとしたコーナーです。普段は数式でしかない無限。それを様々な切り口で体感できるという画期的なシステムが初めての経験でした。フラクタル図形の制作はとても興味深かったです。小学生くらいの小さな子どもたちでさえ、楽しそうに数3の内容に触れていることに大きな衝撃を受けました。 また、レントゲンのお墓を訪れ、日本のものとの違いを比較する機会となりました。道のりではバスを利用し、運転面や乗客面に関してもカルチャーショックを受けました。 更にフランクフルト市に帰還する際に、元々は電車を使用する予定だったのですが、強風の影響で当日の運行が全て欠便となり、帰れない状況になりました。表示板には二時間遅れという表記しかなかったのですが、インフォメーションでの案内でその事態が判明し、少し慌てふためくことになりました。最終的には、タクシーを使用できるようになり、この事態にならなければ会わなかったであろう人々との交流があり、とても良い経験となりました。 明日は最終日です。一分一秒無駄にしないようにします。 (写真上) Ralph先生とのお別れ (写真中) 数学博物館前にて (写真下) 数学博物館での様子 ![]() ![]() ![]() SSH重点枠ドイツ海外研修第4日目
4日目の活動紹介も、参加生徒から報告します。
今日の活動で学んだことの2つを共有したいと思います。 1つ目は、「普段は目にしない部分にこそ、技術が隠れている」ということです。ベルトコンベア博物館では、物の運送を展示のテーマにしています。運送と聞くと、工学の中では派手さのない分野であまり興味を持っていませんでした。しかし、運送がなければ現在の社会は成り立たない、工学の70%以上はこの運送技術に隠されているという解説や、その展示で、縦回転と横回転の力の変換技術や動滑車やサイクロイドといった物理や数学で習うことが実際の現場に応用されていることを知り、とても興味深い見学をすることができました。 2つ目は、「既知の技術を実際に作成、運用する愉しさ」です。博物館ではFischerTechnikを用いて展示物を小型モデルとして実際に組み立て、プログラミングを施すことが可能でした。ただの工作ではない、自らの手を動かして最先端技術を学べたと感じています。更に、このFischerTechnikは実際に機械やシステムを改良するにはどうすればよいかと考える時に、シミュレーションすることに非常に適しているという昨日の工場見学での解説が本当に正しいなと感じました。ベルトコンベアや空気圧を用いた工場システムを再現することが出来ることの面白さをかんじました。また、元々の展示段階でのミスをプログラミングの修正で成功させる体験はなんとも言えない愉しさがありました。 このカールスルーエでの3日間の活動の1つ1つがバラバラなようで、繋がっている。技術開発にはまだまだ自分たちの知らない愉しさが隠れているなと感じました。 (写真上)博物館で説明を受けている様子 (写真中)つかの間の休息(テーブルサッカー) (写真下)オリジナルのモデルを作ってプログラミング ![]() ![]() ![]() SSH重点枠ドイツ海外研修第3日目
3日目の活動紹介は、参加生徒からの報告です。
今日はフィッシャーの本社とフィッシャーテクニックの工場の見学に行ってきました。今回私たちが取り組んでいるフィッシャーテクニックというのは、フィッシャーという企業が取り扱っている四分野のうちの一つです。まずフィッシャーが扱っているプラスチックやスチール製の部品を作る工場を見学し、また若手の教育プログラムについても教えていただきました。日本では、工場見学は見学者専用の通路を通り、全体を上から見下ろすというイメージが強かったのですが、今回は機械のすぐそばまでいくことができ、実際に働いている方と同じ目線に立つことができたのがとても新鮮でした。また、何よりも驚いたのが、この工場ではより効率よく作業を進めるために、日本のトヨタの看板方式を導入していたことです。最後にはおみやげもたくさんいただき、フィッシャーテクニックについて日本でもっと広げたい、広げなければという思いを新たにしました。 夜はRalph先生の家に招待され、ドイツの伝統的な食事をいただきました。英語・ドイツ語・日本語の飛び交う食卓はなかなか経験できるものでなく、とても楽しかったです。日本が好きだというRalph先生のおうちではお香が焚かれていて、また日本刀や抹茶茶碗など日本人の私たちでも持っていないようなものがたくさんありました。 一日一日が飛ぶように過ぎていく中、この研修も折り返し地点に来てしまいました。残りの研修も一日一日を大切に過ごし、精一杯楽しみ、最大限の学びを得たいと思います。 (写真上)International Sales DirectorのLaurenz Wohlfarth氏とともに (写真中)fischer本社の入り口 (写真下)fischer博物館で説明を受けている様子 ![]() ![]() ![]() SSH重点枠ドイツ海外研修第2日目
今日はカールスルーエ教育大学でRalph Hansmann先生によるワークショップ形式の授業に参加しました。
最初は、直流と交流についてクイズ形式の問題に取り組み、頭の体操をするところから始まりました。そのあと浮力をテーマにした実験を自分たちで道具を作りながら体験した後、理論も勉強したり、アメンボが水面を泳ぐ(浮かぶ)理屈を考えその模型を作る方法を教えてもらったりしました。 ランチタイムの後にはカールスルーエ教育大学の学長室を訪れ、学長であるKlaus Peter Rippe先生と少しお話させてもらう時間をいただきました。 午後からはいよいよfischertechnikについて豊富なパーツを使いながら、それぞれが様々なモデルを作成しました。 Fischertechnikに習熟した後は、カールスルーエ工科経済大学のJurgen Walter先生からfischertechnikで作成したモデルを使いプログラミングを用いて生徒一人ひとりの描きたい図形を描きました。 その途中には休憩も兼ねて実際にロボットアームを作成している研究室を訪問し、実際に動いているところを見せていただきました。 今日は盛りだくさんの一日で日本ではなかなかできない体験を通して多くの刺激を受けました。 以下は参加生徒のコメントです。 「今日はカールスルーエ教育大学でのワークショップに参加しました。Ralph先生に物理に関するお話を聞いたり、fischertecnikを触ったり、ロボットのプログラミングをしたりしました。 Ralph先生のお話では、浮力に関することを実験やそれにかかわる歴史ななどを聞き、高校の物理や小中学校で学んだことを少し違った角度から英語で改めて勉強するという新鮮な体験ができました。 また、fischertechnikと教育に関して研究されているRalphさんの教育への考え方や実践されている教育方法についてもお聞きし、日本との違いを知って実際に授業を受けてみたいと思いました。 Fischertechnikを使った実習では、これまで使ってきたパーツだけでなく本場だけあって様々なパーツがあって、Ralph先生のサポートでドイツならではの体験ができ全員楽しく楽しく活動できました。 ロボットの動きをコントロールするプログラミングでは、ロボットの後ろにペンを指して自分の名前を書いたりHORIKAWAの文字を書こうとしたりとそれぞれが試行錯誤しながら全員が集中して取り組みました。予想以上に様々なことが体験できた密度の濃い一日でした。」 (写真上)ワークショップでの様子 (写真中)Klaus Peter Rippe学長(真ん中)、Mutfried Hartmann副学部長(右)、Ralph Hansmann先生(左) (写真下)カールスルーエ工科経済大学の研究室を訪問した様子 ![]() ![]() ![]() |
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