最新更新日:2024/09/20 | |
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2年「コミュニケーション英語2」 ディベートの手法を使って5日(火)本日より、1年生は学年末考査今日、5日から8日まで1年生は学年末考査です。 2年生は授業をしている中、今年度最後の考査に取り組んでいます。 体調に気を付けて、最後まで頑張れ。学年末考査が終われば、美術見学旅行です。 1年生 「美術見学旅行」の研修冊子 完成 データでも共有1年生の「美術見学旅行」の研修冊子が完成し、一部印刷物でも作成しましたが、原稿はデジタル化し、Classiに配信してあります。生徒だけでなく保護者もClassiにログインすることで、データで確認していただけます。 冊子作成にあたり、生徒のイラストが随所に取り入れられていて、銅駝らしい冊子となりました。データの配信や閲覧においてもiPadやベネッセのClassiを活用することで簡便にできます。現地でもiPadを持参しグループ研修に活用するとともに、教員がClassi上に写真を掲載することで、現地の様子を保護者が携帯電話等でもログインしてご覧いただけます。これも銅駝らしいスタイルです。 1年生の美術見学旅行は、3月12日(火)〜14日(木)まで2泊3日の日程で、倉敷、瀬戸内、高松方面に行きます。 ・1日目 京都駅前からバスで出発 倉敷美観地区、大原美術館 ・2日目 フェリーで直島へ ベネッセ・ミュージアム、地中美術館、家プロジェクト ・3日目 金刀比羅金丸座 高松市美術館 3月8日の1年学年末考査終了後、結団式です。 京都市生涯学習総合センター 広報誌「まなびすと」に、本校の浴衣着付けの授業の記事
本校では、家庭科の授業で、浴衣の着付けについて講師をお招きして体験授業を行っています。
講師に来ていただいている柾木良子先生は、本校染織科卒業生でもあり、京都市社会教育委員、同志社大学講師等、各方面で活躍されておられます。 広報誌「まなびすと」の「京都社会教育委員のコラム・まなびいのつぼ」のコーナーでこれまでの着付け体験講座のこと、着物文化の大切さを発信されてきたことを書かれています。 今年度本校で講義、実技をしていただいた時の様子も写真を入れて紹介していただきました。 本校での浴衣の授業の様子はこのホームページでも紹介しました。 (6月12日・19日記事) こちらから →https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?... →https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?... 本校と京都市交通局連携プロジェクト 市バス観光系統「洛バス」車内アート完成 京都市交通局より3月17日(日)の京都駅前でのお披露目式、3月18日からの運航開始に先駆けて、京都市交通局より、制作したアートフロンティアコースの教室内に作品紹介の掲示物、制作したイラストを使った記念の缶バッジをいただきました。 過日の卒業式の日に当該クラスに掲示するとともに缶バッジを渡しました。 学びをアクティブに! 1年 総合的な学習の時間「美術探求」 西洋美術史概説「美術作品とは何か?」教材は、担当教員が、タブレットiPadにアプリiTunesUで制作し、画像や動画、課題などが準備されています。生徒のiPadにも配信することで、円滑に授業が進められます。 画像や動画についての生徒の気づき、感じたこと、疑問は、iTunesUの投稿機能を使って、生徒がiPadで入力して送信するとすぐに前のスクリーンに次々表示され、みんなで共有することができます。 アクティブラーニングルームには個人学習、グループ学習などがしやすいように可動式の机・椅子を入れています。またグループごとに学習の場面で使う小ぶりのホワイトボードも用意してあるので、学習をアクティブに進めることができます。 この日、グループで出し合った意見は画用紙に書き込み、ホワイトボードに掲示しながら、講座全体に向けて発表しました。 3月1日(金) PTA主催「卒業生・保護者の集い」
3月1日(金)卒業式の午後、PTA主催の「卒業生・保護者の集い」が学校近くのフォーチュンガーデンで開催されました。
保護者・卒業生あわせて約90名のご参加で、楽しく和やかな催しとなりました。参加された保護者の方々からは、子どもが学校が楽しい楽しいと言ってくれた、毎日学校のことを家で話してくれるのが楽しみだった、これからその話が聞けなくなると思うと寂しい、銅駝に子どもが入学できてよかった、とお話しされました。 最後にチャペルで参加者全員の記念写真を撮りました。 3月1日 第39回卒業式
3月1日、穏やかな天候のもと、第39回卒業式を挙行いたしました。京都市教育委員会、PTA、美工交友会、京都パレスライオンズクラブ、銅駝自治連合会よりご来賓をお招きし、多数の保護者の皆様にご出席いただき、厳粛な中に心のこもった温かい卒業式となりました。
卒業証書授与では、校長が壇上で一人一人の卒業生に卒業証書を授与しました。卒業生の中には、卒業制作で制作した着物を着ている生徒もいました。 校長式辞では、卒業生と3日間を過ごした1年次の美術見学旅行を振り返り、瀬戸内国際芸術祭でアートによる海や島々に新しい息吹が起こったことを紹介し、それぞれの新しいステージで「アートが社会の灯台」となるような実践をしてほしいと期待を述べました。また自動車会社で、デザイナーをはじめ各部門のスペシャリストが専門を越えてチームで自動車の開発・生産をしたこと、最先端技術を駆使した自動車の開発において日本のモノづくりや伝統の美から学んだことを紹介し、一見遠く離れたものがアートによってつながることで新しい価値を創造していける可能性に確信を持ち、予測不可能な時代にアートを学んできたことを活かして社会的課題に向き合ってほしいとメッセージを送りました。 卒業生答辞では、入学するまでは、美術はただ絵を描くことだけだったが、卒業制作を発表した美工作品展では、自分の思いが作品を通して誰かに伝わる経験をしたこと。一人だったらもの作りの苦しみに負けてしまうかもしれないが、一緒に作品制作をした友人がいたからこそ学べた、高校で美術を学ぶ理由は、互いに刺激を与え合い、支え合い、尊重し合える友に出会うため。そんな友と過ごしたかけがえのない3年間は私たちの誇りであると語りました。 PTA会長の祝辞では、青年期に悩んだり、寄り道したり、遠回りするようなことがあってもこれからのそれぞれの人生にきっと力になるはず、銅駝で学んだこと、銅駝生であったことを誇りに新しいそれぞれの場所で活躍してほしいと励ましていただきました。 卒業歌は、スピッツの「楓」。指揮、ピアノ演奏も生徒代表が行い素晴らしいハーモニーを響かせました。式典終了後、「卒業生の時間」となり、卒業生の制作スタッフが長い期間制作した「一冊のスケッチブックから」という3年間の思い出、残しておきたい言葉、教職員のメッセージをまとめた映像を披露しました。 銅駝生らしくひとり一人の個性と気持ちを重ね、お互いを讃えあえた、そしてご来賓、保護者、在校生、教職員の温かい祝福に包まれた素晴らしい卒業式でした。 平成30年度 第39回卒業式 式辞
式 辞
風光る3月を迎え、鴨川の明るい水音が学び舎にとどく今日の佳き日、3年生の巣立ちの日となりました。 本日、京都市教育委員会をはじめ、PTA役員の皆様、並びに平素よりご支援をいただいております美工交友会、京都パレスライオンズクラブ、銅駝自治連合会よりお越しくださいましたご来賓の皆様、そして多数の保護者の皆様のご臨席を賜り、第39回京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業式を挙行できますことを、心より感謝し、教職員を代表いたしましてお礼申し上げます。 先ほど87名の生徒の皆さんに、卒業証書を授与いたしました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。美術専門高校での3年間の学びを全うし、ここに晴れて卒業の日を迎えられたこと、心よりお祝いいたします。 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様は本校で確かな力を身に着けられ、立派に成長されました。この3年間、本校の教育活動に深いご理解と温かいご協力を賜りましたこと、高い所からではございますが厚くお礼申し上げます。 さて卒業生の皆さん。皆さんは明治13年、1880年に創立された京都府画学校以来139年の歴史と伝統をもつ美術学校の卒業生として、社会に巣立ちます。その誇りと大きな志をもって、それぞれの新しい道を歩み始めてください。 卒業される皆さんに2つのお話をします。皆さんと過ごした月日を思い返すと、私はまず1年生の時の美術見学旅行のことが思い出されます。倉敷の大原美術館、豊島や犬島、直島のアート作品を皆さんがじっと動かず鑑賞しスケッチをする姿、作品から発せられるメッセージを体中で受けとめようとしている姿に心を動かされました。美術専門高校で学ぶ生徒はこれほどまでしっかり美術作品と対面し、対話できるのだと感心しました。瀬戸内海の島々を舞台に2010年から開催されてきた瀬戸内国際芸術祭のテーマは「海の復権」。太古の時代より人々や文化・物資の交通路であり、人間の生活・生命を支えてきた瀬戸内海は、近代以降、産業開発優先による環境破壊やハンセン病の隔離政策、過疎高齢化による地域力の衰退、海の価値の喪失という課題を抱えてきました。芸術祭は、海・島・人に焦点をあて、島それぞれの個性を大切にしながら、アートの力で課題にアプローチし、展望を切り拓く取り組みでした。芸術祭は3年に一度の開催。しかし芸術祭が開催されない年も、今やアートの力が地域にとってなくてはならない基盤となっており、芸術祭の総合ディレクターを務めた北川フラムさんは、アートが「島の灯台」として機能し始めていると述べています。アートが個人の自己表現に留まらず、傷ついたものを癒やし、閉ざされていたものを解放し、失われていくものを復活させて新たな息吹を起こす。そのような、アートが「社会の灯台」となるように、皆さんがそれぞれの新しいステージで実践していってくれることを期待しています。 2つ目の話。自動車メーカー・マツダで、デザイン部門担当していた前田育男氏の著書『デザインが日本を変える』には、2016年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー賞、デザイン部門賞をタブル受賞した自動車の開発に至る過程が書かれています。それまでマツダでは、デザイン本部と車体の技術製作部門との接点がないシステムでしたが、この時は、デザイナー、エンジニア、生産担当者など各部門のスペシャリストが最初の段階からチームを作って、開発、生産にあたる仕組みに変更したそうです。「理想をつくるために現実を変える」という思考の転換により、閉じていた各部門が共に創る「共創」を生み出したのです。そして近年マツダでは、新潟県燕市の銅器づくりの職人や広島県の漆芸家とのコラボレーションを行っているそうです。最先端の科学技術を結集させた自動車の開発にあたり、一見遠く離れた存在に思われがちな伝統的な日本の美、日本のモノづくりに注目したのです。多くのものの自動化が進む中、「職人たちはモノとの対話をどのように進めているのか」「意識の高い職人と交流を持つことで、自分たちも簡単に車のデザインを作ってはいけない、もっととことんまで魂を込めないと人の心を動かす作品など作れない」そんな心構えで、世界で高く評価される自動車を開発したのです。戦前の物理学者・随筆家の寺田寅彦は、「科学者と芸術家の生命とするところは創作である。他人の芸術の模倣は自分の芸術でないと同様に、他人の研究を繰り返すのみでは科学者の研究ではない。」また、「観察力が科学者・芸術家に必要なことはもちろんであるが、これと同じように創造力も両者に必要なものである」と述べ、相容れないもののように思われている「科学者と芸術家」に、実は共通点があると指摘しています。科学と芸術、最先端技術と伝統の美、このような異なるもの、離れているものに接点を見つけ、対話し協働することで新たな可能性が生まれるのです。アートは、自分だけの閉ざされた世界ではありません。今後ますます人工知能AIが発達し、予測不可能な時代になると言われていますが、アートを学んできた皆さんは、常に問いを持ち、人と対話し、人と協働して社会的課題に向き合ってください。そして、社会から課題というボールを投げられた時にキャッチできる、さらに社会に課題というボールを投げられるような人になってください。 今年4回目の「瀬戸内国際芸術祭」が開催されます。公式サイトには「この先地球上に人が生きること、展望を持つこと」を考え、「瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指す」と書かれています。地図で見れば海の中に散在している島々。皆さんと一緒にアートの島を訪問した私は、海によって島と島とが離れ離れになっているのではなく、海が、そしてアートが島と島との繋がりをつくっている、という感覚をもちました。離れているものはそのまま孤立しているのではなく、アートの視点や力によって、独自性をもったままつながることができ、そこに新たな価値や魅力が生まれる。アートに未来が託されていることを私たちは忘れてはなりません。 いよいよお別れです。個性を認め合い、切磋琢磨しながら学びと制作を重ね、立派に成長した皆さんは、本校の誇りです。卒業後、離れ離れになっても、皆さんは瀬戸内の個性ある島々のようにアートによってつながっています。銅駝から巣立つ皆さんが、多様性を大切にしながら異なるものの間に新たなつながり、可能性を創り出す担い手として、地域で、日本で、そして世界で自分らしく希望をもって活躍してくれることを心より期待し、式辞といたします。 平成31年3月1日 京都市立銅駝美術工芸高等学校長 吉 田 功 |
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